80:名無しNIPPER[saga]
2017/09/01(金) 00:19:05.97 ID:gRyzT9wx0
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翌日、お昼を少し過ぎたくらいの時間に事務所に入った都であるが、なにやら事務所が騒がしい。
見ると、悲しそうな顔をした龍崎薫と、慰めるように神谷奈緒、北条加蓮が立っていた。
「おや、どうかしましたか?」
「おお、都か、おはよ」
「ちょっと、薫ちゃんが、ね」
「?」
本人に聞くのが早いということなのだろう。
「どうしたんですか?」
「かおるの……プリンが……」
「ほほう……」
どうやら、冷蔵庫に入れてあった薫のプリンが、誰かに食べられてしまったらしい。
薫の話では、昨日の仕事帰りにプロデューサーに買ってもらったのだが、交通渋滞に巻き込まれたせいで事務所に戻るのが遅くなってしまい、翌日食べようと冷蔵庫に入れておいたとのこと。
しかし、薫が先ほど出社した時にはなくなっていたようだ。
「なるほど、任せてください! 必ずやこの事件、解決してみせます!」
「ホント!? みやこちゃん、お願いしまー!」
純粋な目で都を見つめる薫。
これで何もわからなかったら申し訳ないのだが、そんなことは考えていられない。
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