仮面ライダークウガ 狼戻
1- 20
11:名無しNIPPER[sage saga]
2017/08/22(火) 23:08:30.82 ID:vKuk8wMb0
「リントの言葉で話したいのか。ならばそれでもよかろう。俺はお前の勝利を認めない。真のンの称号は俺にのみ相応しいのだからな!」

「ダグバは......第零号はもういない」

「嘘をつけ。その血の匂いは確かにダグバのそれのはずだ」
以下略 AAS



12:名無しNIPPER[sage saga]
2017/08/22(火) 23:08:58.20 ID:vKuk8wMb0
その日の昼頃。一条は沢渡桜子の下を訪れていた。今回の事件について、何か碑文に手がかりがないか聞き出すためだ。
すると興味深いことがわかった。

桜子の話によると、遥か昔に行われたゲゲルで勝ち進んだ二人のグロンギ族がいた。名前はそれぞれ、ゴ・ダグバ・バとゴ・ガミオ・ダ。二人の激しい戦闘の末に勝利したのはダグバ。このためにダグバはンへと昇格した。ガミオはとどめを刺される前に逃げ出した。と書かれていたという。

以下略 AAS



13:名無しNIPPER[sage saga]
2017/08/22(火) 23:09:58.44 ID:vKuk8wMb0
「岐阜県本巣市曽井中島で123人が亡くなられたそうです。死因は昨日と同様です!」

「遂に県を越えましたね......」


以下略 AAS



14:名無しNIPPER[sage saga]
2017/08/22(火) 23:10:40.43 ID:vKuk8wMb0
(わざわざ町字まで指定しているということは、大切なのはここなのだろう。少し前に沢渡さんにグロンギ語について教わったことがあったな......確か......)

(その読み方だと例えば武節町はヅゲヅラヂ、曽井中島はゴギババギラ......まるで意味がわからない......)


以下略 AAS



15:名無しNIPPER[sage saga]
2017/08/22(火) 23:11:13.81 ID:vKuk8wMb0
「一条、この一連の事件に法則なんて無いんじゃねえか? だいたいゲゲルは集団の中で競うものだったはずだ」


連日の疲れからか、杉田がぽろっと口に出した。

以下略 AAS



16:名無しNIPPER[sage saga]
2017/08/22(火) 23:11:47.52 ID:vKuk8wMb0
「一条、お前いい加減マナーモードを覚えろよ......」

「すみません......」

「あっ!」
以下略 AAS



17:名無しNIPPER[sage saga]
2017/08/22(火) 23:12:30.68 ID:vKuk8wMb0
「ところで一条、"が"とか"べ"と打ちたいときはどうすればいいんだ?」

「杉田さん今まで知らなかったんですか? 濁音がつくのは......あっ!」

「実際のメールとは違って、この暗号が11をが行、12をざ行などとしていたら......」
以下略 AAS



18:ミス[sage saga]
2017/08/22(火) 23:13:49.88 ID:vKuk8wMb0
不明の文章になってしまった。


19:名無しNIPPER[sage saga]
2017/08/22(火) 23:14:19.84 ID:vKuk8wMb0
「あの......」

「なにかな? 笹山君」

「1があ行、2がか行で0がわ行って考えは十進法的な考えだったじゃないですか。でもグロンギ族は確か.....」
以下略 AAS



20:名無しNIPPER[sage saga]
2017/08/22(火) 23:14:51.50 ID:vKuk8wMb0
「どういうことなんだ? 沢渡さんの言っていたことも踏まえると、これはガミオからダグバへのメッセージということか?」

「もしかして......ガミオはダグバに復讐しようとしているんじゃ......」


以下略 AAS



21:名無しNIPPER[sage saga]
2017/08/22(火) 23:15:35.47 ID:vKuk8wMb0
一条の推理はこうだ。被害にあった、三つの地名の頭文字を繋げると"ぶそぐ"となる。それをグロンギ語とした上で和訳すると"くろう"となる。ガミオは九郎ヶ岳という言葉を作りながら、徐々にそこに近づいているのではないかというもの。

だとすれば少なくとも、あと三つの場所が襲われてしまう。この推理が正しいとすれば、次に狙われるのは岐阜県、もしくは長野県の"が"から始まるところだ。


以下略 AAS



38Res/26.03 KB
↑[8] 前[4] 次[6] 書[5] 板[3] 1-[1] l20




VIPサービス増築中!
携帯うpろだ|隙間うpろだ
Powered By VIPservice