12:名無しNIPPER[sage saga]
2017/08/22(火) 23:08:58.20 ID:vKuk8wMb0
その日の昼頃。一条は沢渡桜子の下を訪れていた。今回の事件について、何か碑文に手がかりがないか聞き出すためだ。
すると興味深いことがわかった。
桜子の話によると、遥か昔に行われたゲゲルで勝ち進んだ二人のグロンギ族がいた。名前はそれぞれ、ゴ・ダグバ・バとゴ・ガミオ・ダ。二人の激しい戦闘の末に勝利したのはダグバ。このためにダグバはンへと昇格した。ガミオはとどめを刺される前に逃げ出した。と書かれていたという。
(現在生き残っている未確認生命体がいるとすれば、それはこのガミオという奴に他ならない)
一条はその場を後にすると捜査本部へと戻った。
「一条、何か収穫はあったか?」
杉田に聞かれると一条は、桜子から得た情報をその場の全員に伝えた。
各々がそれについて意見を交わしているときに、笹山がそれを遮った。次の被害者が現れたようだ。
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