22:名無しNIPPER[sage saga]
2017/08/22(火) 23:16:09.36 ID:vKuk8wMb0
「多いな......すべての地点を守ろうとしたら力が分散され、いざガミオが出現したときに倒せなくなるかもしれん......」
杉田の指摘はもっともだった。かといって、どこか一つにやまをはることなど不可能だ。
23:名無しNIPPER[sage saga]
2017/08/22(火) 23:16:37.03 ID:vKuk8wMb0
同日、午後11時30分。五代も、ガミオの出した謎を解き明かしていた。
五代は次の犯行現場までは予測出来なかったものの、ゴウラムの前足に掴まって岐阜県へと移動。
緑の金のクウガに変身して気配を探っているが、なかなか発見できずにいた。
24:名無しNIPPER[sage saga]
2017/08/22(火) 23:17:08.32 ID:vKuk8wMb0
「ここからはリントの気配が感じられる」
岐阜県岐阜市学園町。そこにン・ガミオ・ゼダの姿があった。
その町はすでにひとっこ一人いなくなっていた。そのため、暗号製作が出来ず困惑しているガミオ。
25:名無しNIPPER[sage saga]
2017/08/22(火) 23:17:49.71 ID:vKuk8wMb0
「おりゃぁぁぁ!!」
青の金のクウガはリーチの長さに優れる。なのでガミオより先に攻撃を当てることができた。
だがガミオの胸に浮かび上がった紋章は、書き消されてしまった。
26:名無しNIPPER[sage saga]
2017/08/22(火) 23:18:31.99 ID:vKuk8wMb0
「まだだ......!」
だけどこのままでは、どっちみちやられてしまう。そう考えたクウガは、赤の金のクウガへ超変身を遂げた。
27:名無しNIPPER[sage saga]
2017/08/22(火) 23:18:58.78 ID:vKuk8wMb0
「なんだと? 五代君がいるのか?」
「はい......現在赤の金の4号が、ガミオと交戦中です」
28:名無しNIPPER[sage saga]
2017/08/22(火) 23:20:04.01 ID:vKuk8wMb0
『なんて様だガミオ。折角拾ってやった恩を忘れたか?』
「な......なんだ?」
29:名無しNIPPER[sage saga]
2017/08/22(火) 23:20:31.66 ID:vKuk8wMb0
(あそこにいるのは一条さんか......その弾が効かなかったということは......)
現在の戦力を冷静に考えたクウガ。咄嗟に黒い影をガミオから遠ざける。
一条はその隙を見逃さず、ガミオに発砲。ガミオは再び倒れ、やがて人間の姿へ戻った。すなわち、完全に息の根を止めることに成功したのだ。
30:名無しNIPPER[sage saga]
2017/08/22(火) 23:20:59.45 ID:vKuk8wMb0
相変わらず町は静寂と闇に包まれている。
赤の金のクウガと黒い人影の戦いは、お互いに決め手に欠ける泥試合となっていた。
黒い人影の正体は異星人。宇宙から体を極小化し、直径10cmの超小型宇宙船に乗ってガミオを連れてやって来た未知の存在である。
31:名無しNIPPER[sage saga]
2017/08/22(火) 23:21:49.14 ID:vKuk8wMb0
『なかなかやるな......これは使える』
「このままじゃ......よし......超変身!」
32:名無しNIPPER[sage saga]
2017/08/22(火) 23:22:24.36 ID:vKuk8wMb0
そのとき銃声が鳴り響いた。
弾は正確にクウガを避けて影に当たった。
「はぁ......はぁ......」
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