女「犠牲の都市で人が死ぬ」 男「……仕方のないこと、なんだと思う」
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168:名無しNIPPER[saga]
2017/09/15(金) 00:50:34.11 ID:jX7ap57O0



 その装置には人を一人、収容するスペースがあった。

以下略 AAS



169:名無しNIPPER[saga]
2017/09/15(金) 00:51:05.85 ID:jX7ap57O0
 ◇


 暗く、よどんだ穴倉から。
 なにかを呪う声が聞こえる。
以下略 AAS



170:名無しNIPPER[saga]
2017/09/15(金) 00:51:32.92 ID:jX7ap57O0



 僕はゆっくりを目を開く。いや、目という表現は仮のもので、僕がそう認識しているだけだろう。
 目の前に何かが浮いていた。そいつはわけもわからないことを叫び、消えていった。
以下略 AAS



171:名無しNIPPER[saga]
2017/09/15(金) 00:52:02.92 ID:jX7ap57O0

「うるさい……うるさい」

 なにもかもなくなってしまえばいいのに。こんな欠陥だらけの感情も。苦しいだけの思い出も。
 なにかを言いかけてやめる彼女の姿があった。少し恥ずかしそうにしていて、やっぱりやめておこう、という感じの。
以下略 AAS



172:名無しNIPPER[saga]
2017/09/15(金) 00:52:39.00 ID:jX7ap57O0

「本当に?」

 自分が言っているのか、誰が言っているのか。

以下略 AAS



173:名無しNIPPER[saga]
2017/09/15(金) 00:53:05.55 ID:jX7ap57O0


 ――世界全体は救われるべきだ。
 ――けれど救われないのが現実だというのなら。
 ――現実的に可能な限り、助けになりたいと願う。
以下略 AAS



174:名無しNIPPER[saga]
2017/09/15(金) 00:53:36.33 ID:jX7ap57O0

「優しい奴こそ、救われるべきなんだ」
「でも、結果がでていない」
「でも、僕こそは、僕だけしか君を助けられないというのなら、助けてあげたいんだよ」

以下略 AAS



175:名無しNIPPER[saga]
2017/09/15(金) 00:54:04.21 ID:jX7ap57O0

 ◇


「ほんとうにいいの? 都市の人たちはどうなるの?」
以下略 AAS



176:名無しNIPPER[saga]
2017/09/15(金) 00:54:32.08 ID:jX7ap57O0

 ◇



以下略 AAS



177:名無しNIPPER[saga]
2017/09/15(金) 00:55:00.94 ID:jX7ap57O0

「気を引き締めろ。次の犠牲の猶予は長い。だが長すぎる。平和ボケして次の犠牲を失敗して終わらせる、なんてことにはするな」

 次の犠牲の期間は長い。八百年という歳月は、人の脳裏からシステムを消すのに十分だ。絶対の統治も、それを補強する法も、年月が腐らせていく。それを絶対にあってはならないことだ。

以下略 AAS



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