ある門番たちの日常のようです
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284: ◆vVnRDWXUNzh3[saga]
2017/09/20(水) 23:34:31.90 ID:zaZUfR/t0



2017?4/23
基礎訓練期間を終えて、今日から私も正式に海上自衛隊付の「艦娘」として大洗鎮守府に着任することになった。基本は警備府での哨戒任務からと聞いていたのだが、私は成績が優秀だったそうでいきなり通常規模の鎮守府勤務だ。
以下略 AAS



285: ◆vVnRDWXUNzh3[saga]
2017/09/20(水) 23:49:49.95 ID:zaZUfR/t0
2017/5/18
近隣の警備府に用事があり早朝哨戒の帰り際に立ち寄ったのだが、門番が所謂“双子”で少し面食らった。
アレほどそっくりな兄弟というのはなかなかお目にかかれない、雷と電も真っ青だろう。
少し立ち話をしてみたが、なかなか愉快な奴等だった。今度酒でも酌み交わしてみたいものだ。

以下略 AAS



286: ◆vVnRDWXUNzh3[sage saga]
2017/09/21(木) 00:18:10.39 ID:M1x5lU2S0
2017/6/3
訓練をサボった望月を探しに行ったら、奴は部屋でテレビを見ていた。あにめいしょんという奴で、何かクラゲみたいなキャラクター(( ^^ω)←絵にするとこんな感じ)が少年と交流する話らしい。
望月を叱るつもりで部屋に突入した私は、うっかりこのあにめいしょんを一緒に見入ってしまった。
結果、私も一緒に提督に怒られる。
一生の不覚だ……
以下略 AAS



287: ◆vVnRDWXUNzh3[saga]
2017/09/21(木) 14:36:24.54 ID:M1x5lU2S0
2017/6/16
おかしい。
私が記憶する限り、大日本帝国の軍艦として戦っていた時分にあんな巨大な船は見たことがない。
昨日はついつい流してしまったが、進水年まで同じなら流石に覚えているはずだ。
それとも、“軍艦”としての記憶の残り方には個人差があるのだろうか?
以下略 AAS



288: ◆vVnRDWXUNzh3[saga]
2017/09/21(木) 17:22:26.30 ID:M1x5lU2S0
2017/7/4
在日米軍、海上自衛隊、そして横須賀や呉の“司令府”所属艦娘達による大規模訓練が行われたとニュースでやっていた。
……ここに来た頃の私なら、自分も一刻も早くこんな場に参加できるよう研磨を積まなければと決意を新たにしたことだろう。
でも、今の私は胸に渦巻く疑問に悶え、とても士気を奮い立たせる気にならない。
いったい、私はどうなってしまったんだろう。
以下略 AAS



289: ◆vVnRDWXUNzh3[saga]
2017/09/21(木) 17:48:55.82 ID:M1x5lU2S0


《眼が覚めたようだね、製造No.83。

あぁ、安心してくれ。ご覧の通り我々は君に危害を加えるつもりはない。拘束も加えていなければ周りに武器を持った人影もないだろう?》
以下略 AAS



290: ◆vVnRDWXUNzh3[saga]
2017/09/21(木) 19:38:22.71 ID:M1x5lU2S0





以下略 AAS



291: ◆vVnRDWXUNzh3[saga]
2017/09/21(木) 20:02:43.42 ID:M1x5lU2S0
「…………うーん」

一度構えを解いて、青葉は足下に転がっていたイ級だかハ級だかの下顎を拾い上げてみる。これでもかと言うほど意味の無い行為なのだが、どうにも拍子抜けしてしまった彼女は次の行動への思考を取り戻すのに若干のタイムラグを要している。

「まさか、本当に一発の弾丸も使わずに済んでしまうとは思いませんでしたねぇ………」
以下略 AAS



292: ◆vVnRDWXUNzh3[saga]
2017/09/21(木) 20:27:04.36 ID:M1x5lU2S0
しばしその表情のまま腰に手を当てて固まっていた青葉は、彼方で炸裂した爆発音でようやく我に返る。

『ウォオオアアアアアアアアアアアッ!!!!?』

視線を其方に向ければ、丁度flagshipと思われる大型のト級が吹き飛ばされた左頭から煙を上げながら斃れていくところだった。
以下略 AAS



293: ◆vVnRDWXUNzh3[saga]
2017/09/21(木) 21:59:10.69 ID:M1x5lU2S0
「…………」

ふと、青葉は気づいた。ここまで考てようやく違和感にたどり着いた自分へ若干の苛立ちを感じつつ、彼女は周囲の様子に全神経を集中しながら再び構える。

「静かすぎる、よね」
以下略 AAS



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