ある門番たちの日常のようです
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289: ◆vVnRDWXUNzh3[saga]
2017/09/21(木) 17:48:55.82 ID:M1x5lU2S0


《眼が覚めたようだね、製造No.83。

あぁ、安心してくれ。ご覧の通り我々は君に危害を加えるつもりはない。拘束も加えていなければ周りに武器を持った人影もないだろう?》

《ただ、部屋に関しては戦車道にも使われる特殊カーボンを何十層にも渡って重ねた強固な壁を用意させて貰った。艤装を使えるならいざ知らず、君達の腕力を持ってしても破壊は困難なので悪しからず》

《……回りくどく話を続けてもこんがらがるだけだ。単刀直入に行こう。

君の書いていた日記は押収し、我々の方で読ませて貰った。乙女に対する仕打ちではないことを重々承知しているが、我々人類にはそういったものに配慮をする余裕が現在なくなりつつある。

そして少なくともこの二、三ヶ月で完全に無くなる可能性が極めて高い───我々はそう予測している》

《我々が非人道的な手法で君を連れ去る直前、最後に日記に書かれていたであろう内容………これは正しい。艦娘にも一般にも公にされていないが、君は真実に辿り着いた。───本来艦娘の諸君には辿り着けない、辿り着いてはいけない“真実”に》

《フィクションの世界なら君はこのままひっそりと消されるところだな、ハハハ………うむ、笑えない話だったな、すまない。話しにくいのでカメラを悪鬼羅刹の形相で睨むのをやめてくれ》

《さて、ここから先の話だが、まず君には“全ての真実”を包み隠さず伝えよう。だが一方で、君に“今後に関する選択肢”は現時点では存在しない。

なので、最初にしておかなければならない挨拶をすませておくよ》







(`・ι・´)《私はアルタイム=スモールウッド。この“艦隊”の総提督を担っている。

“海軍”へようこそ》


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