32:名無しNIPPER[saga]
2017/07/10(月) 22:54:48.57 ID:otTlPJINo
「はぁっ…ひぃー、やっぱり俺は運動不足だよ」
プロデューサーさんはまだ肩で息をしています。
33:名無しNIPPER[saga]
2017/07/10(月) 22:56:09.17 ID:otTlPJINo
「Pさんっ、もう一回だけ、手ちょっと出してもらえますかっ」
「えっ。お、おう」
34:4. 恋はむずかしい[saga]
2017/07/10(月) 22:57:08.26 ID:otTlPJINo
◇
「難しいんです、せんぱいっ!」
35:名無しNIPPER[saga]
2017/07/10(月) 22:57:35.57 ID:otTlPJINo
「そうなんでしょうかっ。やっぱり同じ陸上部だったり、学生だったりするから、
部活とか学校生活とかではそのまま演じられるんですが……」
「恋愛のところですか?」
36:名無しNIPPER[saga]
2017/07/10(月) 22:58:08.24 ID:otTlPJINo
恋愛がどういうものなのか、知らないわけではありません。
恋をしていることがどんな感じなのかも、ちゃんと勉強して、レッスンしました。
でも、例えば、
37:名無しNIPPER[saga]
2017/07/10(月) 22:58:38.39 ID:otTlPJINo
「今はこのままでもいいのかもしれませんっ。
でも、エンディングは告白するシーンなので……。
そういう大事なところで気持ちが伝わらなかったらどうしようって」
38:名無しNIPPER[saga]
2017/07/10(月) 22:59:04.33 ID:otTlPJINo
「そうですね。悠貴ちゃん、例えば……
学校のクラスとかでこの人いいなって思ったことはありませんか?」
39:名無しNIPPER[saga]
2017/07/10(月) 22:59:34.36 ID:otTlPJINo
「じゃあ……プロデューサーさんはどうですか?」
えっ、ええっ! そこでプロデューサーさんがどうして出てくるんですかっ。
40:名無しNIPPER[saga]
2017/07/10(月) 23:00:09.41 ID:otTlPJINo
「えっと。プロデューサーさんは……こんな私でも可愛いアイドルにしてくれてっ。
ずーっと憧れてたキラキラした人になるためにサポートしてくれて」
41:名無しNIPPER[saga]
2017/07/10(月) 23:00:49.50 ID:otTlPJINo
「で、でも。例えば、私は泰葉さんも一緒にいると安心できて大切な人だなって思っていてっ」
「悠貴ちゃんにそう言ってもらえるのは嬉しいですね。可愛い後輩ですから♪」
42:名無しNIPPER[saga]
2017/07/10(月) 23:01:22.15 ID:otTlPJINo
「あのっ、泰葉さんは……その、恋をしたことあるんですかっ?」
「はい、私は恋をしていますよ」
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