【ミリマス】ザ・ミリオンオールスターズ! 〜銀河の果てまで届けちゃいM@S〜
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1: ◆Xz5sQ/W/66[saga]
2017/06/20(火) 20:10:14.60 ID:Uk8Ct2Aw0
・アイドル【idol】の意味。
・1.偶像。2.崇拝される人や物。3.憧れの的。
・4.超人的な能力を有する人材の俗称。もしかして:ヒーロー。

===序幕「遠い星から夢を越えて」

 そも! 世界を動かすのはいつでも欲望と言う名の感情なのだ。
「もっと分かりやすく!」と言うならば、それは願いと言い換えたって構わない。

 さらに願いは善と悪とに分けることができ、二つは度々衝突する。

 例えばそう、人々の希望を背負うミライたちお騒がせ魔法少女の一行が
「光のクラウン」と呼ばれる美しい王冠を冷たい湖の底よりやっとの思いで引き揚げたのと、
 絶望の化身たる悪魔軍団の本格的な攻撃が、彼女たちを襲ったのは殆ど同時のことだった。


 一体どうしてこうなったのか? 

 説明すれば簡単で、ミライたちの住まう平和な星を裏から脅かす混沌は腐敗と暴力、
 そして破壊の風となって世に吹き荒れ、彼女たちの住む星を徐々に覆いつくさんとしていたからである。

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2: ◆Xz5sQ/W/66[saga]
2017/06/20(火) 20:14:45.42 ID:Uk8Ct2Aw0

 そしてまた、哀れなオイカワファームの牛さんたちも日に日にすさむ世を儚み、
 ストレスから乳の出も悪くなっていく一方だと……。

 そんな話を牧場主から聞いた時、ミライはバターミルクを飲み干したばかりのグラスを持ったまま、
以下略 AAS



3: ◆Xz5sQ/W/66[saga]
2017/06/20(火) 20:19:49.00 ID:Uk8Ct2Aw0

「ミライ! まだクラウンの使い方は分からへんの!?」

「倒しても倒しても……えーいっ! キリが無いよ!」

以下略 AAS



4: ◆Xz5sQ/W/66[saga]
2017/06/20(火) 20:24:39.89 ID:Uk8Ct2Aw0

 一方、そんな三人が作る三角形のフォーメーション。

 その中心では『どんな願いでも叶えてくれる』とこの星に言い伝えらえて来た"光のクラウン"を前にして、
 マジカル☆カナとマジカル☆ミライの二人が必死に頭を悩ませているところであった。
以下略 AAS



5: ◆Xz5sQ/W/66[saga]
2017/06/20(火) 20:26:37.47 ID:Uk8Ct2Aw0

「王冠なんだから頭に乗せて、それで呪文は? 魔法式は!?」

「だから肝心のその部分が、古すぎて読めないんだって〜!」

以下略 AAS



6: ◆Xz5sQ/W/66[saga]
2017/06/20(火) 20:29:54.49 ID:Uk8Ct2Aw0

「これで、さっきの汚名は挽回だね!」

 げに美しきは可憐な乙女の友情かな。

以下略 AAS



7: ◆Xz5sQ/W/66[saga]
2017/06/20(火) 20:35:41.29 ID:Uk8Ct2Aw0

 それが一体何者であるか、ミライたち五人は嫌と言うほど知っていた。

「おや、おや、おや……。これはまた、随分と景気の悪い顔じゃないか」

以下略 AAS



8: ◆Xz5sQ/W/66[saga]
2017/06/20(火) 20:38:46.80 ID:Uk8Ct2Aw0
===

 まるで蛇に睨まれた蛙のように。

 身じろぎもできない五人の前まで悠々とした足取りでやって来ると、影は大げさなお辞儀をして見せた
以下略 AAS



9: ◆Xz5sQ/W/66[saga]
2017/06/20(火) 20:41:04.67 ID:Uk8Ct2Aw0

「フッフッフッ、ハァーハッハッハッ!」

 次いで、その身を仰け反らせながら放たれる嘲笑。

以下略 AAS



10: ◆Xz5sQ/W/66[saga]
2017/06/20(火) 20:45:18.34 ID:Uk8Ct2Aw0

「無様なものだなぁ……実に! なによりお前たちのようにドジで、グズで、
 お間抜けな三下マジカルガールなど、初めから私の敵では無かったが――」

 そうして喋り続けるは、罵倒、罵声、悪態の山。
以下略 AAS



11: ◆Xz5sQ/W/66[saga]
2017/06/20(火) 20:47:26.25 ID:Uk8Ct2Aw0

「ああ、もう! このっ! このっ!」

「なんで!? 魔法が全然効かないよぉ〜!!」

以下略 AAS



12: ◆Xz5sQ/W/66[saga]
2017/06/20(火) 20:50:21.83 ID:Uk8Ct2Aw0
===

 ――北上麗花は夢を見た。

 それは不思議な力を持つ五人の少女が巨悪に立ち向かう夢であり、
以下略 AAS



13: ◆Xz5sQ/W/66[saga]
2017/06/20(火) 20:54:56.50 ID:Uk8Ct2Aw0

「ふわ、あ……あぅ」

 寝ぼけまなこを擦って大あくび。

以下略 AAS



14: ◆Xz5sQ/W/66[saga]
2017/06/20(火) 20:58:01.93 ID:Uk8Ct2Aw0
===第一幕「その一日はエイプリルフール」

 ああ、素晴らしきかなエイプリルフール! 
 この感動を伝えるためにも今一度。ああ! 素晴らしきかなエイプリルフール! 

以下略 AAS



15: ◆Xz5sQ/W/66[saga]
2017/06/20(火) 21:01:27.39 ID:Uk8Ct2Aw0

 例えばそう、ここに一人の男が居る。
 彼は今、死んだ魚のような目で手にした人形の頭を撫でていた。

 なにもひと月早い五月病でも、心が病んでしまっているワケでもない。
以下略 AAS



16: ◆Xz5sQ/W/66[saga]
2017/06/20(火) 21:04:01.66 ID:Uk8Ct2Aw0

「まさかな。以前からちょくちょく聞いてたけど、茜のヤツ本気だったとは……」

 記念すべき765体目の人形を出荷用の段ボール箱に詰めこむと、
 男は呆れとも感心ともつかぬ調子で呟いた。
以下略 AAS



17: ◆Xz5sQ/W/66[saga]
2017/06/20(火) 21:07:15.97 ID:Uk8Ct2Aw0

「今日と言う日は我が765プロダクションにとって記念すべき一日になるんですよ? 
 もっとシャキッと、嬉しそうな顔をしててください」

「記念すべき一日だって? ウチが名誉ある茜ちゃん人形製作所、
以下略 AAS



18: ◆Xz5sQ/W/66[saga]
2017/06/20(火) 21:09:26.94 ID:Uk8Ct2Aw0

 とはいえ、それもたった今律子が述べた通り。

 全ては所属アイドルたちの日頃の頑張りの成果であり、
 さらには彼女たちと二人三脚でここまで歩んで来たスタッフ陣の屈力あってこそ。
以下略 AAS



19: ◆Xz5sQ/W/66[saga]
2017/06/20(火) 21:11:19.27 ID:Uk8Ct2Aw0
===

 例え仕事や部活が休みでも、仲の良い友人たちが集まる場所なら自然と足が向いてしまう。

 麗花が事務所を訪れたのは、つまりはそういう理由から。
以下略 AAS



20: ◆Xz5sQ/W/66[saga]
2017/06/20(火) 21:13:32.35 ID:Uk8Ct2Aw0

「うーん、どうしようかな……」

「おいこら麗花」

以下略 AAS



21: ◆Xz5sQ/W/66[saga]
2017/06/20(火) 21:15:36.53 ID:Uk8Ct2Aw0

「もう、なんですか?」

 そのうえ小首を傾げると、甘えるように肩をすくめて見せたのだ。

以下略 AAS



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