【ミリマス】ザ・ミリオンオールスターズ! 〜銀河の果てまで届けちゃいM@S〜
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19: ◆Xz5sQ/W/66[saga]
2017/06/20(火) 21:11:19.27 ID:Uk8Ct2Aw0
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 例え仕事や部活が休みでも、仲の良い友人たちが集まる場所なら自然と足が向いてしまう。

 麗花が事務所を訪れたのは、つまりはそういう理由から。

「とはいえ……。せっかく来てくれたのに悪いな、麗花。
 俺は仕事があって、相手をするのは難しそうなんだ」

 ところがだ、麗花の当ては外れてしまう。

 非番で訪れた事務所には大量の人形に埋もれた男以外に人はおらず、
 普段ならば待機中のアイドルたちで賑わう談話スペースも、今は出荷を待つ段ボールが山と積まれているだけだ。

「そうなんですか? 残念……」

 口元に手を当てながら呟いて、悲し気な表情を浮かべた麗花に男は申し訳ないとはにかんだ。

 すると彼女も彼の気持ちに応えるため、そしてなにより自分の受けたショックの大きさを表すために、
 肩にかけていた大きな鞄を豪快に床へと取り落とす。……ガシャン!


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