10:一応「僕だけがいない街」のSSです。[sage]
2017/06/02(金) 11:55:51.69 ID:VPQvh9xf0
こんなの、悟に聞かれたら、馬鹿って言われるに違いない。
でも、それを聞いてくれる悟は、もうずっと眠ったままだ。
だから私は、『もしあの時に戻れたなら、悟を拒絶したい』そう思うに至っていた。
私が例え虐待され続けて、もしそれで死んでしまって、そんな未来があったとしても、悟には生きていて欲しいんだ。
そう思えるだけのものを、私は充分に悟から貰った。
11:衝動的に書き始めたので書き溜めないです。遅いかも、許して。[sage]
2017/06/02(金) 11:57:46.42 ID:VPQvh9xf0
それでも。
私は、思わずにはいられないのだ。
12:なのでモチベが続く限り、需要がある限りは書いていきたい[sage]
2017/06/02(金) 12:00:46.43 ID:VPQvh9xf0
「あ……。目、ちょっと腫れてる」
歯磨きをしながら鏡を見ると、私の瞼は赤く腫れていた。
「……一限目は遅刻してくべか」
13:ゆっくりにでも、始めたからには投げ出さない……つもりなので、お付き合いいただければ幸いです[sage]
2017/06/02(金) 12:11:01.47 ID:VPQvh9xf0
水で顔を軽く注ぎながら、さっきの事をちょっとだけ考えてみた。
「……悟」
軽く顔を拭いて、自室に戻る。
14:雛月加代ちゃん可愛い[sage]
2017/06/02(金) 12:17:56.60 ID:VPQvh9xf0
「何事も踏み込んでみること。それを教えてくれたのも、悟だべ」
悟は何もなかった私に、いろんな物を与えてくれた。
感性なんて、よくよく考えてみれば育って行く上での見聞きから作られるものなのだから、少年漫画だって少女が好める可能性は幾らでもある。
15:雛月加代ちゃん可愛い[sage]
2017/06/02(金) 12:18:50.08 ID:VPQvh9xf0
16:雛月加代ちゃん可愛い[saga]
2017/06/02(金) 12:24:24.28 ID:VPQvh9xf0
―――――
―――
――
17:雛月加代ちゃん可愛い[saga]
2017/06/02(金) 12:26:48.60 ID:VPQvh9xf0
え?
え?
は??
18:雛月加代ちゃん可愛い[saga]
2017/06/02(金) 12:28:57.76 ID:VPQvh9xf0
忘れるはずがない。
全てはここから始まった。
そして、同時に激しい嫌悪感に苛まれる事になった。
「うぇ、ぷ……」
19:雛月加代ちゃん可愛い[saga]
2017/06/02(金) 12:38:48.60 ID:VPQvh9xf0
私は急いで身支度を整える。体のそこかしこにあった痣を隠すために、冷やしたり、目新しい傷はマフラーで隠したり、極力その痕跡を残さないように。
そして、前よりもっとしっかりと、誰にも気付かれないように。
今の私にはその知恵があった。
時刻は朝の8時。日付は……2月15日の、月曜日だ。
そういえばあの日の私も遅刻していったっけ。
20:雛月加代ちゃん可愛い[saga]
2017/06/02(金) 12:39:14.72 ID:VPQvh9xf0
休憩
21:名無しNIPPER[sage]
2017/06/02(金) 13:07:12.47 ID:XG8Ndme6O
おう見てるぞ
22:名無しNIPPER[sage]
2017/06/02(金) 21:14:31.27 ID:equ8/pUho
続けて、どうぞ
23:雛月加代ちゃん可愛い[age]
2017/06/04(日) 07:59:24.71 ID:GQ1RtyMX0
ちょい忙しくて書けてなかった、申し訳ないです。
再開しますが、本人証明の為にコテあったほうがいいですかね?
24: ◆pYeaDGyi0Qrt[saga]
2017/06/04(日) 08:02:46.29 ID:GQ1RtyMX0
これで再開します
遅筆だけどご容赦!
25: ◆pYeaDGyi0Qrt[saga]
2017/06/04(日) 08:15:39.97 ID:GQ1RtyMX0
ざむ、ざむ、ざむ……。
雪を踏む音が、晴れない灰色の空へと投げ出され、そして吸い込まれるように消えてった。
私の足跡も、遠くの方は降り積もる雪で消えている。
26: ◆pYeaDGyi0Qrt[saga]
2017/06/04(日) 08:35:30.12 ID:GQ1RtyMX0
ばすっ。
なんだか虚しい気持ちになって、軽く雪を蹴飛ばした。少しだけ、懐かしい痣の痛みが太ももへと走る。
「いっ……」
27: ◆pYeaDGyi0Qrt[saga]
2017/06/04(日) 08:41:11.20 ID:GQ1RtyMX0
気がつくと校舎についていた。
私が2年前まで通っていた、小学校へ。
今の私があることの、始まりの地へ。
そして……
28: ◆pYeaDGyi0Qrt[saga]
2017/06/04(日) 08:45:27.58 ID:GQ1RtyMX0
(悟!!)
「悟!!」
声に出ていた。
私の馬鹿。
29: ◆pYeaDGyi0Qrt[sage]
2017/06/04(日) 08:49:49.04 ID:GQ1RtyMX0
ごめんなさい、序盤の方に少し書き直したいことが出来たのと、タイトルに変更を加えたいので、HTML依頼を出した後に立て直します。新スレのURLを貼りますので少々お待ちください。
30: ◆pYeaDGyi0Qrt[sage]
2017/06/04(日) 11:06:45.26 ID:GQ1RtyMX0
【僕だけがいない街】「悟と過ごした時間があったから、あたしは幸せになれた」
ex14.vip2ch.com
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