10:一応「僕だけがいない街」のSSです。[sage]
2017/06/02(金) 11:55:51.69 ID:VPQvh9xf0
こんなの、悟に聞かれたら、馬鹿って言われるに違いない。
でも、それを聞いてくれる悟は、もうずっと眠ったままだ。
だから私は、『もしあの時に戻れたなら、悟を拒絶したい』そう思うに至っていた。
私が例え虐待され続けて、もしそれで死んでしまって、そんな未来があったとしても、悟には生きていて欲しいんだ。
そう思えるだけのものを、私は充分に悟から貰った。
だからもう満足、だなんていうのは、今の環境が作られた事に胡座をかいて語ってるだけの、自己中心的な願いなのかもしれない。
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