274: ◆PChhdNeYjM[saga]
2017/06/13(火) 22:37:01.04 ID:7v9q17ymO
――気付けば俺は、涙を流していた。
きっと、作者が彼女であると知らなければ、
275: ◆PChhdNeYjM[saga]
2017/06/13(火) 22:39:12.23 ID:7v9q17ymO
男(……何だ? 最後のページは……あとがき?)
276: ◆PChhdNeYjM[saga]
2017/06/13(火) 22:42:12.64 ID:7v9q17ymO
『気が付けば私は、貴方に恋をしていました』
『ええ、そうです。会って間もない、4月のうちに』
277: ◆PChhdNeYjM[saga]
2017/06/13(火) 22:42:50.00 ID:7v9q17ymO
手術、当日。
俺はこの日、仕事を休んだ。
278: ◆PChhdNeYjM[saga]
2017/06/13(火) 22:43:46.60 ID:7v9q17ymO
手術は、予定では4時間で終わるはずだった。
彼女が扉の向こうへ姿を消した時、時計の秒針は10時を回っていた。
279: ◆PChhdNeYjM[saga]
2017/06/13(火) 22:45:25.47 ID:7v9q17ymO
時計の短針が6の数字を通り過ぎ、ようやく手術室の扉が開いた。
予定の二倍もの時間がかかった手術で、何も起きなかったわけがない。
280: ◆PChhdNeYjM[saga]
2017/06/13(火) 22:46:01.43 ID:7v9q17ymO
次回の更新が最後となります
281:名無しNIPPER[sage]
2017/06/13(火) 23:05:07.52 ID:HggcV3Ne0
意識戻るのか
神よ
282:名無しNIPPER[sage]
2017/06/14(水) 09:40:36.95 ID:YqMEp/9Po
まつわ
283: ◆PChhdNeYjM[saga]
2017/06/15(木) 23:07:57.99 ID:r9yqUWKuO
手術から、1週間が過ぎた。
あれから俺は、毎日この病室を訪れている。
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