3:名無しNIPPER[sage saga]
2017/04/23(日) 23:52:47.91 ID:p+cBhhHk0
ボロアパート
「んあ〜!疲れたー!」
清潔とは言いがたい6畳1間の万年床に身を横たえた満はそのまま
4:名無しNIPPER[sage saga]
2017/04/23(日) 23:53:25.53 ID:p+cBhhHk0
誰でも良いから認めて欲しかった。
だけど現実は誰からも認められず、誰からも相手にされない自分が
こうして一人で眠っているだけでしかない。
5:名無しNIPPER[sage saga]
2017/04/23(日) 23:54:06.13 ID:p+cBhhHk0
漫画に出てくる主人公は拳を握りしめたら、まるで天からの恵みのように
摩訶不思議な力を授かっていた。
現実だってそうだ。
6:名無しNIPPER[sage saga]
2017/04/23(日) 23:54:31.24 ID:p+cBhhHk0
〜〜
鏡の中
何もかもが反転した鏡写しの世界。といっても、そこは自分の部屋と
7:名無しNIPPER[sage saga]
2017/04/23(日) 23:55:05.67 ID:p+cBhhHk0
そうだ。確かにさっきの声はこいつの声だった。
欲しいか?お前の人生を変える力を。
ああそうだ。欲しいとも!
8:名無しNIPPER[sage saga]
2017/04/23(日) 23:55:33.03 ID:p+cBhhHk0
「なるほど。つまりライダーに変身し、ライダーやモンスターを倒せ」
「ふーん。これを持ってるやつを倒せばいい訳ね」
「要するに、このカードデッキってやつで変身してこの世界で闘う。と?」
9:名無しNIPPER[sage saga]
2017/04/23(日) 23:56:06.17 ID:p+cBhhHk0
「ライダーはカードを使い、相手やモンスターを倒す」
「お前のデッキを貸せ」
満からデッキを渡された士郎は、その中から何枚かのカードを引き抜き、
10:名無しNIPPER[sage saga]
2017/04/23(日) 23:56:33.62 ID:p+cBhhHk0
「うん、まぁ...で、次のカードは...ん、紋章か、これ?」
「それはファイナルベント。必殺技のカードだ」
「相手に直撃すれば、一撃でとどめを刺せる切り札だ」
11:名無しNIPPER[sage saga]
2017/04/23(日) 23:57:16.29 ID:p+cBhhHk0
「ふざけんなよ!これ思い切り外れじゃねぇか!」
「なんだよ鹿って?舐めてんのかお前!」
「ガゼルだ」
12:名無しNIPPER[sage saga]
2017/04/23(日) 23:57:51.70 ID:p+cBhhHk0
「...そうだ。お前はこの装備で戦うしかない」
「分かった...なんて言うわけないだろ!」
「いいか、じゃあ一つ聞かせてくれ。ちゃんと答えろよ?」
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