479: ◆FlW2v5zETA[saga]
2018/06/02(土) 06:40:56.48 ID:n943p0E7O
「……来ないでください。でなければあなた達を殺します。」
「……っ!?君を人質に取った男を、庇うと言うのか?」
480: ◆FlW2v5zETA[saga]
2018/06/02(土) 06:42:02.85 ID:n943p0E7O
ジュンの肩を担いで、私は浜を歩き出しました。
担いだ方の肩に血が沁みて、それが次第に冷たくなって行く。
重いなぁ……上手く歩けないよ。
481: ◆FlW2v5zETA[saga]
2018/06/02(土) 06:43:10.35 ID:n943p0E7O
「ここは…あの岩か?」
「……うん。そうだよ。」
482: ◆FlW2v5zETA[saga]
2018/06/02(土) 06:44:54.56 ID:n943p0E7O
「……あったかいなぁ…。」
「…………ごめん。笑えないよ…。」
483: ◆FlW2v5zETA[saga]
2018/06/02(土) 06:45:44.26 ID:n943p0E7O
484: ◆FlW2v5zETA[saga]
2018/06/02(土) 06:46:39.86 ID:n943p0E7O
「………ジュン。」
名前を呼んで、唇を重ねて。
485: ◆FlW2v5zETA[saga]
2018/06/02(土) 06:47:39.25 ID:n943p0E7O
「…………ジュン。」
486: ◆FlW2v5zETA[saga]
2018/06/02(土) 06:48:15.79 ID:n943p0E7O
487: ◆FlW2v5zETA[saga]
2018/06/02(土) 06:49:02.78 ID:n943p0E7O
488: ◆FlW2v5zETA[saga]
2018/06/02(土) 06:50:41.55 ID:n943p0E7O
………………弾切れ。
…………そっか。逃げる時、乱射してたのは…。
489: ◆FlW2v5zETA[saga]
2018/06/02(土) 06:51:31.81 ID:n943p0E7O
何度揺すっても、目を覚ます事は無くて。
それでもずっと、笑顔は崩れないままで。
遺体に縋り付いて、私は嗚咽を漏らすばかりでした。
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