434: ◆FlW2v5zETA[saga]
2018/04/10(火) 22:41:09.25 ID:Lc80g2O1O
「ふぅ…ふう…。」
扶桑さんはもう、反撃する力も無いのでしょう。
息を荒げながら、尚も殺意のこもった目を山城ちゃんへと向けていて。
435: ◆FlW2v5zETA[saga]
2018/04/10(火) 22:42:28.48 ID:Lc80g2O1O
「ふふ……そう、ね……アヤメ…あなたの言う通りだわ…。」
「お姉、ちゃん…。」
436: ◆FlW2v5zETA[saga]
2018/04/10(火) 22:43:57.50 ID:Lc80g2O1O
「お姉ちゃん…動いちゃダメよ!!」
「お願い…どいて……一人で、立てるわ…。」
437: ◆FlW2v5zETA[saga]
2018/04/10(火) 22:49:45.84 ID:Lc80g2O1O
「……ままならないもんだな。理想的な日々って奴は、どこまでも逃げて行く。」
「ふふ…『バラ色の日々』かしら?追いかけても追いかけても、どこまでも逃げて行く…。
438: ◆FlW2v5zETA[saga]
2018/04/10(火) 22:50:42.25 ID:Lc80g2O1O
銃声が響いた後には、ただ静寂が訪れて。
壁の穴から入る潮騒だけが、私達に時を教えている。
心臓を貫いた弾は、扶桑さんの意識を奪っていました。
439: ◆FlW2v5zETA[saga]
2018/04/10(火) 22:52:15.23 ID:Lc80g2O1O
こうして終戦までの間で、最も忘れ難い戦いは終わりました。
後はもう、消化試合のようなものでした。
私達は今まで以上に死力を尽くして…ただ殺して、殺して…全ての怒りをぶつけるかのように、死体の山を築き上げて。
440: ◆FlW2v5zETA[saga]
2018/04/10(火) 22:53:24.53 ID:Lc80g2O1O
さーて、買い物買い物っと。
最寄りのコンビニまでは、原付飛ばせばすぐ。
買い物もだけど…ちょっと今日は、やる事あるんだよね。
441: ◆FlW2v5zETA[saga]
2018/04/10(火) 22:54:04.16 ID:Lc80g2O1O
442: ◆FlW2v5zETA[saga]
2018/04/10(火) 22:55:49.35 ID:Lc80g2O1O
ふふ、提督がいなくなったら、どうなっちゃうかな?きっと壊れちゃうかな?
でもそんな時こそ…この頼れる親友の衣笠さんの登場ってわけ。
もう一生私から離れられなくなるぐらい、ずっとずっと側で支えてあげなくちゃ…。
443: ◆FlW2v5zETA[saga]
2018/04/10(火) 22:56:41.35 ID:Lc80g2O1O
えーと、使い方は確か…100円入れて……ダイヤルを押して……あっ、掛かった。
「もしもし………。」
444: ◆FlW2v5zETA[saga]
2018/04/10(火) 22:57:25.74 ID:Lc80g2O1O
今回はここまで。
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