俺ガイルSS 『思いのほか壁ドンは難しい』 その他 Part2
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597:[sage]
2019/07/07(日) 22:39:40.86 ID:VlhyZjJS0

その時、何の脈絡もなく俺の脳裏に林間学校の夜の出来事が思い出された。

あの晩、就寝間際に戸部から好きな女性の名を訊かれた葉山はイニシャルでひと言“Y”と答えている。

以下略 AAS



598:名無しNIPPER
2019/07/07(日) 22:43:45.83 ID:VlhyZjJS0

「 ―――――― 随分と趣味の悪い冗談ですね」


敢えて場の空気を読もうともせず、無理矢理茶化すように口を挿んだのは他ならぬ俺自身だ。
以下略 AAS



599:[sage]
2019/07/07(日) 22:46:22.18 ID:VlhyZjJS0

陽乃「あーあ、なんか白けちゃったなー」

やや間を置いて、溜め息とともに告げられたそのひと言で、限界まで張り詰めていた空気が緩む。

以下略 AAS



600:1[sage]
2019/07/07(日) 22:48:02.08 ID:VlhyZjJS0

しかし、それよりも何よりも、俺にはしなければならないことがあった。今、この機会を逃せばチャンスは二度と巡って来ないかもしれない。


八幡「 ―――― 雪ノ下」
以下略 AAS



601:[sage]
2019/07/07(日) 22:51:04.06 ID:VlhyZjJS0

やや間を置いて、おずおずと振り向いた彼女の視線は相変わらず俺に向けられることはなく、だが、その瞳が微かに揺れ動いているのがわかった。

いざ声をかけはしたものの、何をどう伝えたらいいのかすらわからない。中途半端に上げた手が行き場を失い、どこにもたどり着けぬまま悪戯に彷徨う。

以下略 AAS



602:[sage]
2019/07/07(日) 22:52:47.30 ID:VlhyZjJS0


「 ――――― はっ、あんたにいったいあの子の何がわかるって言うのさ」


以下略 AAS



603:1[sage]
2019/07/07(日) 22:56:23.78 ID:VlhyZjJS0

その時、思いがけず声を上げたのは三浦だった。

義憤に駆られ怒りに燃える瞳は真っすぐに陽乃さんへと向けられ、その苛立ちに渦巻く黒く猛々しいオーラを身に纏った姿はまさに俺の知る獄焔の女王。

以下略 AAS



604:1[sage]
2019/07/07(日) 22:58:48.79 ID:VlhyZjJS0

三浦「あんた、いいの? ホントにそれでいいわけ? あの子だって、結衣だって絶対そんなの望んでいないし」

珍しく自分に向けられた慮るような言葉に、雪ノ下が儚げな笑みを浮かべて応える。

以下略 AAS



605:1[sage]
2019/07/07(日) 23:01:12.92 ID:VlhyZjJS0

短いですが、キリがいいのでこの辺りで。ノシ゛

できれば今週中にもう1回。


606:1[sage]
2019/07/13(土) 20:16:30.67 ID:SkCQuLIZ0

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