モバP「世界中にヒーローと侵略者が現れた世界で」part13
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171: ◆6J9WcYpFe2[sage saga]
2016/05/27(金) 12:44:33.28 ID:7a7NVyyR0
近くに戦車がいなくなったことを確認して、ポストマンさんは車を止めました。

「………びっくりしたぁ☆」

「………本当にギリギリでしたねっ」
以下略 AAS



172: ◆6J9WcYpFe2[sage saga]
2016/05/27(金) 12:51:17.63 ID:7a7NVyyR0
今回は以上っ!
次回はやっとチカちゃんの家に………つけるかなあ?
ただ、かなり上手く行き過ぎてるので、何らかの波乱はあるのかも。

とりあえず、これからもちょこちょことですが書いていきますので、よろしくお願いします。
以下略 AAS



173: ◆zvY2y1UzWw[sage]
2016/05/27(金) 21:35:27.19 ID:XyKHqr8N0
おつです
凛ちゃんのまさかの発言に笑った…ww研究対象が目の前にいて必死だったとはいえww
やっぱり戦車が襲ってくる憤怒の街の危険度は高いなと改めて認識し…簀巻デレラ…ww


174: ◆An8BJh0Y1A[sage]
2016/05/28(土) 20:25:18.16 ID:MTQmSyk0O
乙ですです

改めてマストレさんと怠(惰な感)情Pを予約させて頂きます


175:名無しNIPPER[saga sage]
2016/06/10(金) 21:46:02.78 ID:cqJ1gQLKo
忘れないうちにそろそろ保守


176: ◆GPqSPFyVMNeP[sage saga]
2016/06/17(金) 21:56:29.88 ID:Lzf9MzY5O
ドーモ
あんまり長くないやつ投下します


177: ◆GPqSPFyVMNeP[sage saga]
2016/06/17(金) 21:59:33.35 ID:Lzf9MzY5O

「アラァ、おかえり洋子ちゃん」

 思いがけぬ声に斉藤洋子は立ち止まり、その方向を見やった。恰幅の良い白髪の婦人が、こっちヨと言わんばかりにニンマリと笑み、手招きしていた。
 日課の早朝クライムハントジョギングを終えたばかりの洋子は軽く会釈し、一瞬の思考で次にとるべき行動を選び取った。
以下略 AAS



178: ◆GPqSPFyVMNeP[sage saga]
2016/06/17(金) 22:02:36.72 ID:Lzf9MzY5O

 およそ10秒後、再びパタパタと現れた彼女は、身の丈の半分はあろうかという大きな段ボール箱を抱えていた。

「洋子ちゃん昨日留守してたでしょ? 宅配便来たけど、あんまり大荷物だからアタシの方で預かっててね、早いうちに渡せて良かったワ。あ、中身は見てないからネ、トーゼンだけど、ネ、安心なさいな」

以下略 AAS



179: ◆GPqSPFyVMNeP[sage saga]
2016/06/17(金) 22:06:56.90 ID:Lzf9MzY5O

 炎の能力者となって以来、洋子の体温は平熱でも40℃近い。自慢の美肌、起伏に富んだ肢体を流れ伝う42℃の湯も、彼女にとってはぬるま湯に等しい。
 シャワーを浴びてリフレッシュ完了した今、洋子の思考は底抜けに前向きだ。降ってわいた面倒事も実際チャンス。
 封筒の中身は何らかの美容セミナー案内状であり、外装の脱力感とは真逆のいやに凝ったレイアウトが、文面からにじみ出る胡散臭さをいくらか軽減していた。
 無論、そういったごまかしは洋子に通用するはずがなく、むしろ彼女は腹立たしささえ感じた。
以下略 AAS



180: ◆GPqSPFyVMNeP[sage saga]
2016/06/17(金) 22:10:00.01 ID:Lzf9MzY5O

 飾り気のない下着はハカクドーで5組1000円の特価品。実家から届いたばかりの仕送りから引っ張り出したTシャツとショートパンツは成長期途中に着ていた古いもので、ワンサイズ小さい。
 炎の踊り子装束を纏うたび、元の衣服は焼失する。ヒーローとして戦い暮らすことは、洋子が思っていた以上に、年頃の娘の大切な何かを犠牲にしているようだった。

「せめて、ちゃんとしたものを着られるぐらいには……」
以下略 AAS



181: ◆GPqSPFyVMNeP[sage saga]
2016/06/17(金) 22:13:15.18 ID:Lzf9MzY5O
 〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜

 問題の美容セミナーの会場は旧東京エリア・シタマチの一画、何らかの更地に(おそらく無許可で)建てられた大規模プレハブ建造物であった。
 受付で案内状を提示すると、『美容エキス』とプリントされた袋――キャンディの試供品――を手渡された。これが記念品であろう。
 会場に集まった客の年齢層は概ね二極化しており、美容に敏感かつ社会人より時間の融通が利く思春期付近の学生と、相当額を貯め込んでいるであろう高齢者が目立つ。
以下略 AAS



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