モバP「世界中にヒーローと侵略者が現れた世界で」part13
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◆GPqSPFyVMNeP
[sage saga]
2016/06/17(金) 22:02:36.72 ID:Lzf9MzY5O
およそ10秒後、再びパタパタと現れた彼女は、身の丈の半分はあろうかという大きな段ボール箱を抱えていた。
「洋子ちゃん昨日留守してたでしょ? 宅配便来たけど、あんまり大荷物だからアタシの方で預かっててね、早いうちに渡せて良かったワ。あ、中身は見てないからネ、トーゼンだけど、ネ、安心なさいな」
洋子はズシリと重い段ボール箱を受け取り、その上にしめやかに鎮座するオマケ……センスの疑わしいゴシック体で『ミラクルご案内』『あなただけ特別』など刺激的フレーズが印刷された茶封筒を見つけた。
「これもですか?」
「あ、ソレね、アタシの代わりに顔出しといてちょうだい。なんか記念品とか貰えるんだって。洋子ちゃんにあげるから。ネ?」
「えっ?」
「洋子ちゃんにもタメになると思うから。ホラ、なんか美容に興味、みたいなこと言ってたじゃない?」
「え、ええと……あ、はい、ありがとうございます」
洋子の答えは曖昧であったが、オーヤ婆はもはや用済みとばかりに、普段使いより二回りも大きなバッグを抱え、抜かりなく施錠して足早に去った。
取り残された洋子は、茶封筒に視線を落とし、ウーンと唸った。ひとまず荷物を持ち帰るのが先決か。彼女は104号室へと歩いた。
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