56:名無しNIPPER[sage]
2016/06/01(水) 19:19:58.04 ID:OPjEn+aU0
やべえ、自己保守
「便座鉄道の夜」とか面白そうだな…
57:名無しNIPPER[saga]
2016/06/08(水) 02:23:27.57 ID:zkSeOWuZ0
その41.〜「マッチ売りのマホ」の巻〜
58:名無しNIPPER[saga]
2016/06/08(水) 02:44:54.06 ID:zkSeOWuZ0
家々の窓という窓から、明かりが外へさしてきて、ガチョウの焼き肉のいい匂いが往来までプンプンと漂っていました。
それもそのはず、今日はクリスマス・イブですもの! 豪華なご馳走の匂いと一緒に、楽しそうにはしゃぐ幼い子どもたちの声も聞こえてきます。
59:名無しNIPPER[saga]
2016/06/08(水) 02:48:21.37 ID:zkSeOWuZ0
シュッ ボオォ・・・!
マホ「あぁ・・・」
60:名無しNIPPER[saga]
2016/06/08(水) 03:02:14.83 ID:zkSeOWuZ0
マホ「え? あれ? ふわああぁ・・・??」
目をまるくするマホの前で… マッチの火の光の中に、ポッカリと穴があき… その穴はどんどん大きくなって、中に輝くばかりに白い布をかけたテーブルが現れたのです。
61:名無しNIPPER
2016/06/08(水) 03:07:55.37 ID:zkSeOWuZ0
シュッ! ボオオォ・・・ッ!
マホはあわてて新しいマッチをすりました。 あの女神様にもう一度現れてもらうためです。
62:名無しNIPPER[saga]
2016/06/08(水) 03:18:19.02 ID:zkSeOWuZ0
今回現れたのは、どこぞの痛々しいアイドル(28)とどこか面影の似ている、なかなかのおもちをおもちの若い女の人でした。
美月「あら、道に迷ったの? ここはお菓子のお店よ?」
63:名無しNIPPER[saga]
2016/06/08(水) 03:22:55.12 ID:zkSeOWuZ0
美月「しっつれーしちゃうね! みつつ、よく中学生に間違えられるのに、おばさんですって…?」
マホ「は?」
64:名無しNIPPER[saga]
2016/06/08(水) 03:26:39.70 ID:zkSeOWuZ0
マホ「うぅ…! 風越のキャプテンさん… もう一度出てきてください!」シュッ!
マホは祈りをこめて三本目のマッチをすりました。
65:名無しNIPPER[saga]
2016/06/08(水) 03:37:03.50 ID:zkSeOWuZ0
トシ「ん、なんだいアンタ、汚い子だね。 どっから入ってきたんだい?」
マホ「え、えと、その、お腹がすいてて・・・ あ、あの、マホにも、そのカップラーメン・・・一つもらえませんか?」
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