235:名無しNIPPER[sage]
2016/03/30(水) 22:44:16.96 ID:2mtSg9KIP
乙
236: ◆c6GooQ9piw[saga]
2016/04/01(金) 20:09:19.19 ID:yJ7QJF/qO
***
次の日、さやかは学校を休んだ。
気分が悪い、頭痛がするなどと親に伝えると、あっさり納得してくれた。
仮病だが、あながち嘘というわけでもない。
237: ◆c6GooQ9piw[saga]
2016/04/01(金) 20:13:03.58 ID:yJ7QJF/qO
『おい、聞こえるか?』
さやか「!」
不意に、テレパシーで呼び掛けられた。
238: ◆c6GooQ9piw[saga]
2016/04/01(金) 20:19:33.83 ID:yJ7QJF/qO
***
杏子がさやかを訪れたのは、昨日のさやかの様子が気になったからだった。
まるで鬱憤を晴らすかのような戦い方であり、これまでの彼女とは明らかに違っていた。
239:名無しNIPPER[sage]
2016/04/02(土) 10:48:53.12 ID:w5B+eq9dO
ここもまた今のところ同じだが心情描写が味よね、乙
240: ◆c6GooQ9piw[saga]
2016/04/08(金) 23:43:10.20 ID:Dq/yhV0IO
杏子「……着いたぜ」
さやか「……」
さやかは、ぼんやりとその建物を見上げた。
241: ◆c6GooQ9piw[saga]
2016/04/08(金) 23:47:38.93 ID:Dq/yhV0IO
杏子「……」
杏子は、一旦心を落ち着かせた。
こうして誰かに話すのは初めてだが、自分の中で既に整理は済んでいる。
242: ◆c6GooQ9piw[saga]
2016/04/08(金) 23:52:28.40 ID:Dq/yhV0IO
……
杏子「……とまぁ、そんなわけで……あたしのせいで、家族はメチャクチャになっちまったのさ」
さやか「……」
243: ◆c6GooQ9piw[saga]
2016/04/08(金) 23:54:36.43 ID:Dq/yhV0IO
さやかが、杏子に問いかけた。
さやか「……どうして、あたしにこんな話をしてくれたの?」
杏子「見ちゃいられねーからだよ。あたしもあんたも、同じ間違いから始まった。あたしはそれなりにわきまえちゃいるが、あんたは違う。現に、苦しんでるじゃねーか」
244: ◆c6GooQ9piw[saga]
2016/04/08(金) 23:55:07.41 ID:Dq/yhV0IO
さやかが、杏子に問いかけた。
さやか「……どうして、あたしにこんな話をしてくれたの?」
杏子「見ちゃいられねーからだよ。あたしもあんたも、同じ間違いから始まった。あたしはそれなりにわきまえちゃいるが、あんたは違う。現に、苦しんでるじゃねーか」
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