勇者「伝説の勇者の息子が勇者とは限らない件」後編
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564:名無しNIPPER[saga]
2017/06/25(日) 16:20:09.36 ID:dyU/3Fo20
魔族娘の喉に突き立てた剣を引き抜き、勇者は剣についた血を払う。
勇者の腰には二つの首が――――大魔王と、その娘の首が下げられていた。
戦士「ここまで……ここまでする必要があったのか?」
565:名無しNIPPER[saga]
2017/06/25(日) 16:20:45.61 ID:dyU/3Fo20
『―――それで? 彼女とはその後、どうなったんだ?』
光の精霊の荘厳な声が、神話の森に響く。
勇者「別に、どうも。特に会話もなく、俺たちは地上に戻ってきた。今頃彼女は武の国で体を休めているんじゃないかな。明日からの祝勝パーティーに備えて」
566:名無しNIPPER[saga]
2017/06/25(日) 16:21:23.61 ID:dyU/3Fo20
武の国は連日、祭りの如き喧騒に包まれた。
何しろ、世界に真の平和が訪れたのだ。
人々は一様に、その顔に笑みを浮かべていた。
感激の涙を流している者さえあった。
酒に顔を赤らめて、陽気に肩を組んで踊る男たちがいる。
567:名無しNIPPER[saga]
2017/06/25(日) 16:22:41.70 ID:dyU/3Fo20
旅の当初によく起きていた、戦士との衝突。
568:名無しNIPPER[saga]
2017/06/25(日) 16:24:01.20 ID:dyU/3Fo20
勇者はゆっくりと目を開けた。
569:名無しNIPPER[saga]
2017/06/25(日) 16:25:14.01 ID:dyU/3Fo20
「何だと!!?」
大声が上がったのはセレモニー後の武の国大会議室だった。
そこには、勇者の要望により世界各国の代表が集められていた。
570:名無しNIPPER[saga]
2017/06/25(日) 16:27:08.37 ID:dyU/3Fo20
国王「ふざけるな……ふざけるな!!!!」
『始まりの国』の国王は、勇者を指差し、弾劾するように叫んだ。
571:名無しNIPPER[saga]
2017/06/25(日) 16:28:01.84 ID:dyU/3Fo20
572:名無しNIPPER[saga]
2017/06/25(日) 16:28:56.40 ID:dyU/3Fo20
573:名無しNIPPER[saga]
2017/06/25(日) 16:30:04.14 ID:dyU/3Fo20
574:1です[saga]
2017/06/25(日) 16:31:22.16 ID:dyU/3Fo20
次回、エピローグ
本当はそこまで仕上げて一気に投下したかった
ホントにラストだ 頑張ります
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