勇者「伝説の勇者の息子が勇者とは限らない件」後編
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568:名無しNIPPER[saga]
2017/06/25(日) 16:24:01.20 ID:dyU/3Fo20
勇者はゆっくりと目を開けた。
勇者「……どうか、お願いです。ようやく実現したこの平和を、たくさんの犠牲があってようやくたどり着いたこの幸せを、どうか永久のものとしてください」
勇者「本当に、本当に……苦労したんです。どうか、皆が笑顔で過ごせるこの日々の継続を。誰かが夢見た理想郷を、この世界に実現させましょう」
勇者「もしもちっぽけな我欲のためにこの平和を脅かす何者かが現れた時―――――私は、その存在を決して許しはしません」
その言葉をもって、勇者のスピーチは終わった。
これからも平和の為の献身を続ける宣言とも取れるその内容に、聴衆は熱狂したのだった。
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