223:名無しNIPPER[saga]
2016/01/24(日) 21:53:20.32 ID:5eMEgk870
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セシリア母『セシリア、どうしたのですか』
224:名無しNIPPER[saga]
2016/01/24(日) 22:46:40.06 ID:5eMEgk870
セシリア父『ん?これセシリアと通話してるのかい?おーい、セシリアー?』
セシリア「お父様、説明願えますか?」
セシリア母『そうです。説明してください』
225:名無しNIPPER[saga]
2016/01/24(日) 23:15:32.89 ID:5eMEgk870
セシリア母『一切の説明もなくこんな新機能を実戦で、テストもなしに使わせるとは何事ですか』
セシリア母『しかも、あのモルドレット卿相手にしていたといいますのに』
セシリア父『バーストモードは何度も何度も失敗を重ねて作り出したから託したんだ。実際、役に立っただろう?』
226:名無しNIPPER[saga]
2016/01/24(日) 23:36:46.19 ID:5eMEgk870
セシリア「確かにブルーティアーズが私に応えてくれたのかもしれません。しかし、私が戦う意思を失わなかったのはこれのおかげです」スッ
セシリア母『そのお守りが、ですか』
セシリア「はい!」
227:名無しNIPPER[saga]
2016/01/25(月) 20:14:12.74 ID:YDupgEDm0
セシリア母『セシリア、彼を必ずものにしなさい』
228:名無しNIPPER[saga]
2016/01/25(月) 20:48:59.31 ID:YDupgEDm0
セシリア父『少し昔話をしようか。大学生の頃、私は色々なサークルの助っ人をやりながらも幼い頃から続けていたフェンシングに打ち込んでいた』
セシリア父『ある日、フェンシング女子優勝者の彼女がやってきてこう言ったんだ。私の相手になるような者はいませんの?とね』
セシリア「お母様がそのような事を……?」
229:名無しNIPPER[saga]
2016/01/25(月) 21:38:46.33 ID:YDupgEDm0
セシリア父『話を続けるよ。それから一ヶ月後、お嬢様泣かせの渾名を貰い、彼女のファンクラブのメンバーに何かと勝負を挑まれるようになっていた私の前に、再び彼女が現れて私に決闘を申し込んできたんだ』
セシリア父『もちろん私は断らなかった。決闘が始まると彼女は一ヶ月前とは比べものにならない見事な剣撃で、私と激しく打ち合い続け、最後にはお互いのエペが折れてしまい結果は引き分け』
セシリア父『そして、それが君の猛アピールの始まり、だったんだよね?』
230:名無しNIPPER[saga]
2016/01/25(月) 22:30:43.72 ID:YDupgEDm0
セシリア母『それから私達は二人で多くの時間を共有し、共に笑い、怒り、泣き………様々な事を見て、聞いて、経験しました』
セシリア父『そして数年たったある日、私はこんな事を考えたんだ。プロポーズをしよう、とね』
セシリア父『しかし、大学を卒業しエンジニアとしての道を進んだ一般人の私が、名門オルコット家の令嬢である彼女に普通に指輪を渡すだけでは何とも心許ない』
231:名無しNIPPER[saga]
2016/01/27(水) 21:23:01.70 ID:1jyzlDSz0
セシリア母『そしてセシリア、あなたが産まれたのです』
セシリア父『君が産まれてきてくれて、こうしてどんどん成長していくだけで私達は嬉しいよ』
セシリア母『ええ、そうです』ニコッ
232:名無しNIPPER[saga]
2016/01/27(水) 21:23:01.70 ID:1jyzlDSz0
セシリア母『そしてセシリア、あなたが産まれたのです』
セシリア父『君が産まれてきてくれて、こうしてどんどん成長していくだけで私達は嬉しいよ』
セシリア母『ええ、そうです』ニコッ
233:名無しNIPPER[saga]
2016/01/27(水) 21:43:46.91 ID:1jyzlDSz0
セシリア母『そうでしたね……何故なら、私の娘ですから』
セシリア父『ああ、君と私の娘なんだから』
セシリア母『私は学生時代……人として学ぶべき多くの事を学び、夫となるこの人と出会い、更に多くの事を学びました』
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