338:名無しNIPPER[saga]
2016/08/11(木) 23:50:09.57 ID:VfUpLYzMo
お互いに沈黙したままで電車は駅を離れたのだけど、その沈黙を気にしているような様
子は麻人にはなかった。むしろ私が黙ってしまったのをいいことに、再び麻人は自分の思
考に閉じこもってしまったようだった。
339:名無しNIPPER[saga]
2016/08/11(木) 23:50:55.65 ID:VfUpLYzMo
「あれ麻衣じゃん」
麻人は少しだけ驚いたように言った。
340:名無しNIPPER[sage]
2016/08/11(木) 23:51:21.56 ID:VfUpLYzMo
今日は以上です
また投下します
341:名無しNIPPER[sage]
2016/08/12(金) 09:01:09.04 ID:AA8WAh2R0
おつんつん
342:名無しNIPPER[sage]
2016/08/12(金) 15:24:06.24 ID:Zwx7Hx8So
おつ
343:名無しNIPPER[sage]
2016/08/12(金) 22:58:15.41 ID:6xlf02ddO
おつ
344:名無しNIPPER[sage]
2016/08/13(土) 00:00:26.72 ID:jVKwkixAO
ここへんまでは前読んだ気がする
おつ
続きはよ。
345:名無しNIPPER[saga]
2016/08/18(木) 22:37:34.20 ID:IwnlMYSho
私たちは石井会長が麻衣ちゃんを一年生の校舎に送り届けるところまで見届けた。別れ
際に麻衣ちゃんは名残惜しそうに会長の手を握りながら彼を見上げて笑顔で何か囁いてい
た。始業前だったので周囲には校舎に駆け込んでいく一年生が溢れていて、そんな中で手
を取り合って寄り添っている一年生と三年生のカップルはかなり目立っていたけれども、
346:名無しNIPPER[saga]
2016/08/18(木) 22:38:13.67 ID:IwnlMYSho
授業が始ったけど今日も私は集中できなかった。夕也の思惑や、浅井先輩の目的。それ
に、唯という女の子。私には何もわかっていないのだ。
私は先生の目を盗んで夕也の方に目をやった。彼は机に広げていたテキストに目を落と
347:名無しNIPPER[saga]
2016/08/18(木) 22:38:42.46 ID:IwnlMYSho
「副会長は?」
私は彼女に聞いた。学園祭を直前にして副会長がこの場にいないのはおかしい。本当は
生徒会長がこの場にいて陣頭指揮をとっていなければいけないのだ。
348:名無しNIPPER[saga]
2016/08/18(木) 22:39:32.61 ID:IwnlMYSho
「先輩の妹さん、あ、別の学校に通っている唯ちゃんっていうの? さっき先輩を迎えに
来ててさ、初めて見たけどすごく可愛いいの。そのあとすぐに倒れちゃったんだけどさ。
あたしたちと同い年なんだけどね」
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