魔王「死ぬまで、お前を離さない」 天使「やめ、て」
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166
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◆OkIOr5cb.o
[saga]
2015/12/14(月) 10:20:50.46 ID:0t/Lxfak0
魔王の社殿前・階
魔王「くくく。天下の亀姫が、まさか腰を抜かすとは」
以下略
AAS
167
:
◆OkIOr5cb.o
[saga]
2015/12/14(月) 10:21:19.46 ID:0t/Lxfak0
亀姫(……いえ、そうではなく…)
亀姫を支えて抱く腕は、時折思い出したかのように、緩んだり強張ったりしている。
以下略
AAS
168
:
◆OkIOr5cb.o
[saga]
2015/12/14(月) 10:21:55.29 ID:0t/Lxfak0
魔王「…大婆…。ああ、竜王か」
亀姫「少しばかり御憔悴の様子でしたが、身の回りの事はきちりとなされておりました」
以下略
AAS
169
:
◆OkIOr5cb.o
[saga]
2015/12/14(月) 10:22:25.16 ID:0t/Lxfak0
亀姫「『神族のいやらしさは、魔の者の比では無い。決して驕ることの無いようにせねばならぬ。奴等は”すくう”のが、お家芸なのじゃから』…」
魔王「”すくう”? まさか、俺を救うとでも? それともこの戦禍そのものを…と?」
以下略
AAS
170
:
◆OkIOr5cb.o
[saga]
2015/12/14(月) 10:23:14.50 ID:0t/Lxfak0
――――――――――――――――――――
同晩・黎明の時刻
奥殿・最奥の間――
以下略
AAS
171
:
◆OkIOr5cb.o
[saga]
2015/12/14(月) 10:23:54.89 ID:0t/Lxfak0
それぞれに御簾へと近づく二人。
薄い結界に触れる事はなく、だけれど近づけて合わせたその掌からは、熱が伝わるような気がした。
以下略
AAS
172
:
◆OkIOr5cb.o
[saga]
2015/12/14(月) 10:24:24.41 ID:0t/Lxfak0
だから、触れることはできない。
連れて行こうとすればその途端に自分は無力となり、そのまま息絶えてしまう。
あの日、天使に出会った日
以下略
AAS
173
:
◆OkIOr5cb.o
[saga]
2015/12/14(月) 10:25:09.81 ID:0t/Lxfak0
近衛「天使殿は天の使い。明白に不浄を謳う魔ではないとはいえ、ニンゲンである自分も大差は御座いません」
天使「止めて。言わないでください…」
以下略
AAS
174
:
◆OkIOr5cb.o
[saga]
2015/12/14(月) 10:25:41.01 ID:0t/Lxfak0
天使「ですからどうか… 近衛様の想いが私を穢すだなどと、思わないでください」
近衛「天使、殿…」
以下略
AAS
175
:
◆OkIOr5cb.o
[saga]
2015/12/14(月) 10:26:27.04 ID:0t/Lxfak0
唐突に、格子窓が勢いよく開けられる。
柱に戸が打ち付けられ、跳ね返るほどの乱雑さ。
そこから鴨居をくぐり入ってきたのは――
以下略
AAS
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