魔王「死ぬまで、お前を離さない」 天使「やめ、て」
1- 20
175: ◆OkIOr5cb.o[saga]
2015/12/14(月) 10:26:27.04 ID:0t/Lxfak0

唐突に、格子窓が勢いよく開けられる。
柱に戸が打ち付けられ、跳ね返るほどの乱雑さ。

そこから鴨居をくぐり入ってきたのは――


魔王「邪魔をするぞ」

近衛「魔王陛下!!」

魔王「…ほう、近衛か。ここで何をしている?」

近衛「……」

天使「………」


近衛は立ち上がると、魔王を室内に迎え入れた。
蜀台の明かりを魔王の足元へ照らし、充分に尽くす。
そして魔王が部屋の中央に座るのを見届けると、御簾から離れて端へ寄り、頭を下げた。

それは弁明の方法を考えるための時間稼ぎだったのか
それとも魔王への純粋な忠誠だったのか

ともあれ、落ち着いたところで近衛はようやく言葉を口にする。




<<前のレス[*]次のレス[#]>>
494Res/366.46 KB
↑[8] 前[4] 次[6] 書[5] 板[3] 1-[1] l20




VIPサービス増築中!
携帯うpろだ|隙間うpろだ
Powered By VIPservice