159: ◆6QfWz14LJM[saga]
2015/10/02(金) 01:46:15.86 ID:NGMN6bPho
ラケル博士との会食の時にも聞かされた、ジュリウスの"ブラッド"への想い。
幼くして両親を失った彼にとって、家族という存在は憧れに近いものになっているのだろう。
だから仲間の活動を妨げないために、隊長として私達を影から支えて、自らに課した規範を独りで背負い込もうとして……
だけど、そんなジュリウスの、"ブラッド"の日常は壊されてしまった。
160: ◆6QfWz14LJM[saga]
2015/10/02(金) 01:49:51.60 ID:NGMN6bPho
「……すまない、辛いのはお前も同じだったな」
鬼気迫る勢いだったジュリウスの表情が和らぎ、代わりに自嘲気味な笑みを形作る。
161: ◆6QfWz14LJM[saga]
2015/10/02(金) 02:00:57.68 ID:NGMN6bPho
「ジュリウス」
思考の整理はつかないけど、何とか声を絞り出す。
彼は妥協を許さない。
162: ◆6QfWz14LJM[saga]
2015/10/02(金) 02:02:29.71 ID:NGMN6bPho
予定は守れなかったけどジュリウス離脱まで
突然興奮するピクニック
163:名無しNIPPER
2015/10/02(金) 02:22:56.07 ID:ltneuUlaO
よっこらしょ。
∧_∧ ミ _ ドスッ
( )┌─┴┴─┐
/ つ. 終 了 |
:/o /´ .└─┬┬─┘
164: ◆6QfWz14LJM[saga]
2015/10/11(日) 00:25:26.27 ID:dTvavsmQo
◇
未だ不安の残る無人制御式"神機兵"の開発と、"黒蛛病"の治療に注力するというフライアの方針転換から、
"ブラッド"は極東支部の所属部隊として再編成されることとなった。
とはいえ、現存する隊員は全員配属時から極東を主戦場としているし、環境的に不慣れな部分は少ない。
165: ◆6QfWz14LJM[saga]
2015/10/11(日) 00:26:48.20 ID:dTvavsmQo
戦術についての造詣の深さに、高い索敵と指揮能力を兼ね備えたシエル。
近接戦闘を重視した戦法故に咄嗟の判断力に優れ、組む相手を選ばない朗らかさを持っているナナ。
高い実力と経験からくる安定感に加え、仲間への的確な指示とフォローを行えるギル。
いずれも、私よりよほど隊長にふさわしい資質を持っている。
166: ◆6QfWz14LJM[saga]
2015/10/11(日) 00:32:17.76 ID:dTvavsmQo
別にGERの体験版を3データ分やってたとかじゃないんだからね!
地味に忙しかったり書きたい展開が文章にならなくて死にそうになったりしてるだけなんだから!
読んでくれてるかもしれない方にはほんと申し訳ない
167: ◆6QfWz14LJM[saga]
2015/10/22(木) 02:09:36.65 ID:IxHqraCLo
◇
人気のない街並み。
アラガミに喰い散らかされ、不自然な風穴がぽっかりと空いたビル群。
崩れ落ちた民家。
168: ◆6QfWz14LJM[saga]
2015/10/22(木) 02:10:43.34 ID:IxHqraCLo
「……ナナ?」
「大丈夫?もうすぐ目標地点だよ」
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