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【安価・コンマ】力と魔法の支配する世界で【ファンタジー】Part5
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253 :
◆eAA16RTlRw2e
[saga]:2025/01/13(月) 18:04:29.78 ID:5V1yIjm10
手紙『ユーシリア大図書館に向かい、そこの管理人を頼りなさい。話はもう付けてあるから、あなたたちに協力してくれるはずよ』
イリス「わあ!」
ミスティ「……あっさり見つかりそうね。協力者が」
ハーピィ記者「大図書館は盲点でした……! やっぱり面白い人脈がありますねえ、あの人」
*
イリス「というわけで、まず図書館に行こうよ!」
妖精「わかった! これで協力が得られれば凄く助かるなあ」
ローガン「大図書館の管理人……変わりなければ、魔術顧問のパティ殿だろうか」
ハーピィ記者「そういえばフラナさんの文通相手にパティ氏の名前を見たことがありましたね」
ミスティ「どんな人物なの?」
ローガン「……変わった方だ。滅多に図書館から出ないが、国内や騎士団の情勢を熟知しており、必要があれば皇帝や宰相に助言を行うこともある。そして私が子供の頃からずっと若い女性の姿のままだ」
イリス「典型的な魔女ですね……」
妖精「……この国では、魔女の扱いはどうなってるの? 聞く限りだと、その人は既に人間を逸脱していると思うけど……」
ローガン「私が務めていた当時は特に何もなかったはずだ」
ハーピィ記者「反魔族感情が高まっている今は、ちょっと怪しいかもしれませんね。下手したら、人間なのに魔族に与する裏切り者だなんて言われて、魔族以上に苛烈に攻撃されるかもしれませんよ。人間は敵以上に裏切り者に厳しい生き物なので」
妖精「……人間を逸脱した魔女や魔法使いへの迫害は、この国以外でも時々起こる現象だからね。もし危ない立場にいるなら、早く会った方が良いかも」
◇
254 :
◆eAA16RTlRw2e
[saga]:2025/01/13(月) 18:05:12.49 ID:5V1yIjm10
焚き火「」パチパチ
スライムクロシュ「……」モニョニョ…グググ…
妖精「……? クロシュ、何してるの?」
スライムクロシュ「〜〜」モニョモニョ
妖精「え、あのステラスライムがやってたみたいに、星脈を通して他のスライムとお話?」
スライムクロシュ「〜〜」モニョ
妖精「まあ理論上は可能かもしれないけど……。試すだけ試してごらん」
スライムクロシュ「!」モニョニョ!
デロデロ…モニョモニョ…
竜珠の杖「」カッ!
↓1コンマ
01-05 クロシュヴィア『クロシュちゃんも来たんだ……』モニョモニョ
06-10 ブラッド『面白いことやってるじゃん』モニョモニョ
11-30 レッサースライムたち『〜〜』モニョモニョ
31-50 野良スライムたち『なあに〜?』モニョモニョ
51-70 帝都のシティスライムたち『来ない方が良いよ〜』モニョモニョ
71-90 王宮にいる森スライム『わあ、初めまして〜』モニョモニョ
91-00 ??
255 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2025/01/13(月) 18:10:39.08 ID:zfmdpgr7O
はてな
256 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2025/01/13(月) 18:18:09.76 ID:gxp4CpOZo
赤いの!
257 :
◆eAA16RTlRw2e
[saga]:2025/01/13(月) 19:03:44.87 ID:5V1yIjm10
―??
遥か彼方の空に浮かぶ白い光「」ユラユラ
地上に瞬く無数の光「」チカチカ
クロシュ「〜〜……」モニャニャ…デロデロ…
白銀スライム「クロシュちゃん!」モニョッ!
クロシュ「わっ……! 銀色の、スライムちゃん……!」モニョニョ!
白銀スライム「クロシュちゃんもできたんだ! えへへ、いつでもお話できるね……」
クロシュ「んゅ……でも……むずかしい……」デロデロ…
白銀スライム「そ、そっか……。それじゃあ私を中継してみて。そうすれば、クロシュちゃんの負担を減らしてあげられると思う」
クロシュ「わ、わかった……」モニョニョ
デロデロ…モニョモニョ…ポン!
クロシュ「わあ……。楽になった……」
白銀スライム「良かった。通信したい時はいつでも言ってね」
クロシュ「うん……!」
ブラッド「へえ、面白いことやってるじゃん。お前たち」モニョッ
クロシュ「わっ!」
白銀スライム「わわ……! あ、赤い……スライムさん?」
ブラッド「ふうん……地下を流れる魔力の網を媒介にして交信できるのか。分体と交信できれば凄く役立ちそう」
白銀スライム「す、すごい……やり方、わかったの?」
ブラッド「そこの鈍臭い奴のお陰でね。こんな通信方法があるなら早く知っておけば良かった」
クロシュ「えっと……悪いことには、使わないでね……」
ブラッド「悪いことって何さ。便利なものは便利に使うだけでしょ」
クロシュ「んゅ……」
ブラッド「……ん? お前……その気配、私の分体を食った?」
クロシュ「あ……うん……。えっと……カリス・ノーランドのとこに……捕まってて……」
ブラッド「チッ……。まあ、分体を食ったこと自体は別に責めないよ。弱った奴が食われるのは当然のことだもん。でもカリス・ノーランドとかいうゴミクズはいつか必ず殺す」
白銀スライム「わ、わわ……。あ、危ないことは……」
ブラッド「はあ……どうしてスライムってのはこう、のろまそうな奴ばっかりなの……。だから他のクズ共にいつも食い物にされるんだよ。特にそこの、まだ人間のペットをやってる黒いの」
クロシュ「ほえ……」
ブラッド「………ふうん。お前今ユーシリアにいるんだ。ユーシリアっていえば最近けっこうやばいらしいけど……そうだ!」
クロシュ「?」
ブラッド「放っておいてもそのうち滅亡するだろうけど、せっかくだし引っ掻き回してやろう! 思い上がった人間共にわからせてやらないと」
白銀スライム「わ、わわ……!」
クロシュ「だ、だめ、だよ……!」
ブラッド「統制を失った群れが他者に食い殺されるなんて自然の摂理でしょ。何が悪いのさ」
クロシュ「んゅ……」
どうしよう……
↓1〜 先取2
1.無益な殺生は良くないからと言う
2.恨みを買うことになるからと言う
0.自由安価(票数は内容ごと)
258 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2025/01/13(月) 19:05:24.64 ID:BfgOhotvO
2
259 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2025/01/13(月) 19:07:28.85 ID:4UoC0V66o
0
ブラッドちゃん
命を大事に と説得
260 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2025/01/13(月) 19:15:07.21 ID:lyYXi5oWO
2
261 :
◆eAA16RTlRw2e
[saga]:2025/01/13(月) 19:36:41.97 ID:5V1yIjm10
クロシュ「ブラッドちゃんが……恨まれちゃう……」
ブラッド「??」
クロシュ「えと……。わたしの、仲間の……ミスティさんが……。ブラッドちゃんが、街を滅ぼしたって……誤解、してて……。ずっと、ブラッドちゃんを、恨んでて……。いつか絶対、殺すって、怒ってた……。その誤解は、解けたけど……もし、ユーシリア帝国で、酷いことしたら……今度は、ほんとに……」
ブラッド「……なあにそれ。あたしのことを心配とかしてるつもり?」
クロシュ「えと……そう、かも……」
ブラッド「……」
↓1コンマ(分体を助けた+10)
01-30 馬鹿にしてるの?
31-60 だからのろまスライムって嫌い
61-90 お前、むかつく……
91-00 ??
262 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2025/01/13(月) 19:37:19.32 ID:gxp4CpOZo
うむむ
263 :
◆eAA16RTlRw2e
[saga]:2025/01/13(月) 19:55:11.44 ID:5V1yIjm10
ブラッド「……だからのろまスライムって嫌い。弱虫の癖に、同族のことは無駄に心配なんかして」
クロシュ「んゅ……」
白銀スライム「クロシュちゃんは……ブラッドちゃんのこと、本気で、心配してるんだよ……!」
ブラッド「だからのろまだって言ってるの! 力量もわからずに心配なんて、失礼なやつ! 復讐者なんていくら来ようが全員返り討ちにすれば良いだけじゃん!」
クロシュ「で、でも……すごく強い人が来たら……」
ブラッド「ちっ……まあ、気が向いたらやめといてあげる。放っておいても勝手に滅ぶだろうしね」
クロシュ「!」パァァァ
白銀スライム「!」パァァァ
ブラッド「……」
◇
―夜
野営地
焚き火「」パチパチ
スライムクロシュ「!」モニョ!
妖精「あ、起きた。どうだった? できた?」
モニョモニョ…ポン!
クロシュ「ブラッドちゃんに、会った……!」
妖精「ええ!?」
クロシュ「ユーシリアに、酷いことしようと思ったけど、やめるって……!」
妖精「そ、そうなんだ……。なんでやめたの?」
クロシュ「えっと……恨みを買うのは良くないって、わたしが、言ったから……?」
妖精「……そんなことであのブラッドがやめるかなあ……?」
◇
―少し離れたところ
分体ブラッド「あ、あいつ……気が向いたらって言ったのに! 勝手に断定するな、馬鹿!」
分体ブラッド「……本当、鈍臭いのろまスライム。やっぱり一回躾けてやろうかな……」
分体ブラッド「……」
分体ブラッド「………仲間でもない奴の心配なんてする? 普通……」
◆
264 :
◆eAA16RTlRw2e
[saga]:2025/01/13(月) 21:46:32.64 ID:5V1yIjm10
―翌日
ユーシリア平原 街道
強化ソリ「」シャーッ
ハーピィ記者「もうすぐ着きそうですね。それじゃあ私はここら辺で! 陰ながら応援してますよ!」バサッ ビュンッ
ハーピィの羽根「」ヒラヒラ
イリス「あはい! お元気でー!」
ミスティ「急に来て急に行ったわね……」
妖精「でもいろいろ教えてもらえたのは収穫だった。後は現地で確かめよう」
*
―ユーシリア帝都 城門
ユーシリア衛兵「よし、通れ!」カン!
城門「」ゴゴゴゴゴ…
妖精(問題なく通れそうだね)
ローガン(うむ。我々のことは伝わっていないようだ。まだ伝わっていないだけなのかどうかはわからんが)
ミスティ(とりあえず通るわよ)
強化ソリ「」スイー…
*
265 :
◆eAA16RTlRw2e
[saga]:2025/01/13(月) 21:47:01.79 ID:5V1yIjm10
―ユーシリア帝都
ヒュオオオオオ――…
俯いて歩く女性「」トボトボ
のろのろ歩く老人「」ノロノロ
たむろする子供たち「ハラへったな〜……」
たむろする子供たち「なんかくれねえかな〜……」
痩せた男性「……うるせえぞガキ共!! 往来にたむろしてんじゃねえ!!」
逃げる子供たち「そっちがうるせ〜!」タタタッ
逃げる子供たち「死んどけクソジジイ〜!」タタタッ
痩せた男性「クソガキ共が……!」ペッ
ローガン「……」
エバンス「こいつぁ……」
イリス「……魔族国を最初に訪れた時のことを、思い出してしまいました」
ミスティ「……生活が立ち行かなくなると、こうなってしまうのかしら……」
クロシュ「……」
クロシュの懐に隠れた妖精「……まずは早速、図書館に向かおう」
◇
266 :
◆eAA16RTlRw2e
[saga]:2025/01/13(月) 22:13:33.94 ID:5V1yIjm10
―帝都大図書館
巨大な本棚「」ドン!
巨大な本棚「」ドン!
巨大な本棚「」ドン!
巨大な本棚「」ドン!
イリス「うわあ……! あ、圧倒される……!」
ミスティ「ここの図書館も凄いわね……。目が回りそうだわ……」
クロシュの懐に隠れた妖精「本探しも良いけど、今は管理人と接触しよう。……ん?」
紫髪ロングの女性「……」クイクイ
エバンス「……手招きしているな」
ローガン「あれは……管理人のパティ氏だ!」
*
267 :
◆eAA16RTlRw2e
[saga]:2025/01/13(月) 22:15:02.91 ID:5V1yIjm10
―司書室
紫髪ロングの女性→パティ「遠路はるばるよく来たわね。私はパティ・イエスサーガ……フラナから話は聞いているわ。まあ座りなさい」
椅子「」ススッ
エバンス「うお、椅子が勝手に……!」
パティ「初歩の念動魔法よ……驚くところではないわ」
ローガン「失礼します」スト
イリス「し、失礼します!」スト
クロシュ「しつれい、します……!」スト
パティ「……話には聞いていたけれど……本当にスライムの子がいるのね。見事な擬態だわ……。機会があれば是非観察させて欲しいところだけど、今はそれどころじゃない……というのはあなたたちもご存知よね?」
ローガン「ええ……魔族国の記者から断片的に聞いた程度ですが、我々も多少はこの国の情勢について聞き及んでおります」
パティ「……久しぶりね、ローガン。積もる話は……特にないけれど。あなたがいない間に、この国の状況は大きく変化したわ」
ローガン「……そのようですね」
パティ「今この国は史上最大の危機を迎えている。前皇帝の急逝、次期皇帝候補たちをも襲った眠り病の蔓延、周辺国からの侵攻、相次ぐ地震、作物収穫の不安定化、人魔の対立激化……何もかも最悪の状況よ」
イリス「ひええ……」
妖精「……その……なんと、申し上げれば良いか……」
パティ「……まあ、それは別に良いのよ。もしこの国が滅んだら、魔族国に亡命すれば良いだけだし。後味はとても悪いけれど……」
エバンス「ドライだな……」
パティ「でもできる限りのことはしたいわ。できるだけのことをやって滅びるなら、それは天命だったと諦めが付く。あなたたちにはその協力をしてもらいたい。見返りとして、世界樹の光について騎士団の情報を横流ししてあげる」
妖精「……パティは、世界樹の光を私たちに任せても良いと思っているの?」
パティ「当たり前でしょう。いち国家には過ぎた力よ。星に還せるなら還した方が良いに決まっている。宰相は……いいえ、宰相モドキはそう思っていないようだけれど」
ローガン「宰相……モドキ?」
パティ「……今の宰相は何者かに取り憑かれているわ。目的は不明だけれど、皇帝や騎士団をそそのかして必死に光を探索させているみたい。他の山積みになっている問題をそっちのけにしてね。元々の宰相であれば、そのような愚行には走らないはず」
ローガン「ぬう……」
パティ「世界樹の光はあなたたちに任せて騎士団の力を他に回すことができれば、この国の状況も多少はマシになるはずよ。まあ、余命が少し伸びるだけかもしれないけどね……」
エバンス「……つまり俺たちには、世界樹の光を探しつつ、宰相の正体を暴いて欲しい……っていう感じか?」
パティ「まあ大体そんなところ。私はもう宰相に警戒されているし、発言力も高いわけではないから。あと……欲を言えば、病気の原因特定とかもやって欲しいわ。防衛や人魔対立問題までは流石に頼れないけれど」
妖精「病気の特定も専門家じゃないから割と頼られたくないけど……まあ余力があれば気にしてみるよ」
パティ「ありがとう。もし騎士団や王宮関係者の中で接触したい人がいれば、私に言って。場を設けられるよう努力してみるわ」
ミスティ「現皇帝陛下とかとも会えるの?」
パティ「それは……流石にちょっと厳しいかも……」
イリス「そりゃそうですよね……」
パティ「寝泊まりはここの客室を使って頂戴。ここは私の領域だから、皇族だろうが騎士団だろうが簡単には手出しできない。安心して休めるはずよ」
ローガン「ありがたい。恩には必ず報いさせていただきましょう、パティ殿」
☆大図書館の客室に寝泊まりすることになりました
☆目標追加「宰相の正体を暴く」
☆目標追加「眠り病の原因を突き止める」
☆努力目標追加「前皇帝の死の真相を突き止める」
☆努力目標追加「人魔の対立をなんとかする」
◇
268 :
◆eAA16RTlRw2e
[saga]:2025/01/13(月) 22:28:51.87 ID:5V1yIjm10
―ユーシリア帝国 1日目
◇クロシュ [あかちゃんスライム]
武:メイドブレード 盾:ラティアの大盾 飾:くすんだ耳飾り
武:竜珠の杖 防:ゴスロリエプロン 飾:不死鳥の羽根
◇妖精 [世話焼き妖精]
武: 盾: 飾:くすんだ耳飾り
武: 防:精霊のレオタード 飾:
◇イリス [星の魔法使い]
武:精霊樹の杖[改] 盾: 飾:くすんだ耳飾り
武: 防:魔術師のローブ 飾:
◇ミスティ [氷の魔法使い]
武:魔銀の短剣 盾: 飾:くすんだ耳飾り
武: 防:氷竜革のローブ 飾:
◇ローガン [鋼の戦士]
武:鋼の剣 盾:灼鋼の盾 飾:くすんだ耳飾り
武:鋼の回転ノコギリ 防:鎖帷子 飾:
◇エバンス [地の傭兵]
武:古代の鉄槌 盾: 飾:くすんだ耳飾り
武:魔銀の剣 防:硬質革鎧 飾:
◯所持アイテム
[道具] [装備品] [大事なもの]
運命賽*4 蜘蛛絹の下着 魔族国永久旅券
会心賽*0 ザリガニのお守り フメイの服の切れ端
反魂丹*2 大きな巻き貝 精霊の印
鉄鍋+携帯調理器具 大きな軽石 精霊樹の実のジャム
「星の魔力」上中 闇の欠片 精霊樹の鉢植え+赤雷球
お宿の焼き菓子 フリルワンピ水着 フメイとアリシラの人形
お宿の妖精の織物 魔法学園のスク水 メルルの帽子
魔導飯盒 炎鉱石 溶岩石のアミュレット
妨害魔力波発生装置 ガラスのザリガニ 太陽のメダリオン
属性大全 踊り子の双剣 暗黒優待券
魔王図鑑 サボテンドラゴンの花 冒険者証(ランク1)
氷精の魔導書 精霊のローブ 大魔女帝国渡航権
ブラッドワイン*3 かたたたきけん
マッスルワイン*1 大魔女帝国滞在許可証
吸血鬼殺ワイン*1 風船印のパラシュート
綺麗な砂 ラティア勲章
魔術書「正負の属性」
吸血鬼の日焼け止め
日蝕の傘
大魔女サイン*1
古代のセラミック
◯現在の目標
・フメイちゃんを探す
・世界樹の光を追う[2/5]
・宰相の正体を暴く
・眠り病の原因を突き止める
・前皇帝の死の真相を突き止める(努力目標)
・ユーシリアの人魔対立をなんとかする(努力目標)
◯仲間の目標
・カリス・ノーランドを討つ(ミスティ)
・妻子の仇を討つ(ローガン)
◯経験値
・剣技[3/6](クロシュ)
・魔法[3/6](クロシュ)
・防御[3/6](クロシュ)
・魔法[2/16](イリス)
・剣技[4/6](ミスティ)
・魔法[4/16](ミスティ)
・剣技[9/16](エバンス)
・魔法[0/8](エバンス)
・剣技[6/16](ローガン)
・魔法[3/8](ローガン)
……………………………………………………………………………………
□ユーシリア帝都
中央区:王宮、兵舎、大図書館、邸宅街、他
平民区:公園、市場、食事処、酒場、浴場、娼館、冒険者ギルド、他
貧民街:広場、怪しい露天、怪しい商店、薄暗い路地裏、他
郊外:農園、果樹園、他
……………………………………………………………………………………
269 :
◆eAA16RTlRw2e
[saga]:2025/01/13(月) 22:29:43.00 ID:5V1yIjm10
―帝都大図書館
客室
ろうそく風の魔力灯「」ユラユラ
落ち着いた雰囲気の内装「」
ふかふかなベッド「」フカフカ
ふかふかなソファ「」フカフカ
イリス「図書館に客室があるなんて……!」
パティ「この大図書館は半分くらい私が私物化しているから。私の客を泊める為の客室なのよ。好きに使って頂戴」
ミスティ「ありがたく使わせてもらうわ……。それにしても、かなり良い雰囲気の内装ね。ベッドもソファもふかふかだし」
クロシュ「わあ……!」フカフカ
妖精「実際助かるよ。もう騎士団に目を付けられちゃってたし……」
パティ「エルザに会ったそうね。あの子も真面目なのは良いのけれど……国の為、皇帝陛下の為と言われると少し視野が狭くなってしまうのが玉に瑕ね。恋は盲目ってことなのかしら?」
イリス「えっ、恋?」
パティ「もし戦闘になったら、本人に皇帝陛下との関係について聞いてみると良いわ。隙ができるはずよ」
妖精「さ、流石にそれは酷い……」
ユーシリア帝国滞在1日目です
↓1〜3 自由安価 何をする?
270 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2025/01/13(月) 22:30:43.04 ID:yYRkWS3J0
パティに星魔法を見てもらう
271 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2025/01/13(月) 22:31:23.60 ID:4UoC0V66o
王宮に堂々と潜入
272 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2025/01/13(月) 22:31:48.83 ID:6PDE7Lo7O
スラム街で情報集め
273 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2025/01/13(月) 22:33:07.02 ID:zpo/dJ6l0
中央区で眠りと全皇帝の死亡について聞き込み調査
274 :
◆eAA16RTlRw2e
[saga]:2025/01/13(月) 22:48:57.54 ID:5V1yIjm10
―司書室
パティ「そういえば……あなたはイリス・プラネットよね?」
イリス「はい」
パティ「フラナから、あなたの力量を見るように頼まれているの。少し魔法を見せてもらえる?」
イリス「えっ!? わ、わかりました!」
パティ「星の魔力を少し放出するくらいで良いわ」
イリス「はい!」
星の魔力「」ポウ…
パティ「……驚いた。その純度の星属性を出せる人は滅多にいない。フラナが目をかけるだけの才はあるということね」
イリス「え、ええと……そうなんですか?」
パティ「もっと誇って良いわよ。実績さえ積めばすぐにでも騎士団に入れるくらいの才能があるわ」
イリス「そ、それはまあ……喜ぶべきことなのでしょうか。どうも、軍属というのにはあまり縁がなくて……」
パティ「……失礼。確かに、平民に言うべき褒め方ではなかったわね。まあつまり……良い才能を持っているということよ」
イリス「一気にざっくりしましたね……。でもありがとうございます!」
パティ「まだ改良の余地はあるわ。例えば星属性には――」
*
↓1コンマ
01-30 勉強できた 魔法経験+1
31-60 よく学べた 魔法経験+2
61-90 凄く学べた 魔法経験+3
91-00 理解できた 魔法経験+6、星属性LVUP
275 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2025/01/13(月) 22:49:54.46 ID:kEKymvXdO
あ
276 :
◆eAA16RTlRw2e
[saga]:2025/01/13(月) 23:08:48.33 ID:5V1yIjm10
時計「」ボーン…ボーン…
パティ「……これくらいにしておきましょう。引き止めて悪かったわね」
イリス「いえ、勉強になりました! わかりやすかったです!」
パティ「お礼は良いわ。その代わり、宰相のことを頼むわよ」
イリス「はい……!」
☆イリスが魔法経験を2積みました
◆
277 :
◆eAA16RTlRw2e
[saga]:2025/01/13(月) 23:09:50.74 ID:5V1yIjm10
―ユーシリア帝都 王宮の近く
少し遠くに見える王宮「」ゴゴゴゴ
クロシュ「」コソコソ
妖精「クロシュ……流石に無理があるよ。イスファハーンでの失敗を忘れたの?」
クロシュ「んーん……。でも、秘策、ある……!」
妖精「えっ?」
モニョモニョ…ポン!
分体ちびクロシュ「〜〜!」モニョニョ!
妖精「なるほど……分体のちびクロシュに潜入させようってことか」
クロシュ「うん。小さいし、透明になれば、もっと見つからない……!」
妖精「確かにこれなら安全にやれそう……。でももし見つかったら、ちびクロシュが酷い目に遭ったりしないかな……?」
クロシュ「……大丈夫! 核は、入ってないから……痛かったり、苦しかったり、しない……!」
妖精「え、疑似核なしで?」
クロシュ「うん。遠隔操作、できる……!」
妖精「へえ……! それならまあ安心かな? よし、じゃあやってみよう!」
分体透明ちびクロシュ「〜〜!」モニョニョニョ!
ピョンピョンピョン――
↓1コンマ
01-10 騎士「そこで何をしている?」ヌッ
11-60 見つかった!!
61-90 潜入成功!!
91-00 休憩中の皇帝陛下
278 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2025/01/13(月) 23:11:37.36 ID:gxp4CpOZo
クロシュちゃんも悪知恵が働くように…(ホロリ
279 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2025/01/13(月) 23:11:37.64 ID:4UoC0V66o
あ
280 :
◆eAA16RTlRw2e
[saga]:2025/01/13(月) 23:54:39.07 ID:5V1yIjm10
―王宮
分体透明ちびクロシュ「」コソコソ ピョンピョン
王宮掃除中の森スライム?「〜〜」モニョモニョ ゴシゴシ
分体透明ちびクロシュ「?」モニョニョ?
王宮掃除中の森スライム「!?」モニョ!?
茜色の髪の騎士「曲者!」シュバッシャキン!
分体透明ちびクロシュ「!!」モニャニャ!! ピョンピョン!!
茜色の髪の騎士「逃がすか!」カッ!!
重力魔法「」ズンッ!!
分体透明ちびクロシュ「」シュバッ!!
茜色の髪の騎士「チイッ!」
分体透明ちびクロシュ「〜〜!」モニャニャニャ!! シュババッ!!
茜色の髪の騎士「……逃げられた。透明な小さいスライム……ただの野良だと思うが、警戒を強化すべきか……」チャキン
王宮掃除中の森スライム?「〜〜…」モニョニョ…オロオロ…
茜色の髪の騎士「……現皇帝がスライムなぞ登用するから、あのような輩の侵入を招いてしまうのではないか? 全く……」スタスタ
王宮掃除中の森スライム?「……」モニョ…
◆
281 :
◆eAA16RTlRw2e
[saga]:2025/01/13(月) 23:57:30.15 ID:5V1yIjm10
―王宮の近く
分体透明ちびクロシュ「〜〜!」モニャニャニャ!! ピョンピョンピョン
妖精「わわ、どうしたの!? 血相変えて戻ってきたけど!」
クロシュ「み、見つかっちゃった……! 分体、回収したら、急いで離れなきゃ……!」
妖精「ええっ!?」
分体透明ちびクロシュ「〜〜!」モニャニャ!
モニャモニャポン! トテテテッ…!!
*
―帝都大図書館
客室
スライムクロシュ「」デロデロ…
妖精「はあ〜……! ま、まさかあのちびクロシュでさえ見つかるなんて……!」
ミスティ「ど、どうしたのよ? まさか侵入したの?」
妖精「分体のちびクロシュを遠隔操作で侵入させたんだよ。流石に見つからないだろうって思ってたんだけど……」
モニョモニョ…ポン!
クロシュ「えっと……明るい、橙色っぽい髪の、おじさんが……こわい顔で、追いかけてきた……。光学迷彩も、メルルさんの魔力迷彩も……ばっちりだったのに……」
妖精「……スライムの気配にものすごく敏感な体質か……あるいは、探知に特化した魔法でも使えるのかも……」
クロシュ「……でも……収穫も、あった……」
ミスティ「収穫?」
クロシュ「えっと……王宮の中で……緑色のスライムさんが、お掃除、してた……!」
ミスティ「ええっ!? 王宮よね!?」
クロシュ「うん……!」
ガチャッ
パティ「それは恐らく、今の皇帝が登用した森スライムのロシュでしょうね。分体を駆使した優れた家事能力を持っているってことで、特別に王宮入りを許可されたのよ」
妖精「そんなことが……」
ミスティ「へえ。現皇帝は他種族にも寛容な人なのね」
パティ「ただ……それを皇帝の職権乱用だと非難する声も少なくないわ。貴族の中には、スライムなどに掃除させれば余計に汚れるなんて言う者までいる」
ミスティ「なんですって……!?」
パティ「多分現皇帝は、他種族との共生を示す為に自らその範を示そうと思ったのでしょうけれど……今のこの国の現状でそれは、根回しが甘かったと言わざるを得ないわ。元々次期皇帝になるはずもなかった第九位だし、あまりにも急な即位で経験を積む暇もなかったから、仕方ないと言えば仕方ないのよ。善性の人物であるのは間違いないのだけれどね……」
妖精「……人の良さだけじゃ、為政者は務まらないんだよね。つらいことだけど」
パティ「……矢面に立たされてるロシュも不憫だし、きっと現皇帝も気に病んでいるのではないかしら……」
クロシュ「……」モニョニョ…
ミスティ「その森スライムの子に酷いことを言った貴族の奴らを、一人残らず氷漬けにしてやりたいわね……」
◆
282 :
◆eAA16RTlRw2e
[saga]:2025/01/14(火) 00:02:36.69 ID:8SL+CQnq0
というわけで本日はここまでとなります。次回はスラムで情報収集編となります
ついに帝都入りを果たしたクロシュ一行。そこにあったのは、度重なる災いによって疲弊した国民と、人間以外の種族が迫害されるつらい現実だった。大図書館でパティ氏という強い味方を得られたは良いものの、クロシュたちはこの極限状態をどうにかできるのか――
なお努力目標の方は達成しなくても問題ありませんが、達成するといろいろ良いことがあるかもしれません。もし余裕があれば狙ってみるのも良いでしょう
それでは本日もありがとうございました。次回もよろしくお願いいたします。恐らく土日です
283 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2025/01/14(火) 00:32:57.37 ID:P+s1MHvOo
おつ
宰相に迫るには現状騎士団と敵対的なのが難点だね
眠り病の解明はヴァンと関連付けられないと難しいな…
真相はリュウゼン等当事者に会えれば早そう
対立もヒューベルトが良い人だから話は通じるかも
284 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2025/01/14(火) 01:47:30.90 ID:ttyXr1O/o
おつでした
ブラッドちゃん大分ほぐれてきてる!そのまま…そのまま…
騎士団とローガンさんはある程度精算しないとだめかも
285 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2025/01/15(水) 19:12:34.78 ID:ldt5vcXcO
乙
>>267
でパティが「騎士団や王宮関係者の中で接触したい人がいれば、私に言って」と言っているが逆に騎士団や王宮関係者などがパティを通してクロシュ達に接触したい場合があったりするのかな。
286 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2025/01/18(土) 09:25:53.91 ID:x6UIKPZwO
乙
人間も魔女になれば魔族扱いか
287 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2025/01/18(土) 12:24:13.68 ID:SbPN+ZpeO
乙
めっちゃ今更だけどこのパーティ回復役いないな
まあクロシュちゃんが不死鳥化できるようになったから問題なさそうではある
288 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2025/01/18(土) 13:16:06.79 ID:SFblncdf0
回復覚えるとしたらイリスかな
いざというときに備えて自由行動で安価出してもいいかも
289 :
◆eAA16RTlRw2e
[saga]:2025/01/18(土) 16:58:52.52 ID:wPHg9EoM0
騎士団内部にローガンたちの動向が伝わっているかはまだわかりませんが、少なくともエルザ氏とサージェス氏には敵視されている可能性が高いようです。気を付けるのが良いでしょう
眠り病の原因は今のところわかっていませんが、登場人物の備考欄を読むと確かにヴァン氏が怪しそうに見えます。しかしクロシュたちがそれを知る術はないので、調査は難しいかもしれません
先帝暗殺の真相は、もし目撃者などがいればその人に話を聞くのが早いでしょう。騎士団が公表した情報によると先帝が率いていた遠征部隊は件の襲撃によって壊滅的な被害を受けたらしく、生き残った兵士や騎士たちも重傷により入院を余儀なくされているそうです
人魔の対立については……実のところ解決はとても難しいですが、もし解決することができればそれはとても良いことでしょう。がんばってみる価値はあるかもしれません
ブラッド氏はユーシリア帝国にちょっかいをかける気でいたようですが、クロシュと白銀スライムさんにいろいろ言われて興が削がれたようです。とはいえ気が向いたらやっぱり引っ掻き回そうとも思っているらしく、今のところはユーシリア帝国内に分体を放ってウロウロさせているようです
ローガン氏がどのような辞め方をしたのかは明らかになっていませんが、出会った当初のエルザ氏が割と好意的な反応を示していたことを踏まえると、どうしようもない拗れ方をしているというわけではなさそうです。コムニケーションが大事かもしれません
もし騎士団や王宮関係者にクロシュたちのことが知れ渡れば、お話したいと思う人も現れるかもしれません。ある程度までならパティ氏も守ってくれると思われます。もしそういう機会があれば、気を付けつつ会ってみるのも良いかもしれません
実のところクロシュ一行の中には回復の専門家がおりません。ローガン氏とエバンス氏は簡単な応急手当の知識があり、イリスとミスティは初歩の治癒魔法くらいなら使うことができます。しかし大怪我をした場合は、今のところクロシュの不死鳥パワーを頼るしかないかもしれません。それでも問題はありませんが、不死鳥化するとその日はデロデロになって動けなくなるくらい疲れるらしいので、他の誰かが専門的な技能を覚えておくのも悪くないかもしれません
イリス氏は今のところ初歩的な回復魔法を使うことができます。一般的に知られている回復魔法は無属性なので勉強さえすれば誰でも扱えるようになりますが、中級以上の回復魔法は高等な知識と技術を必要とするため、習得がとても難しいようです。そういった背景もあり、回復魔法の優れた使い手は重宝されます
290 :
◆eAA16RTlRw2e
[saga]:2025/01/18(土) 16:59:56.39 ID:wPHg9EoM0
―貧民街
割れた石畳「」ボロ…
ひび割れた建物「」ボロ…
スタスタ…
ローガン「……以前と変わっていない……いや、悪化しているかもしれん」
エバンス「まあ、どこの国にもこういう場所はあるんじゃないか?」
ローガン「それはこの状況を許容して良い理由にはならんだろう。どこの国でも是正すべき問題だ。騎士団を辞した私にどうこう言えることではないがな」
エバンス「後ろ向きだな……」
スタスタ…
汚い子供たち「まて!」ザッ
エバンス「おん?」
汚い子供たち「通行料はらえ!」ザザッ
ローガン「……」ジッ
汚い子供たち「……に、にらんだって無駄だぞ!」
汚い子供たち「そうだそうだ! おれたちにゃりーだーがいるんだからな!」
エバンス「リーダー?」
汚い子供たち「ここはおれたち小鬼≠フ最強のナワバリなんだ! 汚い大人がタダで通ろうなんて許さないぞ!」
ローガン「……もしや、あの記者が言っていた無軌道な子供たちの集団か?」
エバンス「かもしれねえな。どうする?」
汚い子供たち「お、おい! 何ごちゃごちゃ内緒話してんだよ!? 卑怯だぞ!!」
↓1〜 先取2票
1.帰る
2.通行料を払って通る
3.通行料を払わず通る
0.自由安価(票数は内容ごと)
291 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2025/01/18(土) 17:02:58.60 ID:z4RnMQSTO
2
292 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2025/01/18(土) 17:10:56.10 ID:G0B4KdXrO
2
293 :
◆eAA16RTlRw2e
[saga]:2025/01/18(土) 17:50:34.93 ID:wPHg9EoM0
ローガン「記者殿はああ言っていたが、やはり少し気になるな。行ってみよう」
エバンス「おう。おいガキ共、通ってやるから料金を言いな」
汚い子供たち「えっと、大人二人だから……5千だ!!」
エバンス「……ちょっと高くないか?」
汚い子供たち「り、りーだーがそう決めたんだ! 払えないなら帰れ!!」
エバンス「払えないわけじゃないが、ただ通行する為だけに払うとなると躊躇する額だな。この路銀も俺たちの旅の成功を祈って様々な人たちが託してくれた大事な金だし、あんま無駄遣いはしたくないんだよな」
ローガン「……ならば私が払おう。これでどうだ?」スッ
銀貨「」ポン
汚い子供たち「わあ……!」
汚い子供たち「……よし! とおれ!」ザザッ
*
―貧民街 奥地
スタスタ
エバンス「……旦那、良かったのか?」
ローガン「構わん。元々ポケットマネーを余らせていた」
エバンス「まあ、旦那が良いなら良いんだが……」
看板「魔族連合集会所」
看板「クロス探偵事務所」
壁の落描き「小鬼参上!!!!」
エバンス「お、あれが例の反政府組織か」
ローガン「そのようだな。必要になるかはわからんが、場所は覚えておこう」
エバンス「探偵事務所とかもあるんだな」
ローガン「場所が場所ゆえ、あまり利用したくはないな」
↓1コンマ
01-10 茜髪の騎士「……久しぶりだな、ローガン」ヌッ
11-60 地理を把握して帰った
61-90 雷鳥の男「……君たちは誰だ?」ヌッ
91-00 黄緑髪の少女「おじさんたち!」ヌッ
294 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2025/01/18(土) 17:52:35.79 ID:SFblncdf0
や
295 :
◆eAA16RTlRw2e
[saga]:2025/01/18(土) 18:47:40.15 ID:wPHg9EoM0
雷鳥の男「我々魔族連合に何か用ですか?」スタスタ
ローガン「む……あなたは?」
雷鳥の男→ヒューベルト「私はヒューベルト。魔族連合の長を務めております。あなた方は人間のようですが……」
エバンス「俺たちは旅の者だ。この国のいざこざとは無関係だぞ」
ヒューベルト「そうですか」
ローガン「魔族連合とは、この国の魔族全体を統括した組織なのか?」
ヒューベルト「いいえ。寄る辺を失った多くの魔族や人間以外の種族が参加していますが、この国全体の魔族をまとめられたとは到底言えません。この都市部でもかなり手一杯であり、地方にいる魔族たちまではとても目が届かないのが現状です」
エバンス「そうなのか……。ていうかそんなこと部外者に教えちまって良いのか?」
ヒューベルト「公然の事実ですから。調べればすぐにわかることです」
ローガン「ふむ……親切なのはありがたいが」
ヒューベルト「ここに来られたのであればもう知っているかと思いますが、今この国は大変な状況にあります。人魔の対立も日に日に深く厳しくなってきている。今後このスラムには立ち寄らない方が良いし、できればこの国自体から早く出た方が身の為です」
エバンス「本当に親切だな。俺たちは人間なのに」
ヒューベルト「あなた方からは、雷の精霊や雷スライムと親和的な気配を感じましたので」
エバンス「そんなこともわかんのか!?」
ヒューベルト「はい。見ての通り私は雷鳥なので、雷の気配であればわかるのです」
ローガン「なるほど……」
☆魔族連合のヒューベルトと知り合いました
◆
296 :
◆eAA16RTlRw2e
[saga]:2025/01/18(土) 19:39:49.23 ID:wPHg9EoM0
―ユーシリア帝国 2日目
◇クロシュ [あかちゃんスライム]
武:メイドブレード 盾:ラティアの大盾 飾:くすんだ耳飾り
武:竜珠の杖 防:ゴスロリエプロン 飾:不死鳥の羽根
◇妖精 [世話焼き妖精]
武: 盾: 飾:くすんだ耳飾り
武: 防:精霊のレオタード 飾:
◇イリス [星の魔法使い]
武:精霊樹の杖[改] 盾: 飾:くすんだ耳飾り
武: 防:魔術師のローブ 飾:
◇ミスティ [氷の魔法使い]
武:魔銀の短剣 盾: 飾:くすんだ耳飾り
武: 防:氷竜革のローブ 飾:
◇ローガン [鋼の戦士]
武:鋼の剣 盾:灼鋼の盾 飾:くすんだ耳飾り
武:鋼の回転ノコギリ 防:鎖帷子 飾:
◇エバンス [地の傭兵]
武:古代の鉄槌 盾: 飾:くすんだ耳飾り
武:魔銀の剣 防:硬質革鎧 飾:
◯所持アイテム
[道具] [装備品] [大事なもの]
運命賽*4 蜘蛛絹の下着 魔族国永久旅券
会心賽*0 ザリガニのお守り フメイの服の切れ端
反魂丹*2 大きな巻き貝 精霊の印
鉄鍋+携帯調理器具 大きな軽石 精霊樹の実のジャム
「星の魔力」上中 闇の欠片 精霊樹の鉢植え+赤雷球
お宿の焼き菓子 フリルワンピ水着 フメイとアリシラの人形
お宿の妖精の織物 魔法学園のスク水 メルルの帽子
魔導飯盒 炎鉱石 溶岩石のアミュレット
妨害魔力波発生装置 ガラスのザリガニ 太陽のメダリオン
属性大全 踊り子の双剣 暗黒優待券
魔王図鑑 サボテンドラゴンの花 冒険者証(ランク1)
氷精の魔導書 精霊のローブ 大魔女帝国渡航権
ブラッドワイン*3 かたたたきけん
マッスルワイン*1 大魔女帝国滞在許可証
吸血鬼殺ワイン*1 風船印のパラシュート
綺麗な砂 ラティア勲章
魔術書「正負の属性」
吸血鬼の日焼け止め
日蝕の傘
大魔女サイン*1
古代のセラミック
◯現在の目標
・フメイちゃんを探す
・世界樹の光を追う[2/5]
・宰相の正体を暴く
・眠り病の原因を突き止める
・前皇帝の死の真相を突き止める(努力目標)
・ユーシリアの人魔対立をなんとかする(努力目標)
◯仲間の目標
・カリス・ノーランドを討つ(ミスティ)
・妻子の仇を討つ(ローガン)
◯経験値
・剣技[3/6](クロシュ)
・魔法[3/6](クロシュ)
・防御[3/6](クロシュ)
・魔法[4/16](イリス)
・剣技[4/6](ミスティ)
・魔法[4/16](ミスティ)
・剣技[9/16](エバンス)
・魔法[0/8](エバンス)
・剣技[6/16](ローガン)
・魔法[3/8](ローガン)
……………………………………………………………………………………
□ユーシリア帝都
中央区:王宮、兵舎、大図書館、邸宅街、他
平民区:公園、市場、食事処、酒場、浴場、娼館、冒険者ギルド、他
貧民街:広場、怪しい商店、薄暗い路地裏、魔族連合、他
郊外:農園、果樹園、他
……………………………………………………………………………………
297 :
◆eAA16RTlRw2e
[saga]:2025/01/18(土) 19:40:23.03 ID:wPHg9EoM0
―朝
帝都大図書館 客室
チュンチュン
カーテンの隙間「」キラキラ
イリス「ふわあ……。すごく良い寝心地だった……!」ググッ
ミスティ「図書館だからかとても静かなのよね」
イリス「高級ホテルにも引けを取らない居心地だよ!」
妖精「家事とかはセルフだけどね」
イリス「自分でやる方が性に合うからむしろ利点だよ!」
ミスティ「イリスって働き者よね……」
イリス「そ、そうかな?」
妖精「うん。私もそう思う」
スライムクロシュ「〜〜」モニョモニョ
ユーシリア帝国滞在2日目です
↓1コンマ
01-95 本日の自由行動へ
96-00 皇帝陛下来訪
↓2〜4 自由安価 何をする?
298 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2025/01/18(土) 19:43:52.42 ID:MG0m7PgrO
あ
299 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2025/01/18(土) 19:44:28.02 ID:Ama98w8q0
図書館整理の手伝い
300 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2025/01/18(土) 19:44:41.32 ID:kjtquH4lO
イリス 魔族の盗賊×30人が襲いかかってきたが謎の灰色髪に左腕義手のメイス1本の騎士(ノエル)がきて共闘する。ちなみにもう1本は整備中。
301 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2025/01/18(土) 19:46:50.65 ID:SFblncdf0
イリス 治癒魔法の練習
302 :
◆eAA16RTlRw2e
[saga]:2025/01/18(土) 20:31:35.11 ID:wPHg9EoM0
―帝都大図書館
パティの使い魔「あ、その本はこっちの棚にお願いします」
クロシュ「ん……!」トコトコ
ミスティ「この本は?」
パティの使い魔「それはですね――」
パティ「……何をしているの?」スタスタ
パティの使い魔「あっ……! ぱ、パティさん……!」
ミスティ「大変そうだったから手伝っていたの。何かまずかったかしら?」
パティ「ええ……。図書館の整理は使い魔たちの役目。それを客人に……ましてや大事な仕事を持つ方たちにさせるなど言語道断。あなた、減給を覚悟しておきなさい」
パティの使い魔「そ、そんなぁ〜!」
クロシュ「んゅ……」
ミスティ「待って。手伝うと言い出したのは私たちなの。だから責任は私たちにあるわ……」
パティ「……仕方ない。このようなケースは今回が初めてだったから、この子も誤った判断をしてしまったのでしょう。以後気を付けるように。次は本当に減給する」
パティの使い魔「はっはい! すみませんでした〜!」
パティ「図書館で大きな声を出すな」
パティの使い魔「はい……」
ミスティ「パティさん……けっこう厳しい人なのね……」
クロシュ「う、うん……」
ミスティ「でもあのフラナさんと親しい間柄ってことを考ると納得がいく気がするわ」
パティの使い魔「本当はのんびりした人なんですよ。最近は情勢もあってぴりぴりしてて……あと私たちに対してだけはいつも厳しいんです」ヌッ
パティ「私語をしている暇があるの?」ヌッ
パティの使い魔「ギャッ……!? す、すみませんでした〜……!!」
クロシュ「わあ……」
パティ「少し目を離すとすぐサボるのよ、あいつら」
ミスティ「……いろいろ大変そうね」
◆
303 :
◆eAA16RTlRw2e
[saga]:2025/01/18(土) 20:32:25.13 ID:wPHg9EoM0
―貧民街
閉められた扉「」
割れた看板「」
イリス「うーん……買い物をしようと思ったけど……」スタスタ
妖精「どこも閉まってるね。このご時世じゃ商売どころじゃないのかも」
イリス「仕方ないね。一旦図書館に戻ろうかな……ん?」
路上の隅に寝転がる子供「……」
子供の足の傷「」ジクジク…
妖精「……怪我が化膿して酷いことになってる。あそこまでいくと私の自然魔法じゃ厳しいなあ」
イリス「……私が診てみる!」ザッ
妖精「えっ、イリスってあれを治せるくらいの治癒魔法使えたっけ?」
イリス「べ、勉強だけはしてるから……!」
↓1コンマ
01-10 悪化した
11-70 最低限の処置はできた
71-90 回復のコツを掴んだ
91-00 完璧にできた
304 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2025/01/18(土) 20:34:04.86 ID:ga3sMdMNo
ん?間違ったかな
305 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2025/01/18(土) 20:34:05.70 ID:ZNLH5YPfo
どうだ
306 :
◆eAA16RTlRw2e
[saga]:2025/01/18(土) 21:43:55.84 ID:wPHg9EoM0
イリス「ちょっと良いかな?」スッ
子供「え……? おねえさん、だれ……?」
イリス「魔法使い! 足の怪我、見せてくれる?」
子供「あ、うん……」
子供の足の怪我「」ジクジク
イリス(……確かこういう場合は……まず水魔法で患部を洗って――)
*
子供「うぐうう……痛い、痛い……!」ジワワ
イリス「我慢して! もう少し……! 後は死んだ組織の代わりを造って、既存の部位と上手く結合させれば……!!」グググ…
ポン!
治った子供の足「」キラキラ
子供「………あれ……? 怪我……なおった……?」
イリス「ふぅぅ〜……! いちおう傷は塞がったけど、しばらくは安静にしてね。しばらくすれば、くっついたところにあなたの魔力が行き渡って馴染むはずだから。あ、あと何か問題があればすぐに病院とか教会に行くこと! 良い?」
子供「う、うん……。ありがと……」
*
妖精「すごい! イリスがあんなに高度な回復魔法を使えたなんて知らなかった!」
イリス「まあ、特に使う機会もなかったしね……。勉強しかしてないから実際に処置したのは今回が初めてだったし」
妖精「……それはそれでけっこう怖いかも」
イリス「でも今回のでコツは掴んだよ! 今後は私もけっこう大きな怪我を治せると思う!」
妖精「それなら良かった。クロシュも不死鳥の力を使えるけど、あれをやるとデロデロになるくらい疲れちゃうみたいだから」
イリス「今のところ大勢の人が大怪我を負うみたいな酷い事態はあの雷霆の魔王との戦いくらいだけど、今後もそういう厳しい戦がもしあったら、クロシュちゃん一人に頼り切りになるわけにはいかないもんね」
妖精「うん。あいつはいろいろできるようになってきてるけど、中身はまだあかちゃんスライムだから。あんまり重い役目とかは負わせないであげたいよ」
☆イリスが中級回復魔法を使えるようになりました
◇
307 :
◆eAA16RTlRw2e
[saga]:2025/01/18(土) 21:45:16.07 ID:wPHg9EoM0
―貧民街
イリス「じゃあ図書館に戻ろう」
妖精「そうだね……ん? なんか風の精霊が私を呼んでるみたい。先に戻ってて」パタパタ ビュンッ!
イリス「あ、うんわかった」
イリス「さて、それじゃあとりあえず戻ろうかな――」
黒ずくめの者「おい」ヌッ
イリス「えっ? 私ですか?」
黒ずくめの者「お前以外に誰がいる?」
イリス「ええと……何か用ですか?」
黒ずくめの者「さっき見ていたぞ。貴様が、路上に倒れていた魔族の子供に非道な追い打ちをかけていたのを」
イリス「ええっ!? ご、誤解です! 私はあの子の怪我を治療してあげただけで――」
黒ずくめの者「ならばなぜあの子供は、動かなくなってしまったのだ?」
イリス「ええっ!? 動かなくなった!?」
黒ずくめの者「見てみろ」スッ
路上の隅に寝転がる子供「……」
イリス「わわ……! だ、大丈夫!?」タタッ
路上の隅に寝転がる子供「……」zzz
イリス「……ね、寝ているだけだと思います。私が安静にしなさいと言ったからかも……」
黒ずくめの者「寝ぼけたことを。貴様がとどめを刺したのだろう」
イリス「ち、違いますってば! 言いがかりはやめてください!」
黒ずくめの者「その子は……両親を人間に殺され、行く宛もなく彷徨って、このスラムに辿り着いたのだ。にも関わらず貴様ら人間は……ここでの最期の安息すらも奪おうと言うのか……!?」
イリス「だから誤解です!! 大体私は、その子が魔族かどうかすらも知らなかったし!!」
黒ずくめの者「……あくまで罪を認めないというのだな。それならばこちらにも考えがある……みんな来てくれ!!」バッ
モヒカン魔族「ヒャッハー!!」ドッ!
肩パット魔族「ホホホーッ!!」ドドッ!
グラサン魔族「人間は消毒だーッ!!」ドドドッ
イリス「!!?」バッ
黒ずくめの男「我々を脅かす人間には死んで頂く。このスラムは騎士すらも避けて通る場所……助けはないぞ!!」
イリス「くっ……!!」ジャキッ
灰髪の騎士「待て!!」バッ
黒ずくめの者「……!?」
イリス「あなたは……!?」
灰髪の騎士「俺はノエル・リバー。徒党を組んで一人の女の子を襲うなんて、随分な真似してるじゃねえか。薄汚ェ魔族共が」
黒ずくめの者「フン、格好付けてのこのこスラムに来たのが間違いだったな。皆、憎き騎士を屠るチャンスだ! かかれ!!」
魔族たち「ヒャヘハハハーッ!!」バババッ
――戦闘開始 スラム暴徒――
308 :
◆eAA16RTlRw2e
[saga]:2025/01/18(土) 21:45:54.80 ID:wPHg9EoM0
イリス(……これだけの大人数……本気でやらないと、殺られる……!)
イリス(でも……私………)
――魔族革命の思い出『』ザシュッ ズバァッ バシャッ
イリス(今度は……魔族の人たちを、殺すの………?)
イリス(わ、私……は………)カタカタ
↓1選択
1.本気で殺る(コンマ+30)
2.手加減する
↓2コンマ
01-60 劣勢
61-90 優勢
91-00 会心
309 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2025/01/18(土) 21:47:22.09 ID:z0lgklnMo
2
310 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2025/01/18(土) 21:49:27.53 ID:ga3sMdMNo
あ
311 :
◆eAA16RTlRw2e
[saga]:2025/01/18(土) 22:05:53.30 ID:wPHg9EoM0
モヒカン魔族「オアッハー!!」ドンッ!
イリス「はあっ!」カッ
雷「」ギュオンッ!
モヒカン魔族「アババーッ!!」バリバリバリ
バタッ
黒焦げモヒカン魔族「」ピクピク
イリス(よ、よし。死んでない。これくらいの出力なら――)
肩パッド魔族「オアホホーッ!!」シュババッ
イリス「!!」
ノエル「オラァッ!!」
メイス「」ブオンッ!!
ドゴォンッ!!
肩パッド魔族「オゴッ……」ドサッ
イリス「だ、だめですノエルさん!! 殺しは――」
ノエル「!!? お、おい嬢ちゃん状況わかってんのか!?」
イリス「だめなんです!!!」
黒ずくめの者「何をごちゃごちゃと……。諸共消し炭にしてくれる!!」カッ!!
闇球「」ヴォンッ!!
ノエル「うおっ!」サッ
イリス「くっ!!」サッ
グラサン魔族「オッホホハーッ!!」ジャキン!!
魔導火炎放射器「」ゴウッ!!
ノエル「ぐああっ!!」メラメラ
イリス「きゃああっ!!」メラメラ
子供「……え? な、なに……? あっおねえさん……!!? なんで!? なにが……!!?」
子供「ひゅ、ヒューベルトさんを呼ばないと……!!」グッ
子供の足「」ズキッ
子供「うっ……! あ、安静に……してなきゃだった……。でも……」ジワワ
子供「ううううっ!!」ダダダッ!!
↓1コンマ
01-60 劣勢
61-90 優勢
91-00 会心
312 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2025/01/18(土) 22:07:37.86 ID:ZNLH5YPfo
厳しい
313 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2025/01/18(土) 22:07:42.62 ID:Ama98w8q0
あ
314 :
◆eAA16RTlRw2e
[saga]:2025/01/18(土) 23:15:19.42 ID:wPHg9EoM0
ノエル「この野郎……!!」カッ
重力魔法「」ズンッ!!
グラサン魔族「ぽぎっ!」バタン!
ノエル「嬢ちゃんに免じて手加減してやる……ありがたく思えよ貴様ら!!」カッ!!
重力魔法「」ズン!!
重力魔法「」ズン!!
重力魔法「」ズン!!
魔族たち「グワワーッ!!」バタンバタン!!
イリス「重力魔法……! すごい……!!」
ノエル「借りもんだがなかなかのもんだろ! 重力は対処手段が少ないからな!」
黒尽くめの者「ちいっ、厄介な魔法を! 全方位からかかれ、お前たち!!」
魔族たち「ホヘホーッ!!」シュババッ!!
ノエル「くそっ、流石に全方位は……!!」
イリス「全方位……はっそれなら!!」
ノエル「何か策が――」
イリス「魔力防御に全力を集中してください! はあああ――!!」ゴゴゴゴ…バチバチ…!!
黒尽くめの者「!? 皆、急いであの女を倒せ!!」
魔族たち「オホホーッ!!」シュババッ
イリス「くらえーッ!!!」カッ!!!!
全方位雷撃「」ババリバリバリッ!!
魔族たち「アババババーッ!!」バチバチバチ
倒れる魔族たち「」バタッ プスプス
イリス「……はあっ、はあっ……!! あ、頭が……」フラフラ
ノエル「っぶねえ……! 嬢ちゃんに言われて防御に集中してなかったら俺もやばかったぜ……! だが――」
倒れた魔族たち「」プスプス
ノエル「……勝負はあったようだな?」
黒尽くめの者「くそっ!! あんな大技を隠していただと!?」
ノエル「大技を隠してた? 馬鹿を言うな。嬢ちゃんは手加減してたんだ。お前たちを殺さない為に」
黒尽くめの者「なんだと……」
315 :
◆eAA16RTlRw2e
[saga]:2025/01/18(土) 23:16:51.85 ID:wPHg9EoM0
子供「ひ、ヒューベルトさん……こっちです……!!」タタタッ
ヒューベルト「ああ、わかっている。今の雷で全て視えた」タタタッ
黒尽くめの者「ヒューベルト・スタンフォード……!? それにあの子供は……」
イリス「だ、だから……言ったじゃないですか……。治療してあげた、だけだって……」フラフラ
黒尽くめの者「馬鹿な……。それでは……最初から、私一人が勘違いしていただけだと……」
ノエル「……んん? どういうことだ? 勘違いで人を殺そうとしたってのか?」
黒尽くめの者「……」
ヒューベルト「……ここスラムでも、暴力はご法度です。自分が何で、相手が誰であろうと、それは変わりません。この国に住んでいる以上は、この国の法に従わなければならないのです」
黒尽くめの者「……今回のことは、私に非があったと認めよう。すまなかった。逮捕も死刑も好きにするが良い」
イリス「……」
黒尽くめの者「だが……暴力がご法度で、国の法に従わねばならんだと? この国の人間たちはそれを実践できているのか? 行き場のない魔族を不満の捌け口にして攻撃しているのはどこの誰だ? あの子の両親を奪い、足を怪我させたのはどこのどいつだ? 人間は良いが、魔族が法を犯すのは許されない……などという巫山戯た現実が見えないとでも言うつもりか? ええ!?」ガッ
胸ぐらを掴まれたヒューベルト「……」
ノエル「言い訳は屯所で聞く。貴様らは全員逮捕だ」ザッ
手錠「」ガチャン!
騎士「ノエル隊長! 応援到着しました!」ザザッ
ノエル「ご苦労。こいつらを連行してくれ。殺人未遂の現行犯だ」
騎士「はっ!!」ザザッ
*
黒尽くめの者「フン……今に見ていろ。審判の日は遠くないぞ。腐りきった下劣なる悪性腫瘍どもが」
騎士「黙って歩け!」
ノエル「ふう、お疲れさん。ちょっと危なかったがなんとかなったな」
イリス「いえ、その……すみませんでした。命がかかってる状況だったのに、手加減しろなんて……」
ノエル「結果的に殺さずに逮捕できた。殺さずに済むならその方が良い」
イリス「……良かったです」
ヒューベルト「この度は、スラムの者が多大なるご迷惑をおかけしてしまったようで……。なんとお詫び申し上げればよいか……」
イリス「いえ……ええと、あなたは?」
ヒューベルト「……一応、このスラムに集う魔族たちのまとめ役のようなことをしている、ヒューベルトと申します。この子が怪我を治していただいたそうで」
子供「……おねえさん……だいじょうぶだった……?」
イリス「あ、うん! 大丈夫だよ。ヒューベルトさんを呼んで来てくれたんだね。ありがとう」
子供「うん……。でも……黒いおじさんは……」
イリス「黒い、おじさんって……」
ヒューベルト「……先ほど逮捕された者です。路上生活者なりに、この子のことを気にかけていたようで……。仕方のないことです。法を守れぬ者に、居場所はありません」
イリス「……」
ノエル「嬢ちゃんが気に病むことはない。今この男が言った通りだ。この国の法を守れないなら、この国を出ていくか、逮捕されるしかない。不満があるのなら国を出ていけば良いだけだ」
イリス「そう……なのでしょうか……」
ノエル「ああ。それでは俺も失礼する。縁があればまた会おう」スタスタ
子供「……」
ヒューベルト「……誰もが、自らの足で自由に動けるわけではありませぬ」
イリス「………」
◆
316 :
◆eAA16RTlRw2e
[saga]:2025/01/18(土) 23:19:46.72 ID:wPHg9EoM0
―魔法騎士団 屯所
ノエル「……なんだと?」
黒尽くめの者「言っただろう? もうこの国は終わりだと」
ノエル「もう一度言え!」
黒尽くめの者「何度でも言ってやるさ――」
↓1コンマ
01-33 審判の日まであと8日だ
34-66 審判の日まであと9日だ
67-00 審判の日まであと10日だ
317 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2025/01/18(土) 23:20:03.94 ID:6G4RyKW8O
審判
318 :
◆eAA16RTlRw2e
[saga]:2025/01/18(土) 23:30:40.15 ID:wPHg9EoM0
黒尽くめの者「審判の日まであと10日だ。それまでに首を洗うか、亡命の準備でもしておくのだな」
ノエル「審判とは何だ!? 詳しく説明しろ!!」
黒尽くめの者「ユーシリア憲法によれば、黙秘権は人も魔族も平等に保証されている。よってここは黙秘権を行使させてもらう」
ノエル「貴様!」
黒尽くめの者「……」チンモク
☆10日後(滞在12日目)に何かが起こります
◆
319 :
◆eAA16RTlRw2e
[saga]:2025/01/18(土) 23:53:30.82 ID:wPHg9EoM0
―ユーシリア帝国 3日目
◇クロシュ [あかちゃんスライム]
武:メイドブレード 盾:ラティアの大盾 飾:くすんだ耳飾り
武:竜珠の杖 防:ゴスロリエプロン 飾:不死鳥の羽根
◇妖精 [世話焼き妖精]
武: 盾: 飾:くすんだ耳飾り
武: 防:精霊のレオタード 飾:
◇イリス [星の魔法使い]
武:精霊樹の杖[改] 盾: 飾:くすんだ耳飾り
武: 防:魔術師のローブ 飾:
◇ミスティ [氷の魔法使い]
武:魔銀の短剣 盾: 飾:くすんだ耳飾り
武: 防:氷竜革のローブ 飾:
◇ローガン [鋼の戦士]
武:鋼の剣 盾:灼鋼の盾 飾:くすんだ耳飾り
武:鋼の回転ノコギリ 防:鎖帷子 飾:
◇エバンス [地の傭兵]
武:古代の鉄槌 盾: 飾:くすんだ耳飾り
武:魔銀の剣 防:硬質革鎧 飾:
◯所持アイテム
[道具] [装備品] [大事なもの]
運命賽*4 蜘蛛絹の下着 魔族国永久旅券
会心賽*0 ザリガニのお守り フメイの服の切れ端
反魂丹*2 大きな巻き貝 精霊の印
鉄鍋+携帯調理器具 大きな軽石 精霊樹の実のジャム
「星の魔力」上中 闇の欠片 精霊樹の鉢植え+赤雷球
お宿の焼き菓子 フリルワンピ水着 フメイとアリシラの人形
お宿の妖精の織物 魔法学園のスク水 メルルの帽子
魔導飯盒 炎鉱石 溶岩石のアミュレット
妨害魔力波発生装置 ガラスのザリガニ 太陽のメダリオン
属性大全 踊り子の双剣 暗黒優待券
魔王図鑑 サボテンドラゴンの花 冒険者証(ランク1)
氷精の魔導書 精霊のローブ 大魔女帝国渡航権
ブラッドワイン*3 かたたたきけん
マッスルワイン*1 大魔女帝国滞在許可証
吸血鬼殺ワイン*1 風船印のパラシュート
綺麗な砂 ラティア勲章
魔術書「正負の属性」
吸血鬼の日焼け止め
日蝕の傘
大魔女サイン*1
古代のセラミック
◯現在の目標
・フメイちゃんを探す
・世界樹の光を追う[2/5]
・宰相の正体を暴く
・眠り病の原因を突き止める
・前皇帝の死の真相を突き止める(努力目標)
・ユーシリアの人魔対立をなんとかする(努力目標)
◯仲間の目標
・カリス・ノーランドを討つ(ミスティ)
・妻子の仇を討つ(ローガン)
◯経験値
・剣技[3/6](クロシュ)
・魔法[3/6](クロシュ)
・防御[3/6](クロシュ)
・魔法[4/16](イリス)
・剣技[4/6](ミスティ)
・魔法[4/16](ミスティ)
・剣技[9/16](エバンス)
・魔法[0/8](エバンス)
・剣技[6/16](ローガン)
・魔法[3/8](ローガン)
……………………………………………………………………………………
□ユーシリア帝都
中央区:王宮、兵舎、大図書館、邸宅街、他
平民区:公園、市場、食事処、酒場、浴場、娼館、冒険者ギルド、他
貧民街:広場、怪しい商店、薄暗い路地裏、魔族連合、他
郊外:農園、果樹園、他
……………………………………………………………………………………
320 :
◆eAA16RTlRw2e
[saga]:2025/01/18(土) 23:54:26.48 ID:wPHg9EoM0
―朝
帝都大図書館 司書室
新聞「」バサッ
エバンス「うーむ、暗い記事ばかりだな……。おっ、昨日イリスちゃんが巻き込まれたっていう殺人未遂事件のことも載ってるぞ」
イリス「そ、そうですか……」
ローガン「……浮かぬ顔だな」
イリス「まあ……なんというか、この国の人魔の対立問題を直に感じてしまったというか……」
妖精「私が離れてからそんなことが……」
ミスティ「……かなり難しい状況みたいね。ひとまず私たちは、眼の前の目標に専念したいところだけど……」
スライムクロシュ「〜〜…」モニョニョ…
ガチャッ
パティ「皆、いるわね?」スタスタ
イリス「パティさん。おはようございます」
パティ「おはよう。早速だけど、悪い情報が入ったわ」
エバンス「悪い情報?」
パティ「昨日逮捕された魔族の一人が、10日後に審判の時が来る、などという供述をしたそうよ」
ローガン「審判の時……?」
妖精「どういう意味?」
パティ「それ以降、黙秘を貫いているみたい。昔の魔法騎士団ならともかく、マーズ・ネオンが指揮官が就任してからは魔法騎士団も法令遵守を完全に徹底しているから、憎き魔族といえど法に反する尋問はできないはず。恐らく当日になるまで、その魔族が情報を吐くことはない」
ミスティ「……審判……なんか凄そうな響きね。何が起きるのかしら?」
パティ「わからない。ただ、魔法騎士団は魔族たちによる大規模な反乱計画と想定して警戒を強める方針みたい」
妖精「……かつての魔族自治区みたいに、革命でも起こすつもりなのかな?」
パティ「そうね。でも魔族自治区とは多くの点で違いがあるわ。魔族自治区に住んでいた王国人はそれほど多くなかったし、革命はたったの1日で終わって独立を取り戻した。捕虜の扱いも悪くないと言われている。でももしこの国で大規模な反乱が起これば……きっと1日で終わるはずがないし、人も魔族も関係なくおびただしい量の血が流れる。国家滅亡は間違いないでしょうね」
イリス「ひえ……」
スライムクロシュ「〜〜…」モニョモニョ…
妖精「……間に合うかはわからないけど、私たちも急ごう」
パティ「……宰相は、どうするつもりなのかしら」
ユーシリア帝国滞在3日目です。12日目に何かが起こります
↓1コンマ
01-95 本日の自由行動へ
96-00 皇帝陛下来訪
↓2〜4 自由安価 何をする?
321 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2025/01/18(土) 23:55:47.99 ID:SFblncdf0
皇帝陛下ご来訪
322 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2025/01/18(土) 23:57:16.75 ID:E2PiziW1O
ユーシリアの歴史を調べてみる
323 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2025/01/18(土) 23:57:30.91 ID:z0lgklnMo
皇帝きた!
自由安価もあるなら
襲来したルクリリをなんとかするローガンさん
324 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2025/01/18(土) 23:58:04.23 ID:B/FQQqu00
貧民街の薄暗い路地裏を調査
325 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2025/01/18(土) 23:58:53.29 ID:q5zHn4YgO
ご来訪でも自由行動ある?
あるなら「昨日のイリス大暴れの件で情報屋が訪ねてくる」で
326 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2025/01/19(日) 00:01:41.28 ID:41Q3N/my0
しかもクリティカルだしサービスありそう
327 :
◆eAA16RTlRw2e
[saga]:2025/01/19(日) 00:02:20.18 ID:6KpRB5Yj0
皇帝陛下の来訪を前に、本日はここまでとなります。次回は皇帝陛下来訪編、ユーシリアの歴史編、ルクリリ氏襲来編、薄暗い路地裏編となります
今回はスラムの子供たちに恵んであげたり、イリス氏が回復魔法を使えるようになったり、スラムの暴徒にイリス氏が襲われたりしたようでした
命の危機であっても、殺さない為に手加減を選択したイリス氏。その勇気ある善意が未来になにをもたらすかはまだわかりませんが、少なくともイリスさん本人は覚悟が決まったようです。険しい道かもしれませんが、きっとイリス氏なら大丈夫でしょう
そして突然皇帝陛下がやってくることになりました。突然の訪問なので歓迎の準備はできないかもしれませんが、良い会合となれば良いかと思います
それでは本日もありがとうございました。次回もよろしくお願いいたします
328 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2025/01/19(日) 02:13:00.23 ID:hOU5TDpwo
おつでした
皇帝もなにか察知して来てくれてたら頼もしいが…
329 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2025/01/19(日) 13:46:25.64 ID:HTyYtap9O
ただでさえ問題山積みのユーシリアにここから世界樹の光目当てのシノホシや王国、フメイ組、たまにコンマにいるクロシュヴィアが入り込む可能性があるのか
330 :
あ
[sage]:2025/01/19(日) 13:56:19.08 ID:41Q3N/my0
おつ
パティ使い魔給料制なのか・・・
331 :
バクアゲ
:2025/01/19(日) 14:16:28.15 ID:2NDh5QAy0
ここからがバクアゲかもな。
332 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2025/01/19(日) 15:00:37.59 ID:aWeCYhq8o
皇帝に宰相に会わせてといったら解決か
333 :
◆eAA16RTlRw2e
[saga]:2025/01/19(日) 16:53:06.01 ID:6KpRB5Yj0
皇帝が来てくれるようですが、彼が頼もしい人物かどうかはまだわかりません。良い関係を築けると良いでしょう
世界樹の光を狙う者たちがユーシリアに来る可能性はあります。実のところ、既に入り込んでいる者もいるかもしれません。気を付けましょう
パティの使い魔たちは、実のところ浮島国編で登場したベルトーネ氏と同じ場所の出身のようです。その給料は主にパティ自身の魔力だそうです
ここから良い展開に向かうか悪い展開に向かうかは、実のところ誰にもわかりません。クロシュ一行のがんばりを期待するのが良いでしょう
皇帝に宰相に会わせてもらうよう頼むことができれば、宰相に会うことができるかもしれません。しかし宰相を乗っ取っている者は正体不明の危険存在なので、無策に会うのは避けたほうが良いかもしれません
334 :
◆eAA16RTlRw2e
[saga]:2025/01/19(日) 16:54:10.70 ID:6KpRB5Yj0
―司書室
扉「」コンコン
パティ「あら、この魔力は……。ちょっとあなたたち、居住まいを正してくれる?」
イリス「えっ?」
パティ「皇帝陛下がお目見えになるわ」スタスタ
エバンス「ええっ!?」
ローガン「な、なんだと……!?」
ミスティ「どんな人なのかしら……」
妖精「クロシュは……大丈夫だね。その姿でいてね」
クロシュ「ん」
扉「」ガチャッ
赤髪の若き皇帝→エリオス「朝早く、約束もなしに失礼。余は今代ユーシリア皇帝、エリオス。そなたたちは緑の国の使節団一行で間違いないだろうか?」スタスタ
妖精「初めまして、ユーシリア皇帝エリオス。いかにも私たちは緑の国から派遣された使者の一行だよ。私が代表の妖精」パタパタ
エリオス「突然の訪問にも関わらず、寛大に迎え入れて頂き感謝する」
妖精「こちらこそ。あなたにはいつかお会いしたいと思っていたの」
エリオス「であれば来て正解だった。今日はあなたたちに、少し相談があるのだ」
妖精「相談?」
エリオス「ああ。昨今のユーシリアの情勢についてはもうご存知のことと思う。多数の問題が同時多発的に噴出し、対応に苦慮させられている。猫の手や、異国の使節団の手も借りたいほどに」
妖精「……なるほどね。もちろん構わないけど、その件はもうパティから承ってるよ」
エリオス「把握している。しかし異国から来た使節団を我が国の為に働かせる以上、筋は通さなければならない」
妖精「ええと……つまり?」
エリオス「我が国、ユーシリアを守る為に……手を貸して頂きたい!」ペコッ
妖精「えっ……!?」
パティ「……皇帝、だめよ。例え今の貴方が、彼らに差し出せるものはそれしかないとしても……ユーシリアの皇帝は、決して安々と頭を下げてはならない」
エリオス「安々と下げたわけではない。そうするだけの価値はあると判断した」
パティ「……はあ、やっぱり若いわね。まあいいわ。この人たちはあなたのお辞儀に大した意味を見出したりはしないだろうから」
妖精「いや流石に見出すよ! これの意味がわかってないのはクロシュくらいだよ!」
クロシュ「?」
ミスティ「……? お願いをするのに頭を下げるのは当然のことじゃない?」
妖精「クロシュだけじゃなかった」
*
335 :
◆eAA16RTlRw2e
[saga]:2025/01/19(日) 16:55:17.08 ID:6KpRB5Yj0
エリオス「……というわけでそなたたちにやってもらいたいことは、パティが依頼した内容から変わらない。だが、現皇帝として貴方たちが働きやすくなるよう、私の方で働きかけることもできる。何かやって欲しいことはあるだろうか?」
妖精「あ、それなら宰相のことなんだけど……」
パティ「……それは難しいわ。今の王宮は、皇帝よりも宰相の方が力を持っているの」
妖精「ええっ!?」
ローガン「なんだと……!?」
エリオス「……不甲斐ない皇帝ですまない。即位してから失言と失政を重ねた結果、私を皇帝として敬う者は今やほとんどいなくなってしまった。立場上は私が皇帝だが、実権を握っているのは宰相なのだ」
パティ「宰相が何者かに乗っ取られていることは皇帝陛下も既にご存知よ。でも皇帝陛下が今言った通り、実権は彼女が握っている」
妖精「ええ……。それじゃあ、魔法騎士団をどうにか……」
パティ「騎士団の指揮権も今や宰相の手にあるわ。総司令のエドワードが数週間前に失踪したの。それから正当な手続きに則って、宰相が騎士団の指揮をとれるようになってしまった」
ローガン「なんだと……!? エドワード司令が……!?」
妖精「えええ……。じゃあ逆に何ができるの?」
エリオス「……僅かではあるが、まだ私を皇帝と認めている者もいないわけではない。そういった者に働きかけを行うことなら可能だ」
妖精「う、う〜ん……」
どうしよう……
↓1〜2 自由安価 皇帝と話したいことや、頼みたいことなど
336 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2025/01/19(日) 16:56:32.75 ID:41Q3N/my0
パティとは小さい頃からの付き合いなのか
337 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2025/01/19(日) 17:16:55.02 ID:wqDHNbC9O
目標について互いに分かっている情報を伝えてすり合わせしたい
まずどう動けばいいか指針が欲しい
幅広すぎてだめなら安価下でお願いします
338 :
◆eAA16RTlRw2e
[saga]:2025/01/19(日) 19:43:00.60 ID:6KpRB5Yj0
妖精「それじゃあ……世界樹の光の行方について、皇帝の方でわかってることはある?」
エリオス「騎士団の方で整理された情報によると、農作物の異常と地震は北の方がより深刻になっているらしい。光が向かった先についての目撃証言も合わせると、恐らくは北部のどこかに落ちたと考えられるだろう」
ミスティ「この国の北はどんな環境なの?」
イリス「ちょ、ミスティ敬語敬語!」
ミスティ「あ……す、すみません」
エリオス「いや、構わない。国外から来た君たちにとって、私は敬うべき皇帝陛下ではないのだ。一人の協力者として気軽に接して欲しい」
ミスティ「わかったわ。敬語ってなんか疲れるのよ」
エバンス「マジか……」
妖精「まあいいんじゃない? 私も敬語使ってないし」
エリオス「はは、好きに話してくれ。形ばかりの敬意を表されるのも面白くないんだ。それで、北部の環境だったな。中央大陸を横断する大山脈のことは皆も知っていると思うが、この国の北にもその山脈が巨大に横たわっている。恐らく光は大山脈を超えず、山脈のどこかに激突したのではないかと推測できるだろう」
イリス「大山脈ですか」
妖精「確か鉱山として採掘とかもしてるんだよね」
エリオス「その通り。しかし何年か前に最も資源豊富な鉱山を悪竜に乗っ取られてからは、我が国の鉱物資源産業も弱まってしまっている」
ミスティ「悪竜?」
エリオス「どこから来たのか全くわからない巨大な竜だ。尋常でない強さで暴れまわった挙げ句、その鉱山に棲み着いてしまった。既に何度も討伐計画が立ち上がっているが、一度として成功に至らなかった」
イリス「そんな竜が……」
パティ「先帝の逝去も、その悪竜討伐を目的とした遠征に出た矢先のことだったのよ。伝説の英雄の剣を継承し、圧倒的な武力と統率力を有していた先帝なら……と誰もが期待したけれど……まさか鉱山に辿り着く前に殺されてしまうなんて、誰に予想できたかしら……」
ローガン「……実を言うと、あの強き先帝が在野の賊に遅れを取ったなど、私には未だに信じられぬのです……。先帝を殺害せしめた者が何者か、騎士団は既に掴んでいるのですか?」
エリオス「先帝が率いていた討伐隊の者たちも、ほとんどは先帝共々殺されている。辛うじて生き残り治療を受けている者や、別働隊にいた者などから多少の話を聞くことはできているようだが、未だ犯人の情報は判然としていないらしい」
妖精「魔族の仕業っていうのは、生き残った人が?」
エリオス「ああ。襲撃者は角と翼を持ち、魔王復活と高らかに叫んでいたそうだ」
妖精「……?? 魔王は魔族の王ってわけでもないのに……ちょっとよくわからないなあ」
パティ「……この国では、魔王を魔族の王と勘違いする者も少なくないわ。当の魔族たち自身すらもね」
妖精「ええ……」
エリオス「長き時をかけて定着した民の認識を覆すのは、とても難しいと……即位してから思い知ったよ」
*
339 :
◆eAA16RTlRw2e
[saga]:2025/01/19(日) 19:43:29.63 ID:6KpRB5Yj0
エリオス「まあそういうわけで、君たちには引き続き光の探索を頼みたい。もし余裕があれば眠り病の原因も突き止めて欲しいが、これは我々の問題だから優先しなくて構わない」
妖精「あ、うん。まあ余裕があれば追ってみるよ」
エリオス「ああ、それと……最近、王宮に亡霊が出没するそうだ。この図書館とは少し離れているから君たちには無縁だと思うけど、念の為気を付けて欲しい」
妖精「ぼ、亡霊?」
イリス「本物なんですか……?」
エリオス「はは、実は私はまだ見たことがないんだ。もし見かけたら教えてくれるかな?」
妖精「い、いいけど……」
パティ「亡霊……少し気になるわね。私も気にかけておくわ」
エリオス「パティが気にかけてくれるなら安心かな」
イリス「パティさんは皇帝陛下にも砕けた態度で接してらっしゃってますけど、もしかして親しい間柄だったりするのですか?」
エリオス「え、どうだろう……」
パティ「エリオス皇帝陛下にとってはあかちゃんの頃からの付き合いとも言えるわね」
ローガン「それを言うなら私にとってもそうでしょう」
パティ「そうね」
エリオス「パティ魔術顧問は、最もユーシリア帝国に貢献してくれているお方だ。誰よりも長く生きてこの国の公務を遂行し続けていらっしゃるのだから」
パティ「……本気で乗っ取ろうと思えば、たぶん私の方が今の宰相より上手く乗っ取れると思うわ。そんな面倒なことしたくないからしないけど」
イリス「うひゃあ……」
エバンス「けっこう面白い力関係なんだな……」
*
340 :
◆eAA16RTlRw2e
[saga]:2025/01/19(日) 19:43:58.23 ID:6KpRB5Yj0
―帝都大図書館 司書室
イリス「先ほど言っていた、先帝が継承した英雄の剣というのは?」
エリオス「ああ、国外から来た君たちは知らなくて当然だったね。まず、この国がどのように成立したのかは知っているかな?」
イリス「……確か、英雄たちが魔王を討伐して、土地を開拓したとか……」
エリオス「そう。私の先祖……初代皇帝たちだ。その初代皇帝が用いた剣……伝説の赤き勇者の剣が、代々継承されているんだ」
イリス「へえ〜!」
パティ「皇帝の力の象徴でもあったわ。でも扱いが難しいらしくて、歴代の皇帝であれを上手く使えた者はそんなにいないのではないかしら」
ローガン「先帝は使いこなしているように見えたのですが、あれでもまだ十全には引き出せていなかったのでしょうか?」
パティ「ええ、多分。まあ今はその剣も例の襲撃者に奪われてしまったわけだから、今ここでどうこう言っても仕方ないけどね」
ミスティ「奪われてしまったのね……」
パティ「エリオス皇帝の支持が低いのはそのことも関係しているのでしょう。伝説の剣を正式に継承していない者を皇帝と認めることはできない、という意見は少なくないわ」
エリオス「……その意見ももっともだと思う。皇帝の皇帝足る証を持っていないのに、皇帝を名乗るのは烏滸がましいと私自身でさえ思うのだ」
パティ「まあ、あまり弱気にならないで。弱々しい姿を見せれば支持は落ちる一方よ。急に即位させられて、不本意かもしれないけど……」
エリオス「っと、すまない。私が弱気になってしまってはいけないな」
クロシュ「……大変そう……」
妖精「まあ、実際大変だと思うよ」
◆
341 :
◆eAA16RTlRw2e
[saga]:2025/01/19(日) 19:44:29.84 ID:6KpRB5Yj0
―帝都大図書館 司書室
ローガン「……ふう。エリオス現皇帝には頭が下がるな」
エバンス「この国の状況じゃ、どんな手を打っても不満は出るだろうしなあ。俺だったら絶対嫌だぜ、この状況で皇帝になるなんて」
妖精「宰相もその点を上手く利用してるように見えるね。自分への批判を躱す為の身代わりとして」
イリス「……ま、まさか先帝襲撃の黒幕が宰相なんてことはないですよね……!?」
妖精「……」
ローガン「国家転覆を狙う何者かが乗っ取っているのだとすれば、可能性はむしろ高いのではないか……?」
イリス「うええ……」
パティ「事実を紐解いていけば、いずれは全てが詳らかになるわ。憶測は憶測よ」
扉「」コンコン
ミスティ「あら、また来客?」
パティ「この感じは……誰だったかしら? まあ入って良いわ」
扉「」ガチャッ
銀髪ショートの女性「こ、こんにちは! ローガン隊長がこちらにいらっしゃっているとお聞きして……ああ……!!」
ローガン「む……君は、ルクリリくんか」
銀髪ショートの女性→ルクリリ「ろろ、ローガン隊長!! 今までどこ行ってたんですか!?」
ローガン「どこ、とは……」
パティ「……図書館では静かにしてくれる?」
ルクリリ「あ、すみません……」
*
紅茶の入ったカップ「」カチャン
ルクリリ「ローガン隊長……! ど、どうして……急にいなくなっちゃったんですか……!!?」
ローガン「……旅に出たい気分だったからだ」
ルクリリ「ど、どうして旅に出たい気分になったんですか……!?」
ローガン「それは……。家族を失ったからだ」
ルクリリ「あっ……す、すみません……」
ローガン「……君の方こそ、なぜ私にそのようなことを聞く? その後騎士団でどのような風評が出回ったのかは知らんが、一応は正式な手続きを踏んで辞めたつもりだ。もしや引き継ぎに不備などがあったか?」
ルクリリ「そ、そんな……不備なんてありません!」
ローガン「ふむ……? ではなぜ……」
ルクリリ「だ、だって……私……」
コソコソ…
イリス「あの人がルクリリさんなんだって……」コソコソ
ミスティ「やけにローガンさんに執着しているわね……。なんでかしら……」コソコソ
イリス「なんでって、そんなの……」
ミスティ「そんなの……?」
クロシュ「??」
妖精「……ローガンも大変だね、こりゃ……」
エバンス「旦那、どうするんだ……?」
*
↓1コンマ
01-10 ???
11-90 ローガン、気付かずに帰らせる
91-00 ローガン、気付く
342 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2025/01/19(日) 19:50:19.18 ID:ik4anh//o
どうだ
343 :
◆eAA16RTlRw2e
[saga]:2025/01/19(日) 20:06:45.83 ID:6KpRB5Yj0
ローガン「当時の隊に迷惑をかけてしまったことは、申し訳ないと思っている。引き継ぎだけでなく他にもいろいろ不足していたと言うのであれば、至らぬ点を言って欲しい」
ルクリリ「そ、そんなんじゃ、ないんです……! 私は……ただ……」
ローガン「う、うむ……?」
ルクリリ「……」
ローガン「……すまぬ、我々にはやらねばならんことがある。今上手くまとまらないのであれば、また後日要望しに来て欲しい。sれで構わないか?」
ルクリリ「………はい……」
ローガン「すまぬ……」
ヨタヨタ…ガチャッ バタン…
イリス(あ、ああ……! ルクリリさん、がっくり項垂れて帰っちゃった……!)
ミスティ(うーん……私も、あの人の言いたいことはよくわからなかったわ……)
エバンス(旦那……。まあ、それが良いかもな……)
妖精(そうだね。ローガンはきっと亡くなった家族を一番大事にしたいだろうから……。気付かないままの方が、互いに良いと思う)
クロシュ(……??)
◆
344 :
◆eAA16RTlRw2e
[saga]:2025/01/19(日) 20:34:43.78 ID:6KpRB5Yj0
―貧民街
クロシュ「……」トコトコ
妖精「あんなことがあったからか、昨日よりさらに閑散としてるね……。みんな表には出てきてない」
クロシュ「うん……」
*
―薄暗い路地裏
クロシュ「くらい……」
妖精「どこの国にもこういう路地裏はある。後ろ暗い取引とかの現場になってたりすることもあるけど……」
汚い子供「止まれ!!」ザッ
クロシュ「?」
妖精「子供だ」
汚い子供「お前たち、どこの者だ! ここを小鬼≠閨[だーの居城と知ってのろうぜきか!?」
妖精「旅の者だよ。りーだーとか知らないけど……」
クロシュ「うん」
汚い子供「しらばっくれるつもりか……!」
クロシュ「?」
妖精「……なんか面倒な奴らの縄張りに入っちゃったのかも。出直そうか」パタパタ
クロシュ「うん」トコトコ
汚い子供「あ、ま、待て! 逃げるのか!?」
クロシュ「??」
妖精「はあ、面倒だなあ。ちょっと脅かしてやろうか……」ヒュルヒュル
「待って待って!」シュババッ
妖精「ん?」
クロシュ「わっ!」
巨大なムカデ「」シャカシャカシャカ!!!!
妖精「うわああああ!!?」
クロシュ「!!」バッ
汚い子供「りーだー!!!!」
345 :
◆eAA16RTlRw2e
[saga]:2025/01/19(日) 20:35:15.28 ID:6KpRB5Yj0
巨大なムカデ「」シャカカカッ!!!
ググググ…ポン!!
黄緑髪の少女「おまえたち……ちから≠持つ者だな……?」ザッ
妖精「うわあ!? ムカデが、人間の子供になった!!?」
汚い子供「そうだ! りーだーは何にでもなれるんだぞ!!」
黄緑髪の少女→ミント「えっへん! われはミント……この腐りきった世界に舞い降りた、正義のひかり!」
クロシュ「わあ……!」
妖精「ええと、そうなんだ……」
ミント「そうなのだ! おまえたち、わが小鬼の軍勢に入りたくて来たんだね?」
妖精「え、違うけど……」
ミント「えっ」
クロシュ「?」
ミント「……なんで?」
妖精「なんでって……むしろ、なんで入りに来たと思ったの?」
ミント「ここに来る子たちは、全員そうだもん」
妖精「……そうなの?」
汚い子供「そ、そうだ! ここに来る子供は、みんなりーだーに助けを求めて来るんだ!」
ミント「そう! われのちからは、みんなを救うためのもの! だから、今からでも入りたいですって言えば、入れてやってもいいよ?」
汚い子供「おまえたち、りーだーがここまで言ってくれてるんだぞ!!」
妖精「いや、そんなこと言われても……」
クロシュ「……入ってあげる?」
妖精「いや。こいつら、多分あの記者が言ってた悪ガキ集団だよ。入団なんてしたら騎士にしょっぴかれちゃうかも」
クロシュ「わあ……」
妖精「まあ、取引くらいならしてやっても良いかもね」
ミント「むー……こしょこしょと内緒話なんかして……! そんなだと入れてあげないよ……!」
どうしよう
↓1選択
1.宰相のことを聞く
2.眠り病のことを聞く
3.先帝の死のことを聞く
4.人と魔族のことを聞く
5.りーだーのことを聞く
0.自由安価
346 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2025/01/19(日) 20:36:18.86 ID:q+9O65WH0
5
347 :
◆eAA16RTlRw2e
[saga]:2025/01/19(日) 22:25:08.81 ID:6KpRB5Yj0
クロシュ「りーだーは……スライムなの……?」
ミント「へ? スライム?」
デロデロ…ポン!
スライムクロシュ「〜〜」モニョモニョ
ミント「わああ……!? スライムになった!?」
モニョモニョ…ポン!
クロシュ「……んーん。スライムの方が……本当の、わたし……」
ミント「えっ、そうなの!?」
クロシュ「うん……」
ミント「すごい!」
妖精「少なくともスライムではなさそうだね。りーだーって自分の種族はわかる?」
ミント「われの種族は……小鬼ぞ!」ドン!
妖精「いや、そういうあれじゃなくて……」
ミント「……小鬼では、種族がどうこうって話は禁止なの。喧嘩になるから」
妖精「ああ、なるほどね……」
クロシュ「んゅ……」
ミント「われの種族は……実を言うとわかんない。見た感じ人間っぽいけど、髪の色が人間にしては珍しいから、違うかも。まあどうでもいい」
妖精「まあそうかもね」
ミント「おまえは……妖精!」
妖精「正解。間違える人なんていないと思うけどね」
クロシュ「りーだーは……どうして、小鬼なの……?」
ミント「鬼は東の国で、すごくつよいって聞いた。われもすごくつよいけど、まだ小さいから、小鬼だと思う!」
クロシュ「わあ……!」
妖精「あなた一人だけじゃなくて、グループ全体の名前になっちゃってるみたいだけど?」
ミント「われがそう名乗ってたら、みんな真似しだしたから……。べつにいいけど」
妖精「なるほどね……。普段はどうやって食いつないでるの?」
ミント「かせいだ通行料でごはんを買ったり、悪い人をやっつけてお金をもらったり、馬車をやっつけていろんなものをもらったりしてる!」
妖精「馬車……それってもしかして、平原とかを行き交ってる……?」
ミント「そう! でっかいデカムカデとか、でっかいイワゴーレムの姿で襲いかかれば、みんなびっくりして逃げ出すもん!」
妖精「イワゴーレムにも変身できるのか……。反撃されたりしないの?」
ミント「われはつよいから、反撃されても反撃し返してやっつけちゃうぞ! よわっちい大人なんてひとひねりだ!」
クロシュ「わあ……」
妖精「うん……。まあ生き方にもいろいろあるからね」
ミント「どうだ、やっぱり入らないか? おまえたちは面白いしつよいみたいだから、小鬼の四天王にしてやってもいいぞ!!」
妖精「……他の四天王にはどんなのがいるの?」
ミント「まだ一人もいない!」
クロシュ「わあ……」
☆小鬼りーだーのミントと知り合いました
◆
348 :
◆eAA16RTlRw2e
[saga]:2025/01/19(日) 22:25:41.87 ID:6KpRB5Yj0
―ユーシリア帝国 4日目
◇クロシュ [あかちゃんスライム]
武:メイドブレード 盾:ラティアの大盾 飾:くすんだ耳飾り
武:竜珠の杖 防:ゴスロリエプロン 飾:不死鳥の羽根
◇妖精 [世話焼き妖精]
武: 盾: 飾:くすんだ耳飾り
武: 防:精霊のレオタード 飾:
◇イリス [星の魔法使い]
武:精霊樹の杖[改] 盾: 飾:くすんだ耳飾り
武: 防:魔術師のローブ 飾:
◇ミスティ [氷の魔法使い]
武:魔銀の短剣 盾: 飾:くすんだ耳飾り
武: 防:氷竜革のローブ 飾:
◇ローガン [鋼の戦士]
武:鋼の剣 盾:灼鋼の盾 飾:くすんだ耳飾り
武:鋼の回転ノコギリ 防:鎖帷子 飾:
◇エバンス [地の傭兵]
武:古代の鉄槌 盾: 飾:くすんだ耳飾り
武:魔銀の剣 防:硬質革鎧 飾:
◯所持アイテム
[道具] [装備品] [大事なもの]
運命賽*4 蜘蛛絹の下着 魔族国永久旅券
会心賽*0 ザリガニのお守り フメイの服の切れ端
反魂丹*2 大きな巻き貝 精霊の印
鉄鍋+携帯調理器具 大きな軽石 精霊樹の実のジャム
「星の魔力」上中 闇の欠片 精霊樹の鉢植え+赤雷球
お宿の焼き菓子 フリルワンピ水着 フメイとアリシラの人形
お宿の妖精の織物 魔法学園のスク水 メルルの帽子
魔導飯盒 炎鉱石 溶岩石のアミュレット
妨害魔力波発生装置 ガラスのザリガニ 太陽のメダリオン
属性大全 踊り子の双剣 暗黒優待券
魔王図鑑 サボテンドラゴンの花 冒険者証(ランク1)
氷精の魔導書 精霊のローブ 大魔女帝国渡航権
ブラッドワイン*3 かたたたきけん
マッスルワイン*1 大魔女帝国滞在許可証
吸血鬼殺ワイン*1 風船印のパラシュート
綺麗な砂 ラティア勲章
魔術書「正負の属性」
吸血鬼の日焼け止め
日蝕の傘
大魔女サイン*1
古代のセラミック
◯現在の目標
・フメイちゃんを探す
・世界樹の光を追う[2/5]
・宰相の正体を暴く
・眠り病の原因を突き止める
・前皇帝の死の真相を突き止める(努力目標)
・ユーシリアの人魔対立をなんとかする(努力目標)
◯仲間の目標
・カリス・ノーランドを討つ(ミスティ)
・妻子の仇を討つ(ローガン)
◯経験値
・剣技[3/6](クロシュ)
・魔法[3/6](クロシュ)
・防御[3/6](クロシュ)
・魔法[4/16](イリス)
・剣技[4/6](ミスティ)
・魔法[4/16](ミスティ)
・剣技[9/16](エバンス)
・魔法[0/8](エバンス)
・剣技[6/16](ローガン)
・魔法[3/8](ローガン)
……………………………………………………………………………………
□ユーシリア帝都
中央区:王宮、兵舎、大図書館、邸宅街、他
平民区:公園、市場、食事処、酒場、浴場、娼館、冒険者ギルド、他
貧民街:広場、怪しい商店、薄暗い路地裏、魔族連合、他
郊外:農園、果樹園、他
……………………………………………………………………………………
349 :
◆eAA16RTlRw2e
[saga]:2025/01/19(日) 22:27:27.50 ID:6KpRB5Yj0
―朝
帝都大図書館 司書室
イリス「現時点でわかってる情報をまとめると……」カキカキ
・世界樹の光は北の方
・北には大山脈と鉱山がある
・鉱山は悪竜に占拠されている
・先帝は悪竜討伐の為の遠征中に襲撃されて死んだ
・襲撃犯は角と翼を持つ者。未だ捕まっていない
・討伐隊の生存者は大怪我で入院している
・王宮と騎士団の実権は宰相が握っている
・皇帝は立場が弱い
・皇帝の剣は魔族に奪われたまま
・帝位継承順位1〜8位は眠り病にかかっている
・王宮に亡霊が出るらしい
ローガン「ありがとう。わかりやすい」
ミスティ「まずは世界樹の光を見つけに行く? 妖精とイリスがいれば、騎士団より見つけやすいでしょうし」
妖精「それも一つの手だと思う。でも鉱山の悪竜ってのがちょっと気になるんだよね……。もし世界樹の光がその鉱山付近に落ちたんだとしたら、けっこうやばいかも……」
エバンス「……トコナツ火山島じゃ、マグマトカゲが世界樹の光を食っただけで星竜になっちまったんだよな。最初から力の強い竜が食ったら……」
イリス「た、大変なことになっちゃうんじゃ……」
妖精「……あまり考えたくはない事態だね。まあそのことについて考えるのは、実際に光の行方が判明してからでも遅くはないと思う」
ローガン「そして、宰相の正体を暴くのは……まだ難しいな」
エバンス「そもそも王宮への出入りすらできないのに、さらに宰相に何か仕掛けたら一瞬でお縄だぜ。皇帝が味方でも庇いきれないだろ」
イリス「妖精さんは、取り憑いた者を暴いたり引き剥がしたりするにはどうすれば良いかわかる?」
妖精「悪霊とか呪いなら、例えばロイエ教の神官がよく習得してる神聖魔法なんかで祓ったりできるみたいだけど……。今回の相手が悪霊かどうかもまだわからないし……」
扉「」ガチャッ
エリオス「ふむ、神聖魔法か……。ナインハルト兄さんが眠り病にかかっていなかったら頼めたかもしれないが……」スタスタ
イリス「エリオス皇帝陛下!?」
エリオス「おはよう。朝早くにすまない。早朝くらいしか自由に動く暇がないんだ」
妖精「そ、そうなんだ。お疲れさま」
ローガン「……そういえば、ナインハルト様は神聖魔法の使い手でしたな」
エリオス「ああ。知性と気品もあり、少し冷たい印象ながらもその心根はとても優しい人だった。もし即位したのが私ではなく彼だったら、もう少し事態は良い方向に進んでいたかもしれない……」
妖精「どうかな。この国の状況は、知識の有無とか政治の上手さでどうにかなる範疇をとっくに超えてる。誰が皇帝になっても酷いことにはなってたと思うよ」
エリオス「そうかな……そうかもしれない」
ミスティ「でも、眠り病にかかってしまったのね。その人も……」
エリオス「ああ……。眠り病と言えば、弟のオーミールは夢に関する魔法が得意だったんだ。しかしそんなオーミールまで眠り病にかかってしまった」
妖精「夢に関する魔法か……。面白い魔法だけど、結局眠り病にかかっちゃったんじゃなあ……」
ユーシリア帝国滞在4日目です。12日目に何かが起こります
↓1コンマ
01-05 皇帝の妹来訪
06-95 本日の自由行動へ
96-00 皇帝の妹来訪
↓2〜4 自由安価 何をする?
350 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2025/01/19(日) 22:32:13.48 ID:UPa/0oJwO
クリティカルとファンブルでどう違う?
351 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
:2025/01/19(日) 22:32:21.59 ID:41Q3N/my0
あ
352 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2025/01/19(日) 22:32:31.42 ID:aWeCYhq8o
悪竜討伐にでもいく
353 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2025/01/19(日) 22:32:41.46 ID:oPjLGJn2O
情報屋を訪ねてみる
354 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2025/01/19(日) 22:32:59.47 ID:3+SaH0W0O
でろでろ教の信者に囲まれ布教される
355 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2025/01/19(日) 22:33:08.88 ID:Oip5NgKKO
安価なら郊外の農園と果樹園の様子を見に行く
(片方だけなら農園)
356 :
◆eAA16RTlRw2e
[saga]:2025/01/19(日) 22:36:50.73 ID:6KpRB5Yj0
クリティカルでは友好的、ファンブルでは敵対的な訪問となるかもしれません。皇帝の妹様は恐ろしい人物との噂があるので、もしお会いする時はしっかりごまをすった方が良いかもしれません
357 :
◆eAA16RTlRw2e
[saga]:2025/01/19(日) 23:35:09.55 ID:6KpRB5Yj0
―帝都大図書館 司書室
クロシュ「……悪い、竜さんを……やっつける?」
エバンス「いや……まだ戦わなきゃならんと決まったわけじゃないみたいだぞ、クロシュちゃん。それにこの国の軍隊が何度も倒そうとして失敗してる相手だ。もしやっつけに行くなら下調べと準備は入念にしていく必要がある」
ローガン「うむ。現段階で討伐に行くのは危険すぎる。もし倒しに行くなら、エバンスくんの言うように可能な限りの調査と準備が必要になる」
クロシュ「ん……わかった」
☆現時点で悪竜に挑むのはとても危険なので、安価が下にずれます
◇
―貧民街
クロシュ「という、わけで……調査……!!」
妖精「うんうん、言われたことをしっかり実践できてるね」
イリス「確か貧民街のこの辺に探偵事務所があったよね。せっかくだし寄ってみよう!」
看板「クロス探偵事務所」
イリス「あれあれ」
ローガン「あれに入るのか……。しかしよく見るとけっこう新し目の看板だな。最近できたのだろうか?」
*
―クロス探偵事務所
カランカラン
年季の入ったソファ「」
古びた棚「」
棚に収められた無数の書類「」ギッシリ
イリス「こんにちは〜」
妖精「探偵事務所なんて初めて入ったけど、思ったより落ち着いた内装かも」
ローガン「古めかしいなりに綺麗に整えられている。主は綺麗好きなのかもしれん」
カラスのハーピィ「おや、いらっしゃい。珍しいタイプのお客さんねえ」スタスタ
クロシュ「わ……!」
イリス「カラスの……ハーピィさん!!」
ローガン「ということは……まさか!!」
妖精「……もしかして、魔族国の悪徳新聞記者の知り合い?」
カラスのハーピィ「ん? あいつのこと知ってるの……ていうかあなたたち、ダークヒーロー一行!?」
*
358 :
◆eAA16RTlRw2e
[saga]:2025/01/19(日) 23:35:52.92 ID:6KpRB5Yj0
コーヒーカップ「」カチャン
カラスのハーピィ→フーミン「ふむふむ、なるほど。世界樹の光を追ってるのは知ってたけど、今はこの国に来てたのねえ」
イリス「はい。フーミンさんは、この国に住んでらっしゃるんですか?」
フーミン「いいえ。このスラムで適当な空き家を探偵事務所として改装しただけよ。こういう拠点があった方がいろいろ便利だからね」
ローガン「では探偵事務所の看板は偽りなのか?」
フーミン「偽りってわけでもないわ。依頼されれば仕事はする。まあこの貧民街で店を構えたところで客なんてほとんど来ないけどね」
妖精「はあ、なるほど……。まあいいや、探偵なら情報も扱ってるでしょ? 私たち、いろいろ知りたいことがあるの」
フーミン「いいわよ。ダークヒーローの一行なら、今後の期待も込めて特別にお安くしてあげる。魔族にとっちゃあなたたちの活躍は本当に面白くてエキサイティングなんだもの!」
*
妖精「それじゃあまずは悪竜のことなんだけど」
フーミン「悪竜か。あれはこの国に巣食う癌細胞そのものね。以前国中を荒らし回った挙げ句、鉱山に住み着いて資源を食い潰し続ける極悪竜よ。当人にゃ悪意なんて毛ほどもないかもしれないけどね」
イリス「国中を荒らし回った……?」
フーミン「ええ。何年か前に、二匹の巨竜がユーシリアを散々荒らし回ったことがあったの。一匹はそのうちにどっか行っちゃったみたいだけど、もう一匹は今言ったとおり鉱山に住み着いてしまった。魔法騎士団も散々がんばったみたいだけど、結局討伐はできてないの」
ローガン「……私が騎士団を辞したのは、彼奴らの活動が収まり始めた頃だった。まあ実を言えば、彼奴らが暴れている時点では辞めるに辞められなかったというのもあるがな」
妖精「へえ、そうだったんだ……。じゃあローガンの家族は……そんな竜が暴れていた大変な時期に……」
ローガン「まあ、私の家族を襲ったのは恐らく人型の魔族だ。竜とは無関係だろう」
フーミン「おや? あの頃にご家族を、魔族に?」
ローガン「……うむ。禍々しい爪痕、血肉を食らっていった痕跡、そして扉を開けて閉める知性が見られたことから、魔族と断定した。正体は全くわからなかったがな……」
フーミン「ふむふむ……であれば、竜と無関係と断定するのは早計かもしれないわね」
ローガン「……なんだと?」
フーミン「これはあまり知られていないことなのだけれど……あの二匹の悪竜は、人間態に化けることができるのよ。竜の姿で暴れまわることもあれば、人間態で殺戮を繰り広げたこともあった。だからあなたの家族を襲ったのが、その竜のどちらかだった可能性もゼロではない」
ローガン「………」
フーミン「実際、あの頃はあなたの家みたいに、何者かによる一家惨殺事件が相次いでいる。そしていずれも犯人は不明……。確定的な証拠はないけれど、私はあの竜どもが怪しいとずっと疑ってるのよね」
ローガン「……疑いが確定したら、教えてくれ。私も誤った復讐に身をやつしたくはない」
フーミン「もちろん!」
イリス「ろ、ローガンさん……!」
ローガン「すまぬ。あの事件は、私の中でまだ終わっていないのだ。手がかりの一つも掴めずに諦めかけていたが……もしフーミン殿の推測が正しければ……」
妖精「……一人で行くとかはやめてよね。ローガンがいないと、すごく困るもん」
ローガン「……わかっている」
クロシュ「ローガンさん……」
☆情報屋のフーミンと知り合いました
☆悪竜の情報を得ました
◇
359 :
◆eAA16RTlRw2e
[saga]:2025/01/19(日) 23:47:50.62 ID:6KpRB5Yj0
―帝都 市場
ワイワイ ガヤガヤ
ミスティ「なるほど、そんな情報が……」
妖精「うん……。この国に滞在する以上、ローガンの因縁とも無縁ではいられないかもって思ってたけど……まさかよりにもよって悪竜の可能性があるなんて……」
エバンス「……もし旦那が復讐に向かうってんなら、俺も力を貸したい。良いか?」
妖精「……悪竜の戦力による。もし全員でかかっても絶対に勝てないような絶望的な相手だったら、私はみんなに嫌われてでも、みんなを止めるよ。流石に、ローガンは止められないかもしれないけど……」
クロシュ「んゅ……」
ワイワイ ガヤガヤ
クロシュ「……?」
妖精「……あれ、なんか妙に賑わってるね。この国に来てからこんな賑わってるとこなんて見たことなかったのに」
ワイワイ ガヤガヤ シンノタダシイセカイ!!
クロシュ「??」
ミスティ「なんか変な言葉が聞こえたわ」
エバンス「な、なんだ?」
↓1コンマ
01-10 クロシュヴィア「久しぶりだね……」ポン
11-40 導師????「クロシュちゃん……?」
41-00 導師??「真の正しい世界を目指しましょう」
360 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2025/01/19(日) 23:49:59.47 ID:3+SaH0W0O
でろ
361 :
◆eAA16RTlRw2e
[saga]:2025/01/20(月) 00:03:56.57 ID:K/ZPlCP40
導師??「真の正しい世界を目指しましょう……。そうすれば、あらゆる苦しみから解放されます」
信者たち「真の正しい世界!」
シンノタダシイセカイ!! シンノタダシイセカイ!!
市民A「な、なんだ……? 新手の新興宗教か?」
市民B「お、おいあの絵を見ろ!!」
デロデロ世界の絵「」デロデロデロデロ
導師??「この素晴らしき理想画を御覧ください。痛みも苦しみも、悲しみも寂しさも……この世の嫌なことが何もかも溶け合って、柔らかな愛に包まれた世界の姿です」
市民C「な、なんだありゃ……気持ちわりぃ……」
市民D「でも、俺……なんか、目が離せねえよ……」
市民E「あんな風に、デロデロになれたら……こんな苦しいことは、もう終わりになるのかな……」
導師??「今このユーシリア帝国は、未曾有の危機に晒されています。ですが、ご安心ください。全てが溶け合えば、最期に待っているのはしあわせな大団円……。溶け合った向こう側で、みんなで平穏に生きていくことができるのです……」
市民F「溶け合った、向こう側で……」
市民G「平穏に、生きていける……」
導師??「星に還り、二度と会えなくなった方とも……星さえ溶けてしまえば、また巡り逢えます。さあ、私の手を取って……。共に、真の正しい世界へ行きましょう……」
市民たち「うおおおお!! 真の正しい世界!! 真の正しい世界!!」
シンノタダシイセカイ!! シンノタダシイセカイ!!
妖精「こ、これは……まさか……!!」
クロシュ「……わたしの……描いた、絵……」
エバンス「マジか……!?」
ミスティ「というか、あの導師……」
導師??「あら……お久しぶりです、復権派の皆様」スタスタ
妖精「お、お前は――」
導師僧侶「こんなところでお会いするなんて……。以前は失礼なことを申し上げてしまい、ごめんなさい」ペコリ
クロシュ「わ……そ、僧侶、さん……!?」
*
362 :
◆eAA16RTlRw2e
[saga]:2025/01/20(月) 00:10:12.77 ID:K/ZPlCP40
というわけで本日はここまでとなります。次回はデロデロ導師となった僧侶さん編、郊外の農園を見に行こう編となります
今回は皇帝陛下とお会いしてお話したり、ルクリリ氏を追い返したり、小鬼のりーだーと知り合ったり、情報屋のフーミン氏から悪竜の情報を買ったり、ローガン氏の復讐の炎が再燃したり、デロデロ教の導師となった僧侶氏と出会ってしまったりしたようでした
悪竜はとても恐ろしい存在なので、無策に挑むのは危険なようです。事前の情報収集と対策がその生死を分けると言っても過言ではないでしょう。そしてローガン氏の復讐すべき相手かどうか、今後も注視していく必要があります
そしてなんと、あの邪悪な差別主義者の僧侶氏が、なんとデロデロ教の導師となって現れてしまったようでした。ある意味では王国側の戦力が減ったので良いことといえなくもないかもしれませんが、このことが未来にどのような影響を及ぼすかは未知数です。セインくんが寂しがっている可能性も僅かにあります
それでは本日もありがとうございました。次回は土日となります、よろしくお願いいたします
363 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2025/01/20(月) 00:27:17.00 ID:2NSaTtvZo
乙
全部でろでろになれば世界は幸福になるのです
364 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2025/01/20(月) 01:36:50.46 ID:sVbsebtao
おつでした
僧侶さん宗旨替えっすか、なんか寝返りそうって思ってたけど
365 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2025/01/20(月) 01:43:58.69 ID:o1Vf6hXZo
おつ
章ボスが宰相にしろ魔王にしろ悪竜にしろ戦力が足りないな…
ローガンの遺恨も解決してあげたいしなかなか忙しいぞ
366 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2025/01/21(火) 23:39:17.10 ID:ida31xvKo
クロシュヴィアは低コンマで出現ということは基本あんまり遭遇しない方がいいのか
367 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2025/01/22(水) 22:42:37.08 ID:+4VO8pj+0
現在分かっている魔法騎士団をまとめてみました。騎士団での役職が分かっているキャラは()をつけてます。間違っていたらすみません。
・魔法騎士団の上司的立ち位置の者
エドワード(最高司令官)、マーズ(指揮官)、リュウゼン(元?教官)
・現在魔法騎士団に所属している者
エルゼ(小隊長)、ノエル(隊長)、ルクリリ、サージェス
・昔魔法騎士団に所属していた者
リチャード(元参謀)、ローガン(元隊長)
368 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2025/01/24(金) 19:59:11.85 ID:PD8VQqvVo
やっぱり騎士団勢力と協力結べるかが鍵か
369 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2025/01/25(土) 00:05:09.57 ID:jP8PzVAeO
悪竜と戦うなら情報や仲間もほしいが地力もほしい。あと少しでレベルアップしそうなクロシュの経験値とかミスティの剣技経験値とか、強い装備品とかもろもろ(強欲)
370 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2025/01/25(土) 11:20:36.21 ID:l2VD/upDo
悪竜は食べ物与えれば解決いけるいける
371 :
◆eAA16RTlRw2e
[saga]:2025/01/25(土) 15:16:56.85 ID:2d+DZtwZ0
デロデロこそが真の正しい世界であると考える方は少なくないようです。本来はスライム以外には理解しがたい感覚ですが、ここ最近はクロシュヴィアちゃんの地道な活動の成果もあって、少しづつ浸透してきているのかもしれません
僧侶氏の心境にどのような変化があったのかは、もうすぐわかるかもしれません。その変化が吉と出るか凶と出るかは現時点では未知数です
この先何と戦うことになるかはわかりませんが、魔王や悪竜を相手にするとなるとクロシュ一行だけでは実際戦力不足かもしれません。ローガン氏の遺恨もまた、着地点は不明瞭です。忙しそうです
クロシュヴィア氏が低コンマなのは、彼女がユーシリア帝国で活動すると世論がデロデロ方面へ一気に傾く恐れがあるからです。そういう意味では、物理的に暴れるだけのブラッド氏よりもだいぶ厄介なスライムと言える可能性があります。なおクロシュ的にはデロデロは悪くないことなので、ユーシリア帝国がデロデロになるのも一つの解決策かもしれません
騎士団の方々のおまとめ、ありがとうございます。わかりやすいです。また最高司令官のエドワード氏は現在行方不明で、最高司令官の代理は宰相が務めているようです。気を付けるのが良いでしょう
騎士団全体と協力関係を結ぶのは、実のところ最高司令代理が宰相なので難しいかもしれません。しかし騎士団に所属している個人と個別に協力することなら難しくはないと思われます。また、もし宰相を倒す等して騎士団の指揮権を現皇帝に移すことができれば、騎士団全体と協力することも容易くなるでしょう
悪竜と戦うことになる場合、個人の強さもできる限り高めておくのが良いでしょう。また、装備品の更新も良いかもしれません。例えば竜を殺すことに特化した対策や技、武器などがあれば、悪竜に対して少し有利になる可能性があります
悪竜はとても食欲が大きいという噂があります。実のところ、鉱山の鉱物をモグモグ食べているという噂もあるようです。食べ物で釣るというのは有効な作戦になるかもしれません
372 :
◆eAA16RTlRw2e
[saga]:2025/01/25(土) 15:17:56.12 ID:2d+DZtwZ0
―かなり前
芸術都市ミュージア 街外れ
シンノタダシイセカイ!! シンノタダシイセカイ!!
僧侶「………」
クロシュヴィア「……また、来たんだ」ヒョコ
僧侶「……あなたは……教祖の、クロシュヴィアでしたっけ」
クロシュヴィア「いいえ。わたしは導師クロシュヴィア……。皆に正しい道を教え、導く役どころ……」
僧侶「一番偉いのなら、教祖みたいなものってことですね」
クロシュヴィア「宗教のつもりはないんだけど……まあ、その方がわかりやすいならそう考えてもらってもいいよ」
僧侶「……なら、あなたたちは異教徒です。ロイエ教の教えに反する、忌まわしき邪教の……」
クロシュヴィア「そのロイエ教の信者も、いるよ……。あの中に、けっこうたくさん」
シンノタダシイセカイ!! シンノタダシイセカイ!!
僧侶「……元々、信仰の薄い人だったのでしょう。そんな安い人間の信仰など……」
クロシュヴィア「ロイエ教の神さまは……あなたたちを、救ってくれた?」
僧侶「……」
クロシュヴィア「瓦礫に埋もれて息もできずに死んでった命たちのことなんか……見向きさえ、しなかった……。そうでしょ?」
僧侶「……違います。これは……神が私たちに与え給うた、試練で……」
クロシュヴィア「……一人の男の子が放った、破滅の光が……神さまの試練なの?」
僧侶「……っ」
クロシュヴィア「あなたは……あの男の子の、仲間なんだよね……? だったら……あれが、神さまの思し召しなんかじゃ、なくて……。単なる人災だってことも……わかってるはずだよね……?」
僧侶「」グニャァ
クロシュヴィア「……神なんて、いないよ。もしいるなら、最低最悪の外道だよ。だって……こんな救いようのない、残酷な世界を……地獄を創ったんだもの」
僧侶「……違い、ます……。神は、そのような意図でこの世界を創ったのではなく……私たちが愚かだから……世界が、こんなことになってしまうんです……!」
クロシュヴィア「意図と違うならなんで創り直さないの……? 今ここで苦しんでいる命たちを放ったらかしにして……死と苦痛の螺旋を無限に紡がせ続けるのが、神の試練なの……?」
僧侶「……それも、違います……! その愚かな営みを脱却することこそが……神の試練なのです……!! そうすれば……いつか……命は、救われるはずなんです………」
クロシュヴィア「……そう………」
僧侶「…………」
クロシュヴィア「ねえ、聞いてくれる……? わたしたちが目指す、デロデロ世界のこと……」
僧侶「………何もかもを、溶かして一つにすれば……差別も、争いも……苦しみも、悲しみもない……とかなんとか……」
クロシュヴィア「そう……。怖がるのも、争うのも、傷付け合うのも、食べられるのも……全部、違う生き物だからなの……」
僧侶「だから……溶けて一つになれば、争いはなくなるってこと……ですか」
クロシュヴィア「そういうこと……。どう……? これ、考えようによっては……あなたの神様の試練に、合格する方法の一つとも……言えない……?」
僧侶「……!」
クロシュヴィア「星さえもデロデロになっちゃえば……最期には、死んで星に還った命たちとも……一つに、なれる……。だから……この方法なら……死者も、救える……」
僧侶「……!!」
クロシュヴィア「どうかな……? ロイエ教の神さまは……認めて、くれそう……?」
僧侶「………」
クロシュヴィア「………」
僧侶「……どちらにしろ、私には使命があります。このような邪教で現を抜かしている暇などありません」
クロシュヴィア「……認めないとは断言しないんだね」
僧侶「うるさいです。認めないに決まってます」クルッ スタスタ
クロシュヴィア「ふふ……。ゆっくり、考えてみてね……」
◆
373 :
◆eAA16RTlRw2e
[saga]:2025/01/25(土) 15:18:44.16 ID:2d+DZtwZ0
―芸術都市ミュージア 宿
僧侶「……」
コンコン
「僕だ。僧侶、いるのか」
僧侶「あ……は、はい。どうぞ」
ガチャッ
セイン「ただいま戻った」スタスタ
僧侶「おかえりなさい……。砂漠では、どうでしたか」
セイン「先を越された」
僧侶「……仕方ありません。今回は出遅れましたから」
セイン「……」
僧侶「……今回は、私の不調が原因ですから。あの子たちのことなら心配しなくて大丈夫です」
セイン「……そうか」
僧侶「…………」
セイン「…………」
僧侶「………私のこと……恨んで、いますか」
セイン「……いや」
僧侶「遠慮しなくて良いですよ。今日は無礼講です」
セイン「……あの組織に属している以上……全く恨みがないと言えば、たぶん嘘になると思う」
僧侶「…………そりゃそうですよね」
セイン「……だが、どちらかと言うと……感謝の方が、大きい気もする」
僧侶「……正気ですか? 私、あなたに感謝されるようなことなんて……」
セイン「……僧侶は、口では脅すようなことをしばしば言うが……実際にそれを実行したことは、ほとんどなかった。何かと理由を付けて、処分を回避、保留してくれた。そのことに気付かないほど、僕も鈍感じゃない」
僧侶「………」
セイン「……ありがとう。お陰で……ここ最近、あの子たちの様子も少し明るくなった」
僧侶「……やめてください……。私は……あの子たちを人質にして、あなたを利用しているんです。間違っています……」
セイン「……僧侶自身が作り上げた仕組みじゃないだろう。僧侶はその中で、できる範囲内で便宜を図ってくれている」
僧侶「……なんで……感謝なんて、しないで……!! 恨んでください!! 嫌ってください!!! だって……結局、庇い切れてない……!!! 私が来る前に犠牲になった子たちは、どうなるんです!!!?」
セイン「……」
僧侶「セインくんは、私なんかに絶対に感謝しちゃいけないんです!!! 恨んで、憎んで、最期には私たち全員を皆殺しにしなきゃいけないの!!!! わかりましたか!!!!?」
セイン「………」
僧侶「……っ」
コンコン
僧侶「!!」ビクッ
セイン「……誰だ」スッ
「使徒≠ナす。僧侶様はいらっしゃいますか」
僧侶「!!? な、なんで……使徒様が……!!?」
セイン「……」
僧侶「……は、はい。おります。どうぞ」
「それでは失礼します」
ガチャッ…
374 :
◆eAA16RTlRw2e
[saga]:2025/01/25(土) 15:20:20.80 ID:2d+DZtwZ0
ガチャッ…
十字瞳の金髪ロング少女→使徒「お久しぶりでございます。僧侶様、セイン様」スタスタ ペコリ
僧侶「は、はい。お久しぶりです」
セイン「お久しぶりです」
使徒「僧侶様の成果について裁定が下されましたので、お知らせに参りました」
僧侶「えっ……裁定……?」
使徒「はい。こちらをご覧くださいませ」スッ
紙『解任通知書』ペラッ
僧侶「か……かい、にん……?」
使徒「はい。僧侶様は十分な成果を挙げられなかったため、世界樹の光探索の任を解くとのことです。今後はセクリエ・ロイエに戻り、大司教より次の指示を仰ぐのが宜しいかと」
僧侶「ま、待ってください! それじゃあ世界樹の光探索はどうするんです!?」
使徒「あなたがそれを知る必要はありません」
セイン「……僕はどうなる? 彼女と同様、任を解かれるのか?」
使徒「セイン様の今後については、追って通達致します。待機期間中は芸術都市ミュージアの復興支援に従事してください」
セイン「……あの子たちについては」
使徒「方針が決定するまでは、私が臨時の担当となります」
セイン「……承知した」
僧侶「あ、あの……! セインくんは、任務にとても忠実でして……! 成果を挙げられなかったのは、私個人の責任です! ですから――」
使徒「わかりました。考慮致します」
僧侶「お願いします……」
使徒「私はセクリエ・ロイエに戻ります。僧侶様も、準備が整い次第お戻りくださいませ」
僧侶「……はい」
使徒「ではまた」スタスタ
ガチャッ パタム…
僧侶「……」
セイン「……すまない」
僧侶「なんで……セインくんが、謝るんですか……」
セイン「僧侶一人の責任ではないのに……僕は、何も言えなかった」
僧侶「……何言ってるんです。私一人の責任です。何も言わないのが正解だったんです」
セイン「……」
僧侶「……それじゃ……明日には、荷物をまとめて街を出るので……。セインくんは、復興支援がんばってくださいね」
セイン「ああ……。僧侶も、達者で」スタスタ
ガチャッ バタム…
僧侶「……」
ガクッ
僧侶「ぐすっ……ひぐっ……う、うぐうぅ……」ポロポロ
僧侶「ごめんなさい……ごめんなさい……。セインくんも……街の、皆さんも……」ポロポロ
◆
375 :
◆eAA16RTlRw2e
[saga]:2025/01/25(土) 15:21:31.22 ID:2d+DZtwZ0
―翌日
芸術都市ミュージア
僧侶「……」フラフラ
クロシュヴィア「あれ、どこに行くの?」
僧侶「……帰るだけです……。元いた場所に……」
クロシュヴィア「使命は……?」
僧侶「なくなりました……」
クロシュヴィア「そうなんだ……」
僧侶「……」
クロシュヴィア「……」
僧侶「……誘わないんですか?」
クロシュヴィア「……あなたは、考えた? デロデロ世界のこととか……ロイエの神さまが、命に課した試練のこととか……」
僧侶「……わかりませんよ。そんなの……考えたって……」
クロシュヴィア「じゃあさ……やるだけ、やってみない……?」
僧侶「……帰らなきゃ、ならないので……」
クロシュヴィア「……教祖様の命令に従うことだけが、信仰なの?」
僧侶「……」
クロシュヴィア「あなた自身の心で……考えて……。何をするのが、本当の信仰なのか……。どこを目指すのが、本当の正しさなのか……」
僧侶「……」
クロシュヴィア「わたしも……手伝うくらいなら、してあげられるから……」
僧侶「……」
クロシュヴィア「……」
僧侶「………それじゃあ……よろしく、お願いします……」ペコ
クロシュヴィア「うん……! よろしくね……」
◆
376 :
◆eAA16RTlRw2e
[saga]:2025/01/25(土) 15:21:56.79 ID:2d+DZtwZ0
―数日後
芸術都市ミュージア 街外れ
僧侶(……考えれば考えるほど……導師クロシュヴィアの言う通り、全て溶けるのが正しいことのように思えてくる……)
僧侶(……差別も、争いも……あらゆる苦しみや悲しみさえも、溶けて消える……)
僧侶(それこそが……ロイエ神が望んだ、至るべき終着点……?)
*
僧侶「……導師クロシュヴィア様」
クロシュヴィア「なあに? 様はいらないよ?」
僧侶「私、理解できました。デロデロ世界のことや……神が望む、真なる正しき結末を……」
クロシュヴィア「そっか……! ふふ、嬉しい……。ロイエ教幹部のお墨付きだね……」
僧侶「……今の私に、宗教組織としてのロイエ教における居場所はありません。だからお墨付きとは言えないかも……」
クロシュヴィア「そうなの? まあいいけど」
僧侶「……デロデロこそが、神が望む真の正しい世界なんです。ロイエ神の真なる信徒として……私にも手伝わせてくださいませんか」
クロシュヴィア「もちろん……! それじゃあ、僧侶ちゃんにも導師をやってもらおうかな……?」
僧侶「え、私が導師を……? つ、務まるでしょうか……?」
クロシュヴィア「ちゃんとデロデロの正しさを言葉にできる人ってあんまりいないんだもん……。だから、ちゃんと言葉にできる僧侶ちゃんなら、適任なの」
僧侶「……ロイエ教に寄ってしまうかもしれません」
クロシュヴィア「結果的にデロデロ世界を実現できるなら、それでも良いよ。前にも言ったけど、わたしは宗教のつもりでやってるわけじゃないから……」
僧侶「わかりました……。それでは――」
導師僧侶「これより私は――ロイエ神の望む真の正しい世界を目指す者――ロイエ教デロデロ派の、導師僧侶となります」
◆
377 :
◆eAA16RTlRw2e
[saga]:2025/01/25(土) 15:22:58.64 ID:2d+DZtwZ0
―現在
ユーシリア帝都
導師僧侶「――とまあいろいろありまして。今は原理派の幹部ではなく……ロイエ教デロデロ派の導師をやっております」
クロシュ「わあ……!」
妖精「……ロイエ教、デロデロ派!!?」
ローガン「は、初めて聞く宗派だが……」
導師僧侶「それはそうでしょう。デロデロ派は私一人しかいませんから」
妖精「他のデロデロ信者は違うの?」
導師僧侶「真の正しい世界を求める者という意味では、デロデロ派であるとも言えますが……ロイエ神を信仰しているわけではない者も多いので。導師クロシュヴィア様も、同じく。ゆえに、ロイエ教デロデロ派は私一人なんです」
クロシュ「……僧侶さんも……デロデロに、なりたいの……?」
導師僧侶「はい。導師クロシュ様……以前はスライムの方々のことを何も知らず、知ろうともせず、無礼な発言をしたことをお許しください。スライムの皆様はロイエ神の望む真の正しい世界に最も近い方々なので、今は心底から尊敬の念を抱いております」
クロシュ「わ……そうなの?」
導師僧侶「はい。特に導師クロシュ様は、あの素晴らしい理想画を描いた伝説のお方と心得ています。クロシュヴィア様にも、クロシュ様と会ったらよろしくと申し付けられております」
クロシュ「わあ……」
妖精「なんか調子狂うなあ……」
クロシュ「えと……セインさんは……?」
導師僧侶「セインくんとは……別れてしまいました……。唯一の心残りです……。元気にやってくれていると良いのですが……」
クロシュ「そうなんだ……」
導師僧侶「皆さんは、今も世界樹の光を追ってらっしゃるんですか?」
妖精「そうだけど……その様子だと、僧侶はもう追ってないんだ」
導師僧侶「はい。当時は世界樹の光を集めることこそが、世界を救う唯一の方法だと信じて疑いませんでしたが……今は、デロデロの方がより正しさの高い道だと考えております」
イリス「セインくんは、まだ追ってるんですか?」
導師僧侶「……わかりません。私はもう、原理派ではないので」
↓1〜2 自由安価 導師僧侶と話すこと
378 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2025/01/25(土) 15:25:03.48 ID:NvTp4hBGO
とりあえず図書館でお茶する?
379 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2025/01/25(土) 15:27:15.38 ID:0zecU+kso
聖女さんとの関係を聞きたい
380 :
◆eAA16RTlRw2e
[saga]:2025/01/25(土) 17:35:58.99 ID:2d+DZtwZ0
イリス「えっと、立ち話も何ですし図書館でお茶にしませんか?」
導師僧侶「え……? 図書館で、お茶……?」
イリス「このユーシリア帝都大図書館って、中に喫茶店も併設されてるんです。図書館部分とは区切られてるので、喋ったりしても大丈夫のはず……」
導師僧侶「へえ、そうなんですね……。それじゃあ折角ですし、お茶にしましょう」
*
―帝都大図書館
喫茶室
使い魔「いらっしゃいませ〜。ご注文がお決まりになりましたら、テーブルのベルを鳴らしてくださいね〜」
導師僧侶「本当です……! こんな面白い施設があったなんて」
ローガン「管理人の趣味だろうな。ここで働いているのも管理人の使い魔のようだ」
*
紅茶のカップ「」カチャン
妖精「……まさかあなたとこうしてお茶を飲む機会が来るなんてね」
導師僧侶「以前の私なら、断固として拒否していたでしょうね。スライムや妖精なんかと一緒にお茶なんて飲めるか、なんて言って……」
エバンス「デロデロ世界に共感したとは言っても、他種族への悪感情までそう簡単に霧散するものなのか?」
導師僧侶「私としても、自分で自分に少し驚いてます。クロシュヴィア様に会って、いろいろ考えるようになって……。それまでの自分の考えが、いかに浅はかで愚かだったかを自覚しました。種族が違うからって、生きてることとか、生きることによって生じる苦しみや悲しみが変わったりするわけじゃない……。それまでの私は、そんな当たり前のことすら、気付けなかった……。もう他種族の方々に見当違いの感情を向けるなんて恥知らずな真似は、できません」
妖精「……ちょっとしたきっかけで、価値観ががらっと変わっちゃうこともあるよ。元々が強い偏見とかに根ざしていたものなら、なおさら」
ミスティ「ふうん……そういうこともあるのね」
*
381 :
◆eAA16RTlRw2e
[saga]:2025/01/25(土) 17:36:48.18 ID:2d+DZtwZ0
クロシュ「あの……僧侶さん……」
導師僧侶「はい、何でしょう?」
クロシュ「えと……聖女さんって、知ってる……?」
導師僧侶「聖女……?」
クロシュ「魔族国の……教会に、いる……」
導師僧侶「ああ……あの子は……私の妹です」
妖精「ええっ!?」
ミスティ「嘘!?」
イリス「せ、聖女さんが……僧侶さんの、妹!!?」
ローガン「な、なんと……」
導師僧侶「……ただ……私たちが幼い頃に、あの子だけ穏健派の修道院に押し付けられて……それ以来、ほとんど話す機会はありませんでした。立場的にはあの子も原理派ということになっていますが、原理派の内情や方針は全く知らないし関わりもないと思います。実際、原理派の活動とはほとんど関わりのない魔族国に出向させられているようですし……」
イリス「ど、どうして引き離されちゃったんですか……?」
導師僧侶「さあ……。たぶんですけど、あの子って神聖魔法の才もないし、宗教家としての口の上手さもないみたいなので……。原理派としての活動に向いていないと判断されたんじゃないでしょうか」
ミスティ「……幼い頃にわかることかしら? 魔法の才はともかく、口の上手さなんてその後の成長次第じゃないの?」
導師僧侶「お父様……大司教が何を考えてたかは私にはわかりませんが、何かしらの思慮があっての判断だったと思います」
妖精「てことは大司教の子なんだ、あなた」
導師僧侶「そうです。所詮は親の七光りですよ……。ところで、あなたたちはどこであの子のことを知ったんですか?」
クロシュ「えっと……魔族国で……一緒に、遊んだりして……」
イリス「いろいろあって、危ないところをクロシュちゃんが助けたりしたんですよ!」
導師僧侶「そうだったんですか……。ありがとうございます、妹を助けていただき」
クロシュ「んへへ……」
導師僧侶「あの子は、元気でやれていましたか? 魔族国ではまだまだ人間への風当たりが強いでしょうから、少し心配なのですが……」
妖精「少し前に手紙のやり取りとかもしたけど、元気そうだったよ。魔族国の子供たちに好かれてるみたい」
導師僧侶「子供たちに……。そういえば、あの子は人一倍優しい子でした。害虫のムカデ一匹さえ殺せなかったんですよ。今思えば、あの子が原理派としての教育を受けなくて良かったと思います」
妖精「それはまあ、確かに……」
導師僧侶「もしまたあの子とやり取りをする機会があれば、私は元気でやっていると……いや、やっぱり良いです。あの子が原理派の活動に巻き込まれる危険があるので」
クロシュ「んゅ……」
ミスティ「世知辛いわね……」
☆ロイエ教デロデロ派の導師僧侶と知り合いました
◆
382 :
◆eAA16RTlRw2e
[saga]:2025/01/25(土) 18:34:03.31 ID:2d+DZtwZ0
―ユーシリア帝都
郊外 農園
クロシュ「……」トコトコ
妖精「ここは……ユーシリア帝国の農園だね」
クロシュ「うん」
しわしわカボチャ「」シワシワ
しわしわモロコシ「」シワシワ
しわしわヤマイモ「」シワシワ
クロシュ「しわしわ……」
妖精「これは……。どの植物も、栄養が過剰すぎて苦しんでる……」
クロシュ「んゅ……」
妖精「栄養を与える力は世に数多くあるけれど、栄養を適切に奪うのは難しいんだよね……。」
農家のおじさん「コラーッ!! 勝手に畑に入んなァー!!」ドタドタ
クロシュ「ひゃっ!?」
妖精「あ、しまった……! ちょっと懐に隠れるよ!」パタパタ
*
農家のおじさん「ったく、どこの子だオメーは? 人んちの敷地に勝手に入っちゃイカンってママに教わんなかったのか?」
クロシュ「……ママ……いない……」
農家のおじさん「……そりゃ悪かった。いいか、人んちの敷地にゃ勝手に入っちゃいけねーんだ。覚えられるか?」
クロシュ「ん……わかった……」
農家のおじさん「よし。わかったなら……ほれ」スッ
しわしわカボチャ「」ポン
クロシュ「ほえ……?」
農家のおじさん「ハラ減ってたんだろ。どうせ売りもんになんねえんだ。持ってきな」
クロシュ「あ、えと……」
農家のおじさん「ガキが遠慮なんかすんじゃねえ」
クロシュ「でも……」
妖精(貰っておいて。私が調べるのに使える)
クロシュ(!)
クロシュ「……ありがと、ございます……」
農家のおじさん「おう。次からはタダじゃやんねえからな」
しわしわカボチャ「」ポン
◇
383 :
◆eAA16RTlRw2e
[saga]:2025/01/25(土) 18:34:34.96 ID:2d+DZtwZ0
―帝都大図書館 司書室
しわしわカボチャ「」シワシワ
イリス「わ、このしわしわカボチャどうしたの?」
クロシュ「えと……もらった……」
妖精「農家のおじさんにね。売り物にならないからって、タダで貰ってきた」
エバンス「おお……。まあ、こんだけしわしわでも食えはするだろうからな」
妖精「んで、調べてみた結果……やっぱり、星の力が影響してることがわかったよ。しかも成分中に微量のステライトが混じってた」
ミスティ「ステライト……確か、星の力が宿った特殊な鉱物……だったかしら?」
妖精「そう。そして――」
パティ「……悪竜が占拠している、北の鉱山で採れた希少鉱物の一つ……ね」
イリス「それって……」
妖精「……断定はできないけど、悪い可能性はちょっと高まっちゃったかも……」
*
スライムクロシュ「〜〜♪」モニョモニョ モグモグ
しわしわカボチャ「」モグモグ
パティ「え、あのしわしわカボチャをそのまま食べるの……?」
妖精「まあ、クロシュはスライムだから……」
◆
384 :
◆eAA16RTlRw2e
[saga]:2025/01/25(土) 18:35:09.20 ID:2d+DZtwZ0
―ユーシリア帝国 5日目
◇クロシュ [あかちゃんスライム]
武:メイドブレード 盾:ラティアの大盾 飾:くすんだ耳飾り
武:竜珠の杖 防:ゴスロリエプロン 飾:不死鳥の羽根
◇妖精 [世話焼き妖精]
武: 盾: 飾:くすんだ耳飾り
武: 防:精霊のレオタード 飾:
◇イリス [星の魔法使い]
武:精霊樹の杖[改] 盾: 飾:くすんだ耳飾り
武: 防:魔術師のローブ 飾:
◇ミスティ [氷の魔法使い]
武:魔銀の短剣 盾: 飾:くすんだ耳飾り
武: 防:氷竜革のローブ 飾:
◇ローガン [鋼の戦士]
武:鋼の剣 盾:灼鋼の盾 飾:くすんだ耳飾り
武:鋼の回転ノコギリ 防:鎖帷子 飾:
◇エバンス [地の傭兵]
武:古代の鉄槌 盾: 飾:くすんだ耳飾り
武:魔銀の剣 防:硬質革鎧 飾:
◯所持アイテム
[道具] [装備品] [大事なもの]
運命賽*4 蜘蛛絹の下着 魔族国永久旅券
会心賽*0 ザリガニのお守り フメイの服の切れ端
反魂丹*2 大きな巻き貝 精霊の印
鉄鍋+携帯調理器具 大きな軽石 精霊樹の実のジャム
「星の魔力」上中 闇の欠片 精霊樹の鉢植え+赤雷球
お宿の焼き菓子 フリルワンピ水着 フメイとアリシラの人形
お宿の妖精の織物 魔法学園のスク水 メルルの帽子
魔導飯盒 炎鉱石 溶岩石のアミュレット
妨害魔力波発生装置 ガラスのザリガニ 太陽のメダリオン
属性大全 踊り子の双剣 暗黒優待券
魔王図鑑 サボテンドラゴンの花 冒険者証(ランク1)
氷精の魔導書 精霊のローブ 大魔女帝国渡航権
ブラッドワイン*3 かたたたきけん
マッスルワイン*1 大魔女帝国滞在許可証
吸血鬼殺ワイン*1 風船印のパラシュート
綺麗な砂 ラティア勲章
魔術書「正負の属性」
吸血鬼の日焼け止め
日蝕の傘
大魔女サイン*1
古代のセラミック
◯現在の目標
・フメイちゃんを探す
・世界樹の光を追う[2/5]
・宰相の正体を暴く
・眠り病の原因を突き止める
・前皇帝の死の真相を突き止める(努力目標)
・ユーシリアの人魔対立をなんとかする(努力目標)
◯仲間の目標
・カリス・ノーランドを討つ(ミスティ)
・妻子の仇を討つ(ローガン)
◯経験値
・剣技[3/6](クロシュ)
・魔法[3/6](クロシュ)
・防御[3/6](クロシュ)
・魔法[4/16](イリス)
・剣技[4/6](ミスティ)
・魔法[4/16](ミスティ)
・剣技[9/16](エバンス)
・魔法[0/8](エバンス)
・剣技[6/16](ローガン)
・魔法[3/8](ローガン)
……………………………………………………………………………………
□ユーシリア帝都
中央区:王宮、兵舎、大図書館、邸宅街、他
平民区:公園、市場、食事処、酒場、浴場、娼館、冒険者ギルド、他
貧民街:広場、怪しい商店、薄暗い路地裏、魔族連合、他
郊外:農園、果樹園、他
……………………………………………………………………………………
385 :
◆eAA16RTlRw2e
[saga]:2025/01/25(土) 18:35:36.91 ID:2d+DZtwZ0
―朝
帝都大図書館 司書室
チュンチュン
帝都新聞「」ペラッ
パティ「……新興宗教、デロデロ教……溶けて一つになることを是とする、過激派……」ペラッ
妖精「あー……」
パティ「今のこの国の状況じゃ、こんなのが流行るのも無理ないわね……。はあ、皇帝の胃に穴が開かないことを祈る他ないわ……」
イリス「ま、まあ……暴動とかを起こされるよりはマシじゃないですか?」
パティ「それはその通りだけど……。もし勢力が拡大したら厄介だわ。破滅主義のようなものだもの」
クロシュ「んゅ……」
パティ「とはいえイリスの言う通り、暴動や対立に繋がらないだけ遥かにマシね。できればこのまま穏健に、急拡大とかせずにいて欲しいところだけど」
ローガン「うむ……」
エバンス「次から次へと厄介事が舞い込んでくるんだな……」
ユーシリア帝国滞在5日目です。12日目に何かが起こります
↓1コンマ
01-05 皇帝の妹来訪
06-95 本日の自由行動へ
96-00 皇帝の妹来訪
↓2〜4 自由安価 何をする?
386 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2025/01/25(土) 18:37:09.90 ID:CMsd4LaiO
あ
387 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2025/01/25(土) 18:37:43.67 ID:9ZJxLQvM0
ローガン達 ルクリリから聞いたマーズがパティを通し会いにきた。眠りの病と皇帝の死亡について協力してほしいと頼まれる。
388 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2025/01/25(土) 18:37:52.84 ID:iMneSLCiO
亡霊調査を行う
389 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2025/01/25(土) 18:37:54.10 ID:exrZl+L3o
宰相さん遊びましょう
390 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2025/01/25(土) 18:38:25.16 ID:aeX5gSf70
図書館で悪龍の本さがし
391 :
◆eAA16RTlRw2e
[saga]:2025/01/25(土) 19:40:46.74 ID:2d+DZtwZ0
―帝都大図書館 司書室
パティ「ああそうそう。あなたたちに会いたいという人物がいたわ。そろそろ来るんじゃないかしら」
ローガン「我々に会いたい人物?」
パティ「ええ。あなたも知っているはずよ。騎士団の――」
コンコン
パティ「来たわね。入って良いわよ」
ガチャッ
茜髪の騎士「失礼する」スタスタ
クロシュ「!!?」ビクッ
ローガン「あなたは……マーズ指揮官!」
茜髪の騎士→マーズ「久しぶりだな、ローガン。そしてお初にお目にかかる、フォレスティナ使節団の方々。私はユーシリア魔法騎士団の指揮官、マーズ・ネオン。以後お見知りおきを」
妖精「初めまして、マーズ。私が使節団代表の妖精だよ。よろしく」パタパタ
マーズ「うむ……む?」
クロシュ「……」ソワソワ
マーズ「……」
↓1コンマ
01-10 貴様……先日王宮に侵入したスライムだな!
11-70 スライムか……まあいい
71-00 気のせいか。失礼した
392 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2025/01/25(土) 19:42:46.15 ID:iMneSLCiO
あ
393 :
◆eAA16RTlRw2e
[saga]:2025/01/25(土) 21:35:31.83 ID:2d+DZtwZ0
マーズ「スライムか……。まあ、規律を守れるなら構わん」
クロシュ「」ホッ
妖精「……それで、魔法騎士団の指揮官殿が一体どんなご用で?」
マーズ「ルクリリとパティ殿から聞いたが、世界樹の光探索や眠り病のことで手を貸してくれているそうだな」
妖精「まあそうだね。世界樹の光についてはあなたたち騎士団の目的とも競合してるわけだけど……」
マーズ「その点についてはこちらも譲る気はない。最高司令代理の命令は絶対だ」
妖精「そ、そう……。じゃあ何さ、私たちをしょっぴきに来たとでも言うの?」
パティ「ちょっとマーズ……私の顔に泥を塗る気?」
マーズ「……世界樹の光を譲る気はないが、協力し合えるところは協力したい――と申し出に来たのだ。勘違いさせたのなら、失礼した」
パティ「はあ……。規律にこだわるのは結構だけど、もう少し柔軟に物事を考えられるようになって欲しいわね……」
ローガン「フッ……マーズ指揮官、相変わらずですな」
マーズ「褒め言葉として受け取っておく。それで協力内容についてだが――」
*
妖精「つまり、眠り病と先帝殺害の件について、私たちに調査して欲しいって?」
マーズ「うむ。眠り病の件についてはパティ殿から既に承っているとのことだが」
ローガン「ええ。マーズ指揮官にあえて言われずとも、余裕があれば手を伸ばすつもりです。しかし先帝暗殺の件は……それこそ、騎士団が取り組むべき問題では?」
マーズ「……今、我々には余裕がないのだ。最優先目標として命令された世界樹の光探索に、諸外国の侵攻に対する防衛、暴徒の鎮圧……。本来であれば他国の使節の手を借りるなど決してあり得ないことだが……今はそのあり得ない行為にでも手を染ねば、もはや首が回らん……」
パティ「他国の使節にお願いするのは規則違反でもないしね」
マーズ「……パティ殿の言う通り、貴殿らの力をお借りすることは何の規則にも違反しない。であれば、頭を下げぬ理由はないのだ」
ローガン「……状況は把握致しました。どうする、妖精くん」
妖精「うーん……手を貸してあげたいとは思うけど……。世界樹の光を譲ってくれる気もないんでしょ?」
マーズ「無論だ。軍隊において命令は絶対。それに背くことなど決してあってはならない」
パティ「……例えば、今の宰相が、宰相じゃなかったとしたら?」
マーズ「……? それはどういう意味です?」
パティ「恐らく宰相は、悪意を持った何者かに取り憑かれている。だから、その宰相の命令に従う必要はないはずよ」
マーズ「……証拠はありますか?」
パティ「客観的に提示できるものはないわ。私の感覚だし。でもあなただって、不自然さは感じているでしょう?」
マーズ「……不自然さ、などという曖昧な主観的感覚では、判断できませぬ」
パティ「はあ……。わかったわよ。でも、ものを頼む時は見返りくらいないと承諾してくれないわよ。世界樹の光以外に、彼らに与えられる得はあるの?」
マーズ「王宮を出入りする自由を保証しましょう。仕事の邪魔にならない範囲で、対話や聞き込みを試みても構いませぬ」
妖精「あ、それはけっこう嬉しいかも」
ローガン「……いいのですか? パティ殿に認められているとは言っても、我々は部外者ですぞ」
マーズ「パティ殿だけでなく、貴様にも認められているだろう。ローガン」
ローガン「……?」
マーズ「貴様も相変わらず鈍感な男だな……。まあいい。まとめると、貴殿らには眠り病と、先帝の真の死因の調査を行って頂きたい。見返りに、各種情報提供と王宮に出入りする権利を進呈しよう。どうだろうか?」
妖精「……わかった。情報は私たちも欲しいところだったし、王宮に出入りできるようになるのは実際嬉しい。あ、でも全部終わったら逮捕とかはやめてよね?」
マーズ「法令に違反しない限り、私が貴殿らを逮捕することはない。だが世界樹の光を求める過程等で魔法騎士団と戦闘行為を行った場合、公務執行妨害となることは頭に入れておいて頂きたい」
妖精「うげ……。み、みんな……騎士団と争うのはやめてね……?」
イリス「う、うん」
ミスティ「まあ……こっちからは手を出したりしないと約束するわ」
エバンス「おう……。俺も牢屋暮らしは御免だしな」
*
394 :
◆eAA16RTlRw2e
[saga]:2025/01/25(土) 21:36:28.53 ID:2d+DZtwZ0
マーズ「というわけで、こちらが王宮の案内図、現時点における眠り病の調査報告、先帝が率いた討伐隊の生存者の入院している医療施設の情報だ」スス
王宮の案内図「」ポン
眠り病調査報告「」ポン
討伐隊生存者の入院場所「」ポン
妖精「おお……。これは役に立ちそう」
マーズ「よろしく頼む。それでは失礼する」スタスタ
ガチャ バタム
イリス「はぁ〜緊張した〜……。すっごい堅物ですね、今の人……」
ローガン「うむ……マーズ指揮官は昔からああなのだ。まあ、規則にだらしないよりはずっと良いだろう」
エバンス「でもこんな緊急時くらいは柔軟に考えて欲しいぜ。息が詰まっちまう……」
スライムクロシュ「」デロデロ…
ミスティ「お疲れ様、クロシュ……。しばらく休んでると良いわ……」
妖精「クロシュにとっては災難だったね……」
スライムクロシュ「」デロロ…
*
イリス「ふむふむ……この報告書によると、眠り病は帝都の西側の方が発生率が高いみたいですね。さらに言えば、帝都から西方面にある小規模な街や村での発生率はさらに高いみたいです」
ミスティ「でも西に行き過ぎると、また発生率が減少し始めるわ……。発生率のピークとなる箇所は……」
妖精「……ユーシリア湖?」
エバンス「みたいだな……。ユーシリア湖の周辺じゃ昏睡状態の動物や昆虫も発見されてるって話だ。この報告書によると、当然騎士団もユーシリア湖の調査を行ったらしいが……」
ローガン「芳しい結果は得られなかったようだな……」
妖精「私たちも一度調査してみる価値があるかもしれないね」
スライムクロシュ「〜〜」モニョモニョ
☆眠り病がユーシリア湖を中心に多発していることがわかりました
☆討伐隊の生存者が入院している医療施設の情報を得ました
☆王宮への出入りが許可されました
◆
395 :
◆eAA16RTlRw2e
[saga]:2025/01/25(土) 21:37:13.59 ID:2d+DZtwZ0
―王宮
イリス「というわけで早速王宮に来たよ!」
クロシュ「堂々と……入れる……!」トコトコ
妖精「でも、スライムの姿にはならないよう気を付けてね?」
クロシュ「う、うん……」
ミスティ「それで、王宮で何をするの?」
イリス「いろいろできることはあるけど、まずは……亡霊について調べてみよう!」
妖精「宰相に取り憑いてる何者かと関係があるのかどうか、確かに気になるところだもんね」
↓1コンマ
01-05 ??
06-70 森スライム
71-95 亡霊だ!
96-00 ??
396 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2025/01/25(土) 21:38:22.81 ID:aeX5gSf70
あ
397 :
◆eAA16RTlRw2e
[saga]:2025/01/25(土) 22:35:07.86 ID:2d+DZtwZ0
森スライム「〜〜」モニョモニョ ゴシゴシ
クロシュ「!」
イリス「あ、あの子ってもしかしてパティさんの言ってた……!」
クロシュ「」トコトコ
森スライム「?」モニョニョ?
クロシュ「〜〜」モニョモニョ
森スライム「!?」モニョ!?
クロシュ「〜〜♪」モニョニョ
*
森スライム→ロシュ「え、えっと……はじめまして、皆さま」モニョモニョ
イリス「わあ……! ロシュちゃん、スライムの姿のまま人の言葉を話せるの?」
ロシュ「うん。でも、人の姿には……まだ、なれないの……」
ミスティ「そういうこともあるのね……」
クロシュ「んへへ……」
ロシュ「えっと……クロシュちゃんたちは、幽霊さんを探してるんだよね?」
クロシュ「うん……。ロシュちゃんは、見たことある……?」
ロシュ「うん……! 最近、王宮でときどきふらふらしてるよ」
妖精「え、本当に?」
ミスティ「いきなり有力そうな証言ね……。いつ、どの辺りにいるかわかる?」
ロシュ「えっと……あっ! ほら、妖精さんの後ろに……」
妖精「えっ……」クルッ
イケメンの幽霊「」ボオ―…
妖精「うわあっ!?」コテッ
クロシュ「わあ……」
イリス「えっ、どこどこ!?」キョロキョロ
ミスティ「見当たらないわ……」
398 :
◆eAA16RTlRw2e
[saga]:2025/01/25(土) 22:35:34.26 ID:2d+DZtwZ0
妖精「……ん? 人間には見えてない……?」
イケメンの幽霊『……君たち……俺が見えるのか……?』
クロシュ「うん……。おじさんは……?」
イケメンの幽霊→エドワード『私は……エドワード……。ユーシリア魔法騎士団の最高司令官……だった……』
妖精「ええっ!? エドワード!?」
ロシュ「あっ!! 幽霊さん、どこかで見覚えあるなあって思ってたら……エドワードさまだったの……!?」
クロシュ「えどわーど……?」
エドワード『自分で名乗っておいて何だが……私の名前や肩書はどうでも良いんだ……。ただ、あることを皇帝陛下や騎士団の皆に伝えたくて……こんな姿になってまで、私はここに戻ってきた……。だが……肉体を失った私の存在には、誰も気づいてくれなかった……』
ロシュ「わ、わたし、気付いてたのに……ごめんなさい……放ったらかしにしちゃって……」
エドワード『なら……今、聞いてくれ……。今このユーシリア帝国は……滅亡の危機に瀕している……』
妖精「いや、それは私たちも知ってる……。あなたは一体何を知ってしまったの?」
エドワード『なぜ、ここまで急激に滅亡へ向かっているか……それは……奴が、戻ってきたからだ』
クロシュ「やつ……?」
エドワード『悪竜の片割れ……このユーシリアを荒らし回った暴れ者の、より残虐で冷酷な方……。それが今、この国にいる……』
妖精「あ、悪竜の片割れだって……!? てことは……今この国には、かつてと同じように、二体の悪竜が揃っちゃってるってこと!?」
エドワード『そうだ……。俺はそいつに殺され……先帝も……恐らくは……』
妖精「そ、そんな……!」
エドワード『だから……頼む……。このことを……皆に、伝えてくれ……。片割れは……明らかに、何らかの悪意に満ちた目的を持って、行動している……! 放置すれば、この国は取り返しのつかないことに――…』スゥ―
妖精「ああ! 待って、まだ消えないで!」
モニョモニョポン!
不死鳥クロシュ「コッコッコッ……!」トコトコ
明るい炎「」メラメラ
エドワード『うおおおお!? なんだこの炎は!? 熱いのに熱くない! 体が蘇るかのように活力が湧いてきた!!』ピカピカ
イリス「うわあ!? なんか半透明のイケメンが出てきた!?」
ミスティ「急にクロシュが不死鳥になったと思ったら……こんな幽霊と話をしていたのね……!」
デロデロ…
クロシュ「……げ、げんき……でた……?」フラフラ
エドワード『ああ、ありがとう! 君は炎のニワトリなのか!? いや、今は詮索すまい! 私に残された時間は多くない……頼む、もう少し話を聞いてくれ!』
クロシュ「う、うん……」フラフラ
妖精「ちょっと場所を変えない? お互い、一旦落ち着いて話したい」
エドワード『そうしよう……!』
◇
399 :
◆eAA16RTlRw2e
[saga]:2025/01/25(土) 22:36:40.74 ID:2d+DZtwZ0
―帝都大図書館 司書室
ロシュ「わあ……! 司書さんのお部屋、初めてはいっちゃった……!」
パティ「あら、いらっしゃいロシュ。別にいつでも来て良いのよ」
ロシュ「そ、そうだったんだ……。それじゃあ、これからは図書館のお掃除も……」
パティ「いや、それは足りてるから不要よ。休憩に来ると良いわ。それで……」
エドワード『パティ! 私だ、エドワードだ!』フヨフヨ
パティ「見ればわかるわ。でも、どうしたのよ……。死んだの?」
エドワード『そうだ、死んだ。今の私は、縛りの魔法と、そのニワトリの少女の炎によって、意思を繋ぎ止めているに過ぎない』
パティ「に、ニワトリの少女の炎……? よくわからないけど、危機的状況だということはわかったわ。何か伝えたいことがあって、無理矢理現世に残っているのね?」
エドワード『その通りだ! 流石はパティ、話が早くて助かる。今から話すことを聞いて対策を立ててくれ。頼むぞ……!』
パティ「わかったわ。話してみて」
イリス「よ、よし。今度は私も聞けそう……!」
ミスティ「一体何を伝えるのかしら……」
◇
パティ「悪竜の片割れがこの国に戻ってきて……何かを企んで、暗躍している……!?」
エドワード『そういうことなのだ! すまない、私は志半ばで奴に食い殺されてしまった……』
ローガン「悪竜の片割れが……。それは確かなのですか、エドワード最高司令官」
エドワード『確かだ、ローガン隊長! いや、ローガン元隊長だったな! ハッハッハ!』
ローガン「は、ははは……」
妖精「クロシュの炎で随分元気になっちゃった……」
パティ「これがエドワードの素よ」
クロシュ「わあ……」
☆悪竜の片割れがユーシリアで暗躍しているという情報を得ました
☆亡霊エドワードが図書館に住み着きました
◇
400 :
◆eAA16RTlRw2e
[saga]:2025/01/25(土) 22:47:46.88 ID:2d+DZtwZ0
―王宮
妖精「エドワードからの聞き取りはパティたちに任せて、私たちは王宮でもう少し情報収集しよう」
クロシュ「うん……!」
妖精「なんか良い感じに話を聞けそうな相手は……」
宰相「」スタスタ
妖精「……宰相だ」
クロシュ「わあ……」
妖精(……突撃のチャンスだけど……いきなり突っついたら反逆罪で牢屋行き待ったなしか……? どうしよう……?)
クロシュ「……」
どうしよう
↓1〜 先取2票
1.挨拶をして普通に話しかける
2.遠くから観察する
0.自由安価(票数は内容ごと)
401 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2025/01/25(土) 22:49:29.79 ID:UlOv5iUiO
2
402 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2025/01/25(土) 22:49:48.26 ID:aeX5gSf70
2
403 :
◆eAA16RTlRw2e
[saga]:2025/01/25(土) 23:02:31.15 ID:2d+DZtwZ0
透明クロシュ「……」ジー
透明妖精「……」ジー
宰相「〜〜」ウンヌン
大臣「〜〜」カンヌン
透明クロシュ「……」
透明妖精「……遠くから見てるだけじゃ何もわからないなあ。まあでも、人間とは異なる魔力の波長を感じられるのは確かだ。何かが取り憑いてる」
透明クロシュ「……何が、取り憑いてるの……?」
透明妖精「う〜ん……この感じは……」
↓1コンマ
01-30 わかんない!
31-70 あと少しで思い出せそう……
71-00 夢魔だ!
404 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2025/01/25(土) 23:02:40.19 ID:exrZl+L3o
むま
405 :
◆eAA16RTlRw2e
[saga]:2025/01/25(土) 23:05:24.65 ID:2d+DZtwZ0
透明妖精「……ご、ごめん。全然わかんない……」
透明クロシュ「んゅ……」
透明妖精「でも魔力の波長は覚えた。調べ直せばわかるかも!」
透明クロシュ「わあ……!」
☆妖精が宰相の魔力波長を覚えました
◆
406 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2025/01/25(土) 23:07:58.21 ID:vIsWXnjLO
努力義務の先帝の死の真相は悪竜によるものとして解決でいいのかね
407 :
◆eAA16RTlRw2e
[saga]:2025/01/25(土) 23:45:36.30 ID:2d+DZtwZ0
―ユーシリア帝国 6日目
◇クロシュ [あかちゃんスライム]
武:メイドブレード 盾:ラティアの大盾 飾:くすんだ耳飾り
武:竜珠の杖 防:ゴスロリエプロン 飾:不死鳥の羽根
◇妖精 [世話焼き妖精]
武: 盾: 飾:くすんだ耳飾り
武: 防:精霊のレオタード 飾:
◇イリス [星の魔法使い]
武:精霊樹の杖[改] 盾: 飾:くすんだ耳飾り
武: 防:魔術師のローブ 飾:
◇ミスティ [氷の魔法使い]
武:魔銀の短剣 盾: 飾:くすんだ耳飾り
武: 防:氷竜革のローブ 飾:
◇ローガン [鋼の戦士]
武:鋼の剣 盾:灼鋼の盾 飾:くすんだ耳飾り
武:鋼の回転ノコギリ 防:鎖帷子 飾:
◇エバンス [地の傭兵]
武:古代の鉄槌 盾: 飾:くすんだ耳飾り
武:魔銀の剣 防:硬質革鎧 飾:
◯所持アイテム
[道具] [装備品] [大事なもの]
運命賽*4 蜘蛛絹の下着 魔族国永久旅券
会心賽*0 ザリガニのお守り フメイの服の切れ端
反魂丹*2 大きな巻き貝 精霊の印
鉄鍋+携帯調理器具 大きな軽石 精霊樹の実のジャム
「星の魔力」上中 闇の欠片 精霊樹の鉢植え+赤雷球
お宿の焼き菓子 フリルワンピ水着 フメイとアリシラの人形
お宿の妖精の織物 魔法学園のスク水 メルルの帽子
魔導飯盒 炎鉱石 溶岩石のアミュレット
妨害魔力波発生装置 ガラスのザリガニ 太陽のメダリオン
属性大全 踊り子の双剣 暗黒優待券
魔王図鑑 サボテンドラゴンの花 冒険者証(ランク1)
氷精の魔導書 精霊のローブ 大魔女帝国渡航権
ブラッドワイン*3 かたたたきけん
マッスルワイン*1 大魔女帝国滞在許可証
吸血鬼殺ワイン*1 風船印のパラシュート
綺麗な砂 ラティア勲章
魔術書「正負の属性」
吸血鬼の日焼け止め
日蝕の傘
大魔女サイン*1
古代のセラミック
◯現在の目標
・フメイちゃんを探す
・世界樹の光を追う[2/5]
・宰相の正体を暴く
・眠り病の原因を突き止める
・前皇帝の死の真相を突き止める(達成!)
・ユーシリアの人魔対立をなんとかする(努力目標)
◯仲間の目標
・カリス・ノーランドを討つ(ミスティ)
・妻子の仇を討つ(ローガン)
◯経験値
・クロシュ 剣技[03/06] 魔法[03/06] 防御[03/06]
・イリス 杖術[00/04] 魔法[04/16]
・ミスティ 剣技[04/06] 魔法[04/16]
・ローガン 剣技[06/16] 魔法[03/08]
・エバンス 剣技[09/16] 魔法[00/08]
……………………………………………………………………………………
□ユーシリア帝都
中央区:王宮、兵舎、大図書館、邸宅街、他
平民区:公園、市場、食事処、酒場、浴場、娼館、冒険者ギルド、他
貧民街:広場、怪しい商店、薄暗い路地裏、魔族連合、他
郊外:農園、果樹園、他
……………………………………………………………………………………
408 :
◆eAA16RTlRw2e
[saga]:2025/01/25(土) 23:46:04.04 ID:2d+DZtwZ0
―朝
帝都大図書館 司書室
パティ「判明している情報をまとめたわ……」コンコン
◯世界樹の光
・世界樹の光は北の方
・北には大山脈と鉱山がある
・鉱山は悪竜に占拠されている
・農作物に鉱山の希少鉱物が微量に含まれていた(新)
◯宰相の正体
・王宮と騎士団の実権は宰相が握っている
・皇帝は立場が弱い
・妖精が宰相モドキの魔力波長を覚えた(新)
◯眠り病の原因
・帝位継承順位1〜8位は眠り病にかかっている
・眠り病発生の中心はユーシリア湖(新)
・騎士団が一度調査したが何も見つからず(新)
◯先帝の死
・先帝は悪竜討伐の為の遠征中に襲撃されて死んだ
・襲撃犯は角と翼を持つ者。未だ捕まっていない
・討伐隊の生存者は大怪我で入院している
・皇帝の剣は魔族に奪われたまま
・先帝の殺害犯は戻ってきた悪竜の片割れ(新)
◯その他
・王宮に亡霊が出るらしい(解決!)
・悪竜の片割れが暗躍しているらしい(新)
エドワード『助かる。しかしこれは……私が死んでいる間に、ユーシリアは絶望的なことになっていたのだな……』
パティ「ええ、本当に……。エドワード、あなたなんで死んでしまったのよ……。お陰で宰相モドキの独壇場になっちゃったわ」
エドワード『申し訳ない……。あの悪竜からは逃げ切ることさえできなかった……』
ローガン「先帝を殺害したのも、本当に悪竜の片割れなのですか?」
エドワード『ああ。今この国にいる中で先帝を殺せる者など、あの悪竜のどちらかしか思いつかん。ならば鉱山に籠もっている方ではなく、最近戻ってきてまた暴れている者を疑うのが自然だ。ほぼ確定と言って良い』
ローガン「なるほど、確かに……」
パティ「……悪竜の片割れ……人型形態になれると言ったわね。どんな姿なの?」
エドワード『大きな竜角と血のように赤い翼を持ち、赤いドレスを纏った金髪の女性だ。一見するとこの世のものとは思えぬほど美しい姿だったが……眉一つ動かさず巨大な槍で私を貫いたかと思えば、突然思い出したかのように嗤いながら『魔王復活!』などと宣言するなど、明らかに常軌を逸していた』
パティ「魔王復活……。そういえば、騎士団が昨日鎮圧した魔族の暴徒たちも、そんなようなことを叫びながら人間を襲っていたそうよ」
エドワード『なに……?』
ローガン「……だとすれば、魔族が反乱を企てているというのは本当なのでしょうか? そしてそれに、悪竜も加担していると……?」
エドワード『ふうむ……。しかしあの悪竜が、自分より遥かに弱い者たちの企てに力を貸すとは考えにくい。単に暴徒たちの真似をしてふざけているのか、あるいは――』
パティ「……反乱の、首謀者か」
ローガン「……!!」
エドワード『悪竜は一見すると知性のない暴れ者のように見えるが、実のところ非常に狡猾で悪知恵の働く奴らだ。人間に虐げられて憎しみを募らせる魔族たちを焚き付け、反乱を起こさせるなんて芸当も……恐らく不可能ではない……』
ローガン「……」
パティ「まだ憶測の域を出ないけど……とんでもなく厄介なことになってきたかもしれないわね……」
ユーシリア帝国滞在6日目です。12日目に何かが起こります
↓1コンマ
01-05 皇帝の妹来訪
06-95 本日の自由行動へ
96-00 皇帝の妹来訪
↓2〜4 自由安価 何をする?
409 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2025/01/25(土) 23:48:25.40 ID:aeX5gSf70
あ
410 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2025/01/25(土) 23:48:30.65 ID:QI6fTmMdO
使い魔と買い物
411 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2025/01/25(土) 23:49:12.47 ID:vIsWXnjLO
悪竜探してますと迷子ビラでも配りまくる
412 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2025/01/25(土) 23:49:29.90 ID:9ZJxLQvM0
クロシュ達 ユーシリア湖周辺で偶然ノエルと出会い雑談と一緒に調査する
413 :
◆eAA16RTlRw2e
[saga]:2025/01/25(土) 23:57:50.35 ID:2d+DZtwZ0
というわけで本日はここまでとなります。次回は使い魔さんと買い物編、悪竜のビラ配り編、ユーシリア湖でノエル氏と調査編となります
ユーシリアを襲う、悪意の暴風……その中心にいたのは、かつてユーシリアを襲った極悪竜の片割れだった。空前絶後の危機を前に、皇帝とその家臣たちはどう立ち向かえば良いのか。あかちゃんスライムのクロシュに、何ができるのか――
なお今回は、導師僧侶さんと和やかなお茶会を楽しんだり、農家のおじさんからもらったしわしわカボチャを美味しく頂いたり、マーズ指揮官と協力関係を結んでみたり、森スライムのロシュちゃんとお話してみたり、最高司令官のエドワード氏の亡霊から話を聞いてみたり、悪竜の片割れが戻ってきたことを知ってしまったり、宰相の魔力の波長を妖精さんが覚えたりしたようでした
先帝の死の真相については、実のところほとんど解決したと言っても良いかもしれません。メタなことを言うと、先帝の死という目標は、悪竜の片割れが戻ってきていることをクロシュたちに知ってもらうための目標でした。それが達成されたので、実質達成と言っても過言ではないでしょう。悪竜の片割れ……一体どこのテロ組織に所属している戦闘狂なのでしょうか。クロシュちゃんは気を付けた方が良いかもしれません
それでは本日もありがとうございました。次回もよろしくお願いいたします
414 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2025/01/26(日) 00:16:33.63 ID:cYoP0SApo
乙でした
僧侶さん聖女さん姉妹だったの!?おっどろいた……失礼ながら、あんまり似てなかったから
湖調査でまた女神の騎士さんとエンカウントできたらいいが
415 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2025/01/26(日) 01:01:41.75 ID:73xhxWxlo
おつ
襲撃事件は宰相の仕組んだ事で…みたいに繋がる展開だと思ってたが別個だったかぁ
でもこれで犯人がハッキリしたし当時の無念を晴らしたい人達とも共闘できそうだ
416 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2025/01/26(日) 02:41:25.65 ID:dV0xrWxZo
悪竜さんは正直シノホシで一番ヤバい相手じゃないか
417 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2025/01/26(日) 12:38:33.53 ID:Wu9JbyA0O
以前ザイルをあっさり撃退したしセレスティアも余裕余裕
418 :
◆eAA16RTlRw2e
[saga]:2025/01/26(日) 14:34:06.63 ID:SOyvi1bx0
僧侶氏と聖女氏は、見た感じの姿も性格もあまり似ていないようです。姿はともかく性格が似ていないのは、生まれ持った気質以上に、育った環境や受けた教育の違いが大きいと思われます
湖で出会った女神の騎士が何者なのかは、今のところよくわかっておりません。もしまた会うことができれば、話を聞くことができるかもしれません
先帝の殺害について、宰相が関与している可能性は低くなったようです。しかし同時に、危険で厄介な真犯人の可能性が浮上してしまったようです
かの悪竜たちに煮えた苦渋を飲まされた人たちと協力することができれば、戦力の拡充ができるかもしれません。復讐も一つの道です
シノホシに所属している悪竜は、とても危険で恐ろしい存在のようです。本来は関わるべきでない相手ですが、ユーシリアで何らかの活動を行っているとなると、そうも言っていられないかもしれません。十分に気をつけて行動するのが良いでしょう
実のところ以前ザイル氏をあっさり撃退できたのは、フメイちゃんとアリシラさんが一緒にいたという点も大きかったりします。あの頃よりもクロシュたちは強くなりましたが、それでももし悪竜たちと相対しなければならない状況になったら、警戒に警戒を重ねるくらいがちょうど良いかもしれません
419 :
◆eAA16RTlRw2e
[saga]:2025/01/26(日) 14:41:16.94 ID:SOyvi1bx0
―少し前
ユーシリア鉱山
ピチョン…ピチョン…
赤黒い巨竜「……」zzz
セレスティア「お姉様〜。可愛い妹が会いに来て差し上げましたわよ〜」スタスタ
赤黒い巨竜「ん〜……? あ〜セレスか〜。久しぶり〜」
セレスティア「あれからずっとここで食っちゃ寝してるんですの?」
赤黒い巨竜「ん〜」
セレスティア「はあ〜、相変わらずですわね。毎日同じ石ころばかり食べてて飽きませんの?」
赤黒い巨竜「同じじゃないし〜。なんだっけ、この銀色の……ステライトってやつ! これがめ〜っちゃ旨いのよ〜。でもそんなにたくさんは採れないから、ここでの暮らしもけっこう面白いんよ〜」
セレスティア「理解に苦しみますわ……。でもそれなら、これもお食べになります?」スッ
炎のように赤く輝く大剣「」ポン
赤黒い巨竜「わお! それってあれじゃん〜、前にわたしたちに楯突いた人間が振り回してたやつ〜」
セレスティア「ですわ。ここに来る途中で頂戴致しましたの。これ、この国の皇族に伝わる勇者の剣らしいですわよ」
赤黒い巨竜「ふうん……。じゃあせっかくだし……あむ」
炎のように赤く輝く大剣「」ジュウウッ!
赤黒い巨竜「あっつ! なにこれ熱すぎ! 食べる側のことちっとも考えてないじゃん……!」プンスコ
セレスティア「へえ、お姉様でも食べられないほどの熱が込められてるなんて……。これは面白い拾い物をしましたわ」
赤黒い巨竜「む〜、セレス、わたしを実験台にしたな〜?」
セレスティア「まさか、ちょっと想定外なくらいですわ。ところでお姉様、ここ最近この鉱山の付近に強い地属性の力が落ちてきたりはしませんでした?」
赤黒い巨竜「あ〜、なんか落ちてきたよ〜。最初は食べてみようかと思ったんだけど――」
グググググ…
鉱床「」ポン!
セレスティア「わお! 鉱床がいきなり生えてきましたわ!?」
赤黒い巨竜「そう〜。あれ、鉱物を新たに作り出す力があるみたいだから〜、肥料として山に埋めたままの方がお得だって思ったの〜」
セレスティア「なるほど……。となると困りましたわねえ。わたくし、それの回収の仕事をしているんですわ」
赤黒い巨竜「え〜? ……いくらセレスでも……わたしのモノを横取りなんて、絶対に許さないよ……?」ゴゴゴゴ
セレスティア「……お姉様と殺り合うのも面白そうですが、わたくしが勝ってお姉様が死んでしまうのは面白くありませんわ……。というわけでこのお仕事は放棄と致しましょう」
赤黒い巨竜「ん〜……? セレス、今わたしのこと馬鹿にした……? わたし、セレスにも負けるつもりないけど〜?」
セレスティア「わたくしもこんなところで食っちゃ寝してる怠け竜に遅れを取るつもりはありませんわよ?」
赤黒い巨竜「ま〜なんでもいいけど〜。これはわたしのだからセレスも食べないでね〜」
セレスティア「……しかしそうなると……世界樹の光の代わりに別の成果が必要ですわね」
赤黒い巨竜「セレスの今のお仕事って何なの〜?」
セレスティア「人間を滅ぼすテロ活動……かしら? わたくし、シノホシの理念って未だによくわかってなかったり……あ!」
赤黒い巨竜「?」
セレスティア「つまりこの国を滅ぼせば良いってことですわね! 丁度雑魚魔族たちが似たようなことを企んでいたようですし、それに便乗しちゃいましょうか!」
赤黒い巨竜「??」
セレスティア「魔王復活! ですわ!」
赤黒い巨竜「セレスがおかしくなっちゃった」
◆
420 :
◆eAA16RTlRw2e
[saga]:2025/01/26(日) 14:43:57.27 ID:SOyvi1bx0
―朝
ユーシリア帝都 市場
使い魔「いや〜娑婆の空気は美味いですねえ〜」ルンルン
妖精「図書館を刑務所扱いと取られかねない発言……パティに聞かれたらまずそうだけど……」
使い魔「今日は休暇ですから、休暇中の私語に口出しなんて流石のパティさんでもしませんよ! へへっ」
イリス「休暇中は何も言わないだけで……休暇が終わったら、少し怖くないですか……?」
使い魔「いやあ、まさか、そんな……あはは……」
ミスティ「思い当たる節がありそうね……」
エバンス「にしても……やっぱ活気はねえな」
ローガン「うむ……。今日はデロデロ教も別のところで活動しているのかもしれん」
妖精「あのシンノタダシイセカイとかいうへんちくりんな叫びも、この閑散とした市場なら賑やかしに丁度良かったかもね……」
ミスティ「店も閉まっているところが多いわ……」
イリス「湖探索の準備をしたかったけれど、ちょっと難しいかな……?」
使い魔「ご安心を! この使い魔、こんな時でもちゃんとした武具や道具を取り扱っているお店を熟知しております!」
妖精「へえ! それじゃあせっかくだし頼りにさせてもらおうかな?」
使い魔「どうぞどうぞ! スライム用の装備を売ってる闇商店とかも知ってるのでお気軽にご相談くださいね!」
クロシュ「わあ……!」
*
↓1〜3選択 買いもの
1.◯◯の××を更新する(コンマ)
0.自由安価(装備以外の買うものなど)
※1の記入例:妖精の防具
※以下のものは、この市場では更新できなさそうです
・クロシュの武器、盾、装飾
・ミスティの防具
・ローガンの盾
・エバンスの武器
421 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2025/01/26(日) 14:45:42.25 ID:dV0xrWxZo
ローガンの鋼の剣を更新
422 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2025/01/26(日) 14:46:06.21 ID:dZn3tdIL0
0使い魔と女性陣の服
423 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2025/01/26(日) 14:50:35.48 ID:hcItQnfKO
0 竜殺しの秘宝かなにかありませんの
424 :
◆eAA16RTlRw2e
[saga]:2025/01/26(日) 15:49:13.18 ID:SOyvi1bx0
ローガン「……」スチャッ
ボロボロの鋼の剣「」ボロッ…
妖精「……その剣も随分やつれてきてるね」
ローガン「うむ……。鋼魔法で強化と修復を繰り返してなんとか使ってきたが……そろそろ限界かもしれん」
エバンス「旦那、武器の手入れはかなり真面目にやってたよな。かなり長持ちしたんじゃないか」
ローガン「これは、妖精くんたちと出会う少し前……魔族国の工房で購入したものだ。銘こそないが、匠の業が光る良い品だった」
妖精「ここまでの激戦に耐えてきたんだから、大往生だよ」
使い魔「なるほど、剣の新調ですね! であれば、丁度良いお店にご案内しますよ!」
ローガン「かたじけない。よろしく頼む」
↓1コンマ
01-10 邪竜の牙
11-40 剛鉄の剣
41-70 トカゲ斬り
71-90 オリハルソード
91-00 竜殺し
425 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2025/01/26(日) 15:51:57.45 ID:7XxlL6WyO
それは剣というには余りにも
426 :
◆eAA16RTlRw2e
[saga]:2025/01/26(日) 16:43:36.99 ID:SOyvi1bx0
―武具店
ローガン「これは……」
鈍色に輝く片刃の剣「」キラン
店主「それはトカゲ斬り。名の通り、爬虫類に対して強い威力を発揮する剣さ」
ローガン「……ドラゴンは爬虫類に含まれるか?」
店主「実際に見たわけじゃないが、この剣がワイバーンにも効いたという話なら聞いたことがある。ワイバーンも竜の一種だったはずだし、効くんじゃないかね?」
妖精「竜とトカゲは近縁の関係だから、全く効かないってことはないと私も思うよ。まあ、悪竜に対してどこまで効果があるかはなんとも言えないけど……」
店主「あ、悪竜……? あんたら、まさか悪竜に挑むつもりなのか?」
ローガン「……まだ挑むと決まったわけではない。だがこの剣は買わせていただこう」
店主「まあ、買ってくれるならなんでもいいが……。いくらこんなご時世だからって、命は投げ捨てるなよ?」
☆トカゲ斬りを購入し、ローガンが装備しました
爬虫類および竜類との戦闘時、少し有利になります
*
―市場
ほつれた魔術師のローブ「」
イリス「……私たちの服も、けっこう限界が来てるよね……」
ミスティ「まあ、旅をしていれば雨風に晒されるわけだし仕方ないわ……」
使い魔「じゃあ次は服屋さんに行きましょう!」
クロシュ「ふくやさん……」
↓1コンマ クロシュが買う服
01-75 普段着
76-95 オオキイツムリの殻
96-00 クラーケンツムリの殻
↓2コンマ イリスが買う服
01-75 普段着
76-95 賢者のローブ
96-00 星光のローブ
↓3コンマ ミスティが買う服
01-75 普段着
76-95 氷竜革の帽子
96-00 氷竜革の手袋と帽子
↓4コンマ 妖精が買う服
01-75 妖精用の服は売ってなかった
76-95 妖蝶のドレス
96-00 妖精のスク水
↓5コンマ 使い魔が買う服
01-75 普段着
76-95 パーティドレス
96-00 悪魔のドレス
427 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2025/01/26(日) 16:45:04.04 ID:dZn3tdIL0
あ
428 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2025/01/26(日) 16:46:05.41 ID:hcItQnfKO
い
429 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2025/01/26(日) 16:46:53.64 ID:dV0xrWxZo
う
430 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2025/01/26(日) 16:52:17.58 ID:91jXS1tjO
え
431 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2025/01/26(日) 16:54:07.73 ID:c9jhlR5c0
お
432 :
◆eAA16RTlRw2e
[saga]:2025/01/26(日) 17:59:05.67 ID:SOyvi1bx0
無地のチュニック「」ポン
白と橙のディアンドル「」ポン
黒のコット「」ポン
白黒のエプロンドレス「」ポン
イリス「よし、これでしばらくは大丈夫そう」
クロシュ「うん……」
妖精「人間用の服っていろんなのがあるよね。ちょっと面白い」
使い魔「妖精さん用の服は、その……見つけられなくてすみませんでした……」
妖精「いや、別に良いけど……。必要になったら自分で作るし」
ミスティ「妖精の服ってお手製なの?」
妖精「今着てるのはティセリアから貰ったやつだけど、他はだいたい自作かなあ」
イリス「凄い……! 妖精さんって縫製もできるんだ……!」
妖精「そう……?」
☆女性たちが新しい衣服を買いました
*
―市場
ローガン「使い魔殿、他に竜を殺すのに有用なものはないだろうか?」
使い魔「け、けっこう無茶な注文してきますね。さっきローガンさんが買ったトカゲ斬りの他となると……」
↓1コンマ
01-70 なかった
71-90 ユーシリアボカド
91-00 神酒ヤシオリ
433 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2025/01/26(日) 18:00:59.34 ID:AWQbmFeF0
や
434 :
◆eAA16RTlRw2e
[saga]:2025/01/26(日) 18:31:14.73 ID:SOyvi1bx0
使い魔「……すみません、何も思いつかないです」
ローガン「そうか……無茶を言ってすまなかった」
妖精「竜殺しの道具か……。図書館とかで調べてみるのも良いかもね」
◆
―市場
クロシュ「えと……こちらの、方を……さがしてます……」ピラッ
人型形態の悪竜の似顔絵が描かれたビラ「」ペラッ
通行人「なんだあ……? ほう、随分キレイな姉ちゃんだな……」
ミスティ「巷を騒がせてる悪竜よ、それ」
通行人「エ゛ッ!?」
*
イリス「実際、見た目はすごい美人だよね……。でも私、どこかで見たことがあるような気がするんだよなあ……」
ミスティ「奇遇ね……私もよ……」
妖精「同じく……。どこだったかな……」
クロシュ「……エドワードさんの言った通りに、描いたけど……わたしも、気になる……」
↓1コンマ
01-60 これシノホシのセレスティアじゃない?
61-00 目撃情報:北の街道
435 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2025/01/26(日) 18:35:03.47 ID:dV0xrWxZo
を
436 :
◆eAA16RTlRw2e
[saga]:2025/01/26(日) 18:49:39.34 ID:SOyvi1bx0
イリス「……あ! これって、もしかして……シノホシの指名手配テロリスト、セレスティア・ベールグラッドじゃない!?」
ミスティ「あ……!」
妖精「本当だ……たぶんそうだ……」
クロシュ「せれすてぃあ……」
妖精「ほら、あの芸術都市を襲ってきた奴ら! あの中に混じってたでしょ!」
クロシュ「!」
ミスティ「……なるほど……あのテロ組織の一人が悪竜だったわけね」
イリス「納得……!」
◆
437 :
◆eAA16RTlRw2e
[saga]:2025/01/26(日) 19:43:08.43 ID:SOyvi1bx0
―ユーシリア湖 湖畔
大きな湖「」ユラユラ
強化ソリ「」キキッ
ミスティ「着いたわ」
イリス「ありがとう、ミスティ! よし、早速調べよう!」
ローガン「眠り病の原因……見つかると良いが……」
*
クロシュ「……」
動かないカエル「」
ツンツン
動かないカエル「」
妖精「動かないね……。眠ってるというより、昏睡状態だ。たぶん例の眠り病ってやつにかかってる」
イリス「動かないと他の動物に食べられちゃう……!」
ミスティ「その心配はあるけど……でも、こっちを見てみて」
イリス「えっ?」
動かないヘビ「」
イリス「わっ! ヘビも!?」
妖精「全ての動物が昏睡してるわけじゃないみたいだけど、この湖の周辺は明らかに他より症状が多い。騎士団の調査報告は間違ってないみたい」
ローガン「となると、原因もこの近くにある可能性が高いな」
妖精「うん。手分けして不審なものを探そう!」
*
ザッザッザッ…
エバンス「足音だ。こっちに近付いてくるぞ」
ザッ
ノエル「……ローガン!? それに、前に魔族の野郎共に襲われてた嬢ちゃんじゃねえか!?」
イリス「あなたは……!」
ローガン「ノエル……君だったのか」
*
ノエル「なるほど、パティとマーズに頼まれたのか」
ローガン「ああ。君は自主的に調査しているのか?」
ノエル「まあな。今日は非番だったんだが、こんな時に休んでなんかいられないだろ?」
ローガン「そうか。何か収穫はあったか?」
ノエル「いや、俺もさっき調査し始めたばかりだ。まだ何も見つけてない」
イリス「それじゃあ一緒に調査しませんか? お互い、目的は一緒みたいですし」
ノエル「おお、願ったりかなったりだ。一人でこの湖を調べるのは骨が折れると思ってたからな」
ローガン「ではよろしく頼む」
ノエル「おう……。それよりローガン……」
ローガン「……なんだ?」
ノエル「いや……なんでもねえ。よろしく頼むぜ!」
↓1コンマ(女神の騎士との縁+30)
01-60 前に野営した辺りが特に怪しい?
61-90 お墓があったらしい辺りが特に怪しい?
91-00 「やあ、久しぶりだね」ヌッ
438 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2025/01/26(日) 19:51:07.96 ID:dZn3tdIL0
あ
439 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2025/01/26(日) 19:58:18.47 ID:cYoP0SApo
素コンマで会えてるのでこの騎士ほんと優しい!
440 :
◆eAA16RTlRw2e
[saga]:2025/01/26(日) 22:25:52.60 ID:SOyvi1bx0
クロシュ「……」キョロキョロ
妖精「動かない生き物の傾向を辿っていくと、前に私たちが野営をしてたところ……ううん、そこより……前に、クロシュが見つけたっていう――」
「やあ、久しぶりだね」ヌッ
妖精「わあ!?」
クロシュ「わっ……!」
ヴァン「クロシュちゃんに妖精さん。女神の騎士ヴァン・アナザールートの物語を覚えているかい?」
妖精「あ、あなたか……。久しぶり、ヴァン。もちろん覚えてるよ。あなたみたいな変な人のことは簡単には忘れられないし」
クロシュ「うん……! えっと、お久しぶりです、ヴァンさん……!」
ヴァン「ハハハ! 嬉しいなあ、こんなにかわいい子たちに覚えられてしまったなんて! ああ、今のは違うんだ! 決して浮気をしたわけではなくてね! 俺の一番はこれまでもこれからも永遠に女神様だけだよ!!」
妖精「いや、誰に言い訳してるの……」
ヴァン「しかし困ったなあ……。俺は女神の騎士だから、君たちの熱烈な愛に応えることはできないんだ……。本当にごめん……。女神の騎士という至高の男に憧れる乙女たちの純情を裏切ってしまうのは、心苦しくてたまらないよ……」
クロシュ「?」
妖精「いや、変な勘違いしないでくれる……? 今日はあなたに会いに来たわけじゃなくて、ここ最近この国で多発してる病気の発生源を調べに来たの」
ヴァン「ハハハ、なら良かったよ! 乙女の心を裏切ることほど騎士としてつらいことはないからね! ところで、今眠り病って言ったかい?」
妖精「うん、言った。何か心当たりある?」
ヴァン「うーん……眠り病って言えば、俺が若い頃にも流行ったことがあった気がするなァ……。あれはいつのことだったっけ……」
妖精「え、本当!? いつ!?」
ヴァン「ちょっと待ってくれよ。今がんばって思い出すからさ……」
*
ヴァン「……」
クロシュ「ヴァンさん……動かなくなっちゃった……」
妖精「まさか今眠り病で眠っちゃったとかじゃないだろうなあ……」
ローガン「クロシュくん、妖精くん。調査はどうだ?」スタスタ
妖精「あ、ローガン。今ヴァンと再会してね。ヴァンが若い頃に眠り病が流行ってたことがあるって言うから、思い出してもらってるとこなの」
ローガン「何……?」
ノエル「……ん? その男の鎧……まさか昔の魔法騎士団で使われてたっていう黒鎧か……!?」
ローガン「ノエルもそう思うか?」
ノエル「あ、ああ。最高司令室に飾ってあるが、あれと同じものにしか見えねえぞ」
ローガン「やはり……。彼は一体何者なのだ……?」
ヴァン「ハッ!」
クロシュ「! ヴァンさん……大丈夫……?」
妖精「けっこう長い間思い出そうとしてくれてたけど……」
ヴァン「……」
☆素コンマクリティカルにより、ヴァンの正気が保たれます
441 :
◆eAA16RTlRw2e
[saga]:2025/01/26(日) 22:27:09.04 ID:SOyvi1bx0
ヴァン「……ああ。思い出した」
クロシュ「!」
妖精「本当!? 前回の眠り病は、一体……」
ヴァン「……前回の眠り病は……女神様……いや……夢想の魔王がもたらした、災害だ」
クロシュ「!?」
妖精「!!?」
ローガン「なっ……!?」
ノエル「なん、だと……!?」
ヴァン「……当時……ユーシリア帝国に現れた夢想の魔王は……国中に、眠り病を撒き散らしたんだ。眠り病に罹った者は、目覚めることのない永遠の眠りに就いて……しあわせな夢に、溺れ……死んでいった……」
ノエル「……聞いたことがある。ユーシリア帝国に死の眠りをもたらした、恐ろしい魔王の伝説を……。だが、しあわせな夢……だと……?」
ヴァン「ああ……。夢想の魔王に眠らされた者は……その者が望む最も幸福な夢を見続け……二度と目覚めない……」
妖精「……その時は、どうやって眠り病を……魔王を、打ち破ったの?」
ヴァン「……討伐に向かった騎士たちも、ほとんどは眠り病にやられ……しあわせな夢の中で、死んでいった……。だがその中に、一人だけ……目を覚ました者がいたんだ……。そいつが、夢想の魔王を討った……。夢想の魔王の本体は……とても弱々しく、儚い存在だった……」
妖精「ねえ、それって……まさか……」
ローガン「………!!! お、思い出した……!! 魔王を打ち倒した救国の騎士、ヴァン・アナザールート!! あなたは――」
ヴァン「……ああ。たぶん、そいつのことだ……」
クロシュ「……ヴァン、さん……」
ヴァン「……そうだ。俺は……女神の騎士なんかじゃ、ない。女神を殺した……大罪人だ……」
妖精「ま、待って待って! 女神は、魔王なんでしょ!? それを倒したのなら……」
ヴァン「……あれから……帝都を離れて、ここで彼女の墓守をしながら……ずっと考えてたんだ」
妖精「え……?」
ヴァン「俺の行いは……本当に、正しかったのかと……」
ノエル「正しいに決まってるだろ!? だってその魔王のせいで大勢の人が――」
ヴァン「だが、その中の誰一人として……苦痛にまみれて死んでいった者はいない……。誰もが、しあわせな夢の中で……まさしく、眠るように終わっていったんだ……。普通に生きていれば……そんなやさしい結末は、迎えられない……」
ノエル「いや……それは、そうだけど……でもよ……!!」
ヴァン「戦場での討ち死にだろうが、病だろうが、老いだろうが……死というのは、どれもこれも壮絶な苦痛を伴う……。彼女の力は……その宿命を覆すものだった……。それを……俺は……」
妖精「……後悔、しているの?」
ヴァン「……している、と思う……」
クロシュ「……」
ヴァン「生前の彼女が、何者だったのか……俺は、知らない……。ただ、俺は夢を扱う魔法の心得が少しだけあったから……しあわせな夢の中で、魔王の奥底に沈んでいた彼女の本当の心を見つけてしまったんだ」
クロシュ「ほんとうの、心……」
ヴァン「……彼女は……しあわせな夢を見せて、命を奪っていく自分自身の所業に……どうしようもなく、苦しんでいた……」
クロシュ「!!」
妖精(それって、もしかして……あの時の掃除の魔王と……クロと同じような状態……!?)
ヴァン「きっと本来は……心の優しい子だったのだと思う……。だからこそ、あんなにもやさしい力で命を奪い……そんな自分自身にすら、絶望してしまった……」
クロシュ「……」
ヴァン「なんとか意識を保てていた俺は……彼女に頼まれたんだ……。現実に戻って自分を殺して欲しい、と……」
ノエル「それで……あんたは……」
ヴァン「ああ……。その懇願を聞き入れ……目を覚まし、彼女を討った……」
ローガン「……」
ヴァン「後悔は……している……。だが……それ以外に、彼女を救う手立ても……なかった……。どうしようも、なかったんだ……」
妖精「……」
442 :
◆eAA16RTlRw2e
[saga]:2025/01/26(日) 22:28:07.20 ID:SOyvi1bx0
ヴァン「………ごめん。話がすごく逸れちゃったな。ええと……眠り病が、今も流行ってるって?」
妖精「あ、うん……。それで……調査の結果、発生源は……どうやら、この辺みたいなんだけど……」
ヴァン「……ははっ……じゃあ簡単だ。俺だよ、原因は。だから……俺を殺せば、終わるよ……きっと……」
クロシュ「……!!」
ヴァン「たぶん彼女の力が……俺の中にちょっと残ってるんだ。俺は、誰よりもあの子に近付いてしまったから……。俺を殺せば、全部終わると思う。良い夢も、悪い夢も、何もかも……」
妖精「……簡単に、言ってくれるね。言葉を交わした相手を殺すのが、どれほどつらいことか……あなたなら、わかるでしょ?」
ヴァン「…………そうだったね。ごめん」
クロシュ「……」
ヴァン「………女神の騎士として、女神様のもとへ向かうべき時が来たみたいだ」スクッ
クロシュ「あ……」
ヴァン「……ありがとう、クロシュちゃん。女神の騎士ヴァン・アナザールートの物語は……忘れてくれ。記憶に残るべきじゃないんだ。俺も……彼女も……」ヨロヨロ
クロシュ「……」
↓1〜 先取3票
1.黙って見送る
2.引き止める
3.食べても良いか聞く
0.自由安価(票数は内容ごと)
443 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2025/01/26(日) 22:30:57.51 ID:x3SS/n9m0
1
444 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2025/01/26(日) 22:32:15.92 ID:cYoP0SApo
3
445 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2025/01/26(日) 22:33:37.94 ID:pra2ocOcO
1
446 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2025/01/26(日) 22:34:00.78 ID:dV0xrWxZo
3
447 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2025/01/26(日) 22:34:30.42 ID:cLKDGqvPO
3
448 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2025/01/26(日) 22:35:35.62 ID:lrqNYXZVO
3
449 :
◆eAA16RTlRw2e
[saga]:2025/01/26(日) 23:13:46.94 ID:SOyvi1bx0
クロシュ「ま、待って!」ギュッ
ヴァン「……やめてくれ。俺は至高なる女神の騎士だけど、かわいい女の子に懇願されたら流石に決意が鈍るんだ……」
クロシュ「んーん……。そうじゃ、なくて……」
ヴァン「?」
クロシュ「……わたしが……ヴァンさんを、食べれば……ヴァンさんは……わたしの中で、生きられる……!」
ヴァン「えっ……?」
妖精「ええっ!?」
ローガン「クロシュくん……!?」
ノエル「な、何を言ってるんだこの子は……?」
ヴァン「なるほど……その発想はなかったなあ……。そういえばクロシュちゃんはスライムだったね」
クロシュ「うん……。一人で……死ぬより……寂しく、ない……と思う……」
ヴァン「………」
クロシュ「ヴァンさんの、こと……わたし、忘れたくない……。一緒に、お料理したことも……リンゴのことも……面白いお話も……。だから……」
ヴァン「はは……本当に困ったな……。帝都にいた頃だって、女の子にこんな風に言い寄られたことなんてなかったのに……。俺、女神に会うまでは恋人なんて一度もできたことなかったんだよ」
妖精「…………ねえ、その女神はさ……。あなたの中に、ずっといるんじゃない?」
ヴァン「え……?」
妖精「だって……眠り病は、女神にしか引き起こせない。あなただって、彼女の力が自分に残ってるのかもって、さっき言ったでしょ? だから……あなたの中にあるのは、彼女の力だけじゃなくて……彼女の心も、なんじゃないかな」
ヴァン「……あの子の……」
クロシュ「……」
ヴァン「………そっか……そうかもしれないね」
妖精「……どうする? クロシュはものすごい悪食だから、あなたを食べてお腹を壊すことはないと思う」
ヴァン「ははっ、それが最大の懸念点だったけど問題ないのか。ならまあ、別に良いかな……?」
クロシュ「……!」
ヴァン「……じゃあ、頼むよ。俺も彼女も、寒いのは苦手だからさ」
クロシュ「ん……!」
ヴァン「……あ、ちょっと待ってくれ。最期に……」
*
450 :
◆eAA16RTlRw2e
[saga]:2025/01/26(日) 23:15:19.02 ID:SOyvi1bx0
―夕方
ユーシリア湖 湖畔
ヒュオオオオ――…
小さなお墓「」
お供え物のリンゴ「」ポン
ローガン「ここが……」
ヴァン「ああ。彼女が俺の中にいるのだとしても……やっぱり、最期にここには来ておきたくてね」
クロシュ「うん……」
ヴァン「……」スゥー
ザッ!
ヴァン「黒鎧隊隊員、ヴァン・アナザールート!! 墓守の任を終え、女神と共に次の任地へ向かいます!!」
小さなお墓「」ヒュオオオ
ヴァン「ユーシリア帝国に――全ての命あるものたちに、光あれ!!」ビシッ
ローガン「……」ビシッ
ノエル「……」ビシッ
小さなお墓「」ヒュオオオオオ――…
*
ヴァン「それじゃあ、よろしく頼むよ。あまり痛くしないでくれると嬉しいかな」
クロシュ「うん……。わかった……」
デロデロ…バックン!!
モニョモニョ…モグモグ…
◆
451 :
◆eAA16RTlRw2e
[saga]:2025/01/27(月) 00:35:54.13 ID:7CCn50NP0
―ずっと昔
ユーシリア帝国 訓練場
ヴァン「ふっ! はっ!」
木刀「」ブンッブンッ
教官「ヴァン! 黒鎧隊に上がったそうだな、おめでとう!」
ヴァン「教官! ありがとうございます!」ペコッ
教官「はは、お前自身が掴んだ結果だ。しかしせっかく黒鎧を貰ったんだから、少しくらい肩の力を抜いたらどうだ?」
ヴァン「いえ、俺はまだまだ新米ですから! 先輩方に遅れを取らないよう、腕を磨かなければ!」
教官「はは……まあほどほどにしとけよ。実戦の前に体を壊されちゃ困るぞ? お前は叩き上げで黒鎧にまでなった、スラム出身の期待の星なんだからな。」
ヴァン「はっ! 心得ております!!」
*
―夜
兵舎 ヴァンの部屋
リンゴの積まれた皿「」
ヴァン「ふー……訓練の後の風呂とリンゴは最高だな……」シャクシャク
ヴァン「……恵まれた職場、恵まれた環境、恵まれた国……。スラムへの支援も最近はかなり充実してきてるって言うし、ここ最近は何もかも良いことづくめだ。今の俺、最高かも……」
ヴァン「後は……かわいい嫁さんでも貰えりゃ言うことなしだが……ははっ、高望みしすぎかな?」
コンコン
ヴァン「はーい」
ガチャッ
薄桃色のロングヘアの少女「こんばんは〜」スタスタ
ヴァン「おっ!!? だだ、誰!? 部屋間違えてんじゃないの!!?」アタフタ
薄桃色のロングヘアの少女「あはは、やだなあヴァンったら。私のこと忘れちゃったの?」
ヴァン「えっ……?」
ヴァン(……そういえば……俺には、かわいい恋人がいたんだった。彼女の名前は……)
ヴァン「■■■!」
■■■「うん! えへへ、黒鎧昇格おめでと! 流石はスラムの期待の星だね!」
ヴァン「おお……! ありがとう、■■■!」
■■■「ふふ……。それじゃあ、お祝いに……今夜も、する?」
ヴァン「お……おっおっおっ……おおっ!?!!? す、するって……なにを!!??」
■■■「もう〜わかってるくせに〜」ケラケラ
ヴァン(……しあわせだ。何もかも順調で……かわいい恋人までいて……。人生の絶頂ってのは、まさにこういうのを言うんじゃないか?)
ヴァン(でも……なんだろう……なんか変だな……)
ヴァン(俺って……童貞じゃなかったっけ?)
◆
452 :
◆eAA16RTlRw2e
[saga]:2025/01/27(月) 00:36:46.91 ID:7CCn50NP0
―ユーシリア帝国
市場
ワイワイ ガヤガヤ
■■■「わ! これヴァンにすっごい似合うんじゃない?」
ヴァン「え、そうかな?」
■■■「そうだよ〜! ねね、試着してみよ!」
ヴァン「お、おお」
ヴァン(何の憂いもない、ただただ充実した日々……。しかし……違和感が、拭えない……)
ザワザワ…
ヴァン(ん……?)
「また眠り病が出たんですって……」
「またか……。今月何人目だ?」
「皇族の方も何人か罹ってしまってるそうよ」
「湖畔の村は全滅してたそうだぞ……」
「炭職人の爺さん、すっかりやつれちまってた。娘が湖畔に嫁いだもんだから……」
「早くなんとかならねえかなあ。騎士連中は何やってんだか」
ヴァン(ねむり……病……?)
■■■「ヴァン〜、早く次のお店行こ!」
ヴァン「……」
■■■「ヴァン……?」
ヴァン「……思い出した」
ザザッ――…
◆
―??
ヴァンの部屋
薄桃色のロングヘアの少女「ぐすっ……ぐすっ……」
ヴァン「……」
薄桃色のロングヘアの少女「こんなこと……望んで、ないのに……。殺したかったわけじゃ……ないのに……」グスグス
ヴァン「君は……夢想の、魔王……?」
薄桃色のロングヘアの少女「……!? な、なんで……ここに……!?」
ヴァン「わからない。ただ……君の、泣いてる声が……聞こえた……」
◆
453 :
◆eAA16RTlRw2e
[saga]:2025/01/27(月) 00:37:29.74 ID:7CCn50NP0
―??
訓練場
薄桃色のロングヘアの少女「ヴァンは……帝国の、すごい騎士さんなんだ……」
ヴァン「うん。君は……えっと……」
薄桃色のロングヘアの少女「あ……ごめんなさい……。私……もう、自分の名前も……わからないの……」
ヴァン「そうなんだ……」
薄桃色のロングヘアの少女「魔王になる前に……自分が何だったのかも……もう、思い出せない……」
ヴァン「……じゃあ、その……あだ名でも、付けてみるかい?」
薄桃色のロングヘアの少女「えっ……」
ヴァン「そうだね……薄桃色でフワフワですごいから、女神とか」
薄桃色のロングヘアの少女「め、めがみ……?」
ヴァン「あっ……ご、ごめん。調子乗った……」
薄桃色のロングヘアの少女「ううん……。ありがとう……」
ヴァン「う、うん……?」
薄桃色のロングヘアの少女→女神「じゃあこれから、女神って呼んでね」
ヴァン「おっ! ハハッ、じゃあ女神って呼ぼう!」
◆
―??
ユーシリア帝都 市場
ワイワイ ガヤガヤ
ヴァン「これ、全部女神が作り出した夢だなんて凄いな……」
女神「全部私が作ってるわけじゃないよ。ほとんどは、眠った人自身が自分で望むものを描くの。私はそれを、少しだけ後押ししてあげてるだけ……」
ヴァン「魔王って、もっと恐ろしくて大変なものかと思ってたよ。まさかこんなに優しくてかわいい魔王さんがいたなんてね」
女神「……でも……私のせいで、大勢の人が亡くなっていってるの……」
ヴァン「あっ……ご、ごめん……」
女神「ううん……ヴァンは悪くない。悪いのは……全部、私だから……」
ヴァン「……」
◆
454 :
◆eAA16RTlRw2e
[saga]:2025/01/27(月) 00:37:58.56 ID:7CCn50NP0
―??
ユーシリア帝都 スラム
子供たち「ヴァンにいちゃんだ!」キャッキャ
子供たち「わあああ!!」キャッキャ
ヴァン「ハハッ、みんな元気だったかな? 今日はお土産があるんだ!」スッ
リンゴ「」ポン
子供たち「わああああ!!」キラキラ
ヴァン「いっぱいあるぞ!」
*
女神「ヴァンは……スラムの期待の星、なんだよね」
ヴァン「うん。俺がみんなの憧れになれれば、みんなも頑張れると思うんだ! それでスラムのみんなが頑張れば、やがてスラムにもお金がいっぱい流れるようになって……いろいろ全部良くなるはず!」
女神「……でも……ヴァンは、今……現実では、昏睡状態だよ……」
ヴァン「あっ……」
女神「……ごめんなさい……。私のせいで……ヴァンの夢を……台無しに、しちゃう……」
ヴァン「い、いやまあ……俺がいなくたって、みんな頑張るよ!」
女神「でも、あの子たちは……きっと、ものすごく悲しんじゃう……」
ヴァン「うっ……」
女神「……やっぱり……ヴァンは、ここにいるべきじゃないよ」
ヴァン「……でも、二度と目を覚ませないんだろ?」
女神「……ヴァンなら……なんとか、現実に送り返せるかも……」
ヴァン「えっ?」
女神「ヴァンは……初めて、私の存在に気付けた人だから……。もしかしたら……」
ヴァン「……でも……俺が、現実に戻ったら……」
女神「……ねえ、ヴァン……。もし現実に戻ったら……」
ヴァン「え……?」
女神「私のこと……殺してくれる?」
ヴァン「!!? そ、そんなこと……できるわけないだろ!」
女神「……ヴァンにしか……頼めないの。私……このまま、みんなを永遠の眠りに引きずり込んで……たくさんの悲しみを生み出すことに……耐えられない……!!」
ヴァン「……!!」
女神「私が死ねば……この悲しみは、終わるの……! ヴァンを慕う子たちも、ヴァンが戻ったら悲しまずに済むの!! だから、お願い……。私を……殺して……」ポロポロ…
ヴァン「……女神………」
◆
455 :
◆eAA16RTlRw2e
[saga]:2025/01/27(月) 00:38:39.62 ID:7CCn50NP0
―??
ヴァンの部屋
ベッド「」ギシ…
ヴァン「……やっぱり、君を殺すなんて……俺には……」
女神「だめ……。あなたは……現実に、生きて……」
ヴァン「……」
女神「あなたは、たくさんの人をしあわせにできる……。本当に良い夢を、みんなに届けることができる人……。こんなところで……私なんかに捕まって終わるなんて、絶対にだめなの……」
ヴァン「でも……」
女神「……朝になったら、お別れだからね……」
ヴァン「……うぅ……やだよ……。俺……君を殺したく、ない……」ジワ…
女神「………つらいことを……押し付けちゃって……ごめんね……」ジワワ…
ギュッ…
◆
456 :
◆eAA16RTlRw2e
[saga]:2025/01/27(月) 00:39:24.30 ID:7CCn50NP0
―ユーシリア湖 湖畔
ヴァン「……」フラフラ
夢想の魔王「……」
ヴァン「う、うぅ……」ググッ
夢想の魔王「……」
ヴァン「うあああああああ!!!!!」シャキンッ
ザシュッ―
夢想の魔王「……」ニコ…
ドサッ…
◆
457 :
◆eAA16RTlRw2e
[saga]:2025/01/27(月) 00:40:06.27 ID:7CCn50NP0
―ユーシリア帝都 王宮
皇帝「何!? 夢想の魔王が討伐された!?」
騎士「はっ!」
皇帝「功労者は誰だ!? すぐにここに呼べ!」
騎士「新人黒鎧騎士のヴァンです。しかし――」
◆
―ユーシリア湖 湖畔
小さなお墓「」
お供え物のリンゴ「」
ヴァン「………」
騎士「ヴァン殿……皇帝陛下のお呼びにも応えられぬか?」
ヴァン「……放っておいてくれ」
騎士「……救国の英雄を盛大に迎え、皆で祝儀を挙げたいと思っているのだが……」
ヴァン「英雄だと……? ハハッ……馬鹿な……。俺は……」
ヴァン「女神を殺した、大罪人だ……」
◆
458 :
◆eAA16RTlRw2e
[saga]:2025/01/27(月) 00:40:39.67 ID:7CCn50NP0
―ユーシリア湖 湖畔
小さなお墓「」
お供え物のリンゴ「」
ヴァン「……ごめん……。君は……俺を、みんなをしあわせにできるって、言ったけど……無理だ……」
ヴァン「俺は……君のもとを、離れたくないんだ……」
ヴァン「……ごめん……」
◆
―ユーシリア湖 湖畔
小さなお墓「」
お供え物のリンゴ「」
◆
―ユーシリア湖 湖畔
小さなお墓「」
お供え物のリンゴ「」
黒いスライムの子「……」ナムナム
ヴァン「おや? なんだか随分かわいらしい子がいるなァ」
ヴァン「よく見たらスライムの子だね。フフ……女神様の思し召しかな?」スタスタ
◆
―ユーシリア湖 湖畔
小さなお墓「」
お供え物のリンゴ「」
ヴァン「クロシュちゃんたち、行っちゃったなあ」
ヴァン「女神様の話、聞いてくれて嬉しかったなあ」
ヴァン「……また、来てくれるかな?」
◆
459 :
◆eAA16RTlRw2e
[saga]:2025/01/27(月) 00:41:24.10 ID:7CCn50NP0
―ユーシリア湖 湖畔
小さなお墓「」
お供え物のリンゴ「」
デロデロ…バックン!!
モニョモニョ…モグモグ…
ヴァン『ああ……溶けていく……。無為に引き伸ばされた、俺の時間も……これで、ようやく……』
女神『ヴァン……』
ヴァン『……め、がみ……?』
女神『今まで……お疲れ様……。ごめんね……私のせいで……あなたを……こんなにも、苦しめてしまったなんて……』
ヴァン『……ハハッ……今この瞬間、報われたよ。またこうして……君と、心を通わせられる……』
女神『ええ……。これからは……この子の中で、安らかに見守りましょう』
ヴァン『ああ……。この世界に……全ての命たちに……クロシュちゃんに、光あれ――』
◆
460 :
◆eAA16RTlRw2e
[saga]:2025/01/27(月) 00:42:20.01 ID:7CCn50NP0
―夜
ユーシリア湖 湖畔
ヒュオオオオオ――…
小さなお墓「」
お供え物のリンゴ「」
クロシュ「……」
妖精「クロシュ……」
クロシュ「……わたし……届ける……」
妖精「え……?」
クロシュ「みんなを……しあわせにする、夢を……届ける……!」グッ
☆クロシュの心属性適性が大きく上がりました
◆
461 :
◆eAA16RTlRw2e
[saga]:2025/01/27(月) 00:45:51.97 ID:7CCn50NP0
というわけで本日はここまでとなります
悲境の黒騎士ヴァンの想いを聞き届け、悲しみに終止符を打つべく食べることを選んだクロシュ。消化の刹那に駆け巡る、黒騎士と女神の記憶。最期に再びめぐり逢えた二つの心は、あかちゃんスライムの中で静かに祈りを捧げ――クロシュは新たなる決意を胸に、次の目標へ向かう――
それでは本日はありがとうございました。次回は土日となります。よろしくお願いいたしします
462 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2025/01/27(月) 01:44:50.27 ID:WldeaBPko
おつでした
素コンマクリティカルじゃなかったら戦闘あったよなこれ
ちょっとだけ、騎士として守るもののために闘って果てる方が供養になるかもと思ったけど、回想開示でやっぱり穏便に済んで良かったよ
魔王になってしまう者が優しいとお辛いな……
463 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2025/01/27(月) 06:09:58.79 ID:Afpci9eEo
おつ
難関だと思ってたがコンマ運のお陰で何事もなくあっさり解決したなぁ…
464 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2025/01/27(月) 12:07:40.97 ID:t3ylUsGpO
乙
魔王図鑑にちょっと書かれてただけの夢想の魔王がこんな風に関わるとは
465 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2025/02/01(土) 08:56:09.46 ID:kBmem04m0
乙
使い魔ちゃん複数いそうだけどクロシュ達と交流してるのは同一個体なのかな。
466 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2025/02/01(土) 10:40:31.69 ID:0JO36tlLo
クロシュこれで魔王化もできるのか
467 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2025/02/01(土) 12:08:40.60 ID:UFa422MdO
確かにクロシュは色んなものを食べているからいつか新たな魔王になりそう。
468 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2025/02/01(土) 13:46:09.05 ID:PjulQkDXO
正直魔王が章ボスかと思ってた
悪竜と宰相なら殺れる殺れる格的に
469 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2025/02/01(土) 15:20:40.85 ID:JE5aq40WO
クロシュの魔王化は本人自体が望まなくても、カリスあたりがちょっかいをかけてしでかしそう
興味深いサンプルがあれば干渉しそうだし(偏見)
470 :
◆eAA16RTlRw2e
[saga]:2025/02/01(土) 16:43:24.99 ID:V5h7x51u0
実はヴァン氏との最初の出会いも高コンマのものでした。今回もクリティカルだったので、彼との縁はとても良いものだったのかもしれません
戦って倒して事態を治めるというルートもありましたが、その場合彼と夢想の魔王が救われるのは難しかったかもしれません。良い運命だったと言えるでしょう
本来なら魔王モドキのヴァン氏は非常に厄介な存在だったはずなのですが、道中で出会って交流したことや、今回の幸運も重なり、事態はスムーズに解決したようです。今回はいろいろと良い方向に運命が回ったと考えられます
そして眠り病を早期解決できたのは良いことです。このまま他の問題も解決していくのが良いでしょう
実は夢想の魔王は、けっこう前の方のスレで魔王図鑑を読んでいる最中にチラッと登場していたようです。実のところ本編に登場する予定は全くなかったのですが、投下して頂いたキャラクター案の中にそれを拾ってくれたものがあったので、この度登場してしまうこととなったようです
パティ氏が使役している使い魔は複数いますが、クロシュたちと交流している使い魔氏は恐らく同一人物だと思われます
使い魔たちは実はベルトーネ氏と出身地を同じくする悪魔なのですが、ベルトーネ氏と比べるととても格が低い存在のようです。なお使い魔たちは人前では人間の姿を装うため、事情を知らない人たちからは人間だと思われています
クロシュ氏は夢想の魔王の力の断片を吸収することができましたが、魔王化できるようになったわけではないようです。食べて消化するのは同化と違い、その力の一部などを身につけるに留まります。ヤマカガシはガマガエルを食べてその毒を生存の為に利用しますが、ガマガエルそのものにはなれないので、それに少し似ていると言えるかもしれません
クロシュ氏はとても悪食で様々なものを食べていますが、今のところ特定の食性が魔王化を促進するという研究報告はないようです。今後も自由に食べたいものを食べるのが良いでしょう
なおもし他の生き物がヴァン氏を食べていたらお腹を壊して死んでしまったかもしれませんが、スライムは強い消化能力を持っているので問題ありませんでした
今回のユーシリア編で誰が最終的な大敵となるかは、今のところわかりません
そういえば浮島国や大魔女帝国では最終的に魔王存在と大決戦をする羽目になっていたので、それに比べると今回の仮想敵は多少マシである可能性があります。しかし前二つはたくさんの人たちとの共闘や地の利あっての勝利だったとも言えるので、今回も気を付けていくのが良いでしょう
カリス・ノーランドは疑似魔王化なる謎の邪術を使うため、今後もクロシュに何らかの悪質なちょっかいをかけてくる可能性はあります。穀潰しスライムだった頃のクロシュなら魔王化してもそれほど大きな脅威にはならなかったかもしれませんが、最近のクロシュは実力を付けてきているので、もし魔王化してしまったら大惨事になるかもしれません。気を付けましょう
471 :
◆eAA16RTlRw2e
[saga]:2025/02/01(土) 16:43:53.49 ID:V5h7x51u0
―ユーシリア帝国 7日目
◇クロシュ [あかちゃんスライム]
武:メイドブレード 盾:ラティアの大盾 飾:くすんだ耳飾り
武:竜珠の杖 防:ゴスロリエプロン 飾:不死鳥の羽根
◇妖精 [世話焼き妖精]
武: 盾: 飾:くすんだ耳飾り
武: 防:精霊のレオタード 飾:
◇イリス [星の魔法使い]
武:精霊樹の杖[改] 盾: 飾:くすんだ耳飾り
武: 防:魔術師のローブ 飾:
◇ミスティ [氷の魔法使い]
武:魔銀の短剣 盾: 飾:くすんだ耳飾り
武: 防:氷竜革のローブ 飾:
◇ローガン [鋼の戦士]
武:トカゲ斬り 盾:灼鋼の盾 飾:くすんだ耳飾り
武:鋼の回転ノコギリ 防:鎖帷子 飾:
◇エバンス [地の傭兵]
武:古代の鉄槌 盾: 飾:くすんだ耳飾り
武:魔銀の剣 防:硬質革鎧 飾:
◯所持アイテム
[道具] [装備品] [大事なもの]
運命賽*4 蜘蛛絹の下着 魔族国永久旅券
会心賽*0 ザリガニのお守り フメイの服の切れ端
反魂丹*2 大きな巻き貝 精霊の印
鉄鍋+携帯調理器具 大きな軽石 精霊樹の実のジャム
「星の魔力」上中 闇の欠片 精霊樹の鉢植え+赤雷球
お宿の焼き菓子 フリルワンピ水着 フメイとアリシラの人形
お宿の妖精の織物 魔法学園のスク水 メルルの帽子
魔導飯盒 炎鉱石 溶岩石のアミュレット
妨害魔力波発生装置 ガラスのザリガニ 太陽のメダリオン
属性大全 踊り子の双剣 暗黒優待券
魔王図鑑 サボテンドラゴンの花 冒険者証(ランク1)
氷精の魔導書 精霊のローブ 大魔女帝国渡航権
ブラッドワイン*3 かたたたきけん
マッスルワイン*1 大魔女帝国滞在許可証
吸血鬼殺ワイン*1 風船印のパラシュート
綺麗な砂 ラティア勲章
魔術書「正負の属性」
吸血鬼の日焼け止め
日蝕の傘
大魔女サイン*1
古代のセラミック
◯現在の目標
・フメイちゃんを探す
・世界樹の光を追う[2/5]
・宰相の正体を暴く
・眠り病の原因を突き止める(達成!)
・前皇帝の死の真相を突き止める(達成!)
・ユーシリアの人魔対立をなんとかする(努力目標)
◯仲間の目標
・カリス・ノーランドを討つ(ミスティ)
・妻子の仇を討つ(ローガン)
◯経験値
・クロシュ 剣技[03/06] 魔法[03/06] 防御[03/06]
・イリス 杖術[00/04] 魔法[04/16]
・ミスティ 剣技[04/06] 魔法[04/16]
・ローガン 剣技[06/16] 魔法[03/08]
・エバンス 剣技[09/16] 魔法[00/08]
……………………………………………………………………………………
□ユーシリア帝都
中央区:王宮、兵舎、大図書館、邸宅街、他
平民区:公園、市場、食事処、酒場、浴場、娼館、冒険者ギルド、他
貧民街:広場、怪しい商店、薄暗い路地裏、魔族連合、他
郊外:農園、果樹園、他
……………………………………………………………………………………
472 :
◆eAA16RTlRw2e
[saga]:2025/02/01(土) 16:44:57.52 ID:V5h7x51u0
―朝
ユーシリア王宮 皇帝の私室
チュンチュン
エリオス「眠り病に罹った者たちが次々に目を覚ましているだって……!?」
ロシュ「うん。ナインハルトさまも、オーミールくんも、目が覚めたみたい……」
エリオス「ほ、本当か……!」
ロシュ「まだ頭がぼんやりするとかで、お外には出られないみたいだけど……でも、良かったねぇ」
エリオス「ああ……。本当に良かった……!」
エリオス(まさかこんなに急に解決するとは……。緑の国から来た彼らが成し遂げてくれたのだろうか?)
コンコンガチャッ!
ピンクブロンドの少女「おはようございますお兄様!! 眠り病の罹患者が目を覚ましたそうです!」スタスタ
エリオス「パトローラ、おはよう。今ロシュから聞いたよ」
ピンクブロンドの少女→パトローラ「……ロシュ!? こんな朝早くからお兄様のお部屋に入り浸っているの……!?」ズイッ
ロシュ「わ、わわ……ごめんなさい……」モニョニョ…
エリオス「パトローラ、ロシュは俺の部屋の掃除に来てくれてたんだ。決して仕事をサボってたとかじゃないよ」
パトローラ「……失礼致しました。しかしもう眠り病のことは知っていらしたのですね」
エリオス「ああ。でも少し胃が痛いな……。目を覚ました兄上姉上たちは、今のこの国を見たらどう思われるだろうか……」
パトローラ「エリオスお兄様以外が皇帝になっていたら、今以上に悲惨なことになっていたに違いありません。この局面で眠り呆けていた者たちに、エリオスお兄様を非難する資格なんてありませんわ」
ロシュ「うん……! わたしも、そう思う……!」
パトローラ「敬語!」
ロシュ「ご、ごめんなさい……。そう、思います……」モニョモニョ…
エリオス「パトローラ……ロシュは人間の言葉にまだ慣れていないんだ。少し多目に――」
パトローラ「いいえ。そういう甘やかしはこの子自身の為にもなりません。ただでさえスライムだからと冷ややかに見られているのに、他の面にも付け入る隙があっては余計に立場を悪くするだけです。それは巡り巡って、この子を起用したお兄様の悪評にも繋がります」
エリオス「うっ……確かに、パトローラの言う通りかもしれないな。ロシュ、気を付けられる?」
ロシュ「は、はい。気を付け、ます……! それでは……わたしは、次のお掃除に、向かいます……!」モニョニョ
ガチャッ パタム
473 :
◆eAA16RTlRw2e
[saga]:2025/02/01(土) 16:45:39.19 ID:V5h7x51u0
エリオス「……いつも思うけど、スライムの体で扉を開け閉めするのは大変そうだ。最近は扉に猫用の隙間を開けるのが流行っていると言うし、この王宮でも全ての扉にスライム用の出入り口を設けるのはどうだろう」
パトローラ「お兄様……今そんなことを言えば、また職権乱用と非難されます」
エリオス「半分冗談だ」
パトローラ「半分は本気なのですか」
エリオス「はは、いいじゃないかパトローラ。他の者に聞かれるわけじゃないんだから」
パトローラ「……」
エリオス「……パトローラ?」
パトローラ「……なんなんですか。スライムなんかに現を抜かしたり、他国の使節団なんかを頼ったり……」
エリオス「……待ってくれ。ロシュに現を抜かしているなんてのは何かの誤解だし、今の俺には本当に頼れるものがないからとにかく使えるものはなんでも使おうと思っただけで――」
パトローラ「……挙句の果てに、最愛の妹との約束まで忘れてる」
エリオス「約束……?」
パトローラ「二人きりの時は……昔みたいに、パティって呼んでって……」
エリオス「あっ……」
パトローラ「……魔術顧問様と被るから、パティって呼び辛いのは仕方ないけど……でも、今は二人きりなのに……。もうお兄様の中では、パティはもうあの紫の魔女になっちゃったの……?」
エリオス「ち、違うんだ。ついさっきまでロシュがいたから、その流れで……」
パトローラ「もういいです。私は今日のお仕事に向かいますので」スタスタ
ガチャッバタン!
エリオス「……」
◇
474 :
◆eAA16RTlRw2e
[saga]:2025/02/01(土) 16:46:26.23 ID:V5h7x51u0
―朝
帝都大図書館 司書室
マーズ「眠り病解決の報、聞かせて頂いた。この度は迅速に事を運んで頂き、誠に感謝する」ペコッ
パティ「患者たちが完全に復帰するにはまだ時間がかかりそうだけど、大きな問題の一つが解決して本当に良かったわ」
妖精「ん……てことは、あなたから依頼されたことはもう全部解決したんじゃない?」
マーズ「そのようだ。先帝の殺害は悪竜の仕業だと、亡霊となったエドワード最高司令から聞いている」
エバンス「おお! 俺たちなかなか良い働きをしたんじゃないか?」
妖精「まあそういうわけで、働いた報酬には世界樹の光をね……」
マーズ「それはならん。が、報奨については是非前向きに考えさせて頂きたい」
*
パティ「というわけで改めて、現在の状況を整理しましょう」コンコン
◯世界樹の光
・世界樹の光は北の方
・北には大山脈と鉱山がある
・鉱山は悪竜に占拠されている
・農作物に鉱山の希少鉱物が微量に含まれていた
◯宰相の正体
・王宮と騎士団の実権は宰相が握っている
・皇帝は立場が弱い
・妖精が宰相モドキの魔力波長を覚えた
◯眠り病の原因(解決!)
・帝位継承順位1〜8位は眠り病にかかっている
・眠り病発生の中心はユーシリア湖
・騎士団が一度調査したが何も見つからず
・再調査の結果、そこに住んでいた一人の男が原因と判明(新)
・話し合いの末、解決(新)
◯先帝の死(解決!)
・先帝は悪竜討伐の為の遠征中に襲撃されて死んだ
・襲撃犯は角と翼を持つ者。未だ捕まっていない
・討伐隊の生存者は大怪我で入院している
・皇帝の剣は魔族に奪われたまま
・先帝の殺害犯は戻ってきた悪竜の片割れ
妖精「残る問題は二つになったね」
ミスティ「世界樹の光と、宰相の正体……。世界樹の光は宰相が指揮を執ってる騎士団も狙ってるから、騎士団との衝突を避けるのは難しいのよね……」
エバンス「なら宰相をどうにかするのが先じゃないか? 騎士団に邪魔されちゃどうにもならないし」
ローガン「うむ……。しかし宰相の正体を暴くにしても、どうすれば暴けるのか……」
イリス「おとぎ話みたいに、真実を映す鏡みたいな魔法のアイテムがあれば……」
パティ「宰相は何かに取り憑かれているのであって、何者かが化けているわけではないから、その手のアイテムで本来の姿に戻すという手は通じない可能性が高い。悪霊祓いなどの方が可能性はあるわ」
妖精「悪霊祓いか……ん? クロシュ、どうしたの?」
クロシュ「……王宮の方から……もやもやな感じが、する……」
妖精「もやもやな感じ……?」
クロシュ「……ヴァンさんを……食べてから……感じられる……属性……?」
イリス「えっ!? クロシュちゃん、感じられる属性が増えたの……!?」
クロシュ「えと……わかんない……」
ユーシリア帝国滞在7日目です。12日目に何かが起こります
↓1〜3 自由安価 何をする?
475 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2025/02/01(土) 16:47:45.41 ID:vpweP/rTO
全員パティと模擬戦
476 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2025/02/01(土) 16:48:17.93 ID:0JO36tlLo
宰相が夢の中でクロシュに接触
メゾンドクロシュのみんなで撃退捕縛を試みる
477 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2025/02/01(土) 16:52:05.15 ID:5AnJthJPO
ロシュについてる森キノコをむしゃむしゃする
478 :
◆eAA16RTlRw2e
[saga]:2025/02/01(土) 17:30:03.54 ID:V5h7x51u0
パティ「……」
資料「」ペラッペラッペラッペラッ
ミスティ「凄い勢いで何かの資料を読んでいるわ……」
イリス「パティさん……何を読んでらっしゃるのですか?」
パティ「あら、あなたたち。これは数年前の悪竜との戦闘記録よ」
ローガン「悪竜との……」
パティ「ええ。あなたの元同僚が書いたものもあるわ」
ローガン「そうか……」
エバンス「しかしそれをあんたが読んでどうするんだ? もし俺たちが悪竜と戦うことになったら一緒に戦ってくれるとか?」
パティ「それは未定。でもこれを読んだ私が、悪竜の情報を整理してあなたたちに伝えたり……あるいは、悪竜を模した存在を造って戦闘のシミュレーションに活用したりできるわ」
エバンス「ん……? 戦闘の、シミュレーション……?」
パティ「仮想現実での疑似体験よ。せっかくだし試してみる?」
エバンス「なんかよくわからんがやってみるぜ!」
ローガン「……私もやろう」
パティ「少し待ってね。準備するわ」
資料「」パタン
*
―仮想現実
ヴゥン…チリチリ…
クロシュ「わあ……!」
妖精「うわあ……!? これが仮想現実……!?」
イリス「す、すごい……! これ、どうなってるんですか!?」
パティ「現実のあなたたちは司書室でぼーっとしているわ」
ミスティ「へえ……こんな面白い魔法もあるのね」
エバンス「ここでならどれだけ暴れたりしても大丈夫ってわけか。なるほどな!」
ローガン「戦闘のシミュレーションか……久しぶりだな……」
クロシュ(……銀色のスライムちゃんとお話をする……あの不思議な場所に……ちょっと、似てる……)
パティ「同調は問題ないわね。それじゃあ始めるわよ」ピピピ
ボンッ!!
仮想悪竜「ギャオオオオッ!」ドン!
イリス「うわああああ!? で、でっかい……ドラゴン!!」
妖精「あ、あれが……悪竜……!!」
ミスティ「くっ……仮想だとわかっていても、緊張するわ……!」
パティ「ここではどれだけ酷い怪我を負っても、それが現実に反映されることはない。安心して戦いなさい」
ローガン「だが痛いものは痛い! 皆、心してかかれ!」
エバンス「おう!」
クロシュ「ん……!」
――模擬戦闘開始――
↓1コンマ
01-60 敗北
61-90 勝利
91-00 会心
479 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2025/02/01(土) 17:32:35.57 ID:5AnJthJPO
よゆうのしょうり
480 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2025/02/01(土) 17:32:46.36 ID:AOBZLnFn0
こい
481 :
◆eAA16RTlRw2e
[saga]:2025/02/01(土) 18:58:09.24 ID:V5h7x51u0
ゴウウッ!! ドギュオン!!
ギャリリリッ!!! ガギンガギンッ!! ボムギ!!
ドッギャアアアアアンッ!!!!
ボロボロ仮想悪竜「ギャオオオオオオッ!!!」ズシンズシン
黒焦げクロシュたち「」プスプス
パシュウンッ――
*
―帝都大図書館 司書室
イリス「……はっ!!?」ガバッ
ミスティ「う……私……生きて、る……」
スライムクロシュ「」デロデロ…
エバンス「し、死んだと思ったぜ……」
ローガン「……くっ……」ギリッ
妖精「う、うう……。負けたんだ……」
パティ「ええ。お疲れ様。正直、仮想とはいえあそこまでやれるとは思っていなかったわ。正面からの戦いであそこまでやれたのだから、万全の準備と対策を組み立てれば勝つことも不可能ではない」
ローガン「……だが、今回の悪竜は一体だけだった。もし奴らが二体同時に襲ってきた場合、勝ち目はない」
パティ「あなたたちも馬鹿正直にこのパーティだけで挑む必要はないのよ。宰相を元に戻せれば、騎士と力を合わせることだってできるはずよ」
妖精「まあ、正面からの戦いであそこまでやれたんなら上出来かも……。ところで仮想といえど、死ぬ経験なんて人間には心臓に悪すぎない……? 私は妖精だから良いけどさ……」
パティ「大丈夫よ。この訓練で命を落とした者は今まで一人もいないわ。戦意を失って騎士を辞す者は時々いるけど」
エバンス「それけっこうでかい問題じゃないか……?」
◇
482 :
◆eAA16RTlRw2e
[saga]:2025/02/01(土) 18:59:08.07 ID:V5h7x51u0
―大図書館 客室
スライムクロシュ「」デロデロ…
妖精「大丈夫だよクロシュ、みんな生きてるから……。あれはただの仮想の訓練だったんだよ……」
スライムクロシュ「」デロロ…
クロシュ(仮想現実の、訓練……。現実じゃない……。意味は、わかる……。でも……)
――黒焦げクロシュたち「」プスプス
クロシュ(これから先……あんなことが……絶対起こらないなんて……いえるの……?)
クロシュ(もし……本物の、悪竜に襲われたら……)
クロシュ(こわい……)
スライムクロシュ「」デロデロ…
妖精「クロシュ……」
パティ「……ごめんなさい。あなたたちは兵士ではなかったのよね。戦慣れしているからと、つい兵士たちに課すのと同じことをしてしまったわ……」
妖精「……まあ、迂闊に訓練に参加した私たちも悪かったけど……。危険性は事前に説明が欲しかったなあ」
コンコン
ロシュ「こんにちは。お掃除に来ました……」
パティ「この声は……ロシュね。掃除はいらないと言ったのに……。まあいいわ、入りなさい」
ガチャッ
ロシュ「失礼します……。あれ、クロシュちゃん……!? どうしたの……?」モニョモニョ
スライムクロシュ「」デロデロ…
妖精「まあ、その……ちょっとつらいことがあってね……」
ロシュ「そうなんだ……。うーん……そうだ!」ピコン!
妖精「?」
ロシュ「んしょ、んしょ……えいっ」モニョモニョ…プチッ
森スライムキノコ「」ポン!
妖精「森スライムのキノコ?」
ロシュ「うん。クロシュちゃんにあげる」スッ
スライムクロシュ「〜〜…?」モニョニョ…?
森スライムキノコ「」ポン
ロシュ「どうぞ……!」
スライムクロシュ「〜〜…」モニョモニョ…
パクッ
モニョモニョ…モグモグ…
クロシュ(きのこ……おいしい……)モグモグ…
妖精「食欲はあるみたい。ひとまず安心かな」
ロシュ「えへへ……。早く元気になってね」
スライムクロシュ「〜〜」モニョモニョ
◆
483 :
◆eAA16RTlRw2e
[saga]:2025/02/01(土) 20:45:35.04 ID:V5h7x51u0
―深夜
大図書館 客室
イリス「……」zzz
ミスティ「……」zzz
妖精「……」zzz
スライムクロシュ「……」zzz
◆
―夢
集落
チュンチュン
クロシュ「……」
ウニ大盾「クロシュちゃん、おはよう……」
クロシュ「!」
メイ841「今日も一日お疲れさまです、クロシュ」
クロシュ「うん……おはよ、みんな……」
炎スライムの欠片「仮想の悪竜は強かったねえ。まさかボクの炎でもかなわないなんて……」
雷スライムの欠片「もっと私の力を使えば良いのに。私の雷速移動ならあんなオオトカゲの攻撃なんか当たんないもん」
光の精霊「雷速移動はお腹が減りすぎるんだよね〜。だからクロシュちゃんはもっと光速移動を活用した方が良いよ!」
星竜の珠「フン、たるんどるから負けるのだ。現実でもあのような醜態を晒せばただではおかんぞ」
光の精霊「あははっ、一番ドキドキハラハラして必死だったんだよこのトカゲさん!」
星竜の珠「きき、貴様っ!!」
ワイバーンの鱗「ギャオ……」ペロペロ
星竜の珠「舐めるな阿呆!!」
踊り子の双剣・姉「……でも、本当に恐ろしい敵だった。正直に言うと、クロシュちゃんには現実で悪竜に挑んで欲しくないわ……」
踊り子の双剣・妹「でも世界樹の光は悪竜の近くにある可能性が高いって言うし……」
風船スライムの欠片「私も……クロシュちゃんには、危ないことして欲しくないかも……」
不死鳥の羽根「今回は相手が悪かったわ。あれは邪龍が生み出した眷属の末裔。本来なら決して相手にしてはならない危険な存在よ」
血スライムの欠片「でもこの先避けて通れない敵なんでしょ? だったらどうやって殺すか考えた方が良いんじゃないの?」
パラサイトソード「そうだそうだ! あのオオトカゲを斬り刻むことができれば、クロシュは剣士として更なる高みへ昇れるのだ!」
ワイワイ キャッキャ
ヴァン「はは……思ったより随分賑やかなんだなあ、ここは」
夢想の女神「……でも、すごくしあわせであたたかい想いに溢れてる……」
クロシュ「ヴァンさん……! それに……えっと……女神さん……!」
ヴァン「やあ、クロシュちゃん! 居候させてもらってるよ!」
夢想の女神「私たちを救ってくれて、ありがとう……。私たちにできることは少ないけれど……もし夢の力が必要なら、ちょっとだけ役に立てるかも。これからよろしくね」
クロシュ「うん……!」
484 :
◆eAA16RTlRw2e
[saga]:2025/02/01(土) 20:49:58.97 ID:V5h7x51u0
ナイトキャップの女性「……ちょっといいかな?」ヌッ
クロシュ「ほえ……?」
夢想の女神「……!! クロシュちゃん、気を付けて! 夢の住人じゃない! こいつは――」
ナイトキャップの女性「もう遅い!! 気を付けるべきはお前だ、夢想の魔王!!」シュバッ!!
夢想の女神「えっ……きゃっ――」
ガギンッ!!
ヴァン「女神の騎士を忘れてもらっては困るなあ!」シャキン
ナイトキャップの女性「出たな、狂った英雄め……!!」ズザッ
夢想の女神「こいつは――夢魔!! 夢を喰らって生きる魔性の者!!」
ナイトキャップの女性「そう――私は夢魔、リリーツィア・ハッピーエンド!!」バッ
光の精霊「わあ、なになに?」
メイ841「侵入者のようです」シャキン
炎スライムの欠片「え、侵入者……!?」
星竜の珠「ほう、面白い……」
リリーツィア「夢の中で、夢魔に勝てると思うなよ!!」ゴオオオッ!!
――戦闘開始 夢魔リリーツィア――
★リリーツィアが〈ナイトメア〉を発動!
相手の痛恨率を大幅に上昇させ、自陣のコンマ+400!!
☆夢想の女神が〈儚き救済の眠り〉を発動!
痛恨を無効化し、自陣のコンマ+100!!
☆血スライムの欠片が〈模倣〉を発動!
痛恨を無効化し、自陣のコンマ+100!!
☆ウニ大盾が〈守護〉を発動!
劣勢・痛恨を1回まで無効化!!
☆不死鳥の羽根が〈再生の炎〉を発動!
敗北を1度だけ無効化し、該当ターンのコンマ+30!
☆メイ841が〈妖精メイド剣術〉を発動!
☆炎スライムの欠片が〈灼炎〉を発動!
☆星竜の珠が〈流星〉を発動!
☆踊り子の双剣が〈剣の舞〉を発動!
☆光の精霊が〈閃光〉を発動!
☆風船スライムの欠片が〈大気の心〉を発動!
☆雷スライムの欠片が〈疾雷〉を発動!
☆ワイバーンの鱗が〈飛竜〉を発動!
☆パラサイトソードが〈剣鬼〉を発動!
☆ヴァンが〈女神の騎士〉を発動!
合計コンマ+200!!
↓1コンマ(味方+400、ナイトメア-400)
01-50 劣勢
51-90 優勢
91-00 会心 リリーツィア捕縛
485 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2025/02/01(土) 20:51:25.13 ID:kBmem04m0
プラマイ0か
486 :
◆eAA16RTlRw2e
[saga]:2025/02/01(土) 21:22:48.27 ID:V5h7x51u0
リリーツィア「例え誰の夢であろうと、夢である限り私の箱庭。万に一つも、お前たちに勝ち目はない」ゴゴゴゴ
集落「」ゴゴゴゴ…バキッドゴッ…!!
クロシュ「んわああ!!?」アタフタ
夢想の女神「くっ……!! なんて卓越した夢の力なの……!! 力を失った私では、対抗できない……!!」ギギギギ
リリーツィア「大人しく私の軍門へ下れ、夢想の魔王! 私の技量に、お前の力が合わされば――」
デロデロ…モニョモニョ…ポン!
夢想ブラッドの欠片「夢想の力……こう?」クイッ
集落「」ポン! ポン! ポン!
炎スライムの欠片「わああ! 集落が元に戻ってってる!!」
リリーツィア「何!? なぜ夢の住人でしかない者が、夢想の……魔王の力を!!?」
夢想ブラッドの欠片「モノマネは得意なんだよ。チッ、それでも分は悪いか……! 後はお前たちがなんとかしろ!」
ヴァン「おお! 女神に仇なす敵はお仕置きしなければ!!」バッ
リリーツィア「有象無象共め……!」バッ! シュオン!!
雷霆の魔王「……」ゴゴゴゴ…バチバチバチ…
クロシュ「んわわ……!!?」オロオロ
ヴァン「な、なんだあれはァ!!?」
雷スライムの欠片「あれは……雷霆の魔王……!!? なんでここに……!!?」
夢想の女神「まさか、恐怖の記憶を……!?」
リリーツィア「その通り! その子の心に潜む恐怖の記憶を呼び出した! さあ雷霆の魔王よ、奴らを全員消し炭にせよ!!」
雷霆の魔王「豁サ縺ャ縺瑚憶縺」カッ!!!!
全方位雷撃「」ババリバリバリバリッ!!!!
クロシュ「んわああああああ!!!!」アタフタ
ガギイイイインッ!!!!
守護結界「」シュイン―
クロシュ「ほえ……?」
ウニ大盾「……クロシュちゃん。怪我はない?」ガシン
クロシュ「う、うん……!」
ウニ大盾「セイラちゃんから聞いてるよ。わたしたちの大盾は、魔王の雷も防ぐ最強の盾だって。だから……あんな奴が生み出した偽物の魔王の雷なんて、痛くも痒くもないよ」
クロシュ「わあ……!!」
リリーツィア「チィッ! 既に克服された恐怖の記憶だったか……!」
☆ウニ大盾の〈守護〉により、劣勢を無効化しました
↓1コンマ(味方+400、ナイトメア-400)
01-50 劣勢
51-90 優勢
91-00 会心 リリーツィア捕縛
487 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2025/02/01(土) 21:23:06.14 ID:S2wuVqaeO
あ
488 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2025/02/01(土) 21:35:20.16 ID:VEbgt9Nco
揺り戻しかキツいぃ
489 :
◆eAA16RTlRw2e
[saga]:2025/02/01(土) 21:36:58.64 ID:V5h7x51u0
リリーツィア「ならば――これでどうだ!?」バッ
仮想悪竜「ギャオオオオオッ!!」ドンッ!!
クロシュ「ひゃ……」ビクッ
踊り子の双剣・姉「あ、あいつは……!!」
踊り子の双剣・妹「今日、クロシュちゃんが仮想の訓練で戦って――」
リリーツィア「ハーッハッハッハッ! 経緯は知らないがパティには感謝しなければ! お前を完膚なきまでに打ち負かした最悪の恐怖を、まさに今日作ってくれたのだから!!」
夢想の女神「クロシュちゃん、気圧されないで!! あれはあなたの恐怖が生み出した虚像!! あなたがあれに打ち負ければ、私たちも勝てなくなっちゃうの!!」
スライムクロシュ「」デロデロ…
ヴァン「ああ、クロシュちゃん!!」
夢想ブラッドの欠片「馬鹿! 戦いの最中で怖がってうずくまる馬鹿がどこにいる!!? 目を覚ませ馬鹿!!」ゲシゲシッ
ベチベチッ
スライムクロシュ「」モニャニャ…
仮想悪竜「ギャオオオオオオッ!!」ズシンズシンッ!
風船スライムの欠片「んわああああっ!!」スポーンッ!!
ワイバーンの鱗「ギャオオオッ!!」アタフタ
ガギンガギンッ!!
パラサイトソード「ぬうう、此奴堅すぎて文字通り刃が立たぬ――ぐあああああ!!!」ボムギ
不死鳥の羽根「まずいわね……」
↓1コンマ(味方+400、ナイトメア-400)
01-50 劣勢
51-90 優勢
490 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2025/02/01(土) 21:38:26.32 ID:yn9iMEKIO
強コンマこい
491 :
◆eAA16RTlRw2e
[saga]:2025/02/01(土) 21:52:16.91 ID:V5h7x51u0
リリーツィア「フン……そろそろ遊びは終わりにしよう。悪竜よ、地獄の炎で奴らを灰にせよ」
仮想悪竜「グルルル……ガアアアッ!!」カッ
獄炎「」ゴオオオオッ!!
ドッギャアアアアアアンッ!!!!
不死鳥の羽根「……仕方ない。焼け石に水とならないことを祈るわ――」カッ!!
再生の炎「」ゴオオオオオッ!!
ヴァン「お、おおおっ……!?」
夢想の女神「この、力は……!!」
炎スライムの欠片「不死鳥さん!!」
不死鳥の羽根「しばらく眠るわ……。負けるんじゃないわよ……」スゥ―
リリーツィア「不死鳥の力まで持っているなんて……このスライム、何者? まあいい。ならばもう一度燃やし尽くすだけだ」
仮想悪竜「グルルルル……」
スライムクロシュ「」デロデロ…
ウニ大盾「クロシュちゃん……! お願い、立ち上がって!」
☆不死鳥の羽根の〈再生の炎〉により敗北を無効化し、このターンコンマ+30
↓1コンマ(再生の炎+30、味方+400、ナイトメア-400)
01-50 敗北
51-90 優勢
91-00 会心 リリーツィア捕縛
492 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2025/02/01(土) 21:52:56.43 ID:ZPcHNB/hO
はい
493 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2025/02/01(土) 21:53:21.16 ID:ui9jy0JwO
あ
494 :
◆eAA16RTlRw2e
[saga]:2025/02/01(土) 22:18:04.77 ID:V5h7x51u0
仮想悪竜「グルルル……」ズシンズシン
スライムクロシュ「」デロデロ…
クロシュ(みんな……殺されちゃう……)
クロシュ(わたしが……よわいから……)
クロシュ(わたしの、せいで……みんな……)
ヴァン「クロシュちゃん!! 負けるな!! みんなを、しあわせにするんだろ!? しあわせな夢を、届けるんだろ!!?」
夢想の女神「お願い、クロシュちゃん……。あなた自身の夢を……しあわせに……」
クロシュ(……!)
メイ841「クロシュ……! 起きてください……!」
炎スライムの欠片「クロシュちゃん! がんばって……!」
星竜の珠「負けたら承知せぬぞ……!」
踊り子の双剣・姉「あなたの未来を、私たちに見せて……!」
踊り子の双剣・妹「立ち上がって、クロシュちゃん……!」
光の精霊「早く起きて、あいつをやっつけようよ!」
風船スライムの欠片「クロシュちゃん、負けないで……!」
不死鳥の羽根『負けるんじゃないわよ……』
ワイバーンの鱗「ギャオギャオ!」
雷スライムの欠片「あんなの雷霆の魔王より弱いんだから大丈夫だよ!」
ウニ大盾「クロシュちゃん……! わたしが、絶対に守るよ……!」
パラサイトソード「恐怖に曇った刃では奴を斬り裂けぬぞ!!」
夢想ブラッドの欠片「早く起きろ、馬鹿!!!」
グググ…モニョニョ…
クロシュ「……んゅ……」ヨロッ
ヴァン「クロシュちゃん!」
夢想の女神「クロシュちゃん……!」
リリーツィア「……辛うじて立ち上がったか。だがその満身創痍の精神で何ができる? 大人しく夢想の魔王を渡せば、私もこれ以上手荒い真似は――」
ボンッ!!
ガギンッ!!
炎魔剣士クロシュ「帰って……!! ここは……あなたの場所じゃ、ない……!!」チリチリ…
リリーツィア「……ならば、悪夢に呑まれて死ね!!」
↓1コンマ(味方+400、ナイトメア-400)
01-50 敗北
51-90 勝利 リリーツィア撃退
91-00 会心 リリーツィア捕縛
495 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2025/02/01(土) 22:18:31.04 ID:gX79kt7xO
あ
496 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2025/02/01(土) 22:19:21.04 ID:gX79kt7xO
やっちまった
497 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2025/02/01(土) 22:21:19.80 ID:kBmem04m0
また運命賽案件かな
498 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2025/02/01(土) 22:23:17.09 ID:0JO36tlLo
りりーつよ
499 :
◆eAA16RTlRw2e
[saga]:2025/02/01(土) 22:41:46.92 ID:V5h7x51u0
リリーツィア「克服された恐怖はもう使えない……。悪竜の出番ももう終わり」
消滅する仮想悪竜「」シュンッ
炎魔剣士クロシュ「……?」
リリーツィア「……流石にこれは可哀想だからやめとこうかと思ったけど……そこまで強硬に拒むなら、こちらも手段は選ばない」
夢想の女神「待って、一体何を――」
リリーツィア「……あなたの、真のトラウマ。いでよ」スッ
*
―燃える集落
ゴオオオ……
メラメラ… パチパチ…
燃える大人の死体「」メラメラ
燃える子供の死体「」メラメラ
燃えるスライムの死骸「」ジュクジュク…
クロシュ「あ……あ、ぁ……」
デロデロ…
スライムクロシュ「」デロロ…
ヴァン「こ、これ、は……」
夢想の女神「リリーツィア・ハッピーエンド!!! あなたという者は!!!!」
リリーツィア「なんとでも言え。私には夢想の魔王の力が必要なの。大義の為に、手段は選んでいられない」シュッ
夢想の女神「きゃあっ!」
ヴァン「貴様!! 女神を離せ!!」バッ
リリーツィア「悪夢に呑まれたこの夢では、もはやお前達も満足に動けまい。夢想の魔王は貰っていく。さようなら」トプン―
ヴァン「ああっ……待てェェェ!!!」
ゴオオオ…
メラメラ… パチパチ…
風船スライムの欠片「こ、これが……クロシュちゃんの……。こんなの……まるで……」
ブラッドの欠片「チッ……こんなことがあったんなら、なんでこいつはあんなに平和ボケしてられるの……」
雷スライムの欠片「クロシュちゃん……」
ワイバーンの鱗「ギャオ……」
ウニ大盾「クロシュちゃん、クロシュちゃん……!」
スライムクロシュ「」デロデロ…
メイ841「クロシュ……!」
不死鳥の羽根「結局負けて、夢想の魔王を奪われたのね……。まあ、夢の中で夢魔が相手じゃ仕方なかったとも言えるわ」
光の精霊「クロシュちゃんは大丈夫なの……?」
不死鳥の羽根「……精神的にかなり傷付いてるみたい。死ぬことはないでしょうけど……現実でのケアが必要かもしれないわ」
☆夢想の女神をリリーツィアにかどわかされてしまいました……
☆敗北とトラウマによりクロシュのメンタルが不安定になりました……
◆
500 :
◆eAA16RTlRw2e
[saga]:2025/02/01(土) 23:02:53.62 ID:V5h7x51u0
―ユーシリア帝国 8日目
◇クロシュ [あかちゃんスライム]
武:メイドブレード 盾:ラティアの大盾 飾:くすんだ耳飾り
武:竜珠の杖 防:ゴスロリエプロン 飾:不死鳥の羽根
◇妖精 [世話焼き妖精]
武: 盾: 飾:くすんだ耳飾り
武: 防:精霊のレオタード 飾:
◇イリス [星の魔法使い]
武:精霊樹の杖[改] 盾: 飾:くすんだ耳飾り
武: 防:魔術師のローブ 飾:
◇ミスティ [氷の魔法使い]
武:魔銀の短剣 盾: 飾:くすんだ耳飾り
武: 防:氷竜革のローブ 飾:
◇ローガン [鋼の戦士]
武:トカゲ斬り 盾:灼鋼の盾 飾:くすんだ耳飾り
武:鋼の回転ノコギリ 防:鎖帷子 飾:
◇エバンス [地の傭兵]
武:古代の鉄槌 盾: 飾:くすんだ耳飾り
武:魔銀の剣 防:硬質革鎧 飾:
◯所持アイテム
[道具] [装備品] [大事なもの]
運命賽*4 蜘蛛絹の下着 魔族国永久旅券
会心賽*0 ザリガニのお守り フメイの服の切れ端
反魂丹*2 大きな巻き貝 精霊の印
鉄鍋+携帯調理器具 大きな軽石 精霊樹の実のジャム
「星の魔力」上中 闇の欠片 精霊樹の鉢植え+赤雷球
お宿の焼き菓子 フリルワンピ水着 フメイとアリシラの人形
お宿の妖精の織物 魔法学園のスク水 メルルの帽子
魔導飯盒 炎鉱石 溶岩石のアミュレット
妨害魔力波発生装置 ガラスのザリガニ 太陽のメダリオン
属性大全 踊り子の双剣 暗黒優待券
魔王図鑑 サボテンドラゴンの花 冒険者証(ランク1)
氷精の魔導書 精霊のローブ 大魔女帝国渡航権
ブラッドワイン*3 かたたたきけん
マッスルワイン*1 大魔女帝国滞在許可証
吸血鬼殺ワイン*1 風船印のパラシュート
綺麗な砂 ラティア勲章
魔術書「正負の属性」
吸血鬼の日焼け止め
日蝕の傘
大魔女サイン*1
古代のセラミック
◯現在の目標
・フメイちゃんを探す
・世界樹の光を追う[2/5]
・宰相の正体を暴く
・眠り病の原因を突き止める(達成……?)
・前皇帝の死の真相を突き止める(達成!)
・ユーシリアの人魔対立をなんとかする(努力目標)
◯仲間の目標
・カリス・ノーランドを討つ(ミスティ)
・妻子の仇を討つ(ローガン)
◯経験値
・クロシュ 剣技[03/06] 魔法[03/06] 防御[03/06]
・イリス 杖術[00/04] 魔法[04/16]
・ミスティ 剣技[04/06] 魔法[04/16]
・ローガン 剣技[06/16] 魔法[03/08]
・エバンス 剣技[09/16] 魔法[00/08]
……………………………………………………………………………………
□ユーシリア帝都
中央区:王宮、兵舎、大図書館、邸宅街、他
平民区:公園、市場、食事処、酒場、浴場、娼館、冒険者ギルド、他
貧民街:広場、怪しい商店、薄暗い路地裏、魔族連合、他
郊外:農園、果樹園、他
……………………………………………………………………………………
501 :
◆eAA16RTlRw2e
[saga]:2025/02/01(土) 23:04:37.50 ID:V5h7x51u0
―朝
皇帝の私室
洗面台「」バシャバシャ
エリオス「……」パシン
エリオス「よし……。何はともあれ、眠り病は解決したんだ。後は残る問題に注力していくだけ――」
ロシュ「エリオスさま! エリオスさま!」ピョンピョン!
エリオス「ロシュ。こんなに朝早くに、血相を変えてどうしたんだ――」
ロシュ「ね、眠り病が……再発したって……!!」
エリオス「な……に……!?」
◆
―帝都大図書館 司書室
新聞「」パラララッ
パティ「眠り病再発……。妖精、これは一体どういうこと?」
妖精「わ、私たちは本当に解決したんだよ! 原因の、魔王化しかけていた男を……なんとかして」
パティ「……昨日はあえて聞かなかったけれど……なんとかとは、実際には何をしたの?」
妖精「……クロシュが、食べた」
パティ「……は?」
妖精「クロシュが、食べたの! そいつとは……前にも少し縁があって、クロシュと仲が良かったから……。ただ殺すのは、忍びなくて……」
パティ「……クロシュは今どこに?」
妖精「まだ寝てる。なんか、昨夜はものすごくうなされてて……」
パティ「……まさか」
*
―帝都大図書館 客室
スライムクロシュ「」デロデロ…
イリス「クロシュちゃん……なんか、様子がおかしいよ……。いつものは、寝てる時にこんなに激しく溶けたりしないのに……」
ミスティ「クロシュ……大丈夫……?」
ガチャッ!
パティ「失礼するわ」スタスタ
妖精「ぱ、パティ……! 食べることを許可したのは私だから、クロシュのことは……」
パティ「責めるつもりはない。原因を追求するだけ」スッ
イリス「パティさん……!? どうしたんですか!?」
パティ「クロシュを診せてもらう」
スライムクロシュ「」デロデロ…
*
スライムクロシュ「」デロロ…
パティ「……精神防御を突破された形跡……通称夢魔の口付け≠ェあるわ。これの意味……わかる?」
イリス「む、夢魔の口付け……!?」
妖精「じゃあまさか、昨日クロシュがうなされていたのは――」
パティ「ええ。夢魔に侵入されて、悪夢を見せられていた可能性が高い。そして……」
パティ「……魔王の力は、夢魔に奪われた」
ユーシリア帝国滞在8日目です。12日目に何かが起こります
↓1〜3 自由安価 何をする?
502 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2025/02/01(土) 23:04:58.58 ID:AOBZLnFn0
エドワード&パティと仲良く話す(元騎士)リチャードを偶然再会する。悪竜討伐に協力してくれる。
503 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2025/02/01(土) 23:05:01.69 ID:Z0U9euvw0
どこからともなく現れたミントに遊びに誘われるクロシュ
504 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2025/02/01(土) 23:05:36.92 ID:kBmem04m0
情報屋の手伝い
505 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2025/02/01(土) 23:05:45.16 ID:+0viErwN0
ローガン、かつて暮らしていた家の様子を見に行く
その際フレンの親と遭遇し、息子の様子を見てやってほしいと頼まれる
506 :
◆eAA16RTlRw2e
[saga]:2025/02/01(土) 23:18:46.56 ID:V5h7x51u0
というわけで本日はここまでとなります。次回元騎士リチャードの休暇編、ミントちゃんと遊ぼ編、情報屋の手伝い編です
楽しい夢の中に突如来襲し、トラウマを掘り起こすだけ掘り起こした上で夢想の女神を拐かしていったリリーツィア・ハッピーエンド。残された夢の住人たちは途方に暮れ、クロシュはデロデロと溶けることしかできなかった。リリーツィアの目的とは何なのか。容赦のないトラウマ攻撃で溶けてしまったあかちゃんスライムクロシュは、再び立ち上がることができるのか――
今回はパティ氏の用意した仮想悪竜に負けてしまったり、クロシュがロシュちゃんのキノコを食べたり、夢の中でリリーツィアに襲われて激しく戦うも打ち負かされて女神をかどわかされてしまったりしたようでした
それでは本日もありがとうございました。次回もよろしくお願いいたします
507 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2025/02/01(土) 23:33:23.80 ID:T1PitxiCo
おつおつでした
夢住民になってくれた面々が協力的なのは嬉しい
夢魔はクロシュの原初にして最大のトラウマほじくり返しちゃって…もうはっ倒すしかなくなっちゃったよ…!
508 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2025/02/01(土) 23:43:13.32 ID:gX79kt7xO
コンマは無情
509 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2025/02/01(土) 23:51:34.35 ID:0JO36tlLo
捕縛できてたら話がだいぶ進んだんかね
510 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2025/02/02(日) 00:35:17.87 ID:YWQQMtg50
おつ
リベンジの機会はあるのか?あるにしても再戦までに実力を上げておきたいところ。上がった心属性の出番があるのかも気になる。
あと、やっぱり仲間と連携してフルボッコが一番な気もするけど。
511 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2025/02/02(日) 01:39:07.86 ID:2+JMOxXco
世界樹の光狙って宰相と悪竜が潰しあってくれないかね
512 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2025/02/02(日) 07:57:33.04 ID:BVZ5Xaba0
おつ
今回は黒幕がアグレッシブなせい(とコンマ不調)で被害が甚大すぎる・・・
513 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2025/02/02(日) 15:34:56.91 ID:qCgUVQ9LO
これ宰相はクロシュのこと認識しちゃったから最悪騎士団差し向けて適当な罪で檻にいれられない?大丈夫?
514 :
◆eAA16RTlRw2e
[saga]:2025/02/02(日) 16:31:21.13 ID:y+GnCU4T0
クロシュの夢の中に住んでいる方々は、それぞれスタンスの違いはありますが基本的にはクロシュに協力的なようです
夢の中での戦いは、実際のところ夢魔の独壇場です。言うなれば水中のボーンクラーケンです。大抵の場合、陸上の生物に勝ち目はありません
このスレでは時々異様に低コンマが連続することがありますが、今回もその不運に見舞われたようです。実のところウニ大盾ちゃんと不死鳥の羽根さんがいれば大丈夫かな?と思っていましたが、そんなことはありませんでした
もし彼女を捕縛できていた場合、事態が一気に進展していた可能性は高いです。しかしハイリターンにはハイリスクもあったようです。今回、クロシュちゃんはとてもまずい煮え苦渋を飲まされてしまいました
リリーツィア・ハッピーエンドの陰謀を阻止することはユーシリア帝国編における重要な目的の一つなので、再戦の機会はあるかと思われます。そしてクロシュが得た心属性適性は失われていないため、訓練を積めば心属性の力を使うことができるようになるかもしれません
複数人で囲んで叩くのは非常に優れた戦術です。かの有名なテロリストのザイルも、あかちゃんスライムや妖精や人間たちに囲んで叩かれて敗走したことがあるという噂があります。戦いは数なのかもしれません
宰相は世界樹の光も狙っているようなので、宰相と悪竜の戦いが勃発する可能性はあります。しかし今のところ騎士団は世界樹の光の所在を完全に掴めてはいないようなので、勃発するとしてももう少し先のことになるかもしれません。それが魔族たちのいう審判の日≠ニ前となるか後となるかは不明です(もし審判の日にユーシリア帝国が崩壊し、その後に戦いが起こった場合、それはまさしく仁義なき戦となるでしょう)
宰相は熱心に夢想の魔王の所在を探っていたようですが、先日急にあかちゃんスライムが魔王の力を持ってきてくれたため、迅速かつ大胆に奪いに来たようです。夢魔の所業を翌朝に思い出せる人は滅多にいないため、大抵の夢魔はバレる可能性を考慮せず堂々と夢喰いを行います。クロシュ氏はかなりがんばりましたが、抵抗虚しくひどいめにあってしまったようです
宰相はクロシュのことを見つけてしまいましたが、魔王の力さえ奪ってしまえばもうあかちゃんスライムなどに用はないので、既に眼中にない可能性が高いです。また、不当な罪をでっち上げるのは規律に厳しいマーズ指揮官の不信を買うことになるため、宰相もその辺りは慎重に動かざるを得ないかと思われます
515 :
◆eAA16RTlRw2e
[saga]:2025/02/02(日) 16:31:57.00 ID:y+GnCU4T0
―帝都大図書館 司書室
パティ「……この局面で魔王の力を狙う夢魔……もしや宰相に取り憑いているのは……」ブツブツ
コンコン
パティ「……開いているわ」
ガチャッ
リチャード「こんにちは! お久しぶりです、パティ魔術顧問!」スタスタ
パティ「……リチャード? 何、今のユーシリアを嗤いにでも来たの?」
リチャード「まさか、とんでもない! 少し休暇を取ってユーシリアの様子を見に来たんですよ。場合によっては協力を惜しまないつもりでね」
パティ「へえ、いくらふんだくるつもりなのかしら。今のユーシリアにあなたを満足させられるほどの財力はもうないわよ?」
リチャード「わはは……これはすっかり偏見を持たれてしまっているようですな」
亡霊エドワード「む、その声は……リチャードじゃないか! 久しいな、いつぶりだ?」フヨフヨ
リチャード「!? エドワード指令……その御姿は……」
亡霊エドワード「死んだのだ!」
*
リチャード「ふむふむなるほど……今そのような状況だったとは……」
亡霊エドワード「そうなのだよ。リチャード、もし君さえ良ければ……」
ガチャッ
エバンス「あ、お前は! クロシュちゃんを酷い目に遭わせた悪徳商人!」ザッ
リチャード「ぬっ!?」
亡霊エドワード「……リチャード? クロシュくんに酷いことをしたとはどういう意味だ?」
*
亡霊エドワード「なるほど……国際商業都市でそのようなことがあったとは」
パティ「はあ……マリッサは未だに引きずってるのね……。まあ気が済むまでやれば良いわ……」
ローガン「マリッサ殿のことをご存知なのですか?」
パティ「腐れ縁みたいなものよ」
リチャード「もちろん今は反省しておりますよ。部下たちにも少しばかり苦言を呈されてしまったのでね。今は安全安心クリーンな営為を心がけておりますとも」
エバンス「本当かあ……?」
リチャード「フフフ、では行動で示しましょう。皆さんへのお詫びには大魔女帝国行きのチケットをお渡し致しましたが、さらに今回は私自ら世界樹の光を手に入れるお手伝いを致しましょう!」
エバンス「マジか……。信用できるのか、この男……」
亡霊エドワード「リチャードは腹の底が見えない男だが、約束事は必ず守るから大丈夫だ。ビジネスマンは契約を何よりも重んじる」
リチャード「その通りです、流石はエドワード指令。既に騎士を辞して久しい私のことをしっかり覚えていらっしゃる」
ローガン「うむ……。彼はある意味かなり信用のできる男だと私も思う」
エバンス「なるほど……」
☆リチャードが滞在し、協力してくれることとなりました
◆
516 :
◆eAA16RTlRw2e
[saga]:2025/02/02(日) 16:34:02.52 ID:y+GnCU4T0
―客室
スライムクロシュ「」デロデロ…
妖精「う〜ん……」パタパタ
ミント「やっほ、クロシュちゃんに妖精さん」ヒョコッ
妖精「うわあ!?」
スライムクロシュ「〜〜…?」モニョニョ…?
ミント「あれ、クロシュちゃんは反応薄い……。どうしたの? 元気ない?」
スライムクロシュ「〜〜…」デロデロ…
妖精「まあ、ちょっといろいろあって……。ていうかあなたどうやってここに入ってきたの?」
ミント「ムカデとかネズミになれば入れないとこなんてほとんどないのだ!」
妖精「そ、そう……」
ミント「でもクロシュちゃん元気ないんだ……。うーん困ったなあ……」
妖精「何か用でもあったの?」
ミント「クロシュちゃんと遊ぼうと思って来たのだ!」
妖精「それなら日を改めて……」
ミント「よし! それじゃあお外に出よ! こんなとこに籠もってたら余計元気なくなっちゃうよ!」
スライムクロシュ「〜〜…?」モニョ…?
妖精「話聞いてた? 今のクロシュは自分で立ち上がる元気もないんだよ」
ミント「じゃん!」スッ
空き瓶「」ポン!
妖精「空っぽの……瓶?」
ミント「この中に入れば良いのだ! 我が子鬼のおきゃくさまとして、おもてなそうぞ!」
妖精「こんな瓶の中に入れるかなあ……」
スライムクロシュ「〜〜…」モニョモニョ
妖精「あ、そっか。クロシュは大きくなるだけじゃなくて小さくなることもできるんだ」
スライムクロシュ「〜」モニョ
デロデロ…ズルズル…ポン!
瓶入りクロシュ「〜〜」モニョニョ
ミント「わああ!」キラキラ
妖精「いや、あなたが瓶に入ればって言ったのになんでそんな感激してるの……」
*
―ユーシリア帝都
ミント「ふんふふふん〜♪」ルンルン
瓶入りクロシュ「……」モニョニョ…
妖精「それで、どこに行くの?」パタパタ
ミント「それはねえ……」
↓1コンマ
01-05 騎士狩り!
06-15 馬車狩り!
16-40 ジジイんとこ!
41-65 アネゴんとこ!
66-90 新人とこ!
91-93 暗い新人とこ!
94-96 熱い新人とこ!
97-99 明るい新人とこ!
00-00 ??
517 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2025/02/02(日) 16:39:41.47 ID:ZH3O4qbyO
あ
518 :
◆eAA16RTlRw2e
[saga]:2025/02/02(日) 17:05:14.36 ID:y+GnCU4T0
ミント「アネゴんとこ!」
妖精「アネゴ……?」
*
―貧民街
ボロ集合住宅
妖精「ここは……集合住宅? 随分年季が入ってるみたいだけど」
ミント「アネゴはスラム出身なのに戸籍とおうちを持ってるすごい人なんだよ!」
妖精「おうちってのはここのことだよね。でも戸籍って――」
ミント「ここ! このお部屋!」
扉「」
妖精「外観通りの古びた扉だ」
ミント「アネゴ〜! ミントさまが来たぞ〜!」ドンドン!
ガチャッ!
黒髪おかっぱの少女「うっさい。近所迷惑だよミント……」ヌッ
ミント「アネゴ〜!」ピョンッ!
黒髪おかっぱの少女「」サッ!
ビターン!!
ミント「うう、ひどい……。どうして避けるの……」グスグス
黒髪おかっぱの少女「お前、力が強すぎるんだよ……抱きつかれたら骨がいかれるじゃん……。ん? それは、妖精?」
妖精「どうも」パタパタ
ミント「そう! わが小鬼四天王候補の、クロシュと妖精ぞ!」
黒髪おかっぱの少女「え? 妖精しか見当たらないけど……」キョロキョロ
ミント「妖精さんが抱えてる瓶だよ!」
黒髪おかっぱの少女「ん?」
妖精が抱えるクロシュ瓶「……」モニョニョ…
黒髪おかっぱの少女「……スライム?」
*
―集合住宅 アルの部屋
ミント「お邪魔しま〜す」トコトコ
黒髪おかっぱの少女→アル「まあ適当に座ってよ」
妖精「じゃあお言葉に甘えて。クロシュはどうする? 瓶に入ってる?」
クロシュ瓶「〜〜」モニョモニョ
妖精「瓶に入ってるって」
アル「瓶詰めスライムなんて初めて見たよ。窮屈じゃないの?」
ミント「クロシュちゃんは伸縮自在なのだ! われと同じだ!」
アル「え、ほんと? 良いなあ……私もそういう能力欲しい」
妖精「ええ? 欲しいの?」
アル「だってミントみたいに変身できればどこでも侵入し放題じゃん。そのクロシュちゃんの伸縮自在も同じ」
妖精「へえ……。アルって、もしかして盗賊だったり?」
アル「ん〜……今は違うかな? ちゃんとした仕事あるし」
ミント「アネゴは労働者なのだ!」
アル「その通りだけど、その言い方はなんかちょっと嫌……」
↓1〜2 自由安価 ミントのアネゴ?のアルとどんなお話をする?
519 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2025/02/02(日) 17:09:36.81 ID:k8i6WgRqO
カラスのハーピーをどう思うか
520 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2025/02/02(日) 17:13:30.78 ID:2+JMOxXco
おもいっきり大失敗したときどう立ち直ればいいと思う?
521 :
◆eAA16RTlRw2e
[saga]:2025/02/02(日) 17:37:41.93 ID:y+GnCU4T0
ミント「あそうだ! アネゴ、最近貧民街にカラスのハーピィが住み着いてるんだよ! 知ってる!?」
アル「ああ、クロス探偵事務所でしょ? 知ってるよ」
ミント「どう思う!?」
アル「どうって、別にどうとも思わないけど……。貧民街なんて何が住み着いてもおかしくない場所でしょ」
ミント「だってあのハーピィ情報屋だよ! アネゴはちょーほー――」
ベチッ!
ミント「もがもが!」ジタバタ
妖精「……あー……聞かなかったことにするよ」
アル「ごめん、そうしてくれると助かるかも……」
*
ミント「も〜! かわいい妹分のミントさまを口止めなんて、失礼なアネゴ!!」プンスコ
アル「はいはい。水やるから機嫌直して」スッ
水「」ポン
ミント「んぐ、んぐ……」ゴクゴク
アル「妖精とクロシュちゃんも飲む?」
クロシュ瓶「〜〜」モニョモニョ
妖精「じゃあせっかくだしお願い。クロシュも飲みたいって」
アル「はーい」
*
ミント「ぷはぁ〜! アネゴが入れた水は格別ぞ!」
妖精「単純だなあ……」
クロシュ瓶「〜〜」モニョモニョ ゴクゴク
アル「おお〜、瓶から伸びて器用に水飲んでる……。クロシュちゃんって面白いなあ」
妖精「普段は瓶詰めじゃないんだけど……ちょっといろいろあって、元気がないんだ」
アル「え、そうだったの……!? それは……ごめん……」
クロシュ瓶「〜〜…」モニョニョ…
妖精「悪いのはわたしだから謝らないで欲しいって……」
アル「そう……。なんかけっこう深刻なんだね……」
妖精「うん……。アルは失敗したり落ち込んだりした時、どうやって立ち直ってる?」
アル「私? 私は……うーん、どうしてるかなあ……」
ミント「われも気になる! アネゴのいきざま!」
アル「……美味しいものを食べて、お風呂に入って、あったかい布団で寝てれば、大体直っちゃうかも。だから立ち直り方とか、真面目に考えたことないや。ごめん、参考にならない意見で……」
妖精「……ううん、ありがとう! 全然参考になったよ! 美味しいものだね、美味しいもの」
ミント「おいしいもの!」
クロシュ瓶(おいしいもの……)
◆
522 :
◆eAA16RTlRw2e
[saga]:2025/02/02(日) 20:17:08.23 ID:y+GnCU4T0
―クロス探偵事務所
イリス「……って感じで、夢魔に襲われたみたいなんです」
フーミン「夢魔か……。実体のない種族は所在が掴みにくいから、けっこう苦手分野なのよねえ」
ミスティ「過去に夢魔がこの国で起こした事件とかは?」
フーミン「表沙汰になりにくいのよ。夢魔に夢喰いされても、朝になれば被害者は何も覚えてないから」
イリス「でもクロシュちゃんみたいに、朝になったら凄く憔悴してたなんてことがあれば、けっこう噂になったりしませんか……?」
フーミン「普通の場合、夢魔はそこまで激しく相手の精神を傷付けたりしないわ。わざわざそんなことをしなくても夢は喰えるし、そんな目立ちかねないリスクを冒す必要がないもの」
イリス「そうですか……」
フーミン「しかし魔王の力を夢魔に奪われたかあ……。このユーシリアもいよいよ終わりかもね」
イリス「そ、そんな!」
*
箒「」サッサッ
イリス「こっちの掃き掃除、終わりました」
フーミン「ありがとう。ひとまずこんなとこで良いかしら」
ミスティ「どうして急に掃除を?」
フーミン「立つ鳥跡を濁さずって言うでしょ? あなたたちが手伝ってくれて助かったわ〜」
イリス「えっ、出てくんですか!?」
フーミン「まだ決まったわけではないけど、いつでも逃げられるようにはしておこうと思ってね。私も眠り病にかかりたくはないし」
ミスティ「なるほど……。でも私たちは必ず、眠り病をもう一度解決するわ。だからその心配は不要よ」
フーミン「ふふ、期待しているわ。ダークヒーローたち」
◆
523 :
◆eAA16RTlRw2e
[saga]:2025/02/02(日) 20:19:01.14 ID:y+GnCU4T0
―ユーシリア帝国 9日目
◇クロシュ [あかちゃんスライム]
武:メイドブレード 盾:ラティアの大盾 飾:くすんだ耳飾り
武:竜珠の杖 防:ゴスロリエプロン 飾:不死鳥の羽根
◇妖精 [世話焼き妖精]
武: 盾: 飾:くすんだ耳飾り
武: 防:精霊のレオタード 飾:
◇イリス [星の魔法使い]
武:精霊樹の杖[改] 盾: 飾:くすんだ耳飾り
武: 防:魔術師のローブ 飾:
◇ミスティ [氷の魔法使い]
武:魔銀の短剣 盾: 飾:くすんだ耳飾り
武: 防:氷竜革のローブ 飾:
◇ローガン [鋼の戦士]
武:トカゲ斬り 盾:灼鋼の盾 飾:くすんだ耳飾り
武:鋼の回転ノコギリ 防:鎖帷子 飾:
◇エバンス [地の傭兵]
武:古代の鉄槌 盾: 飾:くすんだ耳飾り
武:魔銀の剣 防:硬質革鎧 飾:
◯所持アイテム
[道具] [装備品] [大事なもの]
運命賽*4 蜘蛛絹の下着 魔族国永久旅券
会心賽*0 ザリガニのお守り フメイの服の切れ端
反魂丹*2 大きな巻き貝 精霊の印
鉄鍋+携帯調理器具 大きな軽石 精霊樹の実のジャム
「星の魔力」上中 闇の欠片 精霊樹の鉢植え+赤雷球
お宿の焼き菓子 フリルワンピ水着 フメイとアリシラの人形
お宿の妖精の織物 魔法学園のスク水 メルルの帽子
魔導飯盒 炎鉱石 溶岩石のアミュレット
妨害魔力波発生装置 ガラスのザリガニ 太陽のメダリオン
属性大全 踊り子の双剣 暗黒優待券
魔王図鑑 サボテンドラゴンの花 冒険者証(ランク1)
氷精の魔導書 精霊のローブ 大魔女帝国渡航権
ブラッドワイン*3 かたたたきけん
マッスルワイン*1 大魔女帝国滞在許可証
吸血鬼殺ワイン*1 風船印のパラシュート
綺麗な砂 ラティア勲章
魔術書「正負の属性」
吸血鬼の日焼け止め
日蝕の傘
大魔女サイン*1
古代のセラミック
◯現在の目標
・フメイちゃんを探す
・世界樹の光を追う[2/5]
・宰相の正体を暴く
・眠り病の原因を突き止める(達成……?)
・前皇帝の死の真相を突き止める(達成!)
・ユーシリアの人魔対立をなんとかする(努力目標)
◯仲間の目標
・カリス・ノーランドを討つ(ミスティ)
・妻子の仇を討つ(ローガン)
◯経験値
・クロシュ 剣技[03/06] 魔法[03/06] 防御[03/06]
・イリス 杖術[00/04] 魔法[04/16]
・ミスティ 剣技[04/06] 魔法[04/16]
・ローガン 剣技[06/16] 魔法[03/08]
・エバンス 剣技[09/16] 魔法[00/08]
……………………………………………………………………………………
□ユーシリア帝都
中央区:王宮、兵舎、大図書館、邸宅街、他
平民区:公園、市場、食事処、酒場、浴場、娼館、冒険者ギルド、他
貧民街:広場、怪しい商店、薄暗い路地裏、魔族連合、他
郊外:農園、果樹園、他
……………………………………………………………………………………
524 :
◆eAA16RTlRw2e
[saga]:2025/02/02(日) 20:25:34.56 ID:y+GnCU4T0
―朝
兵舎 司令室
宰相「……世界樹の光はまだ見つからないのですか?」
マーズ「はっ! 鉱山の魔物が活性化しており、一般兵はおろか魔法騎士も易々と探索できない状況であります!」
宰相「今は慎重を期すべき時ではありません。拙速を尊びなさい」
マーズ「……それは、しかし……騎士団に甚大な犠牲が出る可能性があります。また各地で魔族の反乱が相次いでおり、鉱山だけに戦力を集中させるのも難しく……」
宰相「事態を放置すれば、民の犠牲が増え続けます。備蓄食料ももう残り僅か……。マーズ指揮官、あなたは民より騎士の命の方が重いとでも言うつもりですか?」
マーズ「……いえ。出過ぎた発言でした。お許しください」
宰相「例え犠牲になろうとも……その英雄の名はユーシリアの歴史に刻まれ、永遠となる。恐れることはありません。騎士としての役目を果たしなさい」
マーズ「はっ!」
宰相「それでは私は王宮に戻ります」スタスタ
*
―王宮 宰相の部屋
宰相「っはぁ〜疲れた……。早くやめたい、宰相のフリ……」
宰相「………マーズ指揮官、ごめんね……。騎士の命も民の命も、重さは同じなのに……。でも……世界樹の光さえ見つかれば、その力でみんなを救えるはずだから……」
宰相「そうすれば……後は、この国の民だって………」
宰相「………そういえば昨日のスライムの子……大丈夫かな……。あんな幼い子に、あそこまでしなくても良かったんじゃ……。でも魔王の力を手に入れる為にはああするしか……」
宰相「…………はあ………。もう、やめたい……」
夢想の女神『やめれば良いのに……』
宰相「……! うるさい。私には大義があると言ったはずだ。ここでやめるわけにはいかない」
夢想の女神『全ての生命を永遠の眠りに就かせ、しあわせな終わりとする……なんて、本気でできると思っているの……?』
宰相「……夢想の魔王なら賛同してくれると思ったんだけどな。残念だ」
夢想の女神『しあわせな眠りの裏で……現実の肉体は静かに腐り落ち、死んでいく……。それは、本当にしあわせな終わりと言えるの?』
宰相「しあわせだよ。心は夢の中でしあわせなんだから。お前だって、そう思って魔王になったんじゃないのか」
夢想の女神『魔王になった時の記憶はもうないから、わかんない……』
宰相「まあいいけど。お前の救済の眠りをもたらす力と、圧倒的な星の力……そして私の技量が合わされば、この世界は絶対にしあわせな結末を迎えられるんだ。お前は黙ってその力を私に寄越していれば良い」
夢想の女神『……その為の犠牲には目を瞑るんだ』
宰相「うるさい! 私だって、犠牲が出て良しなんて思ってない!」
夢想の女神『じゃあなんで……』
宰相「このままこの世界を放置すれば……私が何をしてもしなくても、世界の構造そのものによる犠牲者は永遠に増え続ける一方じゃないか! だから……ここで終わらせなきゃならないんだ! 私が出すこの犠牲を、最期にするんだ……!!」
夢想の女神『……』
宰相「私が、もたらしてやる……! しあわせな結末を……ハッピーエンドを!!!!」
◇
―朝
帝都大図書館 客室
クロシュ瓶「……」zzz
イリス「クロシュちゃん……まだ元気は出ないみたい……」
妖精「でも昨日よりは良くなってきてるみたいだよ。瓶の中だとデロデロに溶ける心配がないから、少し気楽なのかも」
ミスティ「これからクロシュが疲れた時は、こんな風に瓶に入ってもらうのが良いかもしれないわね」
ユーシリア帝国滞在9日目です。12日目に何かが起こります
↓1〜3 自由安価 何をする?
525 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2025/02/02(日) 20:25:46.64 ID:ETWNtMV9O
人魔仲良しキャンペーンも頑張る
526 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2025/02/02(日) 20:26:18.57 ID:er8diR3y0
ローガン、リチャード 夜平民区で散歩していると勤務終わりのノエルと出会う。酒場で3人騎士時代の話しをする
527 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2025/02/02(日) 20:26:20.41 ID:BVZ5Xaba0
としょかんたんけん
528 :
◆eAA16RTlRw2e
[saga]:2025/02/02(日) 20:47:44.36 ID:y+GnCU4T0
―帝都大図書館 司書室
帝都新聞「」ペラッ
エバンス「南部の農村で武装した魔族たちによる暴動……騎士団によって鎮圧されるも、多くの死傷者が出る……」ペラッ
クロシュ瓶「〜〜…」モニョニョ…
妖精「毎日のようにそういう話が新聞に載ってるよ……」
ミスティ「……かつての魔族国どころじゃない気がしてきたわ……。この国、本当にこの先どうにかなるのかしら……」
イリス「……」グッ
妖精「イリス……これはもう私たちが外様とか関係なく、手に負える問題じゃないよ……。変な気は起こさない方が……」
イリス「いいえ……! 私たちにもできることが必ずあるはずです!」
エバンス「そうは言っても、何ができるんだ……? 悪いが俺も思い付かないぞ……」
イリス「私に良い考えがあります!!」
↓1コンマ
01-30 人魔仲良し行進を行う
31-60 ストリート演劇を行う
61-90 悪竜黒幕陰謀論を流布する
91-00 会心
529 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2025/02/02(日) 20:50:32.34 ID:k8i6WgRqO
あ
530 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2025/02/02(日) 20:50:32.78 ID:XXAzq1c30
てりゃ!
531 :
◆eAA16RTlRw2e
[saga]:2025/02/02(日) 21:24:49.87 ID:y+GnCU4T0
―帝都 大通り
イリス「……とある山の中に、一人の心優しい魔族……バーニングスライムが住んでいました。バーニングスライムは人間と仲良くなりたいと思っていましたが、しかし人々は魔族でありとても熱い体を持つバーニングスライムを恐れ、近付くことさえありませんでした」
炎スライムクロシュ「……」モニョニョ…シクシク…
イリス「バーニングスライムが一人寂しく泣いていると、そこへ友達の雪女が現れました」
雪女ミスティ「……人間と仲良くなりたいなら、私に良い考えがあるわ……」
◆
バーニングスライム「えっ……?」
雪女「私が人里で暴れて吹雪を起こし、全てを凍らせる。そうしたらあなたの出番。暴れる私を炎で退治して、凍てついた全てを溶かすの。そうすれば、あなたが強くて優しいバーニングスライムだって、みんなわかるわ」
バーニングスライム「でも……それじゃ、雪女さんは……」
雪女「私のことなら心配いらないわ。私はあなたと違って、人間から嫌われても痛くも痒くもないから」
バーニングスライム「そうなの?」
雪女「ええ、そうなの。簡単でしょ?」
バーニングスライム「……本当に……いたくもかゆくも、ない……?」
雪女「大丈夫だってば。ほら、行くわよ」スタスタ
バーニングスライム「あ、ま、待って……!」ピョンピョン
*
吹雪「」ビュオオオオオオッッ
妖精「ぎゃああああ!! さむいいいい!! しんじゃうよおおお!!!」カチコチ
雪女「凍てつきなさい。前々から目障りだったのよ、人間ども……!!!」カッ!!
吹雪「」ビュオオオオオオオッ!!!!
傭兵「くっ、なんて強さだ……!! お、おれも……ここまで、か……」カチコチ
騎士「エバンスくん……! だめだ、眠っては!!」
雪女「死ね……!!」
凍てつく世界「」カチコチ
バーニングスライム「〜〜!!」モニャニャニャニャ!!! シュバッ!!
炎「」ゴウウッ!!
解凍される世界「」ジュワアアアア
雪女「何!? 貴様は――」
バーニングスライム「〜〜!!」モニャモニャ!!
ベチンッベチンッ!!
雪女「ぐあああああ!!!」
バーニングスライム「〜〜!!」モニャニャニャ!!!!
ズルズルズル…
傭兵「あ、あれ? バーニングスライムが雪女を引きずっていくぞ……?」
騎士「な、何……!?」
*
バーニングスライム「〜〜…」モニョモニョ…
雪女「何してるのよ……あなたもこっちに戻ってきちゃだめじゃない……」
バーニングスライム「……雪女さんも……一緒じゃなきゃ、やだ……」
雪女「えっ……」
◆
532 :
◆eAA16RTlRw2e
[saga]:2025/02/02(日) 21:26:18.12 ID:y+GnCU4T0
イリス「そ、そして……お山に戻ったバーニングスライムと雪女は……結局人間とは仲良くなれませんでしたが……二人はいつまでも一緒にしあわせに暮らしました……め、めでたし、めでたし……!」
子供たち「わー!!」パチパチ
*
―司書室
ミスティ「クロシュ、台本と違ったじゃない……。まあ、あれはあれで悪くなかった、けど……」
クロシュ「んゅ……」
イリス「まあ結果オーライ! アドリブでなんとかなったし、子供たちに好評だったみたいだから!」
妖精「結局人間とは仲良くなれなかったけどね……」
☆帝都の人魔関係が少しだけ良くなりました
◆
533 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2025/02/02(日) 21:28:54.69 ID:Icy232Ego
泣いたバーニングスライム
534 :
◆eAA16RTlRw2e
[saga]:2025/02/02(日) 21:53:58.01 ID:y+GnCU4T0
―夜
ローガン「……」スタスタ
リチャード「おや、ローガン元隊長ではありませんか。どうです? この後一杯……」ヌッ
ローガン「リチャード殿か……。そうだな……たまには飲むのも悪くないか……」
ノエル「……ん? そこにいるのは……まさか、リチャードにローガンか!?」
リチャード「ノエル君に出会えるとは! これは運命神が今夜は飲めと言っているに違いありませんぞ!」
ノエル「飲みか! 付き合うぞ!」
ローガン「フッ……では飲むとするか」
*
―酒場
ジョッキ「」カラン
ノエル「――でよお……ついに俺も鉱山探索を命じられちまったってわけさ……」グビグビ
ローガン「鉱山探索……!? それはまさか、悪竜の……」
ノエル「おー、その鉱山だよ……。任務の内容は世界樹の光っつー……ああ、お前らに言ってもわかんねえか。まあとにかくすげえものを探してこいって内容なんだが……まあ悪竜の根城だ。覚悟はできてんぜ……」グビグビ
リチャード「ノエル君、気を確かに。ささ、もう一杯」ススッ
ジョッキ「」ドン!
ノエル「おお、すまねえな。こうやって酒を飲めるのもこれが最期かもしれねえ……へへっ、死ぬ前にお前らと飲めて良かったぜ……」
ローガン「死ぬ覚悟など、お前らしくもない。生きて帰れば良かろう」
ノエル「それができりゃ苦労はしねえだろ? 俺だって自分の実力くらいわからあ」
ローガン「……」
ノエル「ローガン……俺はよ……。お前の家があんなことになった時……なんもしてやれなかった……。なんもしてやれなかったんだ……」
ローガン「よせ。あの頃は誰もがそれどころではなかったし、私も何かをしてもらおうなどと思ったことはない」
ノエル「聞いたぞ……。お前の家族を襲った奴ってのが……悪竜である可能性があるんだってな……」
ローガン「!!」
ノエル「はっ……俺も死にてえわけじゃねえが……今度こそ、お前になんかしてやれる時が来たのかもしれねえって思ったよ。なにせ任務としてあの鉱山に行くわけだからな――」
ローガン「おい……ノエル、お前まさか――」
ノエル「――ぶちかましてきてやんぜ。運が良けりゃ相打ちくらいには持ち込めるかもしれねえ……へへっ、まあ見てろよ……」グビグビ
ローガン「おいよせ! そんなこと私は望んでいない! 馬鹿な考えは――」
ノエル「ぐが……」zzz
ローガン「……」
◆
535 :
◆eAA16RTlRw2e
[saga]:2025/02/02(日) 22:15:42.71 ID:y+GnCU4T0
―夜
帝都大図書館 客室
クロシュ瓶「……」zzz
妖精「……」zzz
ミスティ「クロシュと妖精は……もう眠っているのね」
イリス「クロシュちゃんは本調子じゃないのに無理に演劇に付き合わせちゃったから……。ごめんね、ゆっくりおやすみ……」
ゴトン…
イリス「……?」
妖精「……今の音、なに……?」モゾモゾ
イリス「あ、妖精さん……! なんか、今図書館の方から音が響いてきて……」
ミスティ「使い魔が本でも落としたんじゃないの?」
イリス「でもこの時間は、使い魔さんたちも休んでるはずだよ。もちろんパティさんも……」
ミスティ「……」
イリス「ど、泥棒だったら大変だ……!」
ミスティ「行ってみましょうか……」
妖精「……私はここに残るよ。もし泥棒だったら、クロシュを一人にさせたくないし」
イリス「うん! それじゃあ私たちで様子を見てくる……!」
*
↓1コンマ
01-05 あら、どちら様ですの?
06-35 賊
36-65 賊?
66-95 使い魔
96-00 宰相……?
536 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2025/02/02(日) 22:17:45.81 ID:NZZxhKosO
たかいこんまこい
537 :
◆eAA16RTlRw2e
[saga]:2025/02/02(日) 22:30:11.65 ID:y+GnCU4T0
―帝都大図書館
ミスティ「暗いわ……。真っ暗な図書館を探検するのって、なんかちょっと肝試しみたいね……」
イリス「肝試し気分のとこ悪いけど、明かり点けて良い……?」
ミスティ「いや全然悪くないから、点けてくれる?」
イリス「うん!」
光魔法「」ピカッ!
使い魔「わあっ!」
イリス「あっ、使い魔さん! と……」
ミスティ「それは……」
ひっくり返った魔族の賊「」ピヨピヨ
使い魔「賊が侵入したので、処理していたところなのです。お騒がせしてしまい申し訳ありません……」
イリス「いや、全然良いよ! ていうかお疲れ様です!」
ミスティ「ええ……。私たちの知らないところで、日夜賊と戦っていたなんて……」
使い魔「いえ、賊が入ったのは今日が初めてですね」
ミスティ「えっ、そうなの」
使い魔「はい。夜間はパティさんが侵入防止用に強力な結界を張っているので、認証された者しか出入りできないはずなのですが……」
パティ「力技で打ち破られたわ。全く持って不快極まりない」スタスタ
イリス「パティさん!」
パティ「騒がせたわね。より強力な結界を張り直しておくから、あなたたちは部屋に戻って寝なさい」
イリス「え、ええと……」
↓1選択
1.言われた通りに戻って寝る
2.まだここに残る
0.自由安価
538 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2025/02/02(日) 22:32:33.62 ID:GcGjyUj10
2
539 :
◆eAA16RTlRw2e
[saga]:2025/02/02(日) 23:15:45.27 ID:y+GnCU4T0
イリス「いえ……ここに泊まらせてもらっている以上、他人事ではありません!」
ミスティ「ええ……。それに私たちも、一体何が起きているのか知りたいわ」
パティ「そう、わかったわ。別に面白い話にもならないと思うけど」
*
使い魔「この人、竜の鱗を持っています」
パティ「なるほど……この程度の三下が結界を打ち破れたのは、それの力ね」
イリス「竜の鱗……?」
使い魔「竜類の鱗は、所持者に力を与えるんですよ。ワイバーンとかのだと流石に微々たるものですが、これは恐らく悪竜の鱗。懐に入れておくだけで力になりますし、実はこの鱗単品でも鋭利な刃物として使えたりします」
パティ「その鱗を刃物のように用いて結界を切り裂いたのでしょう。雑魚には過ぎた武器だわ」スッ
悪竜の鱗「」ポン
使い魔「うわ、ばっちいですよパティさん。そんなのに触ったら」
パティ「竜の鱗は他の呪いや細菌を受け付けないわ。まあ鱗そのものから呪いが発せられる場合もあるけれど……ん、案の定呪われているわね」
使い魔「やっぱりばっちいじゃないですか!」
パティ「本体のブレスとかならともかく、切り離された鱗に残留している呪い程度なら何の問題もない」
イリス「ええと……悪竜の鱗って……」
パティ「本物よ。私は何度もこの鱗を見ているし、この呪いの波長も覚えている。壊滅した部隊の生存者が命からがら持って帰って来る定番アイテムだもの」
ミスティ「曰く付きすぎるわね……。でも悪竜の鱗ってことはつまり……」
パティ「ええ。やはり人魔の対立には悪竜の邪気が関わっている」
◆
540 :
◆eAA16RTlRw2e
[saga]:2025/02/02(日) 23:16:34.63 ID:y+GnCU4T0
―ユーシリア帝国 10日目
◇クロシュ [あかちゃんスライム]
武:メイドブレード 盾:ラティアの大盾 飾:くすんだ耳飾り
武:竜珠の杖 防:ゴスロリエプロン 飾:不死鳥の羽根
◇妖精 [世話焼き妖精]
武: 盾: 飾:くすんだ耳飾り
武: 防:精霊のレオタード 飾:
◇イリス [星の魔法使い]
武:精霊樹の杖[改] 盾: 飾:くすんだ耳飾り
武: 防:魔術師のローブ 飾:
◇ミスティ [氷の魔法使い]
武:魔銀の短剣 盾: 飾:くすんだ耳飾り
武: 防:氷竜革のローブ 飾:
◇ローガン [鋼の戦士]
武:トカゲ斬り 盾:灼鋼の盾 飾:くすんだ耳飾り
武:鋼の回転ノコギリ 防:鎖帷子 飾:
◇エバンス [地の傭兵]
武:古代の鉄槌 盾: 飾:くすんだ耳飾り
武:魔銀の剣 防:硬質革鎧 飾:
◯所持アイテム
[道具] [装備品] [大事なもの]
運命賽*4 蜘蛛絹の下着 魔族国永久旅券
会心賽*0 ザリガニのお守り フメイの服の切れ端
反魂丹*2 大きな巻き貝 精霊の印
鉄鍋+携帯調理器具 大きな軽石 精霊樹の実のジャム
「星の魔力」上中 闇の欠片 精霊樹の鉢植え+赤雷球
お宿の焼き菓子 フリルワンピ水着 フメイとアリシラの人形
お宿の妖精の織物 魔法学園のスク水 メルルの帽子
魔導飯盒 炎鉱石 溶岩石のアミュレット
妨害魔力波発生装置 ガラスのザリガニ 太陽のメダリオン
属性大全 踊り子の双剣 暗黒優待券
魔王図鑑 サボテンドラゴンの花 冒険者証(ランク1)
氷精の魔導書 精霊のローブ 大魔女帝国渡航権
ブラッドワイン*3 かたたたきけん
マッスルワイン*1 大魔女帝国滞在許可証
吸血鬼殺ワイン*1 風船印のパラシュート
綺麗な砂 ラティア勲章
魔術書「正負の属性」
吸血鬼の日焼け止め
日蝕の傘
大魔女サイン*1
古代のセラミック
◯現在の目標
・フメイちゃんを探す
・世界樹の光を追う[2/5]
・宰相の正体を暴く
・眠り病の原因を突き止める(達成……?)
・前皇帝の死の真相を突き止める(達成!)
・ユーシリアの人魔対立をなんとかする(努力目標)
◯仲間の目標
・カリス・ノーランドを討つ(ミスティ)
・妻子の仇を討つ(ローガン)
◯経験値
・クロシュ 剣技[03/06] 魔法[03/06] 防御[03/06]
・イリス 杖術[00/04] 魔法[04/16]
・ミスティ 剣技[04/06] 魔法[04/16]
・ローガン 剣技[06/16] 魔法[03/08]
・エバンス 剣技[09/16] 魔法[00/08]
……………………………………………………………………………………
□ユーシリア帝都
中央区:王宮、兵舎、大図書館、邸宅街、他
平民区:公園、市場、食事処、酒場、浴場、娼館、冒険者ギルド、他
貧民街:広場、怪しい商店、薄暗い路地裏、魔族連合、他
郊外:農園、果樹園、他
……………………………………………………………………………………
541 :
◆eAA16RTlRw2e
[saga]:2025/02/02(日) 23:18:44.69 ID:y+GnCU4T0
―朝
帝都大図書館 司書室
エバンス「何!? 昨日の夜にそんなことがあったのか……!?」
イリス「はい。すぐに使い魔さんが仕留めたので問題にはならなかったんですけど」
ローガン「ぬう……。やはりこんな状況で酒など飲むべきではなかったな。気付けなかった」
エバンス「……言い訳みたいになるが、俺も昨日帰ってきた旦那に一杯付き合わされたんだ。まあ、大事にはならなくて良かったが……」
妖精「まあ仕方ないよ。この大図書館はすごく安全な場所だから、気を抜くのも仕方ないよ。気を張ってばかりいても休めないしさ」
パティ「ええ、妖精の言う通り。あなたたちは外敵の襲来など気にせず、ゆっくり休んで欲しいわ」
ミスティ「そういえば、最近エリオス皇帝が来ないわね……」
パティ「皇帝陛下は多忙を極めているわ。解決したと思われた眠り病の再発、多発する魔族の反乱、底をつきかけている備蓄食料、民の不満……全てに対応しなければならない立場なのに、対応する為の権力まで奪われている」
エバンス「じ、地獄か……」
パティ「しかも、反乱する魔族たちが口にする審判の日までもう猶予がない。実のところ私も、魔族国への亡命を真剣に考え始めている」
イリス「うっ……す、すみません……私たちが、結局何も解決できていないから……」
パティ「いいえ。元々これらの問題はあなたたちが当たるべき仕事ではなく、ユーシリアの自国内で解決すべきことだった。これで国が崩壊しても、もはやそうなる運命だったというだけよ」
クロシュ瓶「……」モニョニョ…
ユーシリア帝国滞在10日目です。12日目に何かが起こります
↓1〜3 自由安価 何をする?
542 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2025/02/02(日) 23:18:55.42 ID:2+JMOxXco
悪竜が全ての黒幕プレゼンをユーシリア中に放送する
543 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2025/02/02(日) 23:18:57.05 ID:3RAOdzuv0
>>505
544 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2025/02/02(日) 23:19:06.59 ID:k8i6WgRqO
パティの魔術講義に参加
545 :
◆eAA16RTlRw2e
[saga]:2025/02/03(月) 00:02:28.28 ID:E4aGzL760
―司書室
イリス「パティさん……私、人魔の対立を一気に解決する秘策を思いつきました」
パティ「ええ……? そんなものあるわけないでしょう……」
イリス「いえ、あるんです! でもそれには、パティさんの協力が不可欠なんです……! お願いします、協力してください!!」
パティ「まず内容を聞かせてくれる……?」
◇
―ユーシリア帝国 農村
幼女「おなかすいた……」
女性「ごめんねえ……カボチャが全部だめになっちゃって……」
魔族の暴徒A「オラァ! 腹を空かせてるのがてめえら人間だけだと思うなよ!!? 余っている食料を寄越せ!!」ヌッヌッ
魔族の暴徒B「兄貴のガキが二人腹空かせて待ってんだ!! シワシワでも良いからカボチャを出せ!!」ヌッヌッ
女性「ひいい! どうかこの子だけは……!!」ギュッ
魔族の暴徒A「うるせえ! 人間のガキなんざ不味くて食えたもんじゃねえんだよ!! カボチャを――」
『もし上を向く余力のある者は、空を見上げて頂きたい!!』
魔族の暴徒A「ああん!?」
魔族の暴徒B「なんだあ?」
空に投影された星柄黒ローブのフードで素顔を隠した少女の映像『』バン!!
幼女「わあ……。おかあさん、あれなあに……?」
女性「え、ええ……? あれは……ええと……」
ダークヒーローイリス『おはよう、ユーシリア帝国に生きる諸君!! 私はイリス! ダークヒーローと呼ばれることもある者だ!!』
魔族の暴徒A「な、なにィ!?」
魔族の暴徒B「ダークヒーローイリス!?」
546 :
◆eAA16RTlRw2e
[saga]:2025/02/03(月) 00:04:33.76 ID:E4aGzL760
ダークヒーローイリス『諸君は今、空前絶後の苦境に立たされいる……その真の原因を周知する為、今回はこのような手段を取らせてもらった!! 耳に余裕のある者は是非聞いて欲しい……!!』
女性「私たちの苦境の……」
魔族の暴徒A「真の原因……?」
ダークヒーローイリス『今ユーシリアを襲っている作物の異常、度重なる地震、謎の眠り病、諸外国の侵攻、先帝の急な崩御……それらの裏には……全て、ある者が関わっている!! そのある者とは――』
幼女「……」ドキドキ
魔族の暴徒B「……」ドキドk
ダークヒーローイリス「悪竜だ!!!! 数年前にこの平和な国を襲った忌まわしき悪竜が……その邪智を巡らせ、次々に災害と悪意を振りまいている!!!!」
女性「あく、りゅう……!?」
魔族の暴徒A「……!」
ダークヒーローイリス『悪竜が魔族の為に反乱を起こしている、などという都合の良い物語に騙されてはいけない!! 彼奴が目論んでいるのは、破壊と殺戮、そして滅亡だ!!』
魔族の暴徒A「!!」
ダークヒーローイリス『奴の目論見に乗れば、その先に待つのは魔族の栄光などではない……全てが灰燼に帰した荒野だ!!!! 魔族たちよ、悪竜に騙されるな!!!! 奴の思惑に、乗せられるな!!!!』
魔族の暴徒B「お、おい……兄貴ィ……」
魔族の暴徒A「……しかし……だからと言って、人間は俺たち魔族を……」
ダークヒーローイリス『そして人間たちよ!!!!』
女性「!」
幼女「?」
ダークヒーローイリス『真に怒るべき相手を違えるな!! ユーシリアを脅かす黒幕は、悪竜だ!!! 魔族はその被害者に過ぎない!!! 矛先を間違えてはいけない!!!!』
幼女「あくりゅう……」
女性「……」
ダークヒーローイリス『今すぐ手を取り合え、などとは言わない。だが、もしあなたが、他種族を相手に恐ろしい企てを思い付いても……一旦立ち止まり、思い返して欲しい。真なる黒幕のことを。邪智暴虐の悪竜という、諸悪の根源を』
幼女「わあ……」
女性「……」
魔族の暴徒A「……」
魔族の暴徒B「……」
ダークヒーローイリス『……以上だ。ユーシリア国民よ……今一度、愛を思い出し……勇気を振り絞って欲しい』
プツン――
↓1コンマ(ダークヒーロー+30)
01-30 効果中
31-60 効果大
61-90 効果特大
91-00 会心
547 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2025/02/03(月) 00:09:06.48 ID:Sv94uhH+o
うおおおお!
548 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2025/02/03(月) 00:13:27.67 ID:YMNQaEjiO
これはダークヒーロー
549 :
◆eAA16RTlRw2e
[saga]:2025/02/03(月) 00:16:36.01 ID:E4aGzL760
魔族の暴徒B「兄貴ィ……」
魔族の暴徒A「う、ううむ……」
女性「……あの……」
魔族の暴徒A「!? な、なんだ……!?」
女性「これ……しわしわですけど……。もし、良かったら……」
シワシワカボチャ「」ポン
魔族の暴徒A「あ……」
女性「……お子さんが、いらっしゃるんですよね……? それなら……うちと、同じですから……」
魔族の暴徒A「……」
幼女「なんさいの子がいるの?」
魔族の暴徒B「あ、おお! 兄貴の子はなァ……! ええと確か、4歳と5歳だぞ!」
幼女「わあ……! わたしも、5さい……!」
魔族の暴徒A「ほ……本当に……良いのか……?」
女性「はい。こんなしわしわじゃ、美味しくないかもしれないけど……。二人いるなら、食べ盛りでしょうから……もうお一つどうぞ……!」
シワシワカボチャ「」ポン
シワシワカボチャ「」ポン
魔族の暴徒A「……あり…がどう!!!!」ペコッッッ ポロポロ…
☆ユーシリア国内の人魔対立に大きな変化の兆しが見え始めました
550 :
◆eAA16RTlRw2e
[saga]:2025/02/03(月) 00:27:12.13 ID:E4aGzL760
というわけで本日はここまでとなります。次回はローガンのおうち編、パティ氏と勉強会編です
目には目を、邪智には邪智を、扇動には扇動を。ダークヒーローイリスが企てた悪竜黒幕化計画は、見事にユーシリア国内で起爆。反乱の機運を高めていた魔族たちの気勢は大きく削がれ、戸惑いと悪竜への疑いが広まる。そして人間たちは自分たちの行いを見つめ直し……愛を思い出す者が、少しづつ現れ始めていた――
そして未だ立ち直れず瓶詰めスライムになっているクロシュも、勇気を振り絞れるのか――
今回はリチャード氏が突然来訪したり、クロシュちゃんがミントさまに瓶詰めにされてお出かけしてアルちゃんというアネゴと出会ったり、情報屋の掃除を手伝ったり、人魔仲良し演劇をやってみたり、ローガン氏がリチャード氏とノエル氏と飲んだり、図書館に不審者が侵入してきたり、ダークヒーローイリスが悪竜黒幕説を流布したりしたようでした
それでは本日もありがとうございました。次回はたぶん土日となります、よろしくお願いいたします
551 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2025/02/03(月) 00:35:33.67 ID:W/Qylta7o
宰相はまだ話し合いでいけそう感ある
悪竜は…
552 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2025/02/03(月) 12:08:16.90 ID:q4OUAiLYO
このパーティ劇団もできそう
皇帝また大変になったので美味しいもの食べたいなら自分達でなんとかするしかないかな…
553 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2025/02/03(月) 12:19:05.96 ID:wTS4vplVO
乙
瓶詰めクロシュちゃんかわいいけどこのまま12日目に突入するとやばそうだから美味しいものを食べさせたい
ダークヒーローイリスさんは流石です
皇帝はおいたわしいですね…
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