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【安価・コンマ】オリ主トレーナー「ブイズとイチャイチャする」【ポケモン】★2

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594 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2019/08/04(日) 00:12:59.06 ID:QdIc3eoe0
今日はここまでで。安価下。
明日も少しだけ更新します。
595 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage saga]:2019/08/04(日) 00:15:18.31 ID:QdIc3eoe0
>>593 訂正
× 勿論私は
〇 私は
596 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2019/08/04(日) 00:15:38.92 ID:pXtpZy870
2
597 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2019/08/04(日) 19:57:05.64 ID:QdIc3eoe0
見知らぬ男性「うーん」

見知らぬ男性がその場にうずくまっていた。

カナタ「どうしました?」

見知らぬ男性「いや、実はですね……ワタクシ秘密基地のアイテムを売って歩いているものなんですがね」

見知らぬ男性「会社から言われた商品を売り切る期限は昨日までなんですが、昨日までで売り切れずアイテムが残ってしまって、このまま今日出勤したら上に叱られてしまうんですよ」

見知らぬ男性「どうにかして出勤前に少しでも在庫を減らしたい、と考えてたら胃が痛くなってしまって、少ししゃがんで休んでいただけでして」

カナタ「……大丈夫ですか」

見知らぬ男性「大丈夫じゃないけど、大丈夫です。なんとか薬でも飲めば……あっ」

がし、と肩を掴まれた。存外力が強い。

見知らぬ男性「そこのあなた、ワタクシを助けると思って何か買っていきませんか!?」

カナタ「え、でも今そんなにお金ないんですが……」

見知らぬ男性「もうそれでもいいです!全品どれでも一つ1000円ポッキリで大丈夫です!赤字ですけど商品を全部持ち帰るよりマシです!」

見知らぬ男性「売れ残っている商品、買っていきませんか!?」


↓1 どうする?

@買う
A買わない

※カナタは秘密基地を持っていないので自室に置くことになります
※現在の所持金は3774円

中断
598 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2019/08/04(日) 20:09:10.26 ID:E0p3/Kj30
1
599 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2019/08/04(日) 23:23:19.56 ID:QdIc3eoe0
カナタ「まあ、お財布と相談して買いますよ」

遠目にサンダースを探す、歩いて戻ってこようとしているようだ。何してんだー?と声が聞こえる。

見知らぬ男性「本当ですか!?ありがとうございます!それではどうぞ!どれも1品だけ残ってます」

ジュークBOX
こくばん
くすだま
イロいろライト
かわいいはな

↓1 どれを買いますか?
(複数指定可)
600 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2019/08/04(日) 23:25:43.50 ID:E0p3/Kj30
かわいいはな
601 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2019/08/04(日) 23:26:15.22 ID:kBgcxWFDO
かわいいはな
602 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2019/08/04(日) 23:41:11.21 ID:QdIc3eoe0
カナタ「じゃあ、かわいいはなをお願いします」

見知らぬ男性「ありがとうございます!あ、この後お忙しいですよね?住所を教えていただければ夕方までには運んでおくのでこちらの紙にお願いします」

紙にサインと住所を書いた。

カナタ「あ」寝起きのせいか、私は私が何者かに狙われていることをすっぽり忘れていた。

カナタ「……まさかこのグッズ、盗聴器とか入ってないでしょうね」

見知らぬ男性「へ……?」

様子からすると怪しくはなさそうだが、万一のこともある。

先程の紙の契約にきちんと目を通した。

カナタ「もし返品したい場合は、どこに連絡すればいいですか」

見知らぬ男性「え、一度買ってすぐ返品ですか……」

カナタ「いえ、もし不良品だったらと考えたので……」

見知らぬ男性「……一応会社の場所もお伝えしておきますか」

カナタ「え、あ、はい」

見知らぬ男性から店の場所を聞いた。どうやら町にあるようである。これでもし何かあっても返品しに行けるし、盗聴器が入っていた場合通報できるだろう。


かわいいはな を 手に入れた

所持金2774円

※休日に外出で行ける場所が増えました(模様替えグッズ店)
603 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2019/08/05(月) 00:05:05.57 ID:gBRM+saK0
サンダースと合流し、急いで朝食を食べ、出勤した。

保育士A「お、ちゃんと起きられるじゃん」

男児「おはよーございます」

出勤した私を男児が迎えて、丁寧にお辞儀をしてくれた。思わず頬も緩む。

カナタ「おはよう」

保育士A「今日くらいなら今後全然大丈夫だからね。なんなら毎日起こしますか?」笑顔で耳打ちしてきた。

男児「へへへへへへ」先生の笑顔につられて笑っている

副園長「はいはい、席についてね。おはようございます」男児を席に誘導しつつ、声をかけられた「一昨日遅刻したらしいですね」

カナタ「すみません、その節は」

副園長「過ぎたことは仕方ないですよ」

こっそり顔色を伺うと目が笑っていなかった。

気を付けます、といいながら体調管理ノートに目を落とした。

今日はあまり天気が良くない。朝から曇り気味で、先日と同じように雪が降るかもしれない。

人通りもそれに伴って少なくなる。昼間のトレーナーバトルは期待できないな、と思いつつ欠伸をかみ殺した。

いつの間にかボールから出ていたブースターが(恐らく欠伸に対して)クスッと笑いつつ、何かを呟いていた。


↓1コンマ2桁20以下で@トレーナー遭遇
604 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2019/08/05(月) 00:06:19.08 ID:DiQHYPokO
605 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2019/08/05(月) 00:11:21.07 ID:gBRM+saK0
1戦目
敵の手持ちの数は?
↓1コンマ一桁
1、7 1匹
2、8 2匹
3、9 3匹
4、0 4匹
5 5匹
6 6匹

↓2コンマ2桁 1戦目の敵の強さ
70で実力ほぼ拮抗。数値が高いほど強い。

今日はここまでで。次は明日か明々後日にします。
606 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2019/08/05(月) 00:18:10.06 ID:6DaLhadz0
607 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2019/08/05(月) 00:18:23.03 ID:pRyJXGyDO
はい
608 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2019/08/06(火) 03:57:24.77 ID:YHYbyPpn0
「ボールを持たせりゃ 俺の右に出る奴は おらんのじゃー!」

コック の ジロウ があらわれた!手持ち:6

ジロウはコロトックを繰り出した

コロトック「負けて貰えると助かるんだけど……」

カナタ「サンダース、行こう!」

サンダース「おうよ!

相手の手持ちは6体。だがどう考えても敵のコロトックには覇気がない。

油断しなければ勝てる相手だろう。


↓1 コンマ2桁
120−(6+20(2体手持ちより多いため))=94
94以下で勝利
609 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2019/08/06(火) 05:07:48.95 ID:wnFbgX5p0
へい
610 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2019/08/06(火) 06:31:34.99 ID:7brPPw+9O
油断しなければ勝てるとは
611 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2019/08/07(水) 23:51:43.37 ID:Pkw1WG8l0
負けた。油断しなければ負けないと思っていた。

ブラッキーの調子が悪かったとはいえ、負ける事はあり得ないはずだった。

対策でもしていたのか、6体いる敵はタイプ相性的に不利で、思うようなポケモンバトルはできなかった。

カナタ「ごめん……みんな」


「ハハハハー!どうだ!ファイヤ〜してやったぜ!!」

ジロウ WIN
賞金160円を払った
612 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2019/08/07(水) 23:54:22.74 ID:Pkw1WG8l0
思わぬ敗北をしたものの、気持ちを切り替え、午後の業務に取り掛かった。

ブラッキー「こら、やめなさい、ちょっと、痛い!」

子供たちの持ち物を整理し、五月のこどもの日のための準備を先輩たちと行っている最中だった。

ブラッキーの声が外から聞こえてくる。何かされているのだろうか?

カナタ「ちょっと子供の様子、見てきます」そう言って職員室を出て外へむかう。

ブラッキーが耳を男児二人に引っ張られていた。

ブラッキー「やめて!痛い!」

↓1 コンマ2桁 5の倍数以外で成功
613 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2019/08/07(水) 23:57:24.45 ID:cDoPFNpV0
614 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2019/08/08(木) 00:13:12.73 ID:I9Z8jNAT0
※失敗。バッドイベント発生。


ブラッキーがいじめられている!

助けねば、と思ったが躊躇ってしまった。

なんと声をかければいいだろうか?

子供たちにきつく指導してしまったら泣いてトラウマになって、もしかしたら園に来れなくなるかもしれない。

でも優しく指導しすぎたら子供になめられて、今後は言うことを聞かなくなるかもしれない。

様々なことを悩んでいるうちに副園長が子供たちの前に現れ、ブラッキーを救い出した。

少しやりすぎなくらい子供を叱ったため二人とも反省したようで、ごめんね、とブラッキーに声をかけていた。

副園長「他人の痛みが分からないような子供に育ってほしくないですよね、カナタさんは」子供たちが行ってから口を開いた。

カナタ「……はい」

副園長「ああいう時はきちんと怒っていいんですよ」

カナタ「すみません、色々迷って」

ブラッキーが私を睨む。


↓1 コンマ2桁
1〜33 ブラッキー「アンタさぁ……」
34〜66 ブラッキーは舌打ちしながら顔をそむけた。
67〜99 ブラッキー「さいってー」呟くように言った。
615 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2019/08/08(木) 00:16:23.10 ID:K8qJD9VDO
はい
616 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2019/08/08(木) 00:34:21.82 ID:I9Z8jNAT0
※バッドイベント終了。

ブラッキー「アンタさぁ……」医務室に連れて行くと、静かに口を開いた。

カナタ「すまない!」先に頭を下げた「どうすればいいか判断が遅れて、間接的にだけどブラッキーに痛い思いをさせた。私の責任だ」

すぐにでも子供とブラッキーを離すべきだった。叱る内容はその後からでもいくらでも考えられた。

ブラッキーはため息をついて、もういいよ、と続けた。

ブラッキー「その内気で優柔不断なとこ直した方がいいよ。それのせいでポケモンリーグも一瞬の判断が遅れて、どんどん劣勢になってったでしょ」

ブラッキー「もうアンタに関しては諦めてるから、私は大丈夫。大体元はといえば酷いのはあのクソガキどもだし」

ブラッキー「私以外の他の子が同じ目に遭ってたら、すぐ助けなさいよね」

カナタ「ああ、約束する」


↓1 コンマ一桁×3 ブラッキーの好感度下落
↓2 コンマ2桁50以下でAトレーナー遭遇
617 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2019/08/08(木) 00:38:12.89 ID:K8qJD9VDO
はい
618 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2019/08/08(木) 00:38:20.71 ID:WvXMnDQ/0
えい
619 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2019/08/08(木) 00:44:25.92 ID:I9Z8jNAT0
2戦目
敵の手持ちの数は?
↓1コンマ一桁
1、7 1匹
2、8 2匹
3、9 3匹
4、0 4匹
5 5匹
6 6匹

↓2コンマ2桁 2戦目の敵の強さ
70で実力ほぼ拮抗。数値が高いほど強い。

次は明日少しだけするつもりですが、ダメそうなら来週にします。
620 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2019/08/08(木) 01:07:28.13 ID:ELwggL9L0
t
621 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2019/08/08(木) 06:42:14.81 ID:L0+SYSANO
622 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage saga]:2019/08/08(木) 22:55:28.31 ID:I9Z8jNAT0
すみません、来週月曜以降にします
623 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2019/08/15(木) 03:02:36.78 ID:c5zQ3t880
「どうも ポケシンTVの シンジです イェイ イェーイ」

ポケモンブリーダー の シンジ があらわれた!手持ち:3

シンジはカイリューを繰り出した

カイリュー「あ、ポケモンバトルですか」

カナタ「サンダース、頼むよ」

サンダース「任せとけ!」

敵の手持ちは3体か。

カナタ「サン」

シンジ「ここは初手まもるですね。カイリュー」

カナタ「……!」

こちらの出だしを見切り、まもってきた。速さを見るとなかなかの練度だ。油断ならない。

1戦目で負けたのだ。まずは一つ、勝ちに行きたい。


↓1 コンマ2桁
120−(81−10(2体手持ちより多いため))=49
49以下で勝利

↓2 コンマ2桁70以下でBトレーナー遭遇(小雨の為遭遇判定−10)

安価だけ出しておきます。
624 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2019/08/15(木) 03:17:20.70 ID:BBoeIOZj0
へい
625 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします :2019/08/15(木) 03:31:02.88 ID:3jXeE1C00
しにかわりましてSS速報VIPがお送りします :2019/08/13(火) 02:36:33.04 ID:RjxVtfqg0

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        !
13 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします :2019/08/13(火) 02:38:26.91 ID:RjxVtfqg0
https://youtu.be/9wCtuPy1v3A
14 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします :2019/08/14(水) 02:01:52.92 ID:3kKgh9i20

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                  い
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626 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします :2019/08/15(木) 03:31:29.79 ID:3jXeE1C00
しにかわりましてSS速報VIPがお送りします :2019/08/13(火) 02:36:33.04 ID:RjxVtfqg0

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13 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします :2019/08/13(火) 02:38:26.91 ID:RjxVtfqg0
https://youtu.be/9wCtuPy1v3A
14 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします :2019/08/14(水) 02:01:52.92 ID:3kKgh9i20

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627 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします :2019/08/15(木) 03:33:19.63 ID:3jXeE1C00
しにかわりましてSS速報VIPがお送りします :2019/08/13(火) 02:36:33.04 ID:RjxVtfqg0

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13 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします :2019/08/13(火) 02:38:26.91 ID:RjxVtfqg0
https://youtu.be/9wCtuPy1v3A
14 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします :2019/08/14(水) 02:01:52.92 ID:3kKgh9i20

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628 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2019/08/15(木) 05:52:43.30 ID:Eo7QfSXDO
はい
629 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2019/08/17(土) 00:16:21.86 ID:h6Wl2+Vs0
負けてしまった……。

一戦目3匹いる敵のポケモンは私のポケモンと同じくらいの強さだった。

だが相手はきちんと戦略を立ててパーティを作っているようだった。カイリューでりゅうのまいを何度も舞い、こちらの手持ちを削っていった。

なんとかカイリューは倒せたものの、手持ちはボロボロで、その後のルカリオに沈んでいった。


「詰みですね。今回も画面の前のみんなにいいバトルをお届けできたと思います!それでは皆さんまた会いましょう、またねっ!」

シンジ WIN
賞金1600円を払った
630 :りゅうくん  ◆GaijiYAdxjSs [りゅうくん  ◆GaijiYAdxjSs]:2019/08/17(土) 00:16:42.60 ID:s3evLXws0
◆GaijiYAdxjSsりゅうくん  ◆GaijiYAdxjSsりゅうくん  ◆GaijiYAdxjSsりゅうくん  ◆GaijiYAdxjSsりゅうくん  ◆GaijiYAdxjSsりゅうくん  ◆GaijiYAdxjSsりゅうくん  ◆GaijiYAdxjSsりゅうくん  ◆GaijiYAdxjSsりゅうくん  ◆GaijiYAdxjSsりゅうくん  ◆GaijiYAdxjSsりゅうくん  ◆GaijiYAdxjSsりゅうくん  ◆GaijiYAdxjSsりゅうくん  ◆GaijiYAdxjSsりゅうくん  ◆GaijiYAdxjSsりゅうくん  ◆GaijiYAdxjSsりゅうくん  ◆GaijiYAdxjSsりゅうくん  ◆GaijiYAdxjSsりゅうくん  ◆GaijiYAdxjSsりゅうくん  ◆GaijiYAdxjSsりゅうくん  ◆GaijiYAdxjSsりゅうくん  ◆GaijiYAdxjSsりゅうくん  ◆GaijiYAdxjSsりゅうくん  ◆GaijiYAdxjSsりゅうくん  ◆GaijiYAdxjSsりゅうくん  ◆GaijiYAdxjSsりゅうくん  ◆GaijiYAdxjSsりゅうくん  ◆GaijiYAdxjSsりゅうくん  ◆GaijiYAdxjSsりゅうくん  ◆GaijiYAdxjSsりゅうくん  ◆GaijiYAdxjSsりゅうくん  ◆GaijiYAdxjSsりゅうくん  ◆GaijiYAdxjSsりゅうくん  ◆GaijiYAdxjSsりゅうくん  ◆GaijiYAdxjSsりゅうくん  ◆GaijiYAdxjSsりゅうくん  ◆GaijiYAdxjSsりゅうくん  ◆GaijiYAdxjSsりゅうくん  ◆GaijiYAdxjSsりゅうくん  ◆GaijiYAdxjSsりゅうくん  ◆GaijiYAdxjSsりゅうくん  ◆GaijiYAdxjSsりゅうくん  ◆GaijiYAdxjSsりゅうくん  ◆GaijiYAdxjSsりゅうくん  ◆GaijiYAdxjSsりゅうくん  ◆GaijiYAdxjSsりゅうくん  ◆GaijiYAdxjSsりゅうくん  ◆GaijiYAdxjSsりゅうくん  ◆GaijiYAdxjSsりゅうくん  ◆GaijiYAdxjSsりゅうくん  ◆GaijiYAdxjSsりゅうくん  ◆GaijiYAdxjSsりゅうくん  ◆GaijiYAdxjSsりゅうくん  ◆GaijiYAdxjSsりゅうくん  ◆GaijiYAdxjSsりゅうくん  ◆GaijiYAdxjSsりゅうくん  ◆GaijiYAdxjSsりゅうくん  ◆GaijiYAdxjSsりゅうくん  ◆GaijiYAdxjSsりゅうくん  ◆GaijiYAdxjSsりゅうくん  ◆GaijiYAdxjSsりゅうくん  ◆GaijiYAdxjSsりゅうくん  ◆GaijiYAdxjSsりゅうくん  ◆GaijiYAdxjSsりゅうくん  ◆GaijiYAdxjSsりゅうくん  ◆GaijiYAdxjSsりゅうくん  ◆GaijiYAdxjSsりゅうくん  ◆GaijiYAdxjSsりゅうくん  ◆GaijiYAdxjSsりゅうくん  ◆GaijiYAdxjSsりゅうくん  ◆GaijiYAdxjSsりゅうくん  ◆GaijiYAdxjSsりゅうくん  ◆GaijiYAdxjSsりゅうくん  ◆GaijiYAdxjSsりゅうくん  ◆GaijiYAdxjSsりゅうくん  ◆GaijiYAdxjSsりゅうくん  ◆GaijiYAdxjSsりゅうくん  ◆GaijiYAdxjSsりゅうくん  ◆GaijiYAdxjSsりゅうくん  ◆GaijiYAdxjSsりゅうくん  ◆GaijiYAdxjSsりゅうくん  ◆GaijiYAdxjSsりゅうくん  ◆GaijiYAdxjSsりゅうくん  ◆GaijiYAdxjSsりゅうくん  ◆GaijiYAdxjSsりゅうくん  ◆GaijiYAdxjSsりゅうくん  ◆GaijiYAdxjSsりゅうくん  ◆GaijiYAdxjSsりゅうくん  ◆GaijiYAdxjSsりゅうくん  ◆GaijiYAdxjSsりゅうくん  ◆GaijiYAdxjSsりゅうくん  ◆GaijiYAdxjSsりゅうくん  ◆GaijiYAdxjSsりゅうくん  ◆GaijiYAdxjSsりゅうくん  ◆GaijiYAdxjSsりゅうくん  ◆GaijiYAdxjSsりゅうくん  ◆GaijiYAdxjSsりゅうくん  ◆GaijiYAdxjSsりゅうくん  ◆GaijiYAdxjSsりゅうくん  ◆GaijiYAdxjSsりゅうくん  ◆GaijiYAdxjSsりゅうくん  ◆GaijiYAdxjSsりゅうくん  ◆GaijiYAdxjSsりゅうくん  ◆GaijiYAdxjSsりゅうくん  ◆GaijiYAdxjSs◆GaijiYAdxjSsりゅうくん  ◆GaijiYAdxjSsりゅうくん  ◆GaijiYAdxjSsりゅうくん  ◆GaijiYAdxjSsりゅうくん 
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631 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2019/08/17(土) 00:17:52.39 ID:h6Wl2+Vs0
不味い。本格的に不味い。

4匹とも、気分が沈んでいる。

特にブースターとリーフィアの落ち込み具合が激しい。やっぱり私が……と小声でリーフィアが呟いているのが聞こえる。

サンダースはなんとかなるように自身に言い聞かせているが、虚勢にしか見えない。

ブラッキーはブースターとリーフィア二匹を落ち着かせるようにフォローしているが、普段のような元気さはない。

胸が痛む。これ以上戦わないで帰りたいくらいだ。

だが今日のバトルでの二戦分の賞金は1760円、これはもちろん財布からの出費だ。

更にここからブイズ4匹分のお昼代1600円を考えると……マイナスになってしまう。

最後の一戦で挽回してなんとか収支をプラスにして帰りたいところだ。

今日の気分を象徴するように小雨が降り始めたころ、最後のトレーナーが現れた。


3戦目
敵の手持ちの数は?
↓1コンマ一桁
1、7 1匹
2、8 2匹
3、9 3匹
4、0 4匹
5 5匹
6 6匹

↓2コンマ2桁 3戦目の敵の強さ
70で実力ほぼ拮抗。数値が高いほど強い。
632 :りゅうくん  ◆GaijiYAdxjSs [りゅうくん  ◆GaijiYAdxjSs]:2019/08/17(土) 00:18:11.78 ID:s3evLXws0
◆GaijiYAdxjSsりゅうくん  ◆GaijiYAdxjSsりゅうくん  ◆GaijiYAdxjSsりゅうくん  ◆GaijiYAdxjSsりゅうくん  ◆GaijiYAdxjSsりゅうくん  ◆GaijiYAdxjSsりゅうくん  ◆GaijiYAdxjSsりゅうくん  ◆GaijiYAdxjSsりゅうくん  ◆GaijiYAdxjSsりゅうくん  ◆GaijiYAdxjSsりゅうくん  ◆GaijiYAdxjSsりゅうくん  ◆GaijiYAdxjSsりゅうくん  ◆GaijiYAdxjSsりゅうくん  ◆GaijiYAdxjSsりゅうくん  ◆GaijiYAdxjSsりゅうくん  ◆GaijiYAdxjSsりゅうくん  ◆GaijiYAdxjSsりゅうくん  ◆GaijiYAdxjSsりゅうくん  ◆GaijiYAdxjSsりゅうくん  ◆GaijiYAdxjSsりゅうくん  ◆GaijiYAdxjSsりゅうくん  ◆GaijiYAdxjSsりゅうくん  ◆GaijiYAdxjSsりゅうくん  ◆GaijiYAdxjSsりゅうくん  ◆GaijiYAdxjSsりゅうくん  ◆GaijiYAdxjSsりゅうくん  ◆GaijiYAdxjSsりゅうくん  ◆GaijiYAdxjSsりゅうくん  ◆GaijiYAdxjSsりゅうくん  ◆GaijiYAdxjSsりゅうくん  ◆GaijiYAdxjSsりゅうくん  ◆GaijiYAdxjSsりゅうくん  ◆GaijiYAdxjSsりゅうくん  ◆GaijiYAdxjSsりゅうくん  ◆GaijiYAdxjSsりゅうくん  ◆GaijiYAdxjSsりゅうくん  ◆GaijiYAdxjSsりゅうくん  ◆GaijiYAdxjSsりゅうくん  ◆GaijiYAdxjSsりゅうくん  ◆GaijiYAdxjSsりゅうくん  ◆GaijiYAdxjSsりゅうくん  ◆GaijiYAdxjSsりゅうくん  ◆GaijiYAdxjSsりゅうくん  ◆GaijiYAdxjSsりゅうくん  ◆GaijiYAdxjSsりゅうくん  ◆GaijiYAdxjSsりゅうくん  ◆GaijiYAdxjSsりゅうくん  ◆GaijiYAdxjSsりゅうくん  ◆GaijiYAdxjSsりゅうくん  ◆GaijiYAdxjSsりゅうくん  ◆GaijiYAdxjSsりゅうくん  ◆GaijiYAdxjSsりゅうくん  ◆GaijiYAdxjSsりゅうくん  ◆GaijiYAdxjSsりゅうくん  ◆GaijiYAdxjSsりゅうくん  ◆GaijiYAdxjSsりゅうくん  ◆GaijiYAdxjSsりゅうくん  ◆GaijiYAdxjSsりゅうくん  ◆GaijiYAdxjSsりゅうくん  ◆GaijiYAdxjSsりゅうくん  ◆GaijiYAdxjSsりゅうくん  ◆GaijiYAdxjSsりゅうくん  ◆GaijiYAdxjSsりゅうくん  ◆GaijiYAdxjSsりゅうくん  ◆GaijiYAdxjSsりゅうくん  ◆GaijiYAdxjSsりゅうくん  ◆GaijiYAdxjSsりゅうくん  ◆GaijiYAdxjSsりゅうくん  ◆GaijiYAdxjSsりゅうくん  ◆GaijiYAdxjSsりゅうくん  ◆GaijiYAdxjSsりゅうくん  ◆GaijiYAdxjSsりゅうくん  ◆GaijiYAdxjSsりゅうくん  ◆GaijiYAdxjSsりゅうくん  ◆GaijiYAdxjSsりゅうくん  ◆GaijiYAdxjSsりゅうくん  ◆GaijiYAdxjSsりゅうくん  ◆GaijiYAdxjSsりゅうくん  ◆GaijiYAdxjSsりゅうくん  ◆GaijiYAdxjSsりゅうくん  ◆GaijiYAdxjSsりゅうくん  ◆GaijiYAdxjSsりゅうくん  ◆GaijiYAdxjSsりゅうくん  ◆GaijiYAdxjSsりゅうくん  ◆GaijiYAdxjSsりゅうくん  ◆GaijiYAdxjSsりゅうくん  ◆GaijiYAdxjSsりゅうくん  ◆GaijiYAdxjSsりゅうくん  ◆GaijiYAdxjSsりゅうくん  ◆GaijiYAdxjSsりゅうくん  ◆GaijiYAdxjSsりゅうくん  ◆GaijiYAdxjSsりゅうくん  ◆GaijiYAdxjSsりゅうくん  ◆GaijiYAdxjSsりゅうくん  ◆GaijiYAdxjSsりゅうくん  ◆GaijiYAdxjSsりゅうくん  ◆GaijiYAdxjSsりゅうくん  ◆GaijiYAdxjSsりゅうくん  ◆GaijiYAdxjSsりゅうくん  ◆GaijiYAdxjSsりゅうくん  ◆GaijiYAdxjSsりゅうくん  ◆GaijiYAdxjSsりゅうくん  ◆GaijiYAdxjSsりゅうくん  ◆GaijiYAdxjSs◆GaijiYAdxjSsりゅうくん  ◆GaijiYAdxjSsりゅうくん  ◆GaijiYAdxjSsりゅうくん  ◆GaijiYAdxjSsりゅうくん 
◆GaijiYAdxjSsりゅうくん  ◆GaijiYAdxjSsりゅうくん  ◆GaijiYAdxjSsりゅうくん  ◆GaijiYAdxjSsりゅうくん  ◆GaijiYAdxjSsりゅうくん  ◆GaijiYAdxjSsりゅうくん  ◆GaijiYAdxjSsりゅうくん  ◆GaijiYAdxjSsりゅうくん  ◆GaijiYAdxjSsりゅうくん  ◆GaijiYAdxjSsりゅうくん  ◆GaijiYAdxjSsりゅうくん  ◆GaijiYAdxjSsりゅうくん  ◆GaijiYAdxjSsりゅうくん  ◆GaijiYAdxjSsりゅうくん  ◆GaijiYAdxjSsりゅうくん  ◆GaijiYAdxjSsりゅうくん  ◆GaijiYAdxjSsりゅうくん  ◆GaijiYAdxjSsりゅうくん  ◆GaijiYAdxjSsりゅうくん  ◆GaijiYAdxjSsりゅうくん  ◆GaijiYAdxjSsりゅうくん  ◆GaijiYAdxjSsりゅうくん  ◆GaijiYAdxjSsりゅうくん  ◆GaijiYAdxjSsりゅうくん  ◆GaijiYAdxjSsりゅうくん  ◆GaijiYAdxjSsりゅうくん  ◆GaijiYAdxjSsりゅうくん  ◆GaijiYAdxjSsりゅうくん  ◆GaijiYAdxjSsりゅうくん  ◆GaijiYAdxjSsりゅうくん  ◆GaijiYAdxjSsりゅうくん  ◆GaijiYAdxjSsりゅうくん  ◆GaijiYAdxjSsりゅうくん  ◆GaijiYAdxjSsりゅうくん  ◆GaijiYAdxjSsりゅうくん  ◆GaijiYAdxjSsりゅうくん  ◆GaijiYAdxjSsりゅうくん  ◆GaijiYAdxjSsりゅうくん  ◆GaijiYAdxjSsりゅうくん  ◆GaijiYAdxjSsりゅうくん  ◆GaijiYAdxjSsりゅうくん  ◆GaijiYAdxjSsりゅうくん  ◆GaijiYAdxjSsりゅうくん  ◆GaijiYAdxjSsりゅうくん  ◆GaijiYAdxjSsりゅうくん  ◆GaijiYAdxjSsりゅうくん  ◆GaijiYAdxjSsりゅうくん  ◆GaijiYAdxjSsりゅうくん  ◆GaijiYAdxjSsりゅうくん  ◆GaijiYAdxjSsりゅうくん  ◆GaijiYAdxjSsりゅうくん  ◆GaijiYAdxjSsりゅうくん  ◆GaijiYAdxjSsりゅうくん  ◆GaijiYAdxjSsりゅうくん  ◆GaijiYAdxjSsりゅうくん  ◆GaijiYAdxjSsりゅうくん  ◆GaijiYAdxjSsりゅうくん  ◆GaijiYAdxjSsりゅうくん  ◆GaijiYAdxjSsりゅうくん  ◆GaijiYAdxjSsりゅうくん  ◆GaijiYAdxjSsりゅうくん  ◆GaijiYAdxjSsりゅうくん  ◆GaijiYAdxjSsりゅうくん  ◆GaijiYAdxjSsりゅうくん  ◆GaijiYAdxjSsりゅうくん  ◆GaijiYAdxjSsりゅうくん  ◆GaijiYAdxjSsりゅうくん  ◆GaijiYAdxjSsりゅうくん  ◆GaijiYAdxjSsりゅうくん  ◆GaijiYAdxjSsりゅうくん  ◆GaijiYAdxjSsりゅうくん  ◆GaijiYAdxjSsりゅうくん  ◆GaijiYAdxjSsりゅうくん  ◆GaijiYAdxjSsりゅうくん  ◆GaijiYAdxjSsりゅうくん  ◆GaijiYAdxjSsりゅうくん  ◆GaijiYAdxjSsりゅうくん  ◆GaijiYAdxjSsりゅうくん  ◆GaijiYAdxjSsりゅうくん  ◆GaijiYAdxjSsりゅうくん  ◆GaijiYAdxjSsりゅうくん  ◆GaijiYAdxjSsりゅうくん  ◆GaijiYAdxjSsりゅうくん  ◆GaijiYAdxjSsりゅうくん  ◆GaijiYAdxjSsりゅうくん  ◆GaijiYAdxjSsりゅうくん  ◆GaijiYAdxjSsりゅうくん  ◆GaijiYAdxjSsりゅうくん  ◆GaijiYAdxjSsりゅうくん  ◆GaijiYAdxjSsりゅうくん  ◆GaijiYAdxjSsりゅうくん  ◆GaijiYAdxjSsりゅうくん  ◆GaijiYAdxjSsりゅうくん  ◆GaijiYAdxjSsりゅうくん  ◆GaijiYAdxjSsりゅうくん  ◆GaijiYAdxjSsりゅうくん  ◆GaijiYAdxjSsりゅうくん  ◆GaijiYAdxjSsりゅうくん  ◆GaijiYAdxjSsりゅうくん  ◆GaijiYAdxjSs
633 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2019/08/17(土) 00:22:03.20 ID:g4YoetyDO
はい
634 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2019/08/17(土) 00:22:39.84 ID:sQ62jyIm0
635 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2019/08/17(土) 00:38:19.52 ID:h6Wl2+Vs0
「ポケモンバトル なんやかんやして 勝ったるぞい」

バックパッカー の マリオ があらわれた!手持ち:4

マリオはストライクを繰り出した

ストライク「次ポケモンバトル中におかしな一句詠んだらなで斬りしますよ」

マリオ「おっそろしいポケモンだな!おかしくないわ!会心の出来だわ!」

ストライク「そうですか」

マリオ「あっちょっと飼い主に向かって鎌構えんといて構えんといて!黙るから!」

カナタ「サンダース、行けるか」

サンダース「へッ、前の二戦とは違う俺を見せてやるぜ」

敵の手持ちは4体。

弱い敵であることを願いたいが、敵のストライクの鍛え具合を見ると一筋縄ではいかなそうだ。


↓1 コンマ2桁
120−84=36
36以下で勝利

今日はここまでで。
636 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2019/08/17(土) 00:40:34.89 ID:oNAbWz+r0
637 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage saga]:2019/08/18(日) 22:18:29.58 ID:Lx8uiIlQ0
負けてしまった。

サンダースは先頭のストライクに倒された。

一撃で倒れると思ったストライクが体力ぎりぎりで耐え、返す刀のカウンターと、続いてのでんこうせっかで倒れたのだ。

その後現れたリングマに残りの三匹はやられていった。



「久々に 何故か勝ったぞ わっしょい」

マリオ WIN
賞金1680円を払った

※ 所持金 −2266円
638 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2019/08/19(月) 03:00:49.15 ID:izDHEuDN0
ニンフィア「うん、そうまっすぐ咥えると細かい造形ができるんだよ。ただ、咥える力が強くないとすぐ落としちゃうし、首で普段とは違う動きをしないとうまく掘れないから注意しよう」

玄関から入るとニンフィアが彫刻刀をイーブイに持たせていた。

どうやら何か掘らせようと画策しているようである。

イーブイ「おかえりーお兄ちゃん」

カナタ「ただいま、イーブイ。みんなは?」

ニンフィア「うーんと」ニンフィアが先に答える「みんなでさっきまで一緒にテレビ見てたんだけど、さっき雨降り出してきたじゃん?」

イーブイ「じゃん?」

ニンフィア「だからシャワーズが洗濯物取り入れに行って、グレイシアは時間になったから夕飯作り始めてる。で、ボクたちはボクたちで二人で色々遊んでいるとこ」

カナタ「エーフィは?」

イーブイ「雨だー!って外行った!」

ニンフィア「外で雨浴びてるんだと思う。シャワーズの手伝いしてたマコトさんが警護のために飛んでってたし、大丈夫だと思うよ」

どうやら幸いにして全員無事なようだ。誰かに襲われていなかっただけでも幸いか。

ニンフィア「それにしても、昨日今日と天気忙しいね。雪が来たと思ったら雨が来て」窓の外を眺める。

カナタ「……そうだね」

ニンフィア「あ、そうだ。何か荷物届いてたよ。部屋に……」

カナタ「知ってる」

ため息をつきつつボールからみんなを出す。

私はニンフィアたちの間をすり抜け、自室へ向かう。

イーブイ「お兄ちゃん、なんかあったの?」

疲れた様子から察したのか、イーブイだけ走ってついてきて、顔を覗きこんでくる。

カナタ「バトルで三連敗しちゃってね。ごめん、気持ちの切り替えができてない」

イーブイ「あう……どんまい」

気にする必要はないと顔を振りつつドアを素早く閉め、部屋に入った。イーブイは部屋に入れなかった。

自分についたため息が煙になって、天井に溜まっていくような気分の悪さだった。

くそ、と呟いてみても何も変わらないが、とにかく悪態でも付かないとやってられなかった。

今日のポケモンバトルは、自分がブイズたちを傷つけたも同然の結果だ。

野良トレーナーに三連敗。こんなちゃちな実力でポケモンリーグに挑もうとしてたなんて。

悔しくて壁を軽く殴った。そんなことをしても何も変わらないのに。

その時、ドアがノックされた。



昼行動でパーティに加えたブイズは好感度が上がります(ブースター、リーフィアはMAXなので上下しません)
↓1コンマ一桁分上昇

【日記を書く】?↓2 YES/NO


(〜帰宅後夕食前〜)
↓3 ドアから入ってきたブイズは?(1匹選択)

今日はここまでで。明日も少しだけ更新します。
639 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2019/08/19(月) 06:18:03.30 ID:Ip33NcbDO
はい
640 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2019/08/19(月) 07:17:15.48 ID:sRI4/zA20
NO
641 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2019/08/19(月) 07:24:03.05 ID:gxYVNElD0
リーフィア
642 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2019/08/20(火) 00:05:32.82 ID:0eckFC+F0
誰にも会いたくない気分だったがドアを開けた。

リーフィア「……カナタさん、ちょっと、いいですか」

申し訳なさそうにリーフィアが入ってきた。

カナタ「今日のこと、謝りに来たとか?」喋りだす前にこちらから口を出した

リーフィア「……よくわか」

カナタ「ブースターたちほどじゃないけど一緒に過ごした仲でしょ?ある程度分かるよ」

リーフィア「……すみません」

カナタ「俺が悪かったんだ。気にしないでくれ」

リーフィア「そんなこと……ないですよ……」

落ち込んでしまった。

このままではお互い沈んだままだ。気分を変えよう。


リーフィアに何をしようか?↓1
会話(後安価)
何も言わず抱きしめる(好感度上昇は運)
遊ぶ(好感度微上昇)
お互い気まずいので帰ってもらう(好感度上昇はなし)
自由安価指定(好感度昇降はその時々の行動による)
643 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2019/08/20(火) 00:10:42.48 ID:AZg5yA1p0
何も言わず抱きしめる
644 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2019/08/20(火) 00:22:21.94 ID:0eckFC+F0
私は何も言わず抱きしめた。

リーフィア「……カ、カナタさんッ……」

焦ったようにリーフィアが身じろぎした。全身が固い。緊張している。

私のせいなのだ。リーフィアが責められるいわれはない。

けど、それを口に出すといつものようにループしてしまうだろう。

だから何も言わなかった。


反応は……
↓1 コンマ
00〜49 緊張がほぐれていった
50〜99 涙を流し始めた
645 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2019/08/20(火) 00:31:49.90 ID:ELfrDKW/o
646 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2019/08/20(火) 00:51:46.67 ID:0eckFC+F0
リーフィアは涙を流し始めた。

リーフィア「ああ……あああ……私は……私は……そんな…………」

リーフィア「そんな思いをカナタさんにさせていたんですね……」

リーフィア「抱くことでしか慰められないと、そう思わせてしまったんですね……」

どうやら勘違いしてしまったようだ。

カナタ「リーフ」

弁明しようと一瞬腕を緩めた瞬間にリーフィアは腕から抜け出した。

リーフィア「ごめんなさい、ごめんなさい、ごめんなさいっ」

リーフィアはドアへ向かって走った。


↓1 コンマ
偶数 リーフィアを掴める
奇数 リーフィアは腕からするりと抜け、ドアから出て行ってしまった(好感度下降確定)
647 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2019/08/20(火) 01:07:06.13 ID:cZQWdD2N0
e
648 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage saga]:2019/08/20(火) 01:14:02.53 ID:0eckFC+F0
↓1 コンマ一桁×2 リーフィアの好感度下降(好感度MAXの半減を使う場合、レス時に半減する旨をお願いします)

今日はここまでで。次は木曜以降になるかと。
なかなか上手くいかないですね……
649 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2019/08/20(火) 05:48:31.33 ID:vVwEFBbDO
はい
半減使う
650 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2019/08/24(土) 01:42:40.41 ID:kBEtdh9m0
半減+ゾロ目なので減少値4分の1で−2(1.5ですが四捨五入します)ですね

>>649時点での好感度一覧】
シャワーズ:100
ブースター:100
サンダース:78
エーフィ:86
ブラッキー:40
グレイシア:80
リーフィア:98
ニンフィア:68
イーブイ:75
651 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2019/08/24(土) 01:44:40.62 ID:kBEtdh9m0
リーフィアは腕からするりと抜け、ドアから出て行ってしまった。

開いたままのドアを見つめたまま、私は動けなかった。

自分が凄くみじめに思えた。

大きくため息をついて、思案する。

追いかけることでまたリーフィアを勘違いさせてしまうかもしれない。

しかし、勘違いを勘違いのままにしておいていいのだろうか?



私は……
↓1 行動安価

@リーフィアを追った
Aこれ以上は彼女を更に傷つけるだけだ。後で落ち着いた頃誤解を解くとして、今は放っておこう


続きは明日で。安価だけ出しておきます
652 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2019/08/24(土) 08:59:05.46 ID:Cr3NCgaf0
1
653 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2019/08/25(日) 00:49:07.39 ID:wcspdivF0
部屋を出て彼女を追おう。

そう思い立って部屋を出るとマコトさんと鉢合わせになった。

マコト「おっ」

カナタ「あ、マコトさん、今」

マコト「部屋から出てきたリーフィアがどこへ行ったか、か?」


↓1 コンマ2桁
20以上で成功
654 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2019/08/25(日) 00:51:51.75 ID:mXMyUGUC0
t
655 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2019/08/25(日) 01:01:01.20 ID:wcspdivF0
マコト「リーフィアならニンフィアの部屋に飛び込んでいったぞ」

カナタ「ありがとうございます」

ニンフィアの部屋を指すと同時に駆け出した。

ドア前まで急いだ後、刺激しないように、静かに、ゆっくりと開けた。

くぐもった声が聞こえる。

布団が盛り上がっているところを見ると、どうやら二匹とも布団にくるまって何かしているようだ。


↓1 行動安価
@声をかける
A耳を澄ます
B気づくよう物音をたてる
C自由安価(要記述)
656 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2019/08/25(日) 01:07:18.54 ID:9VXQwqfsO
2
657 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage saga]:2019/08/25(日) 02:12:19.67 ID:wcspdivF0
声をかけるのは得策じゃないと結論付け、耳を澄ませた。

リーフィア「でも……私の存在がカナタさんを苦しめて辛い想いをさせると分かってても……カナタさんが好きなんですよ……」

リーフィア「だから、私は……どうしようもないポケモンなんです……いっそカナタさんを傷つける私なんて」

ニンフィア「大丈夫。死んでまで償う必要はないよ」

ニンフィア「もし仮にカナタがリーフィアを抱くことでしか慰められない面倒くさい奴だと思っててもさ、そこまでする必要はないんだよ」

ニンフィア「それに、今死んだらもうこれ以上カナタのことは好きになれないし、リーフィアがカナタをどう想っててももうその思いは伝わらなくなっちゃうよ?」

ニンフィア「ボクね、リーフィアとカナタって優しくて他人想い同士、お似合いだと思うんだ」

ニンフィア「だからさ、もしー……今回みたいにバトルで迷惑かけるようになっちゃったとしても、カナタも優しいし、ごめんねってちゃんと謝れば許してくれる……」

ニンフィア「なんとなくそんな性格なんじゃないかって思ってるんだよね」

リーフィア「ニンフィアは……カナタさんが好きじゃないんですか?」

ニンフィア「好きさ!好きだけど、でも想い人同士が結ばれる方がずっと前いいし、カナタが幸せになるのが一番だと思うんだよ」

ニンフィア「ま、いつかカナタがこっちを振り向いてくれるなら、そっちのほうが嬉しいけどね、へへっ」

リーフィア「ホントにカナタさん、私のこと好きなんでしょうか」

ニンフィア「好きじゃなかったら抱いてまで慰めようとボクは思わないけどね」

リーフィア「……うぅ」

ニンフィア「ちょっと深呼吸してみようか、吸って、吐いて」

リーフィア「……はい」

ニンフィア「大丈夫。リーフィアにはボクがついてる」

リーフィア「うん」

ニンフィア「きっとうまくいくよ。心配ない。大丈夫」

リーフィア「うん」

ニンフィア「いつかきっと、振り向いてくれる」

リーフィア「うん」

ニンフィア「世界中が全部敵でも、ボクだけは味方でいる。心配しなくていい、大丈夫」

リーフィア「うん」

ニンフィア「上手くいくよう、この中でどうすればいいか今後のことを考えよっか、ね?」


布団の中でリーフィアは最後涙声になっていたが、落ち着いたようである。

どうやら様子を伺うとニンフィアが上手く慰めてくれたようだ。

私が邪魔しても悪いだろう。

私はそのまま部屋を出た。
658 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage saga]:2019/08/25(日) 02:12:59.57 ID:wcspdivF0
今日はここまでで。次は火曜以降になります
659 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2019/08/30(金) 04:26:14.07 ID:+k5yhzh40
シャワーズ「すごい!初めてでここまで作れるもんなの?」

シャワーズがイーブイの作ったスプーンに目を丸くしている。

先程ニンフィアがイーブイに彫刻を教えていたが、その成果であろうか、不格好であるがスプーンができている。

イーブイ「実は前からちょっとずつ掘ってた!」

自慢げにイーブイは胸を張った。

夕飯はミネストローネだ。トマトの甘みと酸味が絶妙である。

昼間連れて行ったブイズは元気が無いが、全員とりあえず食卓にはついてくれているようだ。

カナタ「グレイシア、調理大変だったんじゃないか?トマトの皮むきとか……」

グレイシア「缶を使ったから、別に大丈夫」

カナタ「そうか」

グレイシア「サンダース」珍しくグレイシア側から口を開いた。

サンダース「……なんだよ」

グレイシア「不味かった?」一口ほどしか減っていないスープ皿を見ている。

サンダース「違わい。俺が悩んでちゃいけねぇか」

グレイシア「悪くないけど、食べないと力が出ないし、そのまま悩んでたら冷めそう」

サンダース「……ほっとけよ」

一気にスープを啜ると半分ほど残してサンダースは食器を片付け、早々に出て行った。

マコト「何かあったのか?」様子がおかしいのは気づいたようだがマコトさんは何のことか分からず、首を傾げた。
660 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2019/08/30(金) 04:27:19.34 ID:+k5yhzh40
(〜夕食後〜)
ブイズを部屋に呼びます(一匹選択)↓1

安価だけ出しておきます
661 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2019/08/30(金) 06:42:00.44 ID:6jLZuAOv0
ブースター
662 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2019/09/02(月) 02:24:41.19 ID:s0pHGB590
昼連れて行ったブイズが心配だ。特にリーフィアと同じく精神的にもろいブースターが心配だ。

そう思い、ブースターを呼んだ。

彼女はすぐに来たがやはりいつものような元気さはなかった。

カナタ「ブースター、大丈夫か?」

ブースター「私は……私は大丈夫です」『私は』の『は』が少し強い。

いつものような積極さがない。雰囲気が暗い。


さて、呼んだこの子に何をしようか?↓1
会話(後安価)
ボディタッチ(好感度上昇は運)
遊ぶ(好感度微上昇)
自由安価指定(好感度上下はその時々の行動による)
663 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2019/09/02(月) 06:22:39.05 ID:e+b0XnCDO
会話
664 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2019/09/04(水) 00:58:23.99 ID:MHPSVpOX0
↓1 会話内容
@「色々と昼間はありがとう。バトルの面はボロボロだったけど、ブースターのおかげで園児たちも楽しく過ごせたよ」
A「昼間はまんまとやられちゃったよ、ハハッ。これじゃポケモンリーグ参加者として失格だ」とおどける
B「ブースター、昼間のことはあんまり気にしなくていいよ」
C「すまなかった、ブースター。私の采配のせいだ」
665 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2019/09/04(水) 06:27:10.26 ID:bGfcTvGDO
1
666 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2019/09/07(土) 02:23:55.67 ID:fCfxLZ8z0
カナタ「色々と昼間はありがとう。バトルの面はボロボロだったけど、ブースターのおかげで園児たちも楽しく過ごせたよ」

ブースターをゆっくりと両手で抱き上げ、シーツの上に降ろした。

ブースターは目をしばたたかせると、私の服に顔をつけた。

カナタ「ブースター?」

ブースター「ごめんなさい……役に立たなくてごめんなさい……捨てないで……何でもするから捨てないで……」

服がわずかに湿った。ブースターは泣いていた。

彼女が若干震えているのに気づき、背に手を回して優しく抱いた。

カナタ「捨てるわけないだろう」安心させるよう、言い聞かせるように優しく言った「ブースターが必要なんだ。何もしなくていいんだ」

ブースター「でもっ」

カナタ「じゃあ、何でもするっていうなら、気を落ち着かせてくれ」言ってる間に夕飯前のニンフィアを思い出した「まずは、深呼吸しよう。吸って、吐いて」

ブースター「……はい」少し落ち着いたようだ。抱く手を少し緩める。

カナタ「捨てられる、って思ったのはブースターの発想?」

ブースター「はい……だって、役に立たないならただのごく潰しだし、要らないって捨てられるのではと」

ブースター「売ったり、処分場に送られたりする可能性もありますけど、私みたいに大きくなってたら売り手がつかないかもですし、処分場は他のブイズが見てたら……って考えるとリスクが」

ブースター「一番簡単で他のブイズにも気づかれず、処分できる方法なんじゃないかと思って」

カナタ「……あのね、なんで父さんに言ってこんな大きい家借りてるかわかる?ブースターは」

ブースター「職場に近いからですか……?」

カナタ「それもあるけど、みんなにのびのび暮らしてほしいからなんだよ。ブースターなら前、リーグに挑む前みんなを鍛えるために借りてた家、どんな家か覚えてるよね?」

ブースター「ちっちゃいアパート……?」

カナタ「オンボロ狭アパートだよ。そこに住んでたのは『とりあえず強くなれればどんなとこで暮らしてもいい』って考えから安いところを借りてたんだ」

カナタ「でも今は……リーグを諦めた今は強くなるためだけじゃないんだ。ニンフィアが創作活動できるものが置ける広い部屋だったり、グレイシアがのびのび調理できるキッチンだったり……みんなの好きなことができるよう広くて余裕のある所を借りてる」

カナタ「さっきも言ったようにみんなにのびのび暮らしてもらって、日々を楽しく過ごせればいいと思ってるんだ」

カナタ「そんなみんなのためにこんな広い家を借りてるのに、わざわざそのみんなを追い出して捨てるようなことすると思うかい?誰か一人でも欠けたら嫌なんだよ、私は」

ブースター「……よかったです」話を聞くうちにブースターは落ち着いたようだ。


※好感度MAXなので好感度上昇はありません。

↓1 寝る時間までは少しだけ時間があるようだ。何をしようか?
会話(後安価)
ボディタッチ
遊ぶ
風呂
自由安価指定

続きは明日にします。
途切れ途切れですみません。
667 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2019/09/07(土) 07:47:41.49 ID:1W6JKEmY0
風呂
668 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2019/09/07(土) 23:32:12.33 ID:fCfxLZ8z0
カナタ「ブースター、一緒に風呂入るか?」

ブースターは俯いた。

カナタ「ブースター?」

ブースター「……すみません、それは……」

ブースターは口ごもった。


↓1 安価
@カナタ「理由、聞いてもいいかな?」
Aカナタ「……私と一緒だと、ダメか?」
Bカナタ「今日汗かいたんだから折角だから入ろうよ、ね?」
Cカナタ「嫌ならいい。先に入るから、布団を温めておいてくれ。別々に入ろう」
669 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2019/09/07(土) 23:41:43.79 ID:cHicBdiZO
2
670 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2019/09/07(土) 23:53:11.79 ID:fCfxLZ8z0
カナタ「……私と一緒だと、ダメか?」

ブースターは首を大げさに横に振った。

カナタ「……じゃあ一緒に」

ブースターはもう一度大げさに首を横に振った。

これは……


↓1 安価
@他のブイズと一緒なら大丈夫なのか?
Aいつも風呂じゃなく、シャワーですませてるのか?
B風呂自体が苦手なのか?
C一緒だと私が嫌な思いをするかもしれないと思ってるのか?
D自由安価 要記述
671 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2019/09/08(日) 00:01:26.75 ID:GmRVBH8D0
4
672 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2019/09/08(日) 00:07:31.61 ID:SLDeuR1F0
カナタ「もしかして……一緒だと私が嫌な思いをするかもしれないと思ってるのか?」

ブースター「違います!違います!カナタさんに迷惑は掛かりません!でも……」

ブースターは迷っている。

こちらから口を挟むのは簡単だが、待った。

この後いくらでも質問を浴びせかけて尋問するのは簡単だが、私は待った。


↓1 コンマ2桁
1〜33 ブースター「……やっぱり、言いたくありません……すみません、お風呂は別々に入りましょう」
34〜99 ブースター「……仕方ない、ですね……」
673 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage saga]:2019/09/08(日) 00:36:32.32 ID:SLDeuR1F0
今日はここまでで。コンマ下。
明日も更新できればします。
674 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2019/09/08(日) 00:37:06.66 ID:JrtbA0HfO
675 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage saga]:2019/09/08(日) 23:45:12.31 ID:SLDeuR1F0
無理そうなので明日更新します
676 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2019/09/10(火) 01:22:15.05 ID:Tb8pV2iq0
ゾロ目のボーナス、展開とアイテムとどっちがいいですかね……?書いてる間迷っててちょっと決めあぐねてます(好感度MAXの子ですし)



ブースター「……仕方ない、ですね……」

ブースターは自身の毛をかき分けた。

どうぞこちらへ、と手招きするので近くで見た。

カナタ「傷、か?」

ブースター「はい」

言われなければ気づかないほど小さな傷だ。

今まで触れ合っていて全く気付かなかった。

ブースター「前の飼い主の『しつけ』の時にできたものです……ポケモンセンターでも直せないみたいです」

ブースター「これのせいで水に浸かると、傷が痛むんです」

ブースター「まあ、小さな傷なので日常生活やポケモンバトルは問題ないです」

ブースター「つけると少し痛む程度なんですよ。ただ、ズキズキするのでこれのせいであんまりお風呂に浸かるのは好きじゃないんです……」

ブースター「あっ、勿論、シャワーは毎日よく浴びてますし短いですけどお風呂もちゃんと入ってます!」

取り繕うようにブースターは言った。

ずっとこれを隠しつつ生活していたのか。

こんな近くで苦しんでいるブースターの気持ちを分かってやれなかったとは……。

ブースター「あの……カナタさん?」


↓1 安価
@カナタ「分かった。風呂はやめてシャワーだけ一緒に浴びようか」
Aカナタ「……すまない。気づいてやれなくて……」
Bカナタ「本当に誰にも治せないのか?」
C自由安価 要記述
677 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2019/09/10(火) 08:11:02.92 ID:/ICwRmNT0
2
678 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2019/09/27(金) 00:30:29.05 ID:gYlS2Naw0
カナタ「……すまない。気づいてやれなくて……」

私は頭を下げた。

ブースター「えっ、いいんですよ。前を向いてください、カナタさん!」

頭を下げた私の体に潜り込んできた。

ブースター「心配させたくなくて言ってなかっただけなんですよ。顔を上げてください、ね?」

カナタ「……そうは、言ってもな……」


↓1 コンマ2桁
00〜20 ブースター「そんな顔されると……私だって泣きたくなりますよ……」ブースターは俯いた
21〜50 ブースター「元気出してくださいよぉ……」ペタペタ体を触り始めた
51〜99 ブースター「……カナタさんは、悪くないんです……」腕に抱きついてきた

>>1のリアルが忙しくなってきて更新頻度落ちてます。すみません。
なるべく週1くらいは更新できるよう頑張ります
679 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2019/09/27(金) 00:37:12.63 ID:lxurISeyO
はい
680 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2019/09/27(金) 00:54:16.55 ID:gYlS2Naw0
ブースター「……カナタさんは、悪くないんです……」

体から抜け、横に座ると腕に抱きついてきた。

気を遣って抱き着いてきた。おそらくそうすれば私が喜ぶと思ってのことだろう。

カナタ「悪い」だが私は、腕を解いた「今はそういう、気分じゃない」

カナタ「ごめんな、ブースター。本当にごめん」

ブースター「カナタさん……」

カナタ「私は何も分かってなかった。ブイズのことも、バトルのことも」自分が情けなかった。

涙が零れていた。悔しいのと、情けないのとで、感情が頭の中で暴れまわっていた。


↓1 コンマ判定
1〜50 ブースター「……ッカナタさんっ」振り払われた腕にもう一度、今度はもっと強くしがみついてきた。
51〜99 ブースター「うぅ……」ブースターも泣きだした。
681 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2019/09/27(金) 00:58:14.18 ID:lxurISeyO
682 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2019/09/27(金) 01:27:58.29 ID:gYlS2Naw0
ブースター「……ッカナタさんっ」振り払われた腕にもう一度、今度はもっと強くしがみついてきた。

カナタ「やめてくれ、ブースター」私はなんとか優しく振りほどこうとした。

ブースター「振りほどかせなんてしません!こんなにっ……こんなに傷ついてるじゃないですか!カナタさん」

カナタ「そんなに強くしがみついたら、振りほどく時強引になる。乱暴にされたくないだろう?」

ブースター「いいんです!カナタさんが傷つくくらいなら、私がカナタさんに乱暴されて傷つきます!」

必死にブースターは私を抱きしめていた。

この子は私に乱暴されてでも、私を愛してくれているのか。こんな不甲斐ない私を。

ブースター「……辛いなら、辛いって言っていいんですよ。カナタさん……」

呟くように言った。あまりにも優しい言い方で、私はもう我慢の限界だった。

嗚咽が漏れた。あとは止まらなかった。

頭をもたげるように、私は涙を流した。

今までの辛かったことを吐き出すように、私は泣き続けた。

いつの間にか、ブースターは腕から離れて前足で私を撫でてくれていた。辛かったですね、大丈夫です。そう言いながら撫でてくれていた。
683 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2019/09/27(金) 01:28:31.71 ID:gYlS2Naw0
結局、私もまだまだ子供だ。こんな風に泣きじゃくるのなんて、大人は絶対にしない。

泣き疲れた頃、ブースターは語りだした。

ブースター「……カナタさんが頑張ってるのはみんな分かってますよ。普段ツンツンしてるブラッキーだって、評価してます」

ブースター「今のままでいいんです。ブイズの全部を知ろうとしたって、そんなの無理ですよ。カナタさんは今ちょっと頑張りすぎで、気負いすぎです」

ブースター「負けて悔しいのは私も同じです。だから、次は頑張りましょう。カナタさん」

肉球が頬に触れた。涙を拭ってくれたのだ。

目の前に天使が座っているように見えた。

ブースター「……シャワーだけでも、一緒に浴びて寝ますか?それとも、朝お風呂に入ることにしてもう寝ますか?」


↓1 どちらを選ぶ?
シャワー
就寝

明日早いので今日はここまでで。
684 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2019/09/27(金) 06:55:19.84 ID:HrqECuADO
シャワー
685 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2019/10/11(金) 02:49:51.92 ID:PP/4pWGG0
ブースター「カナタさんは頭洗ってから体洗う派ですか?体洗ってから頭洗う派ですか?」

カナタ「体からかな……」

ブースターが背後から聞いてきた。

シャワーを選んだ後、浴槽に私だけ浸かり、体を洗い終えた時だった。

いつも以上に積極的になっているブースターは、頭洗います!と言い出した。

ただ、明らかに背が足りていないので、風呂桶を足場にしている。

少し危なっかしいのだが……

「そ、それじゃあ、やります!!!」と言った後シャワーヘッドを咥えた。

声からしていつもの何倍も意気込んでいるため、わざわざ止めさせようか迷っている私がいる。

シャンプーをつけて頭を洗い始めた。

ブースター「あらためて触ると……その……ゴツゴツしてますね……」

カナタ「柔らかかったらダメな気が」

ブースター「んふっ……確かに」背後なので吹き出した表情が見られないのが残念だ。

ブースター「いっ……」

傷口に水が入ったのだろうか、振り向こうとしたが頭を固定されて「これくらい大丈夫です」と先回りされた。

ブースター「かゆいとことかありませんか?」

カナタ「いや、おおむね快適」言いつつ少し胸が痛んだ。
686 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2019/10/11(金) 02:51:21.82 ID:PP/4pWGG0
ブースター「あの……その……カナタさん」

カナタ「何?」

ブースター「遊園地デー……じゃない、罰ゲームってどういうところが行きたいですか……?」

カナタ「え、いや……罰ゲームなんだからこっちが決めちゃダメじゃない……?」

ブースター「じゃあ、決めるとこも罰ゲームです!」

なんだそれ、と思ったが自信満々に言った口調が可愛かったので許した。

カナタ「そうだなぁ……じゃあ」


↓1 安価
近場のこじんまりとした遊園地を提案する
遠くの国内最大規模の遊園地を提案する
あえて潰れた廃墟の遊園地を提案する
自由安価(要記述)
687 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage saga]:2019/10/11(金) 02:53:01.42 ID:PP/4pWGG0
短いですが今日はここまでで。安価下。
週1も怪しくなってきましたが頑張ります
688 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2019/10/11(金) 06:10:53.28 ID:FY+rcTKD0
近場のこじんまりとした遊園地を提案する
689 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2019/10/22(火) 01:19:52.46 ID:nSjH2nlO0
カナタ「そうだなぁ……じゃあ、近所の遊園地で」

カナタ「遠い大きな遊園地もいいけどさ、移動に時間かかってたら疲れるだろうし、広すぎても回りきれなくて心残りしそうだからね」

ブースター「わっかりました!」

鼻息が荒く背中にかかった

流しますよ、と言った後少し経ってお湯がかけられた


※好感度MAXなので好感度上昇はありません。
690 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2019/10/22(火) 01:21:15.07 ID:nSjH2nlO0
ブースター「うへへぇ」

風呂上がり、ドライヤーが終わると彼女はすぐ布団に潜り込んだ

私もその笑顔につられてすぐ布団に入る

ブースター「カナタさんのドライヤーは本当に早いし上手いです!こうしてすぐお布団にダイブできる!」

私は照れて顔を背けた。

カナタ「夜中にそんなに騒がないでね。修学旅行のテンションじゃないんだからさ」

ブースター「修学旅行……?」

カナタ「ああ、人間って学生の時に学校単位で勉学の為に旅行へ行くんだ。それが修学旅行」

ブースター「勉学……」首をかしげる「……のためになるんですか?」

カナタ「ためにならなくても思い出にはなるよ」

ブースター「じゃあ、今度の遊園地もある意味で修学旅行ですね!思い出になるし」

カナタ「勉学はどこ行った」苦笑した「でもそれも思い出になるか」

ブースター「ですよ」つられて笑った。

ん、といいつつブースターが腕に潜り込んできた。優しく抱きとめる。

ブースター「カナタさん」

カナタ「何?」

ブースター「……今でも、リーフィアの事が好きですか?」


↓1 安価 カナタの会話内容
@そうだよ
A違う、って言ったらどうする?
B……何で知ってるの?
C自由安価 要記述

今日はここまでで。明日も更新します
691 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2019/10/22(火) 07:02:02.10 ID:wcCP03jDO
1
692 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2019/10/22(火) 23:15:25.64 ID:nSjH2nlO0
カナタ「そうだよ」

ブースター「そうですか……」

ぎう、とブースターは肉球で私のパジャマを掴んだ。

ブースター「カナタさん、私もカナタさんに特別な感情を持ってます」

ブースター「あ、何も言わないでください」口を開きかけて先手を打たれた

ブースター「……カナタさんがリーフィアを愛しているなら、それは仕方ないと思ってます」

ブースター「リーフィアもカナタさんが好きです」声が小さくなる「両想いです……」

ブースター「だから……悔しいですけど、私は」言葉を切って顔を伏せた「私はこの気持ちを口にせず、ずっと胸に伏せておく事にします」

カナタ「ブースター……」

ブースター「もし、リーフィアが好きでなくなったら、いつでも待ってます」

ブースター「だから……ブーを捨てずに、ちゃんと最後まで傍にいさせてください、ね?」

カナタ「だから捨てないって言ってるだろ」私は頭を撫でた。

うへへ、と笑う彼女の顔はどことなく寂しかった。
693 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2019/10/22(火) 23:56:45.36 ID:nSjH2nlO0
ブースターの背を撫でる。ゆっくりと横から手を伸ばす。

彼女はぴったりと私に寄りかかったまま、目を瞑り、ありがとうございます、と静かに呟いた。

こうして撫でていても、彼女が見せてくれた傷跡はやはりどこにあるのか分からない。

傷跡に触れないように撫でたかったが、分からないのなら仕方がない。せめて痛くしないようゆっくりと手を這わせた。

私はさっき泣いたことを思い出して、少し恥ずかしくなって目を閉じた。

こうして私に抱きしめられている彼女は一見か弱い存在だが、精神的には強い子だ。

挫折や困難が過去にあっても立ち直れる子なのだ。

そういえば、リーフィアもブースターも、お互い過去に虐められていた共通点がある。

いつかリーフィアもブースターのようにトラウマを乗り越えられる日が来るだろうか。

そんなことを考えながら、私はまどろんでいった。




【15日目朝】
起床判定
↓1 コンマ2桁
0〜33 早く起きられた。
34〜66 普通に起きられた。
67〜99 寝坊した。

今日はここまでで。
694 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2019/10/23(水) 00:00:54.94 ID:KwVu9AUg0
695 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2019/10/28(月) 23:39:50.55 ID:BA8GahQs0
↓1 コンマ
1〜45 遅刻は遅刻だが、着替えて朝食も抜いて走れば始業1分前には着ける時間帯だ
46〜90 遅刻だが、ギリギリ言い訳の通じる範囲内だ。急いで家を出よう
91〜99 大遅刻だ。もはや言い訳など通じそうにない時間である(『休みの電話を入れるか』を再安価)

↓2 【15日昼】
↓1連れていくブイズを選択してください。最低1匹最大6匹です。左から順に指定したポケモンの並びにします
696 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2019/10/28(月) 23:40:42.67 ID:BA8GahQs0
↓1 コンマ
1〜45 遅刻は遅刻だが、着替えて朝食も抜いて走れば始業1分前には着ける時間帯だ
46〜90 遅刻だが、ギリギリ言い訳の通じる範囲内だ。急いで家を出よう
91〜99 大遅刻だ。もはや言い訳など通じそうにない時間である(『休みの電話を入れるか』を再安価)

↓2 【15日昼】
連れていくブイズを選択してください。最低1匹最大6匹です。左から順に指定したポケモンの並びにします

ミスです。再安価。
697 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2019/10/28(月) 23:42:00.13 ID:Cq/xABZM0
698 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2019/10/28(月) 23:44:28.64 ID:tvXcSlcDO
シャワーズ エーフィ ニンフィア
699 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2019/10/28(月) 23:59:37.51 ID:BA8GahQs0
その日は鳥ポケモンの鳴き声で目が覚めた。

だが、視界が暗い。

なんだか体が重い。そうか、昨日ブースターと一緒に寝たのだ。

カナタ「んっ」顔の上に乗っていたブースターを引きはがした。

ブースター「んんう……」

最悪な寝相と言いうべきか災厄な寝相というべきか。

重しの犯人は目が覚めていないようである。

目覚め以外はよく眠れた気がする、こういう時は朝スッキリ体を動かして……そこまで考えてハタと止まった。

いつもの最悪の目覚まし音がなかったということは……?

目覚まし時計の定位置。そこには昨日買った『かわいいはな』の包みが置かれていた。

ということは起きるべき時間は……

カナタ「まずい!」私は服を乱暴に脱ぐ。

シャワーズ「カナタくん、今日って休み?時間大丈……」

カナタ「ごめん!急ぐ!シャワーズ!エーフィとニンフィアを呼んできてくれ!」

シャワーズ「えっ、あっ、うん」驚いた様子でシャワーズは駆けて行った。
700 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2019/10/29(火) 00:18:48.59 ID:W9sXqtfZ0
園長「時間ギリギリね」

園長が腕時計を見て呟いた。

息せききって何とか園に到着したものの、教室の入り口で送りの保護者と衝突しそうになってしまった。

一瞬保護者も驚いたものの「あら、新しい保育士さん?こんにちは」と普通の顔に戻った。

イケメンだったので目の保養になったとでも思ったのだろうか。この時ばかりは私は自分の外見に感謝した。

保育士B「よっしセーフセーフ」

先輩が私の代わりにタイムカードを通してくれた。時間ギリギリだったので助かった。

園長「いや普通アウトなのよね。今回はいいけど、普通着替える時間も必要だからね?」

保育士B「あ、ですよね……」

園長の言い分が正しいので二人ともしゅんとなってしまった。

この園では通園ノートを書いた後、園児たちは自由時間になる。その間に先に職員たちは朝礼を行っている。

私のせいで少し朝礼が遅くなってしまうようだが、なんとか大目に見てくれそうだ。

ニンフィア「カナタ、大丈夫?」汗を拭きつつ、着替えている最中にニンフィアが出てきた。

カナタ「これくらい走るのは大丈夫だよ」

ニンフィア「……いや、お腹のこと」

カナタ「ハハ……」朝寝坊をしたせいで朝食は抜きになってしまっている。

昼まで持つといいのだが……


↓1コンマ2桁20以下で@トレーナー遭遇
701 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2019/10/29(火) 00:21:33.07 ID:UjfeIKQW0
702 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2019/10/29(火) 00:24:54.40 ID:W9sXqtfZ0
1戦目
敵の手持ちの数は?
↓1コンマ一桁
1、7 1匹
2、8 2匹
3、9 3匹
4、0 4匹
5 5匹
6 6匹

↓2コンマ2桁 1戦目の敵の強さ
70で実力ほぼ拮抗。数値が高いほど強い。
703 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2019/10/29(火) 00:31:54.60 ID:NOi48DclO
704 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2019/10/29(火) 00:59:39.36 ID:W9sXqtfZ0
今日はここまでで。コンマ下。
明日昼更新できそうなら少しします
705 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2019/10/29(火) 02:13:54.59 ID:6/cyMZJm0
はい
706 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2019/10/29(火) 13:32:43.67 ID:W9sXqtfZ0
「国家総裁の息子だぞ 俺は」

たんぱんこぞう の ダズモンド があらわれた!手持ち:4

ダズモンドはビーダルを繰り出した

ビーダル「ダズさまならあっという間にポケモンマスター間違いなしっすよ」

カナタ「シャワーズ、頼んだ!」

シャワーズ「おっけー!」

敵の腰のボールを確認する。4個。こちらより一匹多い。

だが昨日のポケモンバトルのこともある。慎重に戦いを進めなければ足元を掬われるのはこちらの方だ。

気を引き締めていこう。


59+10(敵の方が手持ちが1匹多いので)=69
120−69=51
↓1コンマ2桁 51以下で勝利


ちょっと中断。
707 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2019/10/29(火) 15:26:38.09 ID:Ki4wg3gDO
はい
708 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2019/10/30(水) 01:51:34.43 ID:ZLSqb72m0
敵の手持ちは4匹すべてビーダルだった。

よほどビーダルが好きなのだろう。ブイズを溺愛する私にはその気持ちがよくわかった。

1匹1匹性格も覚えている技も違い、愛が感じられたがそこまでで、難なく敵を処理できた。

昨日からの連敗を断ち切ることができ、少しだけ自信が戻ってきた気がした。

所持金の不足分はボディガード二人の食費から今のところ補填しているので、なるべく今日はこのまま勝ち続けてプラスにしたいところだ。

「くそがーっ!死んでも負けなど認めてやるかぁーっ!」


カナタ WIN
賞金 960円を手に入れた!
(所持金 −1306円)
709 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2019/10/30(水) 01:53:00.95 ID:ZLSqb72m0
保育士B「カナタくん、なんかカナタくんって暴走族の族長の息子だったりするの?」

お待ちかねの昼食休憩が始まった食後、先輩保育士が耳打ちしてきた。

私は、え、と思わず口に出してしまっていた。

保育士B「なんかさ、園長がこの前変な人見たって言ってるし、今日も目つきの鋭い女の人がずっと外で見てるし」

保育士B「もしかして族長の息子で、保育士なんかじゃなく暴走族の族長のパパが息子も族に入れようと頑張ってんのかな、と思ってさ」

カナタ「ははは、そんなわけないじゃないですか」

何者かに狙われているのは本当だが、族長の息子だというのは嘘もいいとこだ。

カナタ「父は……まあ映画とったりする仕事してますね」

保育士B「へー、すごいね。脚本さんとか?」

カナタ「そんなようなもんです」

ここで監督、という言葉を出してしまうと話がややこしくなりそうなので誤魔化した。

カナタ「というか外に女の人がいて、私を狙っているんですか?」

保育士B「じゃないの?ほらあそこ」
710 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2019/10/30(水) 01:54:28.19 ID:ZLSqb72m0
先輩が指した先にはマコトさんがいた。

連日チヅルさんがボディガードを務めるのも荷が重いので、今日は交代して私の警護をしている。

カナタ「あ」そうか、ここの職員にはチヅルさんを会わせたことがあったが、マコトさんを会わせたことはなかった。

普段チヅルさんは園の職員に事情を話し、園の中で警護しているが、マコトさんは知らないのか、外から私(とその周囲)を見張っている。

なので余計不審に見えてしまったいたのだ。

カナタ「彼女、私の『知り合い』ですよ」

保育士B「え、あ、そうなんだ……へー……」いきなり遠い目をしながら「重い子の方が好きなんだ」と小さく呟いた。

カナタ「病んでる『彼女』ではないですよ」

保育士B「そ、そっかぁ、大変だね」

病んでる系の『元』彼女に付きまとわれていると勘違いしているようだ。

正直昼食後はブイズと触れ合いたかったが、面倒なのでこの後ゆっくり説明でもしていくとしよう。

お昼を食べ終えた園児と戯れているエーフィを眺める。

おいしそう、と言いつつ園児が鉱物図鑑を食い入るように見つめている。

エーフィが首をタテ振って「わかるよ」と意思表示しているのを見て少しだけ和んだ。


↓1コンマ2桁50以下でAトレーナー遭遇

今日はここまでで。
711 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2019/10/30(水) 06:49:11.79 ID:FRvME4QwO
712 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2019/11/07(木) 01:27:18.10 ID:Fgf3vF640
昼過ぎに少しだけ時間があったので外へ出てポケモントレーナーを探した。

しかし大分時間を取られてしまっていたので時間がなく、適当なトレーナーがいなかったためバトルはお預けになった。

園長「毎日大変ねぇ」

子供たちのお昼寝の時間になり、保育士たちが洗濯物を取り込んで畳み始めた時、園長がボソッと呟いた。

マコト「いえ、これしきの事」

園長「これしきって言っても、毎日周囲に目を光らせて敵を排除するんでしょ?気が疲れそう」

マコト「仕事柄、その点は慣れておりまする」

事情を話して園に入れて貰ったマコトさんだが、居心地がいいとは言えないようで妙にかしこまっている。

保育士B「にしてもさ、そんなに執拗に狙われるなんて、お相手もよっぽどだねぇ!そんな恨み買われるようなことしたの?カナタくん」

カナタ「いえ、全く心当たりないんですよ」

マコト「原因が分れば対処のしようもあるが、それが分からないのだから難しいのだ」

マコト「契約締結時にも困った。いつまで対象を守るべきなのか、期間が定まっていないからな。条件を見ても社でも手を挙げる人は少なかった」

保育士B「ふぅん……」考え込むように手を顎に当てる

園長「仕事は?」

保育士B「あ、すません」言われて気づいて急いで手を動かし始めた。


↓1 コンマ2桁 午後のイベント
0〜25 園児がポケモンバトルを挑んできた(買っても賞金はありません。ただしアイテムを貰えます)
26〜50 マコトからカナタへの質問
51〜75 保育士Bが雑誌を持ってきた
76〜99 エーフィが園児に執拗に抱き着かれて困っている

↓2コンマ2桁80以下でBトレーナー遭遇
713 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2019/11/07(木) 01:35:01.64 ID:h8CuIJ+HO
714 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2019/11/07(木) 01:35:46.74 ID:tRQaXQzOo
ほい
715 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2019/11/07(木) 02:00:52.29 ID:Fgf3vF640
保育士B「カナタくんカナタくん」

仕事終わり、ブイズをボールに戻し帰ろうとしてた時、先輩保育士から声をかけられた。

保育士B「カナタくんってこういう雑誌興味ある?」

バッグから『ポケモンバトラーズ!』を取り出してきた。

ポケモンバトルの戦術について研究している週刊誌で、業界でもそこそこ知られているものである。

シンオウの現チャンピオンも若いころよく購読していたと耳にしたことがある。

ただ、毎週出ている割にページ数が少なく価格はそれほど安くはない。

私も気になる記事が載っている時にまれに買ったりもするが、正直コストパフォーマンスの面から見ると首をかしげたくなる雑誌である。

毎週買えるのはどこぞの地方のブルジョワジーな貴族だけであろう。

今週号は『謎の!?噂の!?イケメントレーナーに直撃!』と見出しにある。インタビュー記事だ。対して興味は引かれない。

保育士B「買ってみたんだけどさ、すぐ読み終わっちゃって……欲しかったらいる?」


↓1 安価
@カナタ「いえ……」首を横に振る
Aカナタ「ありがとうございます」受け取る
Bカナタ「みんなが見れるように園に置いてみては?」提案する
C自由安価 要記述
716 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2019/11/07(木) 02:21:10.75 ID:Fgf3vF640
今日はここまでで。安価下。
717 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2019/11/07(木) 07:30:08.66 ID:MKT4ifjt0
2
718 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2019/11/07(木) 23:37:06.49 ID:Fgf3vF640
カナタ「ありがとうございます」

私は雑誌を受け取り軽く目を通した。

『謎の!?噂の!?イケメントレーナーに直撃インタビュー!マグさん、クレスさん、カーマさん』
『ジムリーダーB氏、謎の団体から献金(か?)』
『パワースポット"リッシこ遊園地"が話題に!』
『連載小説 "放課後のジェシー" 東歌晶吾』
『ボールテクの最先端 プレッシャースロー』
『シンジセイジの"ポケモン川柳の壁" 選者:シンジ』
『ジムリーダーの肖像 ケンさん』
『コラム "ハーバ家の幅" 第2回』


↓1 どれを読みますか?
719 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2019/11/08(金) 00:17:49.16 ID:k3w4G/Wy0
『パワースポット"リッシこ遊園地"が話題に!』
720 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2019/11/08(金) 01:32:36.81 ID:QbsWNLIn0
『パワースポット"リッシこ遊園地"が話題に!』
KTS(コトブキトレーナーズスクール)……名門トレーナーズスクールとして数多くのジムリーダーを輩出しているトレーナーズスクールであり、多くのトレーナーの卵が通う学校である。
加熱する昨今の学歴偏重情勢の中、KTSに入学したいという受験生は後を絶たない。
時には合格への願いをかけて、わらをもすがる思いでパワースポット巡りを続けている方々も――。

そんな中、にわかに強力なパワースポットとして話題沸騰しているのがここ、リッシこ遊園地である。
なんとKTS合格生の約3割の生徒がここ、リッシこ遊園地を訪ねているというのだ。
更に受験生だけでなく昨今は若いカップルも多く訪れる。
『観覧車に乗ると結ばれる』という噂もあり、眉唾物のパワースポットとは一線を画す効力があるのではないか、そういった言説もネット上では囁かれている。
リッシこから徒歩5分、活気冷めやらない遊園地に今回バトラーズ取材班が飛んだ。

「やっぱり年末は願掛けのシーズンからか、入園者も多いですね。ただ、最近はパワースポットであることを聞きつけた若いカップルもよく訪れています」
そう語るのは遊園地総支配人のユータ氏。
20代は某大手新聞社でならした記者だったが、現在は稼いだ資本を元手に3つのテーマパークを経営する若き俊英である。
「人気なのはジェットコースター『爆音Gooooo!』、コーヒーカップ『キルリアの憂鬱』、リッシこ大観覧車の3つです。特に『爆音Gooooo!』はバクオング型のジェットコースターなのですが、志望校にGo!なんて受験生たちにはよく言われています」
――経営者としてパワースポットと認知されているのは?
「当然知っています。ただまあ、私たちの遊園地を訪れた方が全員合格しているわけではないことは知っておいてほしいですね。もし仮に強力なパワースポットであったとしても、勉強し、学力に下地のある受験生にだけその効果が現れるんじゃないかと私は考えています」
――リッシこ大観覧車についてです。ネット上に流れている噂だと『観覧車に乗ると結ばれる』ということも言われています。
「そうなんですよ。結婚した方がリピーターとして訪れることも多くて、従業員から『カップル、夫婦向けに写真を撮るサービスもやってみてはいかがですか?』なんて話も聞いたりしています。ただ、ジェットコースター等ではなく観覧車ですからね。どう撮ればいいのかまだまだ検討段階です」
――パワースポットとして今後売り出していく方針でしょうか?
「いえ、いつまで効力があるか分かりませんからね。中にはポケモンと結ばれた!なんて報告をしてくる入園者もいらっしゃいましたが、人間以外にも効果があるのかは謎ですね」
――人間以外にも効果が?(笑)
「ええ、実際にあった報告です。結ばれたか、相思相愛かなんてポケモンと会話できない人間には分かりようもないんですけどね(笑)」






721 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2019/11/08(金) 01:34:59.40 ID:QbsWNLIn0
『ポケモンバトラーズ!』を読んでいると足元をペシペシ叩くポケモンがいた。エーフィである。

気づけば目の前から先輩保育士は消えている。遠目に見ると教室で園長と何か話をしている。

読んでいる最中何か声をかけられたのだろうか、記事を読むのに夢中になっていたあまり記憶にない。

お先失礼します、と遠くから声をかけてエーフィを抱きかかえた。

カナタ「待たせてごめん」小声で言うとエーフィは「待ってないよ」と返してきた。

カナタ「……何故私の足を叩いてたんだ?」

エーフィ「いやーなんとなくだよ、旦那」悪戯がばれた悪ガキのように笑った。

シャワーズ「あ、終わった?」教室からひょっこり顔を出してきた。

ニンフィア「こっちは待ちくたびれてたよ」

カナタ「ごめんごめん、行こうか」ブイズみんなをボールに戻す。

帰宅し始めたことに気が付き、マコトさんも私の後をついてくる。

園を出るとすぐ目の前にトレーナーが立っていた。昼戦えなかった分、ここで稼がせてもらおう。


2戦目
敵の手持ちの数は?
↓1コンマ一桁
1、7 1匹
2、8 2匹
3、9 3匹
4、0 4匹
5 5匹
6 6匹

↓2 コンマ2桁 2戦目の敵の強さ
70で実力ほぼ拮抗。数値が高いほど強い。

今日はここまでで。
722 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2019/11/08(金) 06:20:45.74 ID:gb+evQkR0
723 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2019/11/08(金) 07:03:17.23 ID:k3w4G/Wy0
724 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2019/11/10(日) 20:52:57.91 ID:sPe3cFV+0
「ぅおおっしゃ!来ぉい!!!!」

 の キンゾウ があらわれた!手持ち:4

キンゾウはヒトツキを繰り出した

ヒトツキ「気合十分か!!!」

カナタ「シャワーズ、頼むよ」

シャワーズ「任されたっ」

相手のポケモンは剣のようなポケモンだ。見たことがないので他の地方のポケモンだろう。

見た目はそれほど強そうではないが、恐らく見た目からしてはがねタイプだろう。

今手持ちにはがねタイプの弱点になるほのお、かくとうタイプのポケモンはいない。

そのうえ相手はこちらより手持ちが多い。

慎重に戦っていこう。。


23+10(敵の方が手持ちが1匹多いので)=33
120−33=87
↓1 コンマ2桁 87以下で勝利

美術商についてリセットしてから決めてなかったので(今日美術商を家に呼ぶようカナタが動いていたので)安価で決めます
リセット前にキャラ作成したセイジさんを続投させるか、それとも新しいキャラを作るかの安価です
↓2 安価
@セイジさん続投
A新キャラを作る(のちに再安価して詳細を決めます)

725 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2019/11/10(日) 20:55:58.64 ID:l3YPSIW/0
726 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2019/11/10(日) 20:59:32.08 ID:sPe3cFV+0
訂正
× の キンゾウ があらわれた!手持ち:4
〇げきだんいん  の キンゾウ があらわれた!手持ち:4

すみません……
安価下
727 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2019/11/10(日) 21:49:25.83 ID:tUaTT45s0
正直@でいいと思うけど、前のルートみたいに対決路線になるのはちょっとね...
>>1には悪いけどあえてAで
728 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2019/11/10(日) 22:05:26.26 ID:sPe3cFV+0
>>727
問題ないです
(実を言うとセイジさんの発するセリフはある曲の歌詞を元にして、>>1がオリジナルでそれっぽくなるように考えているのですが、ポエトリーリーディング風の曲なのですさまじく台詞を考えるのが面倒だったりするんで逆にちょっと助かります……)


それでは美術商の設定を決めます
↓1〜2 でコンマ2桁の大きい方にします
名前:
性別:
年齢:
729 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2019/11/10(日) 22:33:59.08 ID:tUaTT45s0
名前:ユリ
性別:女
年齢:27
730 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2019/11/10(日) 22:38:29.50 ID:86UxP9580
名前:ヤヨイ
性別:女性
年齢:26
731 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2019/11/10(日) 23:29:21.57 ID:sPe3cFV+0
最初の剣のポケモンには苦戦したものの、後続のポケモンはあまり強くなかった。

恐らく育て上げているポケモンを1匹先頭にし、学習装置で残りの手持ちにあまり育てていないポケモンを入れてたのだろう。

属性的には弱点ということもなかったが、残りの3匹は簡単に倒すことができた。

途中から育てるためにニンフィアにも積極的に先頭に立たせて戦わせた。

これがいい刺激になるといいのだが……

「ふ、不覚……」


カナタ WIN
賞金 640円を手に入れた!
(所持金 −666円)
732 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2019/11/10(日) 23:48:48.79 ID:sPe3cFV+0
>>709 訂正
×カナタ「父は……まあ映画とったりする仕事してますね」
〇カナタ「父は……映画を作る仕事してますね」
733 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2019/11/10(日) 23:56:19.20 ID:sPe3cFV+0
チヅル「でも、カナタさんが来るまでは本人かどうかわかりませんので入れるわけには、ねぇ」

???「……こちらで待つように言われたのに中に入れてさえもらえないなんて」

家の前につくとチヅルさんが誰かと話し合っている。

二人とも気づいていないようだったので、あの、と声をかけた

チヅル「でもですねぇ……あ、カナタさん」

カナタ「チヅルさん、お疲れ様です」

ヤヨイ「あっ、カナタさん!よかった。鑑定しに来たのにこちらの方が入れてくれなくて……」

チヅルさんが話していた相手こそ、今日呼んだ美術商のヤヨイさんである。

今日はスーツをしっかり着こなしている。

カナタ「すみません、諸事情あって今、警戒態勢でして」

ヤヨイ「警戒態勢?……それが私をこちらまで呼んだ理由ですか?」

眉をひそめる。悪い人ではないのだが、この人のツリ目はいつ見ても慣れない。

以前懇意にしていた美術商が贋作事件で逮捕されて以来、画廊のつてでヤヨイさんにニンフィアの美術品を取り扱ってもらうようになったのだが、彼女は気が強い性格なので若干やりにくいところがある。

目つきの鋭さは園長、頑固さは父と似ているが、二人とはくさタイプとノーマルタイプくらいタイプの違う人間なのでちょっと苦手だ。

カナタ「すみません。数日前不審者が入り込みそうになって……なので今回、画廊でなくご足労いただいた次第です」

チヅル「不審者かと勘違いして呼び止めて申し訳ありませんでした。ではこちらに」道を通す。

ヤヨイ「では遠慮なく」

そういうと足早に玄関を入っていった。
734 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2019/11/10(日) 23:58:23.39 ID:sPe3cFV+0
シャワーズ「家に呼んでよかったの?ヤヨイさん」

心配そうに今日の手持ちの3匹がボールから出てくる。

私はかがんでシャワーズの頭を撫でた。

カナタ「プライドが高いだけで、常識もあるし怒りっぽい人じゃないから大丈夫だよ」

エーフィ「初めて会ったけど、なんというか、モーレツにキョーレツだなぁ」

カナタ「ブースターやリーフィア、大丈夫かな。怖がるかも」

カナタ「一応二人には部屋にいるように伝えといて、シャワーズ」

シャワーズ「わかった」

ニンフィア「ポケモン用の胃薬ってある?カナタ。胃が痛くなってきた」

カナタ「この世にはあるけど多分家に在庫ない」

ニンフィア「うえ」吐くようなジェスチャーをした。可愛い顔が台無しなので正直やめてほしい。

シャワーズ「代わりに私が出る?これ作りましたーって」

ニンフィア「それ絶対バレたら粉みじんにされるやつじゃん!やだよ」

エーフィ「じゃあ間を取って私が」

シャワーズ&ニンフィア「「やめて」」

エーフィ「おおっふ」


ヤヨイの鑑定力 ↓1 コンマ2桁(50で普通。高いほど審美眼が発達している)

今日はここまでで。次は12日か13日に更新します。
735 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2019/11/11(月) 00:00:06.94 ID:8oN9M30DO
736 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2019/11/11(月) 00:01:35.95 ID:r2sPbsp00
何度もすみません。忘れないうちにやっておきます。
昼行動でパーティに加えたブイズは好感度が上がります
↓1コンマ一桁分上昇
737 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2019/11/11(月) 00:11:59.82 ID:DiUIJk5+0
738 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2019/11/13(水) 01:24:21.72 ID:zmy5boaz0
ヤヨイ「素敵な彫刻ね。ミロカロスとその滝。いいセンスしてる。うん」

家の中で迷っていたのでミロカロス像が置いてある部屋に案内する。

物を見るなり即座に自分の世界に入った。

ヤヨイ「ん……これ」脚立を上って上から見る「あー、サイズ50×130.8962×80.9ね。はいはい。ニンフィアさんいる?」

ニンフィア「怖いなぁ、なんだろ」

ヤヨイ「怖がらなくていいよ。大丈夫」

ニンフィア「……この人ポケモンと会話できないんだよね?」振り返ってこちらを確認してきた。

カナタ「できないけど、美術品だけじゃなくポケモンの鑑定もやってるから多分様子から怯えを読み取られたんだと思う」

ニンフィア「あ、そっか」

ヤヨイ「聞いてる?」降りてきた

ニンフィア「あ、はい」あまりにも私の方を長く見ていたので不満そうな声が聞こえてきた

ヤヨイ「よく頑張ったね。型を流し込んだ後に削って一度完成させたものに、再度光沢が出るようにやすりをかけて完成させたんだ」

ヤヨイ「口で掘ってるって聞いてるけど、1日かそこらで終わりそうにないよね。ご苦労様」

ヤヨイ「題材はミロカロスの滝登りだけど、サブテーマで滝の表現にもこだわってるあたり、滝も別に鋳型があってそっちも別に掘ったんだ」

ニンフィア「エスパータイプだこの人」
739 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2019/11/13(水) 01:25:11.89 ID:zmy5boaz0
ヤヨイ「それとこれ……これで完成じゃないよね?暗いところか夜に展示しなきゃダメな奴だね?」

ニンフィア「怖」ニンフィアがボソッと呟いた

カナタ「これで完成じゃないの?」

ニンフィア「そうだよ。完成なのはこれを夜に展示したときにライトア」

ヤヨイ「ライトアップしたときにキラキラ光るよう光沢を細工して掘ってる……とか?」

ニンフィア「全部知ってんじゃん恥ずかしい……もうやだ部屋に帰る」

いじけたのか恥ずかしいのか(多分両方だろう)足早に部屋を出て行った。

カナタ「あ、ニンフィア」
740 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2019/11/13(水) 01:27:34.87 ID:zmy5boaz0
ヤヨイ「テーマが陳腐ではあるけど、逆に堂々とこれを題材としたところに自信が感じられるよね。そこは好き」

ヤヨイ「苦労が必ず芸術の価値に影響するということはないけど、客観的に見て美術品の価値としてはかなり高いでしょう。市場でも好まれそう」

ヤヨイ「売る際高めに最低落札価格の設定をします」

ヤヨイ「真価を問われるのがこれの光沢の細工なので、暗くして四方八方から鑑賞者が好きに光をあてられるように……あれ?いない」

話すのに夢中になっていたのかいなくなっていたのに気づかなかったようだ。

カナタ「彼女いじけて部屋に戻りましたよ」

ヤヨイ「折角私が時間を割いて美術品の価値を見極めに来たのに……」むすっとした顔をしている。

ヤヨイ「すみませんカナタさん。そういう才能なのか知りませんがあなたがポケモンと話せる?という話を以前聞いたことがあります」

ヤヨイ「合ってそうな感じのこと言ってましたか?」

カナタ「合いすぎていじけてました。作者の意図全部見抜かれちゃったみたいで」

ヤヨイ「あら。でも喜ばしいことなのに」

カナタ「え?」

ヤヨイ「理解者がいない芸術作品ほど空しいものはないわ。どんなに素晴らしくあろうと、価値を理解してくれる人がいなければそれは作品とは見なされないもの」

ヤヨイ「ニンフィアさんに後で『よく頑張りましたね』と伝えておいてください。『最後まで話を聞きなさい!』とも」

カナタ「ハハハ……」

ヤヨイ「それで、値段だけど……」


↓1 (コンマ2桁×10000)+400000円
提示された価格
※セイジさんより最低価格が大きいのは彼女のニンフィアへの期待分と、市場価値が高そうと判断した点からです。
741 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2019/11/13(水) 07:08:24.17 ID:0YeDDrxK0
はい
742 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage saga]:2019/11/24(日) 00:55:11.58 ID:eqovf3jY0
資格勉強のためと「ポケモンSSを書いているのに新作ポケモンを全くやらないのはどうなんだ」ということで剣盾買って少しでもプレイするため、2か月くらい更新おやすみします
すみません。
743 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2020/01/23(木) 23:55:06.98 ID:f3ftf8iM0
ヤヨイ「57万円ね。あら」

視線の先にグレイシアがいた。

グレイシア「……あの、カナタさん。この方は夕食いただきますか?準備すればいいのか分からなくて……」

カナタ「ヤヨイさん、この後、すぐ帰りますか?」私はヤヨイさんに向き直った。

ヤヨイ「あら、デートのお誘い?ふふ、少しなら時間あるわね。どうかした?」

カナタ「あはは……いえ、折角ご足労頂いたので夕飯でもいかがかと」

カナタ「グレイシアが夕食ヤヨイさんの分作るかどうか迷ってるみたいで」

ヤヨイ「あら、あらあらあら。気にしてくれてありがとう」笑顔でグレイシアを撫でた

ヤヨイ「でもねぇ、私明日はイッシュで仕事なのよ。だからこの後出ないと間に合わないの。ごめんなさいね?」

グレイシアはピクリとも表情を変えずに、そうですか、と答えた。

ヤヨイ「それで運び出す業者の話なんだけど……」
744 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2020/01/23(木) 23:56:11.03 ID:f3ftf8iM0
ヤヨイさんと打ち合わせをして、姿が見えなくなってから一息ついた。

ユキノオー「カナ太郎さん」肘うちするポケモンがいた。チヅルさんのユキノオーだ。

カナタ「誰だそれは」多分私だ

ユキノオー「いくら女好きだからって美術商まで女性を選ばなくても」

カナタ「誤解だよ。女好きだからわざわざ女性を選んでるわけじゃない。ポケモンもボディガードも美術商も」

ユキノオー「またまたぁ、男に生まれたんだからもっと欲望に忠実に、素直になった方がいいっすよー。俺には分かるっすマジで」

カナタ「あのねぇ」

シャワーズ「あんまり変なこと言ってると」

ユキノオー「お?なんスか?お?言ってると?」

シャワーズ「グレイシアに頼んで夕食なしにするよ?」

ユキノオー「あぁー!タンマタンマタンマ!それは勘弁してほしいっすマジで」
745 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2020/01/23(木) 23:56:36.25 ID:f3ftf8iM0
(〜帰宅後夕食前〜)
↓1 ブイズを部屋に呼びます(一匹選択)

【日記を書く】?
↓2 YES/NO
746 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2020/01/24(金) 00:39:31.37 ID:pedt8CoDO
サンダース
747 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2020/01/24(金) 06:28:45.63 ID:NN2zs37I0
YES
748 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2020/01/27(月) 01:41:08.11 ID:VMjX7Hsl0
サンダースを呼んだ。昨日悩んでいる様子だったから、リフレッシュできたのか様子を伺いたかった。

だがサンダースは来なかった。

カナタ「サンダース、出かけてるのか?」私は部屋の前まで行って声をかけた。

声は返ってこないので、寝てるのかもと帰ろうとすると「出かけてねーよ」と呟く声が聞こえた。


↓1 どうする?
「ちょっと私の部屋まで来れないかな」と声をかける
「昨日はごめん。一言謝りたかったんだ」と詫び始める
「なんでもない、大丈夫か心配だったんだ」と退散する
自由安価(要記述)
749 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2020/01/27(月) 02:42:01.42 ID:vCJIr3vF0
「その態度は何事ぞ」
750 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2020/02/01(土) 00:39:40.12 ID:3x3/Of1r0
カナタ「その態度は何事ぞ。こっちが心配して来てるのにあんまりぞ。出てきておくれぞ〜」

笑えるように語尾と口調を変え、もう一度声をかける。

反応は……


↓1 コンマ1桁
1〜10 「わりぃ」と言いつつサンダースが出てきた
11〜30 「帰ってくれよ」と声が聞こえたっきり黙ってしまった。
31〜55 「……るせぇよ」
56〜99 「……なあカナタ、俺ってさ……」
751 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2020/02/01(土) 08:31:07.49 ID:3lfV/Qeeo
752 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2020/02/02(日) 23:34:42.58 ID:ayMJzJTU0
サンダース「……るせぇよ」

そう言ってまた声が聞こえなくなった。

私はドアに耳をつけた。

何も聞こえてこない。

ドアにカギはかかっていないようだ。

私は……


↓1
「うるさくして悪かった」といいつつその場を去った
「今、入ってもいいか?」と声をかけ入る
「心配なんだ。元気か?元気ならいいが……」
753 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2020/02/02(日) 23:35:05.79 ID:aIPJihp10
「心配なんだ。元気か?元気ならいいが……」
754 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2020/02/02(日) 23:55:43.97 ID:ayMJzJTU0
カナタ「心配なんだ。元気か?元気ならいいが……」

いきなりドアが開いた。ドアから耳を放しててよかった。

サンダースがぼさぼさの毛並みとはれた目で出てきた。泣いていたのか?

サンダース「これで元気に見えるってかよ、お前は」心なしか普段より声が弱弱しい。

カナタ「……ごめん」

サンダース「謝る必要はねぇよ。むしろあの時悪かったのは俺の方だ。今はほっといてくれ」大きくため息をつく「元気じゃねぇってわかったろ。これでもういいか」

サンダースは顔を逸らした。




↓1 自由安価
台詞、もしくは行動を指定してください(場面に合わないものは再安価する可能性があります)

短いですが今日はここまでで。
755 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします :2020/02/03(月) 01:30:39.55 ID:ubcEIWHS0
「泣くか?泣け!泣け!」
756 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2020/02/12(水) 01:44:41.16 ID:lTHTHyBN0
サンダースにだって悩む時、辛い時はある。

心が弱っている時は普段よりぶっきらぼうになるのは当たり前だ。

今は二人きり。ここは思う存分泣かせてあげよう。泣きたかったら泣けばいい、私の胸を貸してあげよう。

……と考えたところでハタと止まった。

「私の胸を貸してあげよう」それが果たしてサンダースの緊張を解き、心を許す一言になるのか。

いや、違う。サンダースが望んでいるのはその一言ではない。

今サンダースが欲しているのはなんだ?

丁寧な言葉遣いの普段通りの一言か?そうではない。

必要とされているのは『頼りがいがある一言』ではないか?多少ぶっきらぼうでも、男らしい一面のあるかっこいい一言ではないか。

それならば……『泣きたいのか?存分に泣け、泣け!』か?

いや、まだ長い。

そこまで考えて私はサンダースを抱き上げた。

カナタ「泣くか?泣け!泣け!」顔を胸にうずめさせる。


↓1 反応は……
1〜20 「やめろよ!」サンダースは激高した
21〜40 「やめろよ……」腕からすり抜けた。顔を歪ませ、落ち込んでいる。
41〜60 「……俺さ」静かに口を開いた
61〜80 「なーに、急にどうしたんだよ〜」おどけて言うものの、普段より元気はない
81〜99 腕をすり抜け「一人にしてくれ」といい部屋にもう一度入りカギをかけてしまった。
757 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2020/02/12(水) 02:50:37.48 ID:0KPJZoAzo
758 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2020/02/25(火) 23:36:17.87 ID:UPZN9YqF0
サンダース「……俺さ」静かに口を開いた「どうしたらいいかわかんねぇんだよ」

私は黙って彼女を見つめた。

サンダース「最近さ、俺、バトルで役に立ててねぇんだよ」

サンダース「野生でお腹空かしてたあの頃、俺にはなんにもなかった。ただ戦ってその日楽しけりゃそれでよかった」

サンダース「それを変えてくれたのはカナタだった。世界は広いって色々教えてくれてよ、正直俺は感謝してんだ」

サンダース「だから何かしら恩返ししてぇと思ってんだ。けどよ、俺頭悪ぃからなんもできそうなこと思いつかなかったんだ」

サンダース「シャワーズみてぇに親身にはなれねぇし、ブースターみてぇには癒せねぇし」

サンダース「だからバトルでせめて役に立とうって思ってはいるんだ。けどよぉ、けど」俺の胸が涙で濡れた「もうどうしたらいいかわかんねぇんだよ!!」

サンダース「トレーニングしてもダメ、朝の走り込みしてもダメ、イメトレしてもダメ、限界まで自分を追い込んでもダメ」

サンダース「じゃあこれ以上強くなるにはどうすりゃいいんだよ!俺は。結局他の奴らの助けにもならねぇ、カナタを辛い想いさせちまってる」

サンダース「カナタぁ、俺さぁ、もう、俺はどうしたらいいんだ……?」

カナタ「サンダース……」私はサンダースをしっかり抱きしめた「私は」

サンダース「……悪ぃ、ちょっち情緒不安定だわ、今」急に落ち込んで声のトーンが下がった「忘れてくれ、聞かなかったことにしといてくれ」


↓1
@「分かった」今聞いたことはすべて忘れよう。これは彼女自身の問題で、私が口をはさむべきではない
A「私にもこれ以上強くなるための方法なんてわからない。でも、君の強くなりたい気持ちは伝わった。その気持ちだけで充分私には恩返しになってるよ。だからこれからも一緒に強くなれる方法を探していこう」
B「強くなるための方法論なんて私だって知らないさ、けど、それを追い求めて日々研究していくのは私たちトレーナーだ。サンダースが悩む必要ななんかないんだ。今は心と体を休めて、万全の態勢で戦えるように備えることが必要、だろう?悩むのは私だけでいい。悩みの涙は君には似合わないよ」
C何を言ったとしても彼女の力にはなれそうにない。私は諦め、彼女を強く抱きしめた。



1レスだけですが更新。
759 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2020/02/25(火) 23:39:18.24 ID:lut9y9rDO
2
760 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2020/02/25(火) 23:59:10.36 ID:lut9y9rDO
2
761 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2020/03/06(金) 19:30:52.01 ID:bCfyCkkY0
カナタ「サンダース、ごめん。私にもこれ以上強くなるための方法なんてわからないんだ」しゃがみこんで目線を合わせ、一度言葉を切る。

カナタ「でも、君の強くなりたい気持ちは伝わった。その気持ちだけで充分私には恩返しになってるよ」

カナタ「だから、これからも一緒に強くなれる方法を探していこう」

彼女の肩を優しく叩いた。

サンダース「……悪ぃけどよ、カナタ。俺は気持ちだけで恩返しできるとは思ってねぇ」複雑な顔をしている。

サンダース「だってよぉ、気持ちだけで恩返しできるってんなら、誰にだってどんな恩返しだってできるだろ。俺はお前への感謝はそれで清算できると思ってねぇんだ」

サンダース「だからよ、あんま慰めにはなってねぇんだ。お前のその言葉。悪い」

サンダース「すげぇ意地っ張りみてぇな答えだけどよ」

サンダース「ただ、これからも……ってことはお前は待ってくれんだな」

カナタ「もちろん」

サンダース「なら、いい。いつか恩返しができるくらい強くなれる日が来るまで、待っててくれんだな?」

カナタ「待つよ」

サンダース「ジジイになっても?」

カナタ「待つけど、どんだけ待たせるんだ」私は少し笑った。寿命が先に来るだろ、と思ったが言いはしなかった。

サンダース「じゃあ、いつか強くなってお前に気持ちだけじゃない恩返しができる時まで、その気持ちは取っといてくれ」

カナタ「……分かった」

サンダースが嬉しそうな顔はしなかったが、気分は落ち着いたようだった。


↓1 コンマ一桁×2 サンダースの好感度上昇
762 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2020/03/06(金) 19:52:57.31 ID:rDuUJmmt0
763 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2020/03/06(金) 22:55:38.63 ID:bCfyCkkY0
イーブイ「おいしーい!」唐揚げにイーブイががっつく。

ブラッキー「こらこら、ちゃんといただきますしてから食べなさいよ」それを押しとどめるブラッキーがいた。

油で揚げたいい香りがする。夕食は鶏のから揚げと和風木の実サラダだ。

唐揚げはごま油で揚げた香ばしい香りがして、なんとも食欲が沸き立つ逸品である。

一つ食べる。カリカリした触感とあふれ出る肉汁がたまらない。焦がししょうゆベースの濃厚な味付けが口内をこれでもかというほど刺激する。火加減も最高だ。

サンダース「すっげ……半端ねぇなこの味」先程まで思いつめてた様子はどこ吹く風で、サンダースは唐揚げに舌鼓をうっていた。

チョロネコ「わかり哲也」しれっとチョロネコも食事に参加している。

イーブイ「ダイエットいいの?お姉ちゃん」

チョロネコ「いーのいーの。たまには食べないと骨と皮だけになっちゃうから」

カナタ「いいね、これ。唐揚げは好きだけど、正直プロのレストランかと思ったよ」

リーフィア「お気に召しましたか……?」

カナタ「え?もしかして、リーフィアが作ったの?」

リーフィア「え、あの、盛り付けで、その」

グレイシア「作ったのは、私です。リーフィアが盛り付けを手伝いました」

シャワーズ「いやー、カナタくん好きでしょ?唐揚げ。だからそれを伝えて、頑張って作ってくれました。上手くできましたか、唐揚げ担当大臣」

グレイシア「どう思われますか、副大臣」エーフィを鼻先でつつく。

エーフィ「え、私!?えー、皆様あのご存知だと思いますが従来より10パーセント味付けの方を濃くして……いや私は作ってないから!」

シャワーズ「副大臣は説明責任を果たしてません!」

ブラッキー「早く辞任した方がいいんじゃないかー!」

エーフィ「ねー助けてカナター。シャワーズたちがいぢめるー」

やり取りに思わず笑みがこぼれた。


↓1
上手い盛り付けをしたリーフィアを褒める
旨い料理を作ったグレイシアを褒める
さりげなく好物を教えて料理を作るよう根回したシャワーズを褒める
自由安価(要記述)
764 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2020/03/06(金) 23:00:33.29 ID:cl0BqNIm0
上手い盛り付けをしたリーフィアを褒める
765 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2020/03/06(金) 23:21:42.89 ID:bCfyCkkY0
カナタ「味だけじゃない。うまく盛り付けてるからおいしさが倍増するんだ」

カナタ「よく手伝ってくれてありがとう」リーフィアに向かって言った

リーフィア「ありがとうございます」落ち着いて答えた。褒められることを想定していたのだろうか。


↓1 コンマ一桁 リーフィアの好感度上昇

↓2 (〜夕食後〜)
ブイズを部屋に呼びます(一匹選択)
766 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2020/03/06(金) 23:22:40.25 ID:bCfyCkkY0
>>765 訂正
× よく手伝ってくれて
〇 手伝ってくれて
安価は一つ下にずれます
767 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2020/03/06(金) 23:31:03.70 ID:zSm2v2hN0
768 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2020/03/06(金) 23:40:39.58 ID:/gTD9DyDO
イーブイ
769 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2020/03/06(金) 23:52:16.22 ID:bCfyCkkY0
イーブイを部屋に呼んだ。

カナタ「イーブイ、早かったな」

イーブイ「むっ」

何故かイーブイは口を曲げて不機嫌そうにしている。

カナタ「何か私が悪いことしたか?」

イーブイ「違うよ!タイミング悪いなって思っただけ!」

イーブイ「それで、なあに?」

イーブイはすぐ普通の顔に戻った。


↓1 イーブイと何をしようか?
会話(のち内容安価)
ボディタッチ
遊ぶ(のち内容安価)
風呂
自由安価指定(要記述)
770 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2020/03/07(土) 00:13:06.72 ID:BLLhowKn0
自由安価指定
タイミングのことについて聞いてみて可能なら手伝う
771 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage saga]:2020/03/07(土) 00:16:27.94 ID:MM/ZxKUC0
今日はここまでで。明日もちょっとだけ更新します
772 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2020/03/07(土) 22:25:13.03 ID:MM/ZxKUC0
カナタ「イーブイ、タイミングって何の話?」

イーブイ「えー……言わなきゃダメ?」

カナタ「ダメってわけじゃないけど……手伝えるなら手伝おうかなって」

イーブイ「うーん……」


↓1 コンマ
1〜30 言いたくない!と言いつつ口を曲げてしまった。
31〜60 じゃあー……クイズです!答えが分ったら教えてあげる!と条件を付けてきた  
61〜90 しょうがないなあ、と言いつつ手招きする。どうやら自室に招こうとしているようだ
91〜99 ???(特殊ルート発生。選択肢次第でイーブイルートになります)
773 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2020/03/07(土) 22:32:55.23 ID:obj5HbyW0
774 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2020/03/07(土) 23:56:05.16 ID:MM/ZxKUC0
イーブイ「言いたくない!」口を曲げてしまった。

先に口を滑らせておいて言いたくない、と言い出し始めた。

カナタ「言いたくないなら先に言わないでくれよ……気になるじゃないか」

イーブイ「これはみんなに秘密だもん!」

カナタ「でも、手伝ってあげられるんだよ」

イーブイ「一人でやりたいことだもん!」

困った。これではらちが明かない。


↓1
@何とか教えてくれるよう色々試してみる
A別のことをしよう(>>769から選択)

今日はここまでで。
775 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2020/03/08(日) 00:01:22.52 ID:HLr8nJbDO
会話
776 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2020/03/08(日) 07:35:59.34 ID:KTu0rdDA0
2会話
777 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2020/03/19(木) 22:45:48.54 ID:2DVA2i+T0
↓1 会話内容選択
@イーブイ、パズルはそういえば完成した?
A「この話ブラッキーお姉ちゃんから聞いた話なんだけど……」口を開く前に先にイーブイが口を開いた
Bイーブイって好きな曲ある?
C見てよ、これ。かわいいはな買ってみたんだ。
D自由安価(要記述)
778 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2020/03/19(木) 23:01:38.26 ID:BlXTSmnN0
4
779 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2020/03/19(木) 23:47:45.51 ID:2DVA2i+T0
カナタ「見てよ、これ。かわいいはな買ってみたんだ」

かわいいはなの包みを開く。

イーブイ「え、これ、買ったの!?すごい!高かった?」

思ったより驚いているようだ。見せてよかった。

カナタ「安かったよ、特別に安くしてくれてね」

イーブイ「くれる?!」

カナタ「ははは、いや、私の部屋に飾ろうと思ってね」

イーブイ「えー……」イーブイはしょんぼりして、立ってた耳が斜めになった「そっかぁ……そうだよね」

もともとあげるつもりはなかったのだが、見ているとかわいそうになってきた



↓1 どうする?
@かわいいはな を イーブイにあげる
A「他の子にあげるんだ、ごめん」頭を撫でる
B「ずっとこの部屋に飾っておくからさ、見たい時にいつでも見に来ていいよ」頭を撫でる
C自由安価(要記述)


今日はここまでで。
780 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします :2020/04/09(木) 16:11:26.72 ID:snHWvK0m0
まだ作者見ているかな?
3
781 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2020/04/10(金) 23:49:29.04 ID:5p+SgWGz0
>>780
見てます。安価取ってくれるかたをお待ちしていました。
今日はもう遅いので明日、更新予定です。
782 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2020/04/11(土) 18:20:44.29 ID:7VQwzXlk0
カナタ「ずっとこの部屋に飾っておくからさ、見たい時にいつでも見に来ていいよ」

そう言って私は頭を撫でた。

イーブイには悪いが、イーブイのために買ったものじゃない。部屋におく観賞用のものだ。

それにこれをあげることで他の子が嫉妬したらまずい。

最悪リーフィアが「私にはくれなかったのにイーブイにはくれるんですね……」と落ち込んでしまったらフォローが大変だ。

残念そうにしているがここは譲らずにいよう。

撫でられ続けて、ん、とこそばゆそうにイーブイは声をあげたが、しばらく撫でられてから、わかった、と低いトーンの声で呟いた。





↓1 まだ寝るまでは時間がある。何かしようか?
会話
(内容は
 @イーブイって、部屋お片付けしてる?
 A「ねぇ、お兄ちゃん」口を開く前に先にイーブイが口を開いた。
 Bイーブイって好きな曲ある?
 C「お兄ちゃんって甘いもの、好き?」喋る前にイーブイが質問してきた。
 D自由安価(要記述) から選択)
ボディタッチ
遊ぶ(のち内容安価)
風呂
自由安価指定(要記述)
783 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2020/04/11(土) 18:38:08.62 ID:7VQwzXlk0
中断します。安価下
784 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2020/04/11(土) 18:38:57.06 ID:A9wQC5rh0
会話2
785 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage saga]:2020/04/11(土) 21:49:11.34 ID:7VQwzXlk0
再開します。一番シリアスな選択肢を選んでいくのか……
786 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2020/04/11(土) 21:50:47.98 ID:7VQwzXlk0
イーブイ「ねぇ、お兄ちゃん」口を開く前に先にイーブイが口を開いた。

カナタ「何?」

イーブイ「お兄ちゃんって、誰か好きなブイズいるの?」

カナタ「いるよ」

イーブイ「えー?やっぱり?えへへ、私?なんて、へへへ」

カナタ「ははは」ここは正直に言わないでおこう。

イーブイ「へへ……ね、好きになったら、人ってその子をどうするの?」

カナタ「どうするって……それは……幸せにするつもりだけど」

イーブイ「どうやって?」

カナタ「どうやって……ってどうしたんだ、イーブイ。さっきから」

イーブイ「ポケモンってさ、好き同士になったら……その……子供を作って、ずっと一緒に暮らしていくんだってブラッキーお姉ちゃんから聞いたの」

イーブイ「それが幸せにすること……なのかな」

イーブイ「でも、人とポケモンって、子供を作れるのかな」

イーブイ「ポケモンと人で子供を作れないなら、幸せにするのってどうするのかな、って思って……」


↓1どう答える?
@子供を作ることが幸せにする、ってことじゃないよ
A愛し合っている二人で作り上げるものって、子供だけじゃないんだよ
B何が二人にとっては幸せになるかはその時次第だし、幸せの定義によると思うんだ
C自由安価 要記述
787 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2020/04/11(土) 21:51:56.96 ID:iJ+9zg7DO
2
788 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2020/04/11(土) 22:43:42.91 ID:7VQwzXlk0
カナタ「うーん」確かに人間とポケモンは子供が作れない。どう答えようか。

カナタ「まずね、愛し合っている二人で作り上げるものって、子供だけじゃないんだよ」

イーブイ「……えーっと?」

カナタ「例えば、子供だけじゃなくて、一緒に生活していく住まい……えーっと、おうちとかも、一人で生活していく訳じゃないんだから二人で作り上げていくものでしょ」

イーブイ「うん」

カナタ「それとか、あと二人で一緒に旅行したりするのなんかも、一緒に思い出を作っていくって意味では二人で作ってくものでしょ」

カナタ「そういう風に、子供を作って幸せになるっていうのが人間は当たり前じゃないんだ。ブイズの中では違うかもしれないけどね」

カナタ「幸せの形は人それぞれだし、子供を作らなくても幸せな人間はいっぱいいるんだ」

カナタ「だから、もし私がブイズと結ばれたら、子供を作らなくてもその子を幸せにできるように、頑張って何が二人の幸せになるか、模索して二人の愛の結晶を作っていくつもりだよ」

自分で言っていてなんだか恥ずかしくなるくらいキザでカッコつけている言葉だ。今鏡を見たら顔は真っ赤だろう。

イーブイ「模索?」

カナタ「ええと、探すって意味かな」

イーブイ「そっかぁ」

納得したのか納得してないのかよくわからない顔だが、考え事をしている顔だ。

カナタ「イーブイも大きくなったら、分かると思うよ」

イーブイ「もー、わかんないかもしんないじゃん」

カナタ「わかるわかる、わかるって」

イーブイ「その言い方!また子ども扱いして!もー!」

イーブイは布団に頭から突っ込んだ。

イーブイ「寝るよ!もう子ども扱いできないよう、大人の魅力でお兄ちゃんをメロメロにするんだから!」

カナタ「どこでそんな言葉を覚えた」少し笑った「寝る前にお風呂は?」

イーブイ「そんなの必要ないもん」

カナタ「大人のレディはキレイ好きなのが条件だよ」

イーブイ「えー?」

カナタ「少なくとも私はそうだよ?」

イーブイ「んもー!入ってくる」

ドアを出てお風呂に行ってしまった。
789 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2020/04/11(土) 22:51:41.04 ID:7VQwzXlk0
カナタ「イーブイ、起きてる?」

イーブイ「起きてるよ」

別々に風呂に入ったので先に寝てないか心配だったが、取り越し苦労だったようだ。

無理くりイーブイは私の腕の中に入ってきた

カナタ「さぁて、大人の魅力って何?ん?」

イーブイ「舐めないでよね!いくよ!」

イーブイ「ぎゅ〜〜〜〜〜〜〜」まず腕に力いっぱいしがみついてきた。強すぎて痛い。

カナタ「おお?」

イーブイ「すり〜〜〜〜〜〜〜」顔をすりすりしてきた。勢いが凄い。摩擦でも起こす気か。

カナタ「おー……」

イーブイ「ちゅ〜〜〜〜〜〜〜」ほっぺにキスされた。というか吸い付かれた。

カナタ「……おお」

イーブイ「メロメロになったぁ?」

カナタ「なるかい!」勢いよく突っ込んだ

イーブイ「くっ……かくなるうえはエーフィお姉ちゃんが言ってた『ぱふぱふ』っていうのを……」

カナタ「できないから!」知識の出どころはエーフィか。

イーブイ「んー、わかんない!お兄ちゃんのとんちんかん!ぼくねんじん!しんかんせん!」

カナタ「意味わかってないでしょ」

イーブイ「もー、寝る」

ふて寝とばかりに背を向けた。

カナタ「大体、子ども扱いされたくないところから何でいきなり私を大人の魅力でメロメロにしようと思ったんだ」

イーブイ「最近お兄ちゃん、気分がよく落ち込んでるよね」

カナタ「……否定はしない」

イーブイ「だから、大人の魅力?っていうのにメロメロになったら元気になるかなって思って、へへへ」

カナタ「へへへ……って」

バトルに負けて落ち込んでいた私を元気づけようと思っての行動だったのか。

少し胸が熱くなった。

イーブイ「……それに、いつこの生活が終わるか分からないから」

カナタ「イーブイ?」

イーブイ「ねえ、お兄ちゃん。約束してくれる?ブイズの中で、誰かがいなくなっても、他のみんなを幸せにしてくれるって」

カナタ「何、急に」

イーブイ「なんでもないよ、それよりどうなの?」

不穏な一言だ。まるで誰かが私の前からいなくなることが分かっているかのような。

イーブイは何を察知しているのだろうか。瞳を見つめたが、真意は分からなかった。



↓1 どう答えようか?
@もちろん、約束するよ
A時と場合によりけり、かなあ。でも、なるべく幸せにできるよう頑張るよ

↓2 コンマ一桁×3 イーブイの好感度上昇

↓3
【16日目朝】
起床判定 コンマ2桁
0〜33 早く起きられた。
34〜66 普通に起きられた。
67〜99 寝坊した。

今日はここまでで。
790 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2020/04/11(土) 22:52:33.78 ID:2blI4BJH0
1
791 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2020/04/11(土) 23:01:27.54 ID:iJ+9zg7DO
乙です
792 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2020/04/12(日) 00:01:11.57 ID:Bcz3WH8n0
793 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2020/04/16(木) 23:57:26.73 ID:qzu++6vh0
>>791時点での好感度一覧】
シャワーズ:100
ブースター:100
サンダース:80
エーフィ:88
ブラッキー:40
グレイシア:80
リーフィア:100
ニンフィア:70
イーブイ:87
794 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2020/04/16(木) 23:58:19.54 ID:qzu++6vh0
シャワーズ
けんしんてきな がんばりや

一番カナタと付き合いが長い。カナタが最初に貰ったポケモンであるイーブイが進化した姿。
そのためにカナタの好物、好きな行動、嫌いな事、弱点などカナタに関する知識は飛びぬけて多い。また、カナタに日常的にブイズの目線から見た様子の変化を伝えている。

???


ブースター
おくびょうな ロマンチスト

以前のトレーナーに虐待されていたところをポケモンセンターに保護され、そこでカナタと出会った。
恐怖の対象、孤独から救ってくれたカナタを愛し、種族の垣根を越えて恋人同士になりたいと願っている。

???


サンダース
ゆうかんな ファイター

???

???


エーフィ
でんぱな のんきっこ

常にいい意味ではっちゃけている。道端で車に轢かれそうになっていたところを保護された。
『俺』のことは好きだが、理由は時間と場所によって変化する

???


ブラッキー
げんじつてきな どくぜつか

【NEW】カナタが誇る、手持ちのブイズで最も強く育て上げたポケモン。少し男勝りである。野生で出会った。
カナタがバトルで困った時には矛にも盾にもなる。カナタの事はトレーナーとして育て上げてくれた恩があると常々語っている。

???


グレイシア
クールな りょうりにん

表情が乏しく感情が読み取りにくい。野生で傷ついていたところを出会った。
カナタの事はある程度好きではあるが、どんなことをすれば好意を伝えられるか悩んでいる。

???


リーフィア
きよわな きれいずき

非常にシャイで自己評価が低い。前の飼い主に捨てられた廃工場で出会った。
カナタの事はそこそこ好きではあるが、顔が赤くなっているのを誰かに見られるのが恥ずかしいらしくまだまだ道は長いようだ。

自分の事が嫌いで、徹底的に自分とカナタへの気持ちを押し殺している。
元々掃除は好きだが、実は「何かで役に立たなければこの家を追い出されてしまう」、「自分自身が汚いからせめてそれ以外は綺麗に保っておこう」という半ば強迫観念に近い思い込みがある。
また、部屋は整頓されつくしているように見えるが実は部屋には趣味の『オタクグッズ』が大量に眠っている。
「汚い部屋だとうっかり(そういうものを)他人に見られてしまう」という意識から意図的に掃除が好き、と自ら口にしているようだ。
ニンフィアとは気が合うが、根を詰めすぎていないかよく心配している。
しかし本人の性格上口に出すことは一生ないだろう。
絵は超ド下手。だが本人はめげずにそれ以外(文章等)で二次創作をこっそり行っているようだ。



ニンフィア
まじめな げいじゅつか

一人称はボク。へこたれないイーブイが進化した姿。譲り受けた卵から孵した。
カナタの事も好きだが、カナタだけでなく自分とその作品を褒めてくれるものが総じて好きである。

???


イーブイ
むじゃきな いいこ

【NEW】無邪気で天真爛漫なポケモン。数か月前マユから譲り受けた。
カナタの事もブイズのみんなのことも大好き。素直ないい子。今日も一日笑顔でおはよう!

???
795 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2020/04/17(金) 00:57:07.61 ID:DxjW3Cyb0
カナタ「もちろん、約束するよ」

イーブイは真剣そうな顔で私の顔を見ていたが、やがて破顔一笑、にっこりと笑った。

イーブイ「約束ね」

カナタ「うん、約束する」

イーブイ「じゃあぶいは早く寝ます!良い子なので!」

私の腕からすり抜け、イーブイは布団にくるまった。


『ブイズの中で誰かがいなくなる』

その言葉が重く私に残っていた。

イーブイは何を感じ取っているのだろうか?誰かが死ぬ、もしくは家出でもしようとしているのだろうか?

それとも、最近私をつけ狙う奴らの魔の手が迫っているのだろうか?

例えば、グレイシアが誰かに奪われたとしたら?彼女がいなくなる未来があったとしたら。

考えたくもない。だが、イーブイの言葉でふと考えてしまった。

もしシャワーズがいなくなったら、ブースターがいなくなったら、サンダースがいなくなったら……

もし、リーフィアがいなくなったら。

誰か一人でも欠けたら私は冷静さを失うだろう。それどころか、精神が病んで廃人のようになってしまうかもしれない。

それほどまでに私は彼女たちを愛してしまっている。


母と離れる前にシャワーズ(となるイーブイ)に出会ってからほぼ10年、私の生活はブイズ一色だった。私の傍らにはいつも誰かがいた。

子育てできない父の代わりに私の遊び相手になってくれて、それ以来ずっと支え続け、いまだに私を助けてくれるシャワーズ。

死んだ目だったが、私や仲間と触れ合い続けトラウマを払拭していき、振り向かずとも私に無償の愛をくれるブースター。

ジムチャレンジもポケモンリーグも、もちろん今も私をバトルという形で支え続け、恩返ししたいと考えているサンダース。

車で轢かれそうなくらいのんきだったりわざと英語を使ったり、でもそれもフリで、みんなを和ませたくてわざとお茶らけているエーフィ。

私のことは嫌いでもみんなを好きでいてくれて、仲間のことを一番に気にかけてくれるブラッキー。

無表情だが、それに悩んでいて、でも料理にサプライズを仕込むお茶目さもあるグレイシア。

私が好きだが自分自身のことは嫌いで、自分が周りに迷惑をかけてないか悩みつつも、愛されようと努力するリーフィア。

熱中したら一直線で、倒れるくらい頑張り屋で、私を信頼してついてきてくれるニンフィア。

そして、まだ出会って間もないイーブイ。


カナタ「全員私の家族だ」

イーブイは既に寝息を立てていて、誰も聞いちゃいない。それでも私は虚空に向かって呟いた。

答えるものなど誰もいない。

不安でいっぱいだが、悩んでいても仕方ない。

誰かがブイズを私の元から奪おうものなら、私は鬼になろう。誰かが病に倒れそうなら寄り添おう。そう決意して瞼を閉じた。

そういえば、ニンフィアが来てからはブイズ全員で健康診断はしていない。今度ポケモン病院で健康診断の予約を入れるとしよう。
796 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [!蒼_res]:2020/04/17(金) 00:57:59.81 ID:DxjW3Cyb0
※トゥルー(ハーレム)ルートに入れるようになりました※
※進みますか?※

↓2〜4 多数決
はい/いいえ
797 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2020/04/17(金) 00:58:29.53 ID:DxjW3Cyb0
今日はここまでで。安価下から。
798 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2020/04/17(金) 07:22:39.38 ID:8udmZgwH0

いいえ
799 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2020/04/17(金) 07:39:25.90 ID:fd765z7e0
はい
800 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2020/04/17(金) 08:32:52.52 ID:icUuv8YDO
ハーレムルートに入ると他のルート見れなくなるみたいだし、とりあえずいいえ
801 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2020/04/19(日) 19:41:11.22 ID:OBXA7q0T0
【16日昼】
↓1連れていくブイズを選択してください。最低1匹最大6匹です。左から順に指定したポケモンの並びにします
802 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2020/04/20(月) 06:32:20.37 ID:kJgW3M3s0
リーフィア ブースター シャワーズ
803 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage saga]:2020/04/29(水) 23:14:25.45 ID:sKEkFGvL0
朝日が目に染みて、私は目を覚ました。

目覚まし時計が鳴っていない。イーブイが蹴飛ばして床に落としたようだ。

驚いてベッドから飛び起きた。壁掛け時計を見る。

普通の時間帯だ。目某していなくてよかった。ただ、この時間だとサンダースと朝の走り込みはできない。むくれているだろう。


サンダース「おー……おはよう」

予想に反してサンダースは怒っていなかった。それどころか疲れている様子だ。

カナタ「サンダース、どうしたんだその寝癖」

サンダース「あー、これ?寝癖じゃねーよ。池に落ちてずぶぬれただけだ」

カナタ「池?」

サンダース「ああ、家からちょっと行ったとこにちっちゃな池があるだろ?そこで」

カナタ「何でそんなとこまで」

サンダース「あー、トレーニングついでに食費浮かそうと思って魚釣り……あれ?これ釣りか?漁?結局一匹も取れなかったけどな」

シャワーズ「もー、そんなことするなら私が行ったのに」

サンダース「お前の手を煩わせるまでもねぇだろ」

シャワーズ「いや、水の中だから得意分野……」

サンダース「……あ、やっべそっか、何考えてんだ俺」

カナタ「とりあえず風邪を引くといけないし、今日はサンダースお留守番ね」

サンダース「えー!?ちょっと待てよ」

カナタ「えーでもちょっとでもない!家にいる!」

指を指すとシュンとなってしまった。
804 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2020/05/19(火) 22:47:23.25 ID:rM22vVBp0
保育士A「カナタくん、ちょっといい?」

出勤すると、先輩保育士が手招きしてきた。

カナタ「なんですか?打刻の後で……」

言う前に服を引っ張られて引き込まれた。

保育士A「あれ見て」

指を指す方を見た。

誰だろう。まるでヤクザのようないでたちで、髪をオールバックにしている白いスーツの男が戸口に見える。目に痛い真っ赤なネクタイをしていた。

園児たちは……女の子は離れて様子を見ているが、男の子は彼の出したカブトムシのポケモンに夢中になって群がっている。

カナタ「……誰ですか?」

保育士A「ごめん、あれお兄ちゃん」

リーフィア「えぇ……」

カナタ「怖いお兄さんですね」苦笑いが顔に出てないか心配だ。

保育士A「あ、堅気だからね!?勘違いさせてごめん。あんななりだけどエリートトレーナーだから」

保育士A「実は、家でこの前カナタくんの事話したんだ。そしたら『男が職場に入ったぁ?』って言って乗り込むって聞かなくて……必死に止めたんだけど」

カナタ「乗り込んでどうするんですか」

保育士A「悪い人かどうかポケモンバトルしてみるんだって」

シャワーズ「妹想いの武闘派だねぇ」

笑い事ではない。彼だって必死だ。過保護ではあるが、妹に悪い虫がついてないか気になるのだろう。

カナタ「ところで、園長は?」今日出勤のはずだ。

保育士A「そう、園長に追い出してもらうの期待したんだけど、言いくるめられちゃったみたいで……」

カナタ「そうですか……どう言いくるめられたのか気になりますが、今は出勤の打刻が先です。行って打刻してから戦えば……」

保育士A「待って待って」服を掴む「カナタくんが戦ったら負けちゃうかも!お兄ちゃん結構強いんですよ?!」

保育士A「カナタくんのポケモンがボコボコにされちゃったら、カナタくんのポケモンたちや子供たちのトラウマになるかもしれないし……」

数日前の敗戦が頭をよぎる。今の手持ちは3匹。敵の手持ちが少なければ戦えるが、自信のない数だ。しかも今日は主力のサンダースがいない。

カナタ「……じゃあ、どうすれば」

保育士A「ここは引き返して、今日休む連絡を入れれば……」

先輩保育士は迷っているようだ。私も実際迷っている。ここは……

↓1 安価
@行って戦おう。まだ負けると決まったわけではない。
A行くには行くが、なんとかなだめて戦わずに済むように頑張ろう。
B出勤するのは危険だ。またいきなり休んでしまうので園長からの評価はダダ下がりになりそうだが、休む連絡を入れよう。
C自由安価 要記述
805 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2020/05/19(火) 22:52:05.73 ID:URhpR3gR0
2
806 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage saga]:2020/05/19(火) 23:50:00.53 ID:rM22vVBp0
途中まで書いたのですが、やっぱりしっくりこなかったので書き直してきます
今日はここまでで。
807 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2020/05/22(金) 02:22:29.04 ID:reVVW6tG0
カナタ「行くには行きます。けどなんとかなだめて戦わずに済むように頑張ります」

保育士A「引きとどまる……んですかね……?」

私は先輩保育士を手で押しとどめ、戸を開けた

カナタ「おはようございます」素早く動いてタイムカードを切った。

保育士A「お、おはようござい」

???「ふふ……妹、やっぱり仕事着も似……ン゛ン゛じゃなかった」

???「ふん……君が件の新人だね……」

カナタ「あ、はい」一瞬でかっこいいイメージが台無しになった。

???「ふふふ……そうかそうか!妹が褒めまくっていたバトルもピアノもうまい新人と聞いてどんな奴かと思ったが……こんな子供が褒められてたとはな!」

先輩保育士は顔を赤くしている。

???「こんな子供なら妹の恋人として認めるわけにはいかない。プロとしてオレが直々にその鼻をへし折ってやろう。バト」

カナタ「ちょ、ちょっと待ってください」

ボールを出そうとしてたため、私は手のひらを前に出し制止した

???「なんだ」

カナタ「……お兄さん、そもそも誤解してますよ。私はあなたの妹さんと特別な仲というわけではないんです。職場仲間なだけです。あなたと戦う必要はないんですよ」

???「ウソを言ってもすぐわかるぞ」

カナタ「これが嘘をついている顔だと思いますか」

エリートトレーナーは私の顔を覗きこんだ。


↓1 コンマ2桁
1〜33 「……確かに言われてみれば、こんな弱弱しい奴を妹が好きになるかは疑問だな」顔を覗きこんでいる。
34〜66 「……顔からはわからん。だが疑わしきは罰せよ、だ。昼休み、園のすぐ外で待っているからな」そう言って出て行った。
67〜99 「ええい、問答無用、勝負だ」ボールを取り出した。仕方がない。戦うしかない。


1レスだけ更新しておきます。
808 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2020/05/22(金) 06:17:37.25 ID:KFyAJGlI0
809 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2020/05/25(月) 00:14:04.49 ID:1yvJhWt90
???「……確かに言われてみれば、こんな弱弱しい奴を妹が好きになるかは疑問だな」顔を覗きこんでいる。

カナタ「そうでしょう。だからもう一度家族と話し合って」

保育士A「ハル!ちょっと来て、もう!」兄の耳を引っ張る。ハル?が名前だろうか。

???「いてて、ああくそ、分かった分かった行くよ」

???「とにかく、妹は渡さないからな!もし妹と付き合うなら俺が相手になるからな!」

耳を引っ張られて出て行ってしまった。

ブースター「凛々しかったですよ、カナタさん」

カナタ「そうでもないよ……?」

目を輝かせたブースターと私の足にしっかりしがみついているリーフィアをボールに戻し、着替えに私は向かった


↓1コンマ2桁20以下で@トレーナー遭遇
810 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2020/05/25(月) 00:15:09.64 ID:ggnx42Ao0
そい
811 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2020/05/25(月) 00:23:47.48 ID:1yvJhWt90
園長「カナタくんはまだこれについては知らないわよね?」

子供たちがお昼寝の時間で寝ている間、ノートを書いていると園長にプリントを渡された。

上に大きく えんそくおはなみかい と書いてある。

ちら、と目だけでカレンダーを確認する。4月の行事に遠足お花見会とあった。

カナタ「ええ」

園長「今年はここ、西の山の大池のほとりまで散歩するコースなんだけど、場所は知っている?」

カナタ「ええと……廃校のある方角ですか」

園長「あー、えっとね、西は西でも北西にある方の山ね」

カナタ「あ、そっちはちょっとまだ……」

園長「うーん、そう」

カナタ「何かあるんですか?」

園長「教員全員が引率として目的地まで行くのに荷物を持っていくんだけど、持って歩くにはちょっと多くてね。去年は自動車の免許持ってた人いたから大丈夫だったんだけど……定年退職でね……」

園長「年齢が年齢だから自動車はないけど、普通二輪の免許持ってたりする?カナタくん。持ってたらバイクで荷物運ぼうと思うんだけど……」

カナタ「いやあ、ないですね」

園長「じゃあ別の方法考えないとねぇ……」

カナタ「あの、園長ってポケモン持ってますよね」

園長「もちろん」

カナタ「エスパータイプのポケモンとかひこうタイプのポケモンとかいないですか」

園長「テレポートやそらをとぶね?」

カナタ「そういうことです」

園長「ひこうは辛うじてペラップがいるけど、体格からして難しいわね。けどポケモンに持たせる案はいいわね。ありがとう」

ちら、と私はリーフィアたちを見た。

襲撃者の件やブラッキーが乱暴された件もある。みんなを連れて行くかは少し考えておこう。


↓1 コンマ2桁50以下でAトレーナー遭遇
812 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2020/05/25(月) 00:46:32.24 ID:1yvJhWt90
今日はここまでで。安価下。
読み返してて思ったのですがこのSSもう書き始めて3年目なんですね(更新止まったり遅かったり1レス更新が多すぎて全然そんな気してなかったですが)
いつも読んでいただいてありがとうございます。
ED目指して頑張ります。
813 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2020/05/25(月) 07:07:42.58 ID:bSR42nXq0
814 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2020/05/25(月) 07:23:36.37 ID:CZQ9W9zY0
815 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2020/05/25(月) 12:08:46.69 ID:1yvJhWt90
2017年からだから3年目じゃなくて4年目でした…
816 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2020/06/05(金) 17:21:50.77 ID:TOpYF/5e0
シャワーズ「ねえカナタくんカナタくん」

帰りの準備をしているとシャワーズに服を掴まれた。口でくわえているので咥えられたとするのが正しいが。

カナタ「何?」

シャワーズ「明日は久々の休みだよね?行くべきところがあるんじゃない?」

カナタ「行くべき……?」

シャワーズ「こう」

何もない空中で首を捻り、何かを咥えて地面に置いた。

その後、何かを一つ一つ持ち上げる動作をする。

パントマイムか。これは……。

カナタ「駅前の……スイーツショップでグミ食べ放題!?」

シャワーズ「そうそうそうそうこうやってひとつひとーつグミ乗っけてお皿一杯にしてテーブルに載せていただきまーす……って違う!ぐへえ」ペチ、と頭を軽く前足で叩かれた「本でしょ」

サンダースと話してたシャワーズの立ち読みの件かと思ったが、もう一つ思い当たる節があった。

カナタ「返却期限……?」

シャワーズ「グレイシアの借りた本、もう期限過ぎてるんじゃないの?」

うっかりしていた。返却期限は1週間後だからとっくに過ぎている。

健康診断の予約、ブースターの遊園地デート、画廊へ運び込むための業者との打ち合わせ、そして図書館……やることが山積みだ。

カナタ「そうだったね、明日返しに行くよ」

シャワーズ「それと……レポート見た?」

カナタ「忙しくて見れてない。後で見るよ」

シャワーズ「む……まあいいけど」

むくれている顔が可愛くて指でつつこうかと思ったが、園児が通りかかったのでやめた。


↓1 コンマ2桁70以下でBトレーナー遭遇

続きは夜少しだけ更新します
817 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2020/06/05(金) 17:36:26.71 ID:0vvoSBqZ0
818 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2020/06/05(金) 21:52:32.44 ID:TOpYF/5e0
昼にトレーナーと会わず、今日の収入はなかった。

カナタ「今日は誰も来ず、か」ぼんやりブイズたちを待つ。シャワーズが私の服を引っ張る。

カナタ「何?」

シャワーズ「ね、あれ」

首で指した方角を見ると、リーフィアが女の子の園児とおいかけっこをしていた。

危なっかしいが、室内なので転んでも擦り傷くらいしかできないだろう。

シャワーズ「もうちょっと待っててあげよっか」

カナタ「そうだね」

子供が怖いと言ってたリーフィアが、あんなに仲良く遊べるようになるとは。勇気を振り絞っての事だろう。

あとでめいっぱい撫でてあげよう。


昼行動でパーティに加えたブイズは好感度が上がります
↓1コンマ一桁分上昇

所持金
(−1866円)
819 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2020/06/05(金) 21:57:50.34 ID:c/QPzazDO
はい
820 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2020/06/05(金) 23:44:19.02 ID:TOpYF/5e0
イーブイ「お兄ちゃん!来て来て!」

家に帰るとイーブイが一番に駆け寄ってきた

カナタ「ただいま、どうし」

イーブイ「目つぶって口開けて」

言われるままに目をつぶって口を開けると、何かを口に入れられた。

これは……コーヒーゼリー……か?苦みが薄味でよくわからない。

イーブイ「ねね、いいでしょ!グレイシアお姉ちゃんと一緒に作ったんだ」

咥えているスプーンを置いてから喋った。

苦みも薄いし生クリームの甘さも少ない。正直物足りないが……。


↓1
@「ありがとう、美味しかったよ」と嘘でも言う
A「味薄いね……」と正直に言う
B「もっと生クリームが甘い方が好きかな……」と控えめに意見する
C自由安価(要記述)

今日はここまでで。
821 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2020/06/05(金) 23:51:18.75 ID:4qHj35np0
3
822 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2020/06/09(火) 21:56:05.16 ID:TD3Yzr3K0
カナタ「もっと生クリームが甘い方が好きかな……」控えめに意見した。

味が薄すぎて食べられないなら味が付くよう意見したらいいだけの話だ。

イーブイ「えー、でも、甘すぎない?」

グレイシア「やはり甘い方が好きですよね」

イーブイ「でも甘すぎると豆乳病にかかるってサンダースお姉ちゃんが」

カナタ「大丈夫だよ、ちょっとくらい。あと豆乳じゃなくて糖尿ね」

イーブイ「えっ!?体が豆乳になるんじゃないの?」

ブラッキー「なるわけないでしょ」

イーブイ「……でも体に悪そう」

ブラッキー「カナタの分だけ甘くしときゃいいのよ」

ブースター「ブーも甘いのがいいので甘くしてください」

グレイシア「試作だから、材料ない。ごめんなさい」

わちゃわちゃしているところにチャイムが鳴った。きっと何か郵便物だろう。


↓1 コンマ2桁 3の倍数の時イベント発生

↓2(〜帰宅後夕食前〜)
ブイズを部屋に呼びます(一匹選択)

【日記を書く】?
↓3 YES/NO
823 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2020/06/09(火) 21:58:04.15 ID:09fNfrxu0
824 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2020/06/09(火) 22:11:11.73 ID:jS1I1HWA0
リーフィア
825 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2020/06/09(火) 22:15:34.54 ID:WJmQNE6DO
YES
826 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2020/06/09(火) 22:35:06.21 ID:TD3Yzr3K0
↓1 発生イベント安価
1〜45 マユから贈り物が届いた
46〜75 ツクモから手紙が届いた
76〜90 ???
91〜99 「こんにちは」ドアから陰気な男が覗いてきた。この男、図書館で会った気が……
827 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2020/06/09(火) 22:38:13.54 ID:WJmQNE6DO
はい
828 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2020/06/09(火) 22:54:37.13 ID:TD3Yzr3K0
セーブしました
【16日夜】
829 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2020/06/09(火) 22:55:45.02 ID:TD3Yzr3K0
届いたのは父からの手紙だった。近況報告と、今後のスケジュール、そして何か封筒が入っていた。

手紙の内容は多くが仕事のことだ。主役の俳優が曲者のようで撮影は難航しているようだった。父らしいなと少し笑った。

チヅルさん、マコトさんの契約はまだ続けるそうだが、数日何者かに狙われていない現状、近々どちらかを解除することも考えているようだ。

封筒を開けようとしたところ、ドアがノックされたので私はひとまず手紙をしまった。

リーフィア「今、お邪魔……ではないですか」おずおずとドアを小さく開けて入ってきた。

カナタ「大丈夫だよ」


↓1 リーフィアと何をしようか?
会話(のち内容安価)
ボディタッチ
遊ぶ(のち内容安価)
風呂
自由安価指定(要記述)
830 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2020/06/09(火) 23:08:03.29 ID:jS1I1HWA0
風呂
831 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2020/06/09(火) 23:30:05.29 ID:TD3Yzr3K0
カナタ「リーフィア、夕飯前にひと風呂入るか」

リーフィア「えっ……」


↓1 コンマ2桁
1〜40 顔を赤くしたまま黙ってしまった
40〜80 「私なんかが……」もごもごと小声で呟いている
81〜99 「ダメです……ダメですよ」俯いている。泣いているのか?

今日はここまでで。
832 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2020/06/10(水) 00:47:17.74 ID:TV7CYEvDO
乙です
833 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2020/06/13(土) 22:54:09.76 ID:l1p/pWmg0
リーフィア「私なんかが……」もごもごと小声で呟いている

カナタ「いや、君だから一緒に入りたいんだよ」屈みこんで目線を合わせた「ダメかな?」

リーフィア「うーん……」

リーフィアは迷っているようだ。

一緒に風呂に入りたくない理由でもあるのだろうか?


↓1 安価
@カナタ「体に見られたくない傷がある……とか?」
Aカナタ「お風呂は一匹で入りたい派……とか?」
Bカナタ「お風呂に入りながら歌を歌いたかった……とか?」
Cカナタ「入浴剤を使いたい……とか?」
Dカナタ「……こっそりお風呂でお酒を飲みたかった……とか?」
E自由安価
834 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2020/06/13(土) 23:15:29.93 ID:HcgOa0KDO
1
835 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2020/06/13(土) 23:26:31.12 ID:l1p/pWmg0
カナタ「体に見られたくない傷がある……とか?」

リーフィア「いえ!いえ違います!傷なんて隠してません!」

リーフィア「……お風呂って、そ、その、一人きりになるじゃないですか」

リーフィア「ええと……だから……その……」

カナタ「妙に歯切れが悪いな」

リーフィア「さ、察していただけますか……」


↓1 安価
@「……うーん、とすると……」リーフィアの性格から更に推測する
A「そんなに私と風呂に入りたくないんだな……」しょげた『フリ』をしつつ、あわよくばなし崩し的に一緒に風呂に入ろうとする
B「リーフィア、私は君を信頼してるんだ。だから、君が風呂で何をしてようと幻滅することはない。……話してくれないか」肩を抱き寄せて真剣なまなざしをする
C自由安価(要記述)
※@〜Bはコンマ判定が入ります
836 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2020/06/13(土) 23:28:54.88 ID:KBOvcgqy0
1
837 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2020/06/14(日) 00:07:01.64 ID:Oun2wSQW0
カナタ「……うーん、とすると……」リーフィアの性格から更に推測する

リーフィアの性格からいって、お風呂で無邪気に遊んだりはしないだろうしお酒を隠し持っててこっそり飲んでいるとは考えにくい。

自分の容姿に関してはダメダメだと考えて、むしろ自殺願望さえ見え隠れしているので入浴剤を使って風呂に入るような『体にいいこと』なんてするはずがない。入浴剤を入れるくらいなら代わりに塩素系と酸性の洗剤を混ぜ合わせて入れて入浴でもしそうなものだ。

体に傷はない。とすると今の私が考えられるのは2つ。


彼女はオタク趣味で、朝の子供向けアニメで好きなプロデューサー(?)が作曲した曲が好きである。

そこから一つ。ずばり『風呂に一匹で入っている最中は孤独になれて、自分の好きなプロデューサーの曲が歌い放題』だからという理由だ。

これならあまり誰かとお風呂に入りたくないのもわかる。自分の趣味を他の子に知られたくない彼女にとって風呂場は絶好のカラオケボックスだろう。(脱衣所にカギがかかる仕様になっておりドアが2重にある計算のため、我が家の風呂場は意外と防音性は高い)

また、歌声を聞かれたくないから(下手か上手かはさておき自分の歌声に自信がないだろうことは容易に推測できる)好きである私と入りたくないということも考えられる。


もう一つ考えられるのは『孤独になりたいから』という理由だ。単純に一匹で入りたい派ともとれるが、そこまで単純な話ではないだろう。

彼女は自罰的でありすぎる。そのため誰かから責められなくても自分を追い込む傾向にある。

風呂で孤独になることで『自分の無価値さ』を、『自らの孤独さ』を見直し、自己批判することで調子に乗っている自分をリセットし、はしゃがず慎ましく身の丈に合った生き方を見つめなおしているのではないだろうか。

そこに誰か(私でも他のブイズでも)いると自らの思考が乱れるため、一匹になりたいと考えているのではないだろうか。私も一人で風呂に入るとついつい考え込んでしまうからわかるのだ。


確率としては2分の1だ。

恐らく彼女は……


↓1 一緒に風呂に入りたくない理由の推測(安価)
『風呂場で歌いたいから』
『風呂は一匹で入って、自らを見つめなおしたいから』
838 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2020/06/14(日) 00:19:23.07 ID:1uFj7AjL0
『風呂は一匹で入って、自らを見つめなおしたいから』

839 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2020/06/14(日) 00:24:51.04 ID:poUnaHD60
『風呂は一匹で入って、自らを見つめなおしたいから』
840 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2020/06/14(日) 00:56:03.73 ID:Oun2wSQW0
カナタ「リーフィア」私は考え抜いて言葉を出し始めた。

リーフィア「なんですか」

カナタ「リーフィアってさ、もしかしてだけど……お風呂場でよく考えこむ性格じゃない?」

リーフィア「えっ、な、ななん」

カナタ「やっぱりか。何で知ってるかって?」

首を激しく縦に振っている。

カナタ「私もそうだからだよ、一人になると思考がクリアになって、自分の世界に没頭できる。考え事に集中できる。リーフィアもそうなんじゃないかな、と思ってさ」

リーフィア「……私も……」小さく呟いた。俯いていて声がくぐもっている。

リーフィア「……自分の世界……確かに、お風呂場で過ごすあの時間は『自分の世界』ですね」

カナタ「リーフィア、確かに自分の世界を持つことは自由だし、大切なことだよ。けど、自分の世界が必ずしも自分の周囲の世界と合っているとは限らない。あ、別に自分の世界を変えろなんて言ってないよ」

カナタ「自分の世界が違っていれば、物事の見え方も当然違ってくるし、言葉の端にも天使と悪魔が見え隠れしてくる」

カナタ「リーフィア、君のことを知りたい。君がどんな考え方で物事を見ているのか。どうして君がそんなにも自分を卑下しているのか。君の世界を覗きたい」

カナタ「普段一匹でお風呂に入っている君とお風呂に入りたいって理由は、君をもっと深く理解するためなんだよ。あっ、もちろん、親睦を深めたいからっていうのも理由としてあるけどね」

カナタ「そんな理由で君とお風呂に入りたい、っていうのはダメかな?」



↓1 成功判定 コンマ2桁 (正答ボーナスなど諸々で失敗判定はなくなっています)
0〜83 成功
84〜99 部分成功(今日は決心がつかない)


今日はここまでで。
841 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2020/06/14(日) 01:11:52.01 ID:mtBHUy43o
842 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2020/06/21(日) 00:07:53.29 ID:2wzBxi3R0
浴槽に深く肩までつかり、大きく息を吐く。リーフィアは私の足の先に乗ってきた。

普段は溺れないよう足場を浴槽に沈めて入っているようだが、今日は私が一緒に入るので取り払っている。

「覗いても、多分分からないですよ」とはいったが、私が一緒に入ることを彼女は許してくれた。

彼女は風呂場に入ってから黙ったままだ。

気恥ずかしいのか?と顔を覗き込むがそんな様子はない。暗く沈んだ顔だ。彼女は既に自分の世界に入っている。

カナタ「風呂ってさ、入ると一日が終わった、って気がするよね」

リーフィア「そうですね」

言ったきり彼女は口を閉ざした。気まずい雰囲気が流れる。

カナタ「リーフィアってお風呂好き?」

リーフィア「普通……ですね」

再度黙る。彼女と話したいのだが、私は会話がそれほど得意ではない。

カナタ「何を考えてるの?」率直に聞くことにした。

リーフィア「今日の失敗、です。仲間うちで会話してただけの1日でも、私に失敗しなかった日はありません」

リーフィア「例えば……そうですね。さっきみんなでテレビを見てたのですが、ブラッキーが「この人間最近よく見るよね」と言っていたのに私はうまく答えられませんでした。どの番組?とか、この人間嫌い?とか色々話しようがあったのに」

リーフィア「……水辺って、霊をよく呼び込む場所らしいですね」

カナタ「そうなの?」

リーフィア「ネットに書いてありました」

信ぴょう性や、どうやってネットを見ているのか等が気になるが、今は突っ込まないでおこう。私は頷いて話を促した。

リーフィア「水はこの世とこの世ならざる場所を……その……繋ぐ役割があるんじゃないかと思うんですよ」

リーフィア「だからこうして体を綺麗にしつつ、水に映った自分を見ながらいつも思うんです」

リーフィア「来世幸せになりたい、来世幸せになりたい、来世幸せになりたい……って。現実逃避です。願って叶うという訳でもないのに」

リーフィア「……ごめんなさい、こんな話をして。これも今日の反省、ですね……」


↓1 会話
@「失敗を気にしているみたいだけど、君は成功もしているじゃないか。今日の子供たちと遊んでた姿、見たよ」
A「叶うさ、きっと。願い続けていれば叶わないことなんてないよ。それが来世でもね」
B「分かるよ。私もね、よく自分が何であんなことを……って1日の反省会すること、よくあるんだ」
C自由安価(要記述)
843 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2020/06/21(日) 00:08:22.40 ID:jDWtV5gy0
3
844 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2020/06/21(日) 00:46:30.14 ID:2wzBxi3R0
カナタ「分かるよ。私もね、よく自分が何であんなことを……って1日の反省会すること、よくあるんだ」

カナタ「どうしてあんなことをしちゃったんだろうって、考えても過去のことだから変えられないのにね」

リーフィア「そうなんですね」

カナタ「あ、ごめん。話が続かなかったってがっかりしなくていいよ。私も口はうまくない方だから……うまく話が続けられないんだ」

リーフィア「私と似ているんですね」

カナタ「ははは……浸かりすぎるとのぼせるし、そろそろ体でも洗おうか」私は湯船から上がった。

リーフィア「カナタさん」湯船の中のリーフィアが小さい声で呟いた。

カナタ「何?」

リーフィア「本当にそうなんですか?」

カナタ「ん?どういうこと?」

リーフィア「本当に一日の反省をしているんですか?カナタさんは……とても私と同じようには見えないです。思いやりがあって、みんなのことを考えてて……だから」

リーフィア「だから私のことを気遣って『その気持ちわかるよ』と嘘でも言ってくれてるんじゃないですか?」

リーフィア「私なんて……そんな、気づかいされるほどの価値のあるポケモンじゃ……」

カナタ「いいや、これは本心だよ」

リーフィア「でも」

カナタ「みんなのことを考えて、思いやりがあるように見えてるのは、それが好きなブイズだからだよ。私はそうは見えないだろうけど、裏じゃ反省会したり暗いこと考えたりしてる人間なんだよ」

カナタ「だから、君の暗い気持ちも全部ぶつけてくれてもいい。普段からそういう考え、慣れっこだからさ」

リーフィア「……なんだか夢みたいですね。私の気持ちを分かってくれる人がいて、しかもその人が私を好きでいてくれるなんて……」

リーフィア「頭がくらくらしてきました。そろそろ夢が覚める時間……」

カナタ「リーフィア、それ多分のぼせてきてるだけだよ。体洗おう」

リーフィア「あ、そうですね……」

暗い雰囲気はあるものの、無理してでも笑おうとしているのか、口元が少し曲がった。
845 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage saga]:2020/06/21(日) 00:59:21.29 ID:2wzBxi3R0
眠すぎて上手く話が寝れないので今日はここまでで。
846 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします :2020/06/21(日) 02:04:48.32 ID:2yzlHjPl0
[ピーーー]やキチガイ
847 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2020/06/21(日) 07:36:38.88 ID:RDoMW+1DO
848 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2020/06/30(火) 23:37:11.87 ID:odNu834x0
体を洗って、もう一度湯船に浸かった。

一匹と一人分入ったのと体を洗うのに湯船の湯を使ったのとで、大分浴槽の中のお湯は無くなっている。つぎ足しつつ彼女を胸に抱き、笑顔を作る。

不安げな顔は周囲に不安を伝播させる。彼女を安心させるなら、安心できるように振舞うことが大切だ。営業スマイルでも作り笑いでもなんでもいい。笑顔が大事だ。

体を洗いながら聞いたリーフィア自身が忘れている過去の断片的な記憶や、野生時代のひもじい記憶、今までの共に旅してきた事、それらを語りながらくつろいだ。

リーフィア「こうして、誰かと一緒にお風呂に入るのなんて初めてな気がします」

カナタ「意外と、悪くないだろ?」

リーフィア「でも」

カナタ「でも?」

リーフィア「こうしてカナタさんのお腹に背中をつけて抱かれたまま入ると、水辺で霊が後ろに立ってたりするかも」

カナタ「おいおいそんなわ……」私は振り向く素振りを見せ、わざと言葉を切った。リーフィアが振り向きそうなところに指を配置し、尖らせる。

リーフィア「えっ」急いで振り向いたリーフィアの頬に指が激突した。

カナタ「ひっかかった」

リーフィア「ぷっ……もう、子供ですか!もう!」顔を赤くしながら湯船に浸かる。少し笑ってくれたので内心ガッツポーズした。

カナタ「子供だよ。私17」

リーフィア「もう、二度と一緒に入りません!」

カナタ「ごめん」いいつつ顔無理やりにでもマッサージをする。

リーフィア「……もう」嫌じゃないようだ。私は手を放した。


↓1 安価
@いい雰囲気なので告白する。
Aまだその時ではない。とりあえず風呂から上がって体を拭こう。
B風呂から上がらず、自分の過去の話をする
C自由安価、要記述。
849 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2020/06/30(火) 23:40:13.49 ID:1WD+dw/E0
3
850 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2020/07/01(水) 00:40:25.27 ID:pfP/IS8Q0
カナタ「リーフィア」

リーフィア「……はい、なんでしょうか」

カナタ「リーフィアが自分の事ばかり話してたら疲れるだろうから、私の過去も話そうと思ってね」

リーフィア「すみません」

カナタ「いいよいいよ」

カナタ「……人の前であんまり話すのが得意じゃないのは、私も理由があるんだ」

カナタ「小さい頃、父さんはよく映画の撮影現場に私を連れて行ってくれてたんだ。父さんが母さんと離婚した後だよ。息子に監督を継がせたいからなのか、それとも鍵っ子にするのが嫌だったから仕事場に連れてったのかは分からない」

カナタ「ポケモンと話ができるなんて俳優たちの前で自慢して、お世辞でも『凄いね』なんて言われて……多分内心子供が適当なこと言ってると思ってたんだろうけど……舞い上がってた」

カナタ「ある時、俳優たちがこそこそ話してたことがあった。こっそり聞いてみると父さんの悪口だった。演技指導がしつこいだの口うるさいだの言いまくってたんだ」

カナタ「……嫌になったよ。あんなに仲がいいように見えた俳優たちは、内心父さんの悪いところを粗探しして陰口しあってたんだ。父さんはただ演技指導してただけなのに」

カナタ「どんなに仲がいいように見えても、裏でみんな陰口しあってるんだ」

カナタ「どうして人は他人がいると陰口をしあうんだろう。そう思って嫌になって撮影現場には行かなくなった」

カナタ「私は人とあまり喋らなくなった。口を開くと言葉の端から粗を探されそうだし、そんな緊張した状態からじゃ面白い話も出来なかったし。まあ、黙ってても『根暗』だの『陰キャ』だの『顔がいいだけのだんまりクソ野郎』だの言われたんだけどね、ハハッ」

リーフィアは何も言わず首を振った。カナタさんはそんな人じゃないと必死に抵抗しているのだろう。小さな反抗に私はほんの少しだけ救われた。

カナタ「……時は流れて、ポケモンリーグを諦めた後、普通に就職することを考えた。まず人と関わらず孤独になれる仕事を探したけど、無理だった」

カナタ「結局、どんな仕事も大なり小なり人と話さなきゃならなくなる。それがどうしようもなく辛かった」

カナタ「だから今度は『じゃあ陰口をあんまり言わない人間って何?』って考えたんだ。出した結論は『子供』だった」

カナタ「子供って純粋だから、陰口で盛り上がったりもあんまりないし、嫌な時も起こった時もストレートに悪口で言ってくれる。結構、一緒にいて気が楽な相手だと思ったんだ」

カナタ「まあ、純粋に子供が好きってのもあるけどね」

カナタ「あと、子供ならポケモンと話せるなんてばれてもあんまり騒がれなさそうだし、都合がよかった」

カナタ「……私は弱い人間だよ。人から逃れるために保育士になったようなものだ。だからリーフィアが思っているようなかっこいい人間じゃないんだよ」

カナタ「今でも人と喋るのは得意じゃない。子供相手だと少し、話しやすくなるけどね」


リーフィアは…… ↓1 コンマ判定 
1〜33 振り返って首を抱いてきた
34〜66 「……話してくれて、ありがとうございます」
67〜99 「……私たちって、似た者同士だったんですね」
851 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2020/07/01(水) 00:40:59.51 ID:pfP/IS8Q0
今日はここまでで。コンマ下。
852 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2020/07/01(水) 00:41:43.47 ID:OKtlmVxDO
853 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2020/07/10(金) 00:11:45.55 ID:yNgLgnqY0
リーフィア「……話してくれて、ありがとうございます」

落ち着いてリーフィアはそう言った。

リーフィア「カナタさん、でも私は、カナタさんを本当に弱い人間だと思わないです」

カナタ「そう?」

リーフィア「自分が弱い人間だって、分かってるじゃないですか。苦手分野が分ってて、それを避けて人生を選んだ……逃げたと思わないです。人って得手不得手があると思います」

リーフィア「……だから、あの、その、あんまり卑下しないでください」

カナタ「それさ、その卑下しないでっていうのそっくりそのまま返していい?」

リーフィア「あは……」苦笑いした。

カナタ「いいね」

リーフィア「え?」

カナタ「苦笑いだったけどさ、その笑顔、いいね」

リーフィア「あの、その」顔を半分湯船に沈めた「見ないで……」

カナタ「かわいいよ」

リーフィア「……騙されません」

カナタ「君のパートナーの私はそんなに信じられない?」

リーフィア「そんな」

カナタ「じゃあ信じて」

リーフィア「うぅ……」

顔を丸ごと沈めた。私はすかさず体ごと持ち上げた。顔を赤くしつつリーフィアは目を逸らした。

こんなにいじらしいのに、可愛いのに、どうして彼女は自信が持てないのだろうか。不思議で仕方がない。

彼女を湯船から上げ、降ろした。

カナタ「そろそろ上がるか」


↓1 コンマ2桁
3の倍数
イベント発生(リーフィア)
7の倍数
イベント発生(バッドイベント)
854 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2020/07/10(金) 00:15:47.94 ID:+5RaAS890
h
855 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2020/07/10(金) 01:08:21.40 ID:yNgLgnqY0
>>850 訂正
× 父さんが母さんと離婚した後だよ。
〇 父さんが母さんと離れた後だよ。
(この世界線ではまだ離婚とも死別とも決められてないため)


※イベント未発生



夕飯はかに玉だった。

グレイシア曰くレトルトを使って簡単に調理したものらしい。

「熱々にしすぎるとみんな火傷する」と配慮して、少し冷ましていたらしい。時間がかかったとほんの少し沈んだ声で言っていた。

カナタ「父からの手紙に、もしかしたらチヅルさんかマコトさん、どちらかを近々契約を解除するかもしれないと書いてありました」

チヅル「あら、そうなんですか」あまり意に介した様子はなく、微笑んでいる。

マコト「何故チヅル殿がそんなにも落ち着いておられるのかわからん。仕事がなくなるのだぞ?」

チヅル「なくなったらまた探せばいいじゃないですか、大丈夫ですよ」

マコト「あぁ、そうか……チヅル殿は売れっ子ボディガードだから余裕があるのだな。だが私はあまり指名されない。次の仕事がすぐ来るかは危ういところだ」

チヅル「大丈夫ですよ、すぐ見つかります。それにかもしれない、という仮定の話ですから、あまり気を揉んでも……」

マコト「かもしれない、という仮定の話だからこそ現実になった時のことを考えるべきだろう」

ユキノオー「まあまあマコ太郎さん、落ち着いて落ち着いて」

「おい、ちっこいの、うちの姫に触るんじゃない。繊細なんだぞ」モグラのポケモンがボールから出てきた。確か名前はドリュウズだったか。

ユキノオー「NO!サワテナイサワテナイーヨ!ホンートホンート!」
856 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2020/07/10(金) 01:10:17.54 ID:yNgLgnqY0
シャワーズ「食べ終わってから言った方がよかったんじゃ……?」

カナタ「うん」ボディガード二人の間で議論が白熱している。つられてポケモンたちも騒いでおり、静かだった食卓が騒がしくなった。少し後悔した。

エーフィ「なるようにしかならないさ、のんびりしていこうよーみんな」

カナタ「気持ちは分かるけどね」

エーフィ「うんうんー……ところで」笑顔を作る「リーフィアとくんずほぐれつした感想は?」

カナタ「いやいやいや、普通にお風呂入っただけだから」

エーフィ「またまたー」

ブースター「えっ、もう一線を……」

カナタ「超えてない超えてない」

シャワーズ「まあまあ、落ち着いて、カナタくんも男の子だからさ、夢くらい叶えたいもんでしょ。ほら、ボーイズビーアンビシャスっていうし」

カナタ「何の話?」

シャワーズ「普通男の人って夢でしょ?『恋人とローション風呂』って」

カナタ「どこでそんな言葉と常識覚えたんだ。勘違いも甚だしいぞ。リーフィアも何か言ってあげてよ」

リーフィアはボーっと食事してたが、私が話しかけるとさっきのことを思い出したようだ。

顔を赤くして、前脚で顔を隠した。

ニンフィア「へぇ」

カナタ「否定して……」

ブラッキー「この様子だと絶対ヤってんじゃん。サイテー。バーカバーカ」

グレイシアは冷たい目線で私を見つめてくる。やめろ、そんな目で私を見ないでくれ。

カナタ「私は無実だ……」

サンダース「ワハハ、まあ、お前ってビビりだし一線なんて超えてないねぇだろ?」

カナタ「その通りだけど納得のされ方が腑に落ちない……」

イーブイ「何の話?」

シャワーズ「ブイちゃんには早いからダメ、見ちゃいけません!」

イーブイ「もー!もう大人だよ!もう!」


↓1
(〜夕食後〜)
ブイズを部屋に呼びます(一匹選択)
857 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2020/07/10(金) 01:34:31.56 ID:yNgLgnqY0
今日はここまでで。安価下。
858 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2020/07/10(金) 02:11:30.69 ID:ozQHMY7I0

安価ならブースター
859 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2020/07/21(火) 23:47:23.12 ID:/7h2P1zL0
※視点変更
カナタ→リーフィア
860 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2020/07/21(火) 23:48:17.26 ID:/7h2P1zL0
鏡を見ていた。いつもより気の抜けた顔だ。頬に赤みがさしている。

熱はないけど熱をあげてる、今日の私はあの子にお熱……そんなソングロイドの歌詞があった気がする。

「苦笑いだったけどさ、その笑顔、いいね」カナタさんはそう言っていた。鏡の前で笑顔を作ってみる。やっぱり苦笑いだ。満面の笑みができない。

でも、褒められたのだ。取り繕わずとも私は彼に褒められたのだ。そのことに私は胸が締め付けられそうな気分になる。

これが恋なのだろうか。もっと前から予感があった。けれどこんなにも胸が高鳴ったのは初めてだ。

もしかしたら私は、ゴミ漁りをしていたあの頃よりもマシな私になれてるんじゃなかろうか。恋をすることで変われてるんじゃなかろうか。

"欠陥ポケモン"誰かにそう言われた気がした。いや、この声は『誰か』じゃない。この声はいつも聞いている。

そう、私の声だ。鏡の向こうの私が舌を出した気がした。

確かに苦笑いしかできない。でも、この笑顔はカナタさんに褒められた笑顔だ。批判されても、彼の好きでいてくれる私のこの笑顔は自信を持ちたい。

「本当にそうなの?」思い切って問いかけた。

"そうだ、お前は醜いポケモンだ"声が返ってきた気がした。そんなはずはない。だからこれはきっと内なる声だ。

「そんなはずない。これは、立派に私だ」

"そう、立派にダメな欠陥だらけの私だ"

「欠陥でも、この笑顔は……カナタさんはいいって言ってくれた」

"それは嘘、認めるな。お前は何一つできないダメな生き物だ"

「そんな、こと……」私は否定できない。バトルで足を引っ張ったあの日、料理で足を引っ張ったあの日、仲間内を盛り上げて楽しい気分にできなかったあの日。

失敗が泥のように、私の足にへばりついていた。

"お前はダメなポケモンなんだよ。さあ、認めろ。認めろ。いつもみたいに嘆いて枕を濡らせ"

「私は、私のことを一番わかってくれるカナタさんを信じたい。カナタさんは嘘を言ってない」声を絞り出した。

内なる私に負けそうだ。でも、彼に好かれた今日の私なら、きっと無敵だ。逃げたい、けど私はもう逃げない!

"本当にカナタさんは私を一番わかってくれているのか?"

胸に言葉が詰まった。首を縦に一度振った。鏡を精一杯睨み返した。

"それなら試してみれば?"

視線が窓を向いた。外だ。

"本当に私のことが分かってるなら、普段から私がどうしたいかカナタさんもわかっているはず"

"簡単、簡単、とっても簡単。たった一つの賢い問い方。本当にカナタさんが私のことを分かってくれているなら"
861 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [!red_res saga]:2020/07/21(火) 23:49:04.32 ID:/7h2P1zL0
"身投げすらも察知して、助けに来てくれるよね?"
862 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2020/07/21(火) 23:49:34.19 ID:/7h2P1zL0
※視点変更
リーフィア→カナタ
863 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2020/07/21(火) 23:50:57.69 ID:/7h2P1zL0
呼んでから数刻後、ひょこ、とブースターが部屋に現れた。

ブースター「こんなに呼んで大丈夫?他の子嫉妬しない?」

カナタ「少しくらい、いいだろう」

ブースター「えへへ、ちゅーしていい?ね、ね?リーフィアといいことしたんだし、ちょっとくらい私にも……」

いつにも増して積極的である。いや、いつもよりというより、これが彼女のデフォルトで、普段が抑えているのかもしれない。


↓1 ブースターと何をしようか?
会話(のち内容安価)
ボディタッチ
遊ぶ(のち内容安価)
自由安価指定(要記述)

※もう今日は風呂に入ったので選択肢はありません


↓2 コンマ判定
3、5の倍数の時部分成功
15の倍数の時成功
(補足:負けイベントのようなものなので、外してもデスペナルティはありません。念のため)
864 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2020/07/21(火) 23:51:55.02 ID:vdrK6b/l0
会話
865 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2020/07/22(水) 00:18:07.01 ID:bwzo1XEDO
はい
866 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2020/07/22(水) 00:19:20.54 ID:MtVf5SfW0
↓1 会話内容
@ブースターって、得意料理とかあったっけ?
Aブースターって、何がきっかけで立ち直れたんだ?
Bブースターって、何か好きなものとかある?
C自由安価、要記述
867 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2020/07/22(水) 01:26:54.19 ID:MtVf5SfW0
今日はここまでで。安価下。
明日(日付的には今日ですが)も更新します。
868 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2020/07/22(水) 07:22:22.38 ID:bwzo1XEDO
乙です
3
869 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2020/07/22(水) 23:48:42.07 ID:MtVf5SfW0
>>856 訂正
×ほら、ボーイズビーアンビシャスっていうし
〇ほら、ボーイズビーアンビシャスっていうし、理解してあげようよ
870 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2020/07/22(水) 23:49:41.37 ID:MtVf5SfW0
カナタ「ブースターって、何か好きなものとかある?」

ブースター「え?へへ……言わなくても目の前にいるのに」顔を赤くしつつちらちらこちらを見る。

カナタ「はいはい、それ以外で……ん?」

気のせいか、部屋の上で音がした気がする。

ブースター「どうかしましたか?」

カナタ「いや……なんでもない」こんな夜に用もなく屋根裏部屋に行く人間などいないだろう。鳥ポケモンに違いない。

ブースター「焼き芋ですね……甘くてあったかくて、毎年焼き芋を買ってきてくれる日が楽しみです」

カナタ「あー……焼き芋か」季節は春だ。手に入りそうもない。

ブースター「どうしたんですか?」

カナタ「いや、みんなの事、私は何も知らないな、と思ってね」

カナタ「それにブースターにはいつも癒されてるから、労おうかと……でも焼き芋はこんな季節には手に入らないしなぁ」

ブースター「だ、大丈夫です!気を落とさないでください!今すぐ欲しいってわけでもないですし、また今」

その時、唐突に扉が開いた。

驚いて振り向く。シャワーズが息を切らして入ってきていた。

シャワーズ「カナタくん!」

カナタ「シャワーズ、どうしたんだ急に」

シャワーズ「なんでもいいから早く来て!」

落ち着かない様子だ。普段の様子ではない、どうしたんだろう。

カナタ「待て、落ち着いてくれ、なんなんだ」

シャワーズ「リーフィアが……リーフィアが」

シャワーズ「リーフィアが飛び降りたの!」

呼吸が止まった。

リーフィアが……飛び降りた?私は考える前に飛び出していた。
871 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2020/07/22(水) 23:50:31.07 ID:MtVf5SfW0
最後の記憶は、衝撃。次に痛みだ。

私にはイーブイだった頃の記憶がない。いやないというより『忘れている』か『抜け落ちている』と言った方が正しいのかもしれない。

気がついたら私は地面に伏していた。血だらけの姿で。

痛くて痛くてたまらない。けど声は出ない。喉でも折ったのだろうか。

ともあれこれでやっと、楽になれる。

最後にカナタさんは来てくれなかった。けど、これでよかった。やっと私は現世の辛い記憶を消し、冥府へと旅立てるのだ。

「大丈夫?大丈夫?ねえ、ねえってば」この声はブラッキーか。視界がぼやけて見えない。

「カナタ呼んで!まだ間に合うかも!」これはニンフィア。

「おい、しっかりしろって、おい、なんだよこれ、クソッ」サンダース。

ああ、私、最後はみんなに看取られて死ねるんだな、それだけは良かった。

「なんで俺がこんなクソ個体値を育てなあかんねん」

聞いたことのない声だ。

これ、誰だっけ。

誰の声だっけ。

ああ、そうか、やっと思い出した。ここにこの人はいないんだ。この言葉は記憶の底で眠ってたんだ。

前の飼い主の……そうだ、思い出した。

個体値っていうのがダメで、私空から捨てられたんだっけ。こんな風に投げられて。

個体値ってなんだろう。まあ、いいや。もう私は死ぬんだから。

痛くて眠くてたまらない。

生まれてきて、ごめんなさい。
872 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2020/07/22(水) 23:51:14.44 ID:MtVf5SfW0
私は大きな勘違いをしていた。

腕の中で動かないリーフィアを見つめた。

彼女は悩んでいた。その悩みを、「分かるよ」の言葉で共感して分かった気になっていたのだ。

彼女の情緒が不安定なら、それを支えてあげるべきだった。

もうそれは遅い。彼女はもう戻ってこない。

ポケモン病院に連絡したが、救急車が到着する前に彼女の鼓動は止まっていた。

放っておいてくれ、とブイズを追い出して私は彼女と、いや、彼女だった物と二人きりになった。

死というデスマスクが彼女の顔を覆っても、それでもなお彼女は可愛らしかった。

彼女を殺したのはきっと彼女だけじゃない。私もだ。私もなのだ。

どれだけ後悔してももう彼女は返ってこない。

きっと私は今日のことを死ぬまで忘れないだろう。彼女の命が止まると同時に、私の時もきっと止まったのだ。
873 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2020/07/22(水) 23:52:20.48 ID:MtVf5SfW0
【BADEND】リーフィアの自殺
リーフィアの自殺により、リーフィアルートのコンマが大幅に緩和されました。

ロード地点 >>828
874 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2020/07/22(水) 23:52:57.07 ID:MtVf5SfW0
届いたのは父からの手紙だった。近況報告と、今後のスケジュール、そして何か封筒が入っていた。

手紙の内容は多くが仕事のことだ。主役の俳優が曲者のようで撮影は難航しているようだった。父らしいなと少し笑った。

チヅルさん、マコトさんの契約はまだ続けるそうだが、数日何者かに狙われていない現状、近々どちらかを解除することも考えているようだ。

封筒を開けようとしたところ、ドアがノックされたので私はひとまず手紙をしまった。

リーフィア「今、お邪魔……ではないですか」おずおずとドアを小さく開けて入ってきた。

カナタ「大丈夫だよ」


↓1 リーフィアと何をしようか?
会話(のち内容安価)
ボディタッチ
遊ぶ(のち内容安価)
風呂
自由安価指定(要記述)
875 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2020/07/23(木) 00:00:17.04 ID:VvhGPTnK0
風呂
876 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2020/07/23(木) 00:13:09.91 ID:S3qFxqzG0
>>872 訂正
× 死というデスマスクが彼女の顔を
〇 死が彼女の顔を
頭痛が痛いみたいな文章になっているので訂正
877 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2020/07/23(木) 00:14:19.95 ID:S3qFxqzG0
カナタ「リーフィア、夕飯前にひと風呂入るか」

リーフィア「えっ……」


↓1 コンマ2桁
1〜45 顔を赤くしたまま黙ってしまった
46〜95 「私なんかが……」もごもごと小声で呟いている
96〜99 「ダメです……ダメですよ」俯いている。泣いているのか?
878 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2020/07/23(木) 00:16:23.86 ID:7Yp9jrdfo
んん
879 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2020/07/23(木) 00:17:55.56 ID:S3qFxqzG0
リーフィア「私なんかが……」もごもごと小声で呟いている

カナタ「いや、君だから一緒に入りたいんだよ」屈みこんで目線を合わせた「ダメかな?」

リーフィア「うーん……」

リーフィアは迷っているようだ。

一緒に風呂に入りたくない理由でもあるのだろうか?


↓1 安価
@カナタ「体に見られたくない傷がある……とか?」
Aカナタ「お風呂は一匹で入りたい派……とか?」
Bカナタ「お風呂に入りながら歌を歌いたかった……とか?」
Cカナタ「入浴剤を使いたい……とか?」
Dカナタ「……こっそりお風呂でお酒を飲みたかった……とか?」
E自由安価
880 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2020/07/23(木) 00:21:58.86 ID:VvhGPTnK0
2
881 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2020/07/23(木) 00:38:12.75 ID:S3qFxqzG0
カナタ「リーフィア」私は考え抜いて言葉を出し始めた。

リーフィア「なんですか」

カナタ「リーフィアってさ、もしかしてだけど……お風呂って一人で入りたい派?」

リーフィア「えっ、な、ななん」

カナタ「やっぱりか」

リーフィア「あ、あの……」

カナタ「何?」

リーフィア「何で……分かったんですか?」

カナタ「一人でお風呂に入るとさ、よく思考がクリアになって、自分の世界に没頭できるよね。考え事に集中できる。リーフィアはそうなんじゃないかな、って」

カナタ「お風呂に入ることで、自分を見直して、自己批判することで生き方を見つめなおしているんじゃないかな、と思ってね」

リーフィアが後ずさった。

カナタ「リーフィア?」

リーフィア「カナタさんって、とくせいか何かでポケモンの心も読めるようになりましたか……?」

カナタ「えっ、いや、そもそも人間にとくせいはないけど……そんなに当たってた?」

首を激しく縦に振っている。

カナタ「ははは……じゃあリーフィアをうまく理解できてる、ってことなのかな」

私は微笑んだが、リーフィアは俯いて見ていなかった。

リーフィア「……お風呂場で過ごすあの時間は『自分の世界』です。誰にも邪魔されない、孤独の時間です」

カナタ「リーフィア、確かに自分の世界を持つことは自由だし、大切なことだよ。けど、自分の世界が必ずしも自分の周囲の世界と合っているとは限らない。あ、別に自分の世界を変えろなんて言ってないよ」

顔をあげる。

カナタ「自分の世界が違っていれば、物事の見え方も当然違ってくるし、言葉の端にも天使と悪魔が見え隠れしてくる」

カナタ「リーフィア、君のことを知りたい。君がどんな考え方で物事を見ているのか。どうして君がそんなにも自分を卑下しているのか。君の世界を覗きたい」

カナタ「普段一匹でお風呂に入っている君とお風呂に入りたいって理由は、君をもっと深く理解するためなんだよ。あっ、もちろん、親睦を深めたいからっていうのも理由としてあるけどね」

カナタ「そんな理由で君とお風呂に入りたい、っていうのはダメかな?」

リーフィアが顔を赤くした。

だが、すぐ顔を俯かせて「いいですけど……覗いても、多分分からないですよ」と呟いた。


(※BADENDボーナスでコンマ判定は自動成功になりました)
882 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2020/07/23(木) 00:39:06.85 ID:S3qFxqzG0
浴槽に深く肩までつかり、大きく息を吐く。リーフィアは私の足の先に乗ってきた。

普段は溺れないよう足場を浴槽に沈めて入っているようだが、今日は私が一緒に入るので取り払っている。

彼女は風呂場に入ってから黙ったままだ。

気恥ずかしいのか?と顔を覗き込むがそんな様子はない。暗く沈んだ顔だ。彼女は既に自分の世界に入っている。

カナタ「風呂ってさ、入ると一日が終わった、って気がするよね」

リーフィア「そうですね」

言ったきり彼女は口を閉ざした。気まずい雰囲気が流れる。

カナタ「リーフィアってお風呂好き?」

リーフィア「普通……ですね」

再度黙る。彼女と話したいのだが、私は会話がそれほど得意ではない。

カナタ「何を考えてるの?」率直に聞くことにした。

リーフィア「今日の失敗、です。仲間うちで会話してただけの1日でも、私に失敗しなかった日はありません」

リーフィア「例えば……そうですね。さっきみんなでテレビを見てたのですが、ブラッキーが「この人間最近よく見るよね」と言っていたのに私はうまく答えられませんでした。どの番組?とか、この人間嫌い?とか色々話しようがあったのに」

リーフィア「……水辺って、霊をよく呼び込む場所らしいですね」

カナタ「そうなの?」

リーフィア「ネットに書いてありました」

信ぴょう性や、どうやってネットを見ているのか等が気になるが、今は突っ込まないでおこう。私は頷いて話を促した。

リーフィア「水はこの世とこの世ならざる場所を……その……繋ぐ役割があるんじゃないかと思うんですよ」

リーフィア「だからこうして体を綺麗にしつつ、水に映った自分を見ながらいつも思うんです」

リーフィア「来世幸せになりたい、来世幸せになりたい、来世幸せになりたい……って。現実逃避です。願って叶うという訳でもないのに」

リーフィア「……ごめんなさい、こんな話をして。これも今日の反省、ですね……」


↓1 会話
@「失敗を気にしているみたいだけど、君は成功もしているじゃないか。今日の子供たちと遊んでた姿、見たよ」
A「叶うさ、きっと。願い続けていれば叶わないことなんてないよ。それが来世でもね」
B「分かるよ。私もね、よく自分が何であんなことを……って1日の反省会すること、よくあるんだ」
C自由安価(要記述)
883 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2020/07/23(木) 01:06:33.50 ID:7Yp9jrdfo
1
884 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2020/07/23(木) 01:09:01.52 ID:S3qFxqzG0
今日はここまでで。安価下。
885 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2020/07/25(土) 23:37:28.08 ID:THpldgTO0
カナタ「失敗を気にしているみたいだけど、君は成功もしているじゃないか。今日の子供たちと遊んでた姿、見たよ」

リーフィア「それは……その……」言葉を濁して口を半分湯につけた。

そんなことをしてもお湯は透明なので顔が赤いのは分かってしまうのだが。あるいはそうと分かっててもしたくなるのかもしれない。

カナタ「失敗なんてどんな完璧人間にだってあるよ。ポジティブな人の考え方ってさ、失敗を気にするより成功を気にするんだ」

カナタ「時を操れるポケモンでもいない限り、過去の失敗なんて訂正できない。なら今日はここがうまくできた、とか、今度はこうしたらもっとうまくいくかも、と考えてみたらいいんじゃないかな」

カナタ「私もね、反省会することはよくあるんだけど、最近の反省会はプラスになるように考えてるんだ」

カナタ「過去のミスを気にするより未来のミスを少なくする……まあこれ、前に読んだ本の受け売りなんだけどさ、はは」

リーフィアは黙ったままだ。

リーフィア「カナタさん」リーフィアが小さい声で呟いた。

カナタ「何?」

リーフィア「本当にそうなんですか?」

カナタ「ん?どういうこと?」

リーフィア「本当に一日の反省をしているんですか?カナタさんは……とても私と同じようには見えないです。思いやりがあって、みんなのことを考えてて……だから」

リーフィア「だから私のことを気遣って『その気持ちわかるよ』と嘘でも言ってくれてるんじゃないですか?」

リーフィア「私なんて……そんな、気づかいされるほどの価値のあるポケモンじゃ……」

カナタ「いいや、これは本心だよ」

リーフィア「でも」

カナタ「みんなのことを考えて、思いやりがあるように見えてるのは、それが好きなブイズだからだよ。私はそうは見えないだろうけど、裏じゃ反省会したり暗いこと考えたりしてる人間なんだよ」

カナタ「だから、君の暗い気持ちも全部ぶつけてくれてもいい。普段からそういう考え、慣れっこだからさ」

リーフィアはしばらく黙っていたが、すす、と近づいてきた。

リーフィア「分からないんです。きっかけがなんだったのか」

リーフィア「なにか私が悪いはずなのに、それが私一人ではどうしようもないことのような気がして、謝ってもすまない気がするんです。前の飼い主さんに」

リーフィア「どんな迷惑をかけてたのかっ……分からなくてっ……それで……」

リーフィア「カナタさんにも何かっ……迷惑を」

私は彼女の華奢な肩を両手で抑えた。震えていたのでどうしてもそうしたかった。

カナタ「大丈夫だ、今私が思いつく限りで君は迷惑をかけてはいない。不安なんだな」

カナタ「一度目をつぶって深呼吸しよう」

リーフィア「……したくないです。霊が漂ってそうで」

カナタ「いたら私が追い払う」

リーフィア「……でも」

カナタ「憑りついたら祓う。大丈夫だ」

逡巡したが、数秒経って意を決し、深呼吸をしだした。

カナタ「吸って、吐いて」

何度も繰り返す。何度も、何度も。

肩の震えは止まった。

カナタ「落ち着いてよかった。そろそろ、体洗おうか」

リーフィア「……はい」
886 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2020/07/25(土) 23:38:11.47 ID:THpldgTO0
体を洗って、もう一度湯船に浸かった。

一匹と一人分入ったのと体を洗うのに湯船の湯を使ったのとで、大分浴槽の中のお湯は無くなっている。つぎ足しつつ彼女を胸に抱き、笑顔を作る。

不安げな顔は周囲に不安を伝播させる。彼女を安心させるなら、安心できるように振舞うことが大切だ。営業スマイルでも作り笑いでもなんでもいい。笑顔が大事だ。

体を洗いながら聞いたリーフィア自身が忘れている過去の断片的な記憶や、野生時代のひもじい記憶、今までの共に旅してきた事、それらを語りながらくつろいだ。

リーフィア「こうして、誰かと一緒にお風呂に入るのなんて初めてな気がします」

カナタ「意外と、悪くないだろ?」

リーフィア「でも」

カナタ「でも?」

リーフィア「こうしてカナタさんのお腹に背中をつけて抱かれたまま入ると、水辺で霊が後ろに立ってたりするかも」

カナタ「おいおいそんなわ……」私は振り向く素振りを見せ、わざと言葉を切った。リーフィアが振り向きそうなところに指を配置し、尖らせる。

リーフィア「えっ」急いで振り向いたリーフィアの頬に指が激突した。

カナタ「ひっかかった」

リーフィア「ぷっ……もう、子供ですか!もう!」顔を赤くしながら湯船に浸かる。少し笑ってくれたので内心ガッツポーズした。

カナタ「子供だよ。私17」

リーフィア「もう、二度と一緒に入りません!」

カナタ「ごめん」いいつつ顔無理やりにでもマッサージをする。

リーフィア「……もう」嫌じゃないようだ。私は手を放した。


↓1 安価
@いい雰囲気なので告白する。
Aまだその時ではない。とりあえず風呂から上がって体を拭こう。
B風呂から上がらず、自分の過去の話をする
C自由安価、要記述。
887 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2020/07/25(土) 23:40:05.26 ID:wJj66SRQ0
1
888 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2020/07/25(土) 23:58:55.82 ID:THpldgTO0
いい雰囲気だ。普段の暗い雰囲気が嘘のように消えている。

思えば、私はまだ彼女に告白をしていない。改まった告白だ。

今なら、成功するかもしれない。生唾を飲み込んだ。

心臓の鼓動が早い。お互い両想いと分かっているはずなのに、汗が出てきた。

カナタ「……リーフィア」

リーフィア「なんですか?」

カナタ「私の」深く深呼吸した「恋人になってくれないか」

リーフィアは黙って私の顔を覗きこんだ。目をしばたたかせている。

やがて眼を潤ませてきた。

カナタ「えっ、いや違う、嘘じゃない!嘘じゃないって!」

リーフィア「いえ、そうじゃないんです。嬉しくて、ごめんなさい」涙を腕で落とした

リーフィアと目が合う。

リーフィア「こ」顔が徐々に赤くなってくる「こちらこ……そ?」

真っ赤だ。私も多分真っ赤だろう。

カナタ「ありがとう」私は彼女を抱きしめた。あう、とかわいい反応が返ってきた。

両思いだと知っててもこんなにも嬉しい。

ああ、私はまだまだ子供だ。いや、子供なんてマセた言い方じゃない。ガキだ。

リーフィア「その……」何か言いそうなので腕を緩める「ほ」

カナタ「本当に君でいい」

リーフィア「ゆ」

カナタ「夢じゃない、現実」

リーフィア「……何か一つくらい言わせてくださいよ」ペチ、と腕で水面を叩いた

カナタ「当たってた?」

リーフィア「……もう」顔を丸ごと沈めた。

その時、サンダースの「おーい、メシだぞー!まだ風呂かー?」という声が聞こえてきた。

カナタ「そろそろ上がるか」

リーフィア「……私も」

カナタ「あ」いいことを思いついた「リーフィア、夕食後また部屋に来てくれないか」

リーフィア「はい?」

カナタ「もう恋人同士なんだからさ、もっとお互いの事知り合いたいな、と思ってさ」

リーフィア「……はい」

ぎこちない笑いだったが、笑顔で返してくれた。

あんまりにもいじらしいのでキスしてやろうかと思ったが、止まらなくなりそうなので理性で事前に押しとどめた。
889 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2020/07/26(日) 00:00:49.59 ID:U14a2zi50
※グッドイベントはリーフィアからの告白だったのでなくなりました。バッドイベントはBADENDボーナスでなくなりました


夕飯はかに玉だった。

グレイシア曰くレトルトを使って簡単に調理したものらしい。

「熱々にしすぎるとみんな火傷する」と配慮して、少し冷ましていたらしい。時間がかかったとほんの少し沈んだ声で言っていた。

カナタ「父からの手紙に、もしかしたらチヅルさんかマコトさん、どちらかを近々契約を解除するかもしれないと書いてありました」

チヅル「あら、そうなんですか」あまり意に介した様子はなく、微笑んでいる。

マコト「何故チヅル殿がそんなにも落ち着いておられるのかわからん。仕事がなくなるのだぞ?」

チヅル「なくなったらまた探せばいいじゃないですか、大丈夫ですよ」

マコト「あぁ、そうか……チヅル殿は売れっ子ボディガードだから余裕があるのだな。だが私はあまり指名されない。次の仕事がすぐ来るかは危ういところだ」

チヅル「大丈夫ですよ、すぐ見つかります。それにかもしれない、という仮定の話ですから、あまり気を揉んでも……」

マコト「かもしれない、という仮定の話だからこそ現実になった時のことを考えるべきだろう」

ユキノオー「まあまあマコ太郎さん、落ち着いて落ち着いて」

「おい、ちっこいの、うちの姫に触るんじゃない。繊細なんだぞ」モグラのポケモンがボールから出てきた。確か名前はドリュウズだったか。

ユキノオー「NO!サワテナイサワテナイーヨ!ホンートホンート!」
890 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2020/07/26(日) 00:03:09.45 ID:U14a2zi50
シャワーズ「食べ終わってから言った方がよかったんじゃ……?」

カナタ「うん」ボディガード二人の間で議論が白熱している。つられてポケモンたちも騒いでおり、静かだった食卓が騒がしくなった。少し後悔した。

エーフィ「なるようにしかならないさ、のんびりしていこうよーみんな」

カナタ「気持ちは分かるけどね」

エーフィ「うんうんー……ところで」笑顔を作る「リーフィアとくんずほぐれつした感想は?」

カナタ「いやいやいや、普通にお風呂入っただけだから」

言いつつ自分の顔が赤くなってないか心配だ。

エーフィ「またまたー」

ブースター「えっ、もう一線を……」

カナタ「超えてない超えてない」

シャワーズ「まあまあ、落ち着いて、カナタくんも男の子だからさ、夢くらい叶えたいもんでしょ。ほら、ボーイズビーアンビシャスっていうし、理解してあげようよ

カナタ「何の話?」

シャワーズ「普通男の人って夢でしょ?『恋人とローション風呂』って」

カナタ「どこでそんな言葉と常識覚えたんだ。勘違いも甚だしいぞ。リーフィアも何か言ってあげてよ」

リーフィアはボーっと食事してたが、私が話しかけるとさっきのことを思い出したようだ。

顔を赤くして、前脚で顔を隠した。

ニンフィア「へぇ」

カナタ「否定して……」

ブラッキー「この様子だと絶対ヤってんじゃん。サイテー。バーカバーカ」

グレイシアは冷たい目線で私を見つめてくる。やめろ、そんな目で私を見ないでくれ。

カナタ「私は無実だ……」

サンダース「ワハハ、まあ、お前ってビビりだし一線なんて超えてないねぇだろ?」

カナタ「その通りだけど納得のされ方が腑に落ちない……」

イーブイ「何の話?」

シャワーズ「ブイちゃんには早いからダメ、見ちゃいけません!」

イーブイ「もー!もう大人だよ!もう!」
891 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2020/07/26(日) 00:13:28.62 ID:U14a2zi50
鏡を見ていた。いつもより気の抜けた顔だ。頬に赤みがさしている。

熱はないけど熱をあげてる、今日の私はあの子にお熱……そんなソングロイドの歌詞があった気がする。

ついに私はカナタさんと恋人になった。夢なら一生冷めてほしくない。これが一時の熱なら一生熱が冷めないでほしい。

もしかしたら私は、ゴミ漁りをしていたあの頃よりもマシな私になれてるんじゃなかろうか。恋をすることで変われてるんじゃなかろうか。

"欠陥ポケモン"誰かにそう言われた気がした。いや、この声は『誰か』じゃない。この声はいつも聞いている。

そう、私の声だ。鏡の向こうの私が舌を出した気がした。

確かに苦笑いしかできない。でも、この笑顔はカナタさんに褒められた笑顔だ。批判されても、彼の好きでいてくれる私のこの笑顔は自信を持ちたい。

「本当にそうなの?」思い切って問いかけた。

"そうだ、お前は醜いポケモンだ"声が返ってきた気がした。そんなはずはない。だからこれはきっと内なる声だ。

「そんなはずない。これは、立派に私だ」

"そう、立派にダメな欠陥だらけの私だ"

「欠陥でも、カナタさんは私と恋人になってくれた」

"恋人?私が?あの素敵イケメン超人のカナタさんと?からかわれてるのに気づいてないの?"

「そんな、こと……ない。カナタさんは嘘をつかない」

何とか平静を保つ。私はもう彼と恋人だ。ならきっと、この場にいなくてもカナタさんは心で傍にいてくれている。ならきっと無敵だ。

逃げたい、けど私はもう逃げない!

"私さ、恋人ってわかってる?意味。つがいになるってことだよ?ボロだらけのぼろきれの私が、あのカナタさんと恋人になるんだよ?"

「そうだよ」

"つがいならお互いの心がわかるってもんじゃないの"

胸に言葉が詰まった。首を縦に一度振った。鏡を精一杯睨み返した。

"そう思うなら、普段からしたいことしてみれば?"

視線が窓を向いた。外だ。

"本当に私の心が分かってるなら、普段から私がどうしたいかカナタさんもわかっているはず"

"簡単、簡単、とっても簡単。たった一つの賢い問い方。本当にカナタさんが私のことを分かってくれているなら"
892 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [!red_res saga]:2020/07/26(日) 00:14:05.34 ID:U14a2zi50
"身投げすらも察知して、助けに来てくれるよね?"
893 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2020/07/26(日) 00:18:11.71 ID:U14a2zi50
時計の音がずっと部屋に響いている。

夕飯の時間はとうに終わっている。リーフィアはまだ来ていない。

本を読むのをやめた。どうしたのだろう。まさかさっきの告白の衝撃で直後の約束を忘れてしまったのだろうか?

それとも、お腹でも下しているんじゃなかろうか。

私は立ち上がった。迎えに行こう。



↓1 どこを探しますか?
トイレ
リーフィアの部屋
他のブイズの部屋(要記述)
チヅルさんの部屋
マコトさんの部屋
キッチン
ダイニング
屋根裏部屋
自由安価(要記述)
894 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2020/07/26(日) 00:58:19.33 ID:U14a2zi50
あげます。安価下。
895 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2020/07/26(日) 01:03:04.92 ID:IDWXQCqP0
屋根裏部屋
896 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2020/07/26(日) 01:12:57.41 ID:U14a2zi50
トイレを探そう、と考えたところでハタと止まった。

本当に腹痛で来れないだけなのだろうか?

例えば……告白されたショックで情緒が不安定になっているのではないだろうか?

そう考えると未だに来ない、というのも納得がいく。

思いつめているのなら、一匹になれる場所にいるんじゃなかろうか。

部屋だとニンフィアが押しかけてきそうだし、それ以外で、普段みんなが寄らなそうな場所……。

……そういえば、この家には屋根裏部屋があった。

私は屋根裏部屋へ向かった。


音がする古びた階段を上っていくと、ドアが薄く開いていた。

カナタ「リーフィア、ここにいるのか?」

返事はない。思い切って開けた。

誰もいない。代わりに屋根裏部屋から屋根へ続く天窓が開いていて、月明かりが踏み台を照らしている。

……まさか。私は急いで屋根へ向かった。
897 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2020/07/26(日) 01:54:18.52 ID:U14a2zi50
リーフィア「……っ……カナタさん」

屋根をあがると、驚いた表情でリーフィアが屋根の端にいた。

風が吹けば落ちてしまいそうだ。

人間が死ぬ可能性がある高さは3階から上の高さだと聞いたことがある。ここは2階だが、華奢なポケモンの場合人間より簡単に死ぬ可能性がある。

リーフィア「……どうして、ここが」

カナタ「なんとなく、だよ」にじり寄る

リーフィア「……来ないで、ください」

カナタ「リーフィア?」

リーフィア「正直、物凄く私は安心しています。私の心がカナタさんと通じ合っていて、しかも両想い。こんなに幸せなことがあるんでしょうか」

リーフィア「……普段から、私のことを愛して、受け入れていてくれて、私はもう一生分幸せなことを手に入れた気さえするんです」

今にも泣きそうなのに、嬉しそうな表情がひどく不気味だ。

カナタ「何を、言っているんだ」意味が分からない。

リーフィア「こんなに幸せな今でも、心の中で私自身が疼くんですよ。どうしてお前は死なないんだ、って。馬鹿らしいですよね。こんなに両腕いっぱいの幸せを手に入れても、それでも心の中が埋まらない。なんでこんなに私はあさましいポケモンなんでしょうか」

リーフィア「心がどうしても疼いて、だから今日は、ここに来ました。もう一つの理由で、カナタさんが私のことを分かってくれているんじゃないかと思って試したのもあったんですけど、やっぱりカナタさんは私のことがよくわかっているみたいです、えへへ」

リーフィア「どうしようもないんですよ。過去のフラッシュバックで、飼い主に殴られ蹴られた記憶、野良時代の無視された記憶、そして今の失敗の記憶……全部返ってくるんです。プラスになんて、そう簡単に出来たら苦労ないですよ、えへへ、へへ……へ……」

笑顔なのに、大粒の涙があふれて止まらなくなっている。

リーフィア「カナタさん……私……自分が変えられそうもないです……どうしても、辛くて……心がひどく乾くんです……」

カナタ「大丈夫だ、リーフィア……自分で自分が変えられないなら、私も一緒にそれの手伝いをしよう、だから戻ってきてくれ」

リーフィア「だって……だって……ダメなんです……私が……カナタさんの未来を……想ったら……そんなの……恋人なんて……」

カナタ「想像できないならできるようにすればいい!」こんな声近所迷惑かもしれない。でもこれくらいがいい「不安がることはない。私がいる。みんながいる。辛い記憶なんて全部楽しい記憶で塗りつぶそう」

リーフィア「そんなの……できますか……?」

カナタ「できる。だって」腕を広げた「私が君についているから」

リーフィアは顔をくしゃくしゃにして涙を流し、もう、と呟いた。

リーフィア「信じますよ」

カナタ「存分に」

リーフィアが歩き出した時、突風が吹いた。

リーフィア「あ」信じられないくらいスローモーションで見えた。足が滑っている。まずい。

リーフィア「れ」その場所はまずい……!


↓1 判定@ コンマ2桁 5の倍数の時、屋根から落ちる前にリーフィアを掴める
↓2 判定A コンマ2桁 4の倍数の時、リーフィアの足をギリギリ掴める
↓3 判定B コンマ2桁 2の倍数か3の倍数の時、落ちゆくリーフィアに飛びつける
(判定@〜Bのすべてを外すとBADEND、Bのみ地面への当たり所判定があり失敗するとカナタ死亡BADENDです)
今日はここまでで。明日もできれば更新します(明日でクライマックスになるといいですね)
898 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2020/07/26(日) 01:56:10.01 ID:U14a2zi50
あ、判定は一つでも成功すれば成功です。念のため。コンマ下から
899 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2020/07/26(日) 03:39:11.09 ID:s86slaxRo
厳しいな
900 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2020/07/26(日) 07:27:37.31 ID:BsQxUbRDO
乙です
901 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2020/07/26(日) 07:39:18.40 ID:G4LRfddP0
902 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2020/07/26(日) 11:04:05.47 ID:4i3FdmtIO
>>891 訂正
×
確かに苦笑いしかできない。でも、この笑顔はカナタさんに褒められた笑顔だ。批判されても、彼の好きでいてくれる私のこの笑顔は自信を持ちたい。

「本当にそうなの?」思い切って問いかけた。

"そうだ、お前は醜いポケモンだ"声が返ってきた気がした。そんなはずはない。だからこれはきっと内なる声だ。

「そんなはずない。これは、立派に私だ」

"そう、立派にダメな欠陥だらけの私だ"


丸々いらない文章なのでカット

あと>>897で書いてる文章と矛盾するので判定Bの当たりどころでの死亡判定は半身不随判定になります
↓1 判定B追加判定 コンマ2桁 11の倍数の時、BAD展開へ
出先なので続きは帰ってからです
903 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2020/07/26(日) 12:25:48.32 ID:nJWlXUIm0
904 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2020/07/26(日) 22:35:26.65 ID:yNphvCk1o
あっぶなwwww
905 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2020/07/26(日) 23:06:17.57 ID:U14a2zi50
>>899
リーフィア死亡のBADENDを通らずにこの転落判定コンマ3種の展開まで奇跡的に来ると、上から11の倍数、9の倍数、7の倍数の判定になる予定でした。


咄嗟に走った。

彼女とは距離がある。つかめない可能性が高い。

……届かない。無理か。

いやまだだ。体がつかめずとも、足なら。

……ダメだ。届かない。くそ。

残る選択肢はこれしかない。

絶望の表情で落ちていくリーフィアに飛びついた。

届いた。よかった。

私がクッションになれば、彼女は死なないだろう。

目を見開いている。その顔は嫌なのか。それとも驚きか。

構うな。嫌がられてもいい。

折角見つけた愛する人を失いたくない。

リーフィア「カナ……ッ」

衝撃が走った。

肩だ。

肩が地面に叩きつけられたんだ。痛すぎて顔が滅茶苦茶に歪んだ。でも死んでない。よかった。

助かった。助けられたんだ。

不幸中の幸いだったのは、突風が直前に吹いたせいで体が大きく風で動き、固いコンクリではなく柔らかい地面に叩きつけられたことだった。

粗い息が止まらない。子供と遊んでいるとはいえ、普段の運動不足が祟ったか。

カナタ「リー、フ、フィ」

リーフィア「カナタさん……うう……よかった」

なんとか助けられた。肩を中心に全身が痛いが、私は大切なものを守ることができた。
906 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2020/07/26(日) 23:28:30.03 ID:U14a2zi50
音に驚いて外へ出てきたサンダースへ「二人で夜空を見ようと屋根に上ってたらリーフィアがずり落ち、私もつられて落ちた」と言い訳し、みんなに説明するように言った。

サンダースが「なんかそれ以外に大声出してなかったか?」と不審がっていたが、テンションが上がって騒いでしまったと苦しい言い訳をして納得した。

なんとかリーフィアをなだめ、自室に連れて行ってから、私は救急箱を取りにこっそりダイニングへ向かった。

私もそうだが、リーフィアも衝撃で体を痛めている。塗る鎮痛薬でも使わないと明日に差し支えるだろう。

誰かに救急箱を何に使うのか聞かれたら嫌だったが、その日はみんなもう部屋に戻っているようだった。

カナタ「どこだったかな」

???「もっと君は運動した方がいいよ。ピアノじゃないよ、運動」

声に驚いて振り向く。テーブルの陰からニンフィアが出てきた。

カナタ「ビックリしたなあ。どこかで聞いた神出鬼没の美術商かと思ったよ」

ニンフィア「救急箱、必要なんだろう?ここにあるよ」

カナタ「ははは、いや、ごめんね」

受け取って部屋を出ようとする私の後ろから「死のうとしてたんだろ?」と声がかかってきた。

カナタ「なんで、それを?」振り向いた。

ニンフィア「やっぱりね」

ニンフィア「前に、リーフィアとこっそり屋根へ出て一緒に夜空を見たことがあるんだ。その時に『私、死ぬならこんな満点の夜空の下で死にたいな』って呟いてたのを思い出してね」

ニンフィア「……その時はボクは、死を思いとどめることができなかった。今回、君に止めて貰えてよかった」

カナタ「リーフィアが死にそうだったから助けた。当然のことをしたまでだよ。そんな」

ニンフィア「いーや、違う。君はリーフィアの命を救っただけじゃない」こちらへ近づいてきた「リーフィアの命を守ることで、シャワーズもブラッキーもブースターも、みんなの日常を守ったんだ。平穏な日常をね」

ニンフィア「……ボクにとってはそれだけじゃない。リーフィアはボクの大切な友人だ。君が一番ボクの芸術を理解してくれる存在とするなら、彼女はボクの芸術を一番心待ちにしてくれる存在、と言っても差し支えないだろう」

私の足にゆっくり足を重ねた。一筋、落ちた。暗くて見えないが、足が濡れた。

ニンフィア「ありがとう……ありがとう……君がボクの、ボクたちの飼い主でよかった。君は英雄だ」

私は「君も、リーフィアといつも仲良くしてくれてありがとう」といい、頭を撫でた。
907 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2020/07/26(日) 23:40:59.20 ID:U14a2zi50
その日、彼女をなだめ、一緒に床を共にした。と言っても、いつもとかわりない。

今日みたいなハプニングが無ければ、もっとイチャイチャできたが、それもまあ、命あっての物種だ。

彼女の今までにない安心しきったような笑顔が見れて、私は少し嬉しかった。

彼女の心を読むことはできない。だが、少しは彼女の心の支えになっていけたのではないか。


一度寝たはずなのに、夜中に起きてしまった。最近はよく眠れていた気がするのに。

暗闇で伸びをすると、リーフィアも起きていた。ぎょっとしたが様子を観察する。

鏡をずっと見ている。私は彼女が驚かないよう、大げさに欠伸をした。

リーフィア「あ、起きてしまったんですね」

カナタ「うん……鏡見て、どうしたの?」

リーフィア「……いえ……」

カナタ「何?」

リーフィア「その……いないな……って思って」

鏡を見て、いないな?

……何ということだ。

やっぱり私は彼女への理解が足りない。

彼女は鏡の中に霊を頻繁に見ていたのだろう。そしてそれに悩んでいたのだろう。

うかつだった。夜中はぐっすり寝ていたから気づかなかった。

カナタ「その、リーフィア」

リーフィア「はい」

カナタ「気づかなくて……すまない」

リーフィア「えっ」

カナタ「霊が鏡の中に現れて、それに悩まされて苦しんでたんだな……気づかなくてすまない」

リーフィアはきょとんとした表情をした後、クスッと笑った。

カナタ「な、なんだよ」

リーフィア「……いえ、えへへ、違います」

カナタ「じゃ、じゃあなんなんだ」

リーフィア「言いません。言いたくないです」

カナタ「おい」

リーフィア「おやすみなさい」

リーフィアは唐突に背を向けた。

全く、何をそんなになやんでいたのだろう。不思議で仕方ない。

まだまだ彼女への理解が足りない。

私も一緒のベッドに入った。

布団の中から、くぐもった声が聞こえてきた。

リーフィア「あの、カナタさん」

カナタ「何?」

リーフィア「……もし、もし仮にまた私が死にたくなったら、その時はどうしますか?」



↓1〜 安価 2票先取で決定
@「この期に及んでもしようとするなら止めないけど、君が好きな私を残して先に死ぬな。私より後に死んでくれ」
A「この期に及んでもしようとするなら止めないけど、君が好きな私を残して先に死ぬな。死ぬなら私も一緒に死のう」
B「そんなことは絶対にさせない。この先何度も何十度も死のうとしても、その時は絶対に止めてみせるさ」

(最後の安価選択肢です)
908 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2020/07/26(日) 23:42:08.41 ID:U14a2zi50
あ、>>907の一行目の彼女はリーフィアです。紛らわしい書き方してすみません。安価下から。
909 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2020/07/27(月) 00:19:21.62 ID:MFr7wJnN0
3
910 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2020/07/27(月) 00:22:05.34 ID:r70gmYkDO
3
911 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2020/07/27(月) 02:31:53.43 ID:jv/iL1R70
カナタ「そんなことは絶対にさせない。この先何度も何十度も死のうとしても、その時は絶対に止めてみせるさ」

リーフィア「……何度でもですか」

カナタ「そう、何度でもだ」

リーフィア「……へへ」

顔を出して自分から腕の中に入ってきた。

目を閉じて、口を尖らせる。やってほしいことはなんとなくわかる。

私は彼女の求めるままに行動した。吐息が顔にかかった。気にならなかった。

リーフィアはきっとまたトラウマが蘇り、自殺するだろう。だが、何度それが起こっても、私は彼女を止めよう。

鏡を見る。私にできるか、いや、できなくともやるしかない。

彼女が笑える未来、それがいつか来るように私は全力を尽くそう。


ホウエンの空に星が瞬いていた。

次彼女と夜空の下に行く時は、クッションと望遠鏡を持っていこう。




(〜了〜)
912 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2020/07/27(月) 02:33:03.92 ID:jv/iL1R70
リーフィアルートのENDですが、一区切りがついたのでここでこのSSは終わろうと思います。
明日は>>1のどうでもいい話や、裏設定などを勝手に自分語りして書き散らかそうと思います。
無粋な自分語りが嫌いな方、どうでもいい方はここで読むのをやめることをお勧めします。
最後まで読んでいただき、ありがとうございました。
913 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2020/07/28(火) 04:00:54.31 ID:JKRdGmRl0
>>911訂正
×ホウエン
〇シンオウ

推敲しろとか言われても仕方ないっすね……

914 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2020/07/28(火) 04:02:05.53 ID:JKRdGmRl0
設定など諸々を投下します
































よろしいですね?
915 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2020/07/28(火) 04:03:14.56 ID:JKRdGmRl0
この物語は最初「あれ?ブイズのキャラをそれぞれ>>1が好きな要素、好きなタイプのキャラ担当させてったら面白い話になりそうだし、キャラ動き出すんじゃない?」と思って作った作品でした。
以前の作品群は書いてて途中でモチベーションを保つのが難しい場面がありました。
何故そうなったのか自分の中で考えた結果、ヒロインが魅力的じゃなく、書いてて楽しくなかったというのが問題であるように感じました。(安価を取ってくれる人が減ったことも一因ですが)
なので今回は自分のモチベーション重視としてキャラから考えてきました。(結局モチベーションはなくなっちゃいましたが)
なのでブイズの子たちにはそれぞれどこかしらに>>1の好きな部分があります。

一時書くのが止まったのはキーボードが壊れたというのもありますが、ケモ耳だけの某Vtuberにハマって自分がもしかしたらケモナーじゃないんじゃないか、と気づいたからです。
「ケモナーでもない、ブイズが普通くらいに好きレベルでブイズSSを書き続けるのは各方面に対して失礼だよね?」と思いもうエタらせようと思って止まっていました(リアルでも忙しい時期でしたし。あ、カナタ父が登場したあたりくらいの時に遅い更新になった時はうつで失業した直後だったのでそれはそれで別の理由です)
ただ、後になって「いや安価スレを完結させないのは安価を今まで取ってくれていた読者に失礼だろ」と感じ、無理やりにでもEDを一つでも見るまで終わらないよう頑張って更新再開した次第です。
後半、安価を取ってくれる読者の方もいなくなってしまった時は完結できるのか本気で心配になりましたが、なんとか完結まで持っていけました。読んでくれた方、参加してくれた方、皆さまありがとうございました!

まずはヒロインを順に見ていきましょう。
916 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2020/07/28(火) 04:04:06.70 ID:JKRdGmRl0
『シャワーズ
けんしんてきな がんばりや

一番カナタと付き合いが長い。カナタが最初に貰ったポケモンであるイーブイが進化した姿。
そのためにカナタの好物、好きな行動、嫌いな事、弱点などカナタに関する知識は飛びぬけて多い。また、カナタに日常的にブイズの目線から見た様子の変化を伝えている。

『愛情』が長続きしないことを知っている。
そのため「一番強く愛してもらわなくてもいいので、一番長く好きでいてほしい」と(例え便利な女と思われようと構わない)ブイズの目線から仲間に関する情報をカナタに告げている。
これだけ多く尽くしても「カナタに一番に選んで貰わなくても良く、一番幸せになってほしいから」とフラれてもいいと思っている。(「一番に選ばれる」ことに対して抵抗感を抱いていると言っても過言ではない)
誰よりも長くそばにいたいため健康には非常に気を付けている。
長く付き合っていると関係がマンネリ化するため日々に少しでも刺激があるといいと考えており、年少のブイズと一緒にカナタへ悪戯を仕掛けることもある。しかしその愛情は本物だ。

カナタが耳かき好きなことを知っており、あえて他のブイズには内緒にしている節がある。
「秘密があるとなんだか恋人同士みたいじゃない?」と本人は思っている。』


シャワーズ、これは単純に『気を許せる姉系相棒キャラ』要素です。あと、一番強く愛してもらわなくていいから一番長く好きでいてほしい。この主張がキャラのベースです。
最初の方はオリジナルでしたが後半は『新婚のいろは』の新妻いろはさんをかなり意識してますね。
初期の段階でシャワーズ、ブースター、サンダースの3匹は上から並べていこうと思っていて、それぞれどの性格で行こうか、という段になった時に「とりあえず愛せないキャラがいないようにヒロインを設定しよう」と思ったので、自分的に3匹の中で一番外見が好きでないシャワーズにこの役柄を与えました。
ゴールインは簡単で、好感度を上げて選択肢を踏むだけで「自分がカナタを深く恋人として意識しすぎてしまって、いつか自分やカナタの愛情が些細なことで覚めてしまう時が怖くなり、家出する」というルートです。“好きだから些細なことが許せるとずっと思ってて、好きだから些細なことが許せなくなるなんて思わなかった”……SU〇FACEのある曲の歌詞ですね。
カナタの説得で「それはもう、好きってことだろう」と説得していけば攻略できます。エンディングは病室で今わの際のシャワーズのそばでカナタがお互いのの人生を振り返り、「君のおかげで幸せな人生だったよ」と告白し、それを聞いてシャワーズが笑いかけた後、安らかに息を引き取るというものです。
きっと現世と冥界で離れ離れになっても、彼女は想い人を待ち続けるんでしょうね。


耳かきを他の子に喋らないことでカナタ本人と秘密を共有して疑似的に(この子たちはカナタくんのこんな弱いところ知らないんだな……)とか思っちゃう子です。
917 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2020/07/28(火) 04:05:10.70 ID:JKRdGmRl0
『ブースター
おくびょうな ロマンチスト

トレーナーに虐待されていたところをポケモンセンターに保護され、そこでカナタと出会った。
恐怖の対象、孤独から救ってくれたカナタを敬愛し、同時に種族の垣根を越えて伴侶になりたいと願っている。

虐待の記憶から非常に暴力・嫌悪感に対して臆病であり、すぐに涙を出してしまう
(以前の飼い主はアレを舐めれば許してくれることもあったので)嫌われたと感じると性に奔放になる。
以前の記憶からか、目の前でいきなり手を上げるとビクつきその場にうずくまる(殴られると思って身構えてしまうため)。
恐らくブイズで一番カナタへの執着度合いは強い。隙があるとすぐカナタに近づき触れてくる。
自身のモフモフ具合をカナタが好きな事は勿論知っており、そのためブイズで最も毛並みや体臭に気を使っている。

ちなみに自身を私だけではなくたまに「ブー」と呼んだりするのは「ブースター」から来ている……というわけではない。
以前の飼い主の「お前豚みたいだな。今度から自分を呼ぶ時はブーって言えよ豚」という暴言から来ている。
本人にとっては前の飼い主との記憶は殆どが辛い思い出ではあるが、「ブー」という一人称を与えてくれたことは悪く思っていない(彼女は『豚』が蔑称であることを知らない。単純に前の飼い主が自らを呼ぶ名前を付けてくれたという認識であるため)

図書館でブースターを手持ちにいれた状態で酔っ払いに遭遇すると、元の飼い主であると判明する。』


書いててたびたび思ったけど全然ロマンチストじゃねぇなこいつ。最初っから好感度カンストの甘々な子です。
>>1の好きな要素として「過去のトラウマを引きずっているものの、乗り越えた子」という点です。ぱっと思い浮かぶ似ているキャラはいません。
リーフィアのところでも被りますが、>>1は『過去にあった出来事で精神的なトラウマを抱えている子』が大好きです。それだけでご飯3杯行けます。遠藤達哉先生の『TISTA』のティスタ・ロウンなんか大好物中の大好物です。
その子がトラウマを乗り越えていても乗り越えてなくても好きです。なのでキャラクターの造形としてブースターとリーフィアはその一点のみ違うだけでとても似ています。

ゴールインとしては好感度をMAXまで上げた後、デートで結ばれるだけです。
エンディングは二人で挙式して永遠の愛を誓って誓いのキスをしたところで終了です。おやおやおや、赤くなったブースターもかわいいですね。

図書館で元の飼い主と出会うと過去のトラウマがフラッシュバックして身の回りの物が全部怖くなっちゃう展開になります。
918 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2020/07/28(火) 04:06:00.77 ID:JKRdGmRl0
『サンダース
ゆうかんな ファイター

カナタが誇る、手持ちのブイズで最も強く育て上げたポケモン。少し男勝りである。野生で出会った。
カナタがバトルで困った時には矛にも盾にもなる。カナタの事はトレーナーとして育て上げてくれた恩があると常々語っている。

シャワーズ、ブースターには対抗心を燃やしており、ポケモンバトルという観点からカナタの役に立とうと躍起になっている。
カナタの事は勿論好きだが、それと同じくギリギリの戦いも好きである。
ただ、最近家の中で待機してばかりいるので体がなまってしまっているようだ。シャワーズの健康に気を付けるスタンスをこっそり踏襲している(勿論そのことはシャワーズも知っている)。
もっと女性らしくあるべきなのか、それともさらに男らしくあるべきか時々悩んでいる。しかしバトルに入るとそういったごちゃごちゃした考えは吹き飛ぶ、というより脇に置いておくといった感じで忘れる。
寝る前は専らバトルのイメージトレーニング。連勝記録は続くようだ。
カナタは恋人ではなく恩人のような扱いである。

ウルガモスと遭遇した際は闘志がむき出しになる。
これはカナタがポケモンリーグ挑戦時に四天王のしゅうへいの手持ちであるウルガモスの手によってサンダースが倒されたからである。』


ブイズをそれぞれ性格で設定していったときに「あれ?暗い感じの喋るの苦手な子多くね?」と思いバランスを取るためにこんな性格になりました。
似ているキャラは……まあ書かなくてもわかるでしょうが遊戯王の城之内の喋り方をリスペクトしています。(エボルブ襲撃時の「着地ン時〜」なんてわかりやすいですよね)
あとブイズ全員並べてみて「やっぱりバトル好きな子少ないな……」と感じたのでバトルは強めに設定してます。こういう頼れる子、好きですねぇ。

ゴールインが何気に難しい子です。全部のEDで2番目に難しいです。滅茶苦茶時間かかります。ずばり「サンダースをパーティにいれた状態でもう一度カナタにポケモンリーグ挑戦させ、チャンピオンに勝つ」というもの。
チャンピオンが催眠ドリル両刀ギャロップ使いのハーバ・サベッジ氏(つのドリルでトルネードス〇ッシュしてきます)なので、鬼畜難易度と言って差し支えないです。しかも四天王(コージ、しゅんぺい、しゅうへい、まさこ の4人)ももう一度倒す必要があります。
無事倒したあと告白すると一度種族の壁を理由に断られますが「相棒としてなら一生一緒にいようぜ」となんだかんだ結ばれます。エンディングは『シンオウ一強いトレーナーへのインタビュー』という形式で終わります。

役に立とうと躍起になって頑張る健気な子っていいよね。
919 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2020/07/28(火) 04:06:36.45 ID:JKRdGmRl0
『エーフィ
でんぱな のんきっこ

常にいい意味で頭の中にお花畑が飛んでいる。道端で車に轢かれそうになっていたところを保護された。
カナタのことは好きだが、理由は時間と場所によって変化する(例:風の音が聞こえたからここが好き、等といきなりカナタに飛びつく)

物凄くのんびりしており、カナタの事は好きではあるがLOVEではなくどちらかというとLIKEのようだ。
他のブイズが何かに執着しているのに対してエーフィは何かに執着するという事はない。
もっと何かに情熱を、と言われたことがあるが本人は適当に、気楽に生きるのが好きなようだ。
強いて好きな物を挙げるとするなら抹茶系の飲み物だが、グレイシアには告げていない。(気を使われるから、とのこと)
寝るのが好きなので、夜呼ばない日はすぐに寝る。』


電波な子っていいよね……というわけで電波っ子です。
性格的にグレイシアをこの性格に当てても良くない?とも思いましたがグレイシアにはやっぱりクーデレ(物理)が似合いそうなのでこっちにしました。
全然可愛げがねぇダジャレ言ったりしてんな……と思われた方いらっしゃいますか?私もです。反省してます。
ちょっとふざける程度のキャラのつもりがやりすぎてしまっていました。女版ルー大柴みたいな口調も若干やりすぎです。

ゴールインは好感度MAXになった後、告白しあいっこして赤くなって好きになってるのに気づく展開です。
くすぐりあいっこした後理不尽に抱き着かれて、シリアスな顔で「私じゃダメでしょ、受け止めきれないよ」と心情を吐露します。きちんとケアしてあげると結ばれます。泣きながら首を振って「好きになっちゃだめだよ」と嫌々するので肩を抱き寄せて安心させてあげましょう。
エンディングはテレビにスーパー保育士として紹介される目まぐるしい一日が過ぎた後、エーフィにお腹枕してもらって今までを振り返ってエンドです。
920 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2020/07/28(火) 04:07:21.09 ID:JKRdGmRl0
『ブラッキー
げんじつてきな どくぜつか

ポケモンセンターに保護されていたところを出会った。非常に現実的。「種族を超えてカナタを好きになっている他のブイズの趣味は理解できない。趣味が悪い」と言い切る。
カナタの事を保護してくれたため感謝はしているが、ブイズを家に閉じ込めておくのは非常に大きなストレスになる(そして彼女らの世界はカナタという酷く脆いものの上に立っている)と思っている。
なので一人の人間、オスとしての評価は低い。

嫌味な事ばかりをカナタに言うが、本当はカナタが誰か一匹を選んでいないことを非常に危惧している。誰か一人を選ばないと彼女らが不安になるからだ。
ブイズもカナタもひっくるめての『家』が好きであるため、誰かがいなくなるのには非常に敏感である。
なのでブイズでもっともカナタへの愛情は低い。
人間のジョークで場を沸かせたいためジョーク本を読みたいと常々思っているが、人間の文字が分からないため仲間に教わっている最中である。
日々眉をひそめたり怒ったり無表情であったりすることが多いため、寝る前はよく顔の筋肉をほぐしている。彼女によると、こうすることで笑いたい時に顔の筋肉が固まっていて笑えないという悲劇を防げるんだとか。

毒舌だが仲間想いのいい子である。
普段の態度から浮きがちだが、シャワーズやグレイシアと仲は良く、シャワーズには人間の言葉を、グレイシアからは料理を学んでいる。
自分から学ぼうという意識が強く、TVも単純に娯楽としてみることは少ない。』


ツンデレが好きなの?と思われそうですがツンデレではなく『人間嫌いの人外キャラ』が好きなのでそれをベースにしています。
ブラッキー自身はカナタの事嫌いじゃないし好きでもないです。ポケモンセンターに保護されてた理由は『元の持ち主がギャンブルの資金のために売り払い、それを捨てられた』という過去からです。
本人は頭が悪いことと思っているので読書を積極的にして、価値を高めています。別にポケモンなんだからアホの子でもいいんですけどね。自立志向が強いから勉強してるというのもあります。

ゴールインの方法はずばり『無理やり押し倒して一夜を共にしたという既成事実を作る』ということです。これに気づけば簡単ですが気づかない場合難易度は跳ね上がるでしょう。
シャワーズが序盤で「無理やり押し倒されるのを嫌がる子も〜」など言っていましたが彼女の場合逆です。
「ツンツンしてるがすぐ性の悦びを感じて屈する」……どこかの女騎士かな?別に好きなタイプではないですがそうなってました。
一夜を共にした後はことあるごとにぶつくさ文句を言いつつ「何でこんなやつを……(好きになっちゃったかなぁ)」なんて思ったりしてそうですね。
主人公が内気性格なので、今までの人間関係の苦労から「人間はクソ」という話題で話していけばそこそこ盛り上がると思います。

子供によくちょっかいをかけられたりするのでそっけなくなっているが、逆にそっけなくすることで子供(特に男児)が『絶対振り向かせて遊んでやる』と躍起になってしまうので余計ちょっかいかけられるという……不憫ですねぇ。
921 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2020/07/28(火) 04:07:46.46 ID:JKRdGmRl0
『グレイシア
クールな りょうりにん

表情が乏しく感情が読み取りにくい。野生で傷ついていたところを出会った。
カナタの事はある程度好きではあるが、どんなことをすれば好意を伝えられるか悩んでいる。

顔からも言葉からも感情が読み取りにくい事は自覚しており、そんな自分の自己表現とばかりに料理を極めている。
料理はポケモンにしては一級品の出来。カナタに喜んでもらうためにベストではなくベターを目指す努力家な面もある。
調理に関しては妥協を許さないので、厨房にわけもなく立ち入るのを嫌っている(理由があればOK)。
小説でも映画でも感動作が嫌い(大抵泣けないため、そして泣けないのを他のポケモンに知られ『冷徹ポケモン』というレッテルを貼られるのを恐れているため)。
客観的にブイズを見れるシャワーズを尊敬している。そして最近シャワーズの隣にはカナタがいるべきと思うようになってきている。そのため自分の気持ちは諦めがちでもある。
生まれ故郷が海に近かったからなのか波の音が好き。

ブイズで一番朝早く起きる。ただし夜は遅くまで起きている。
いわゆる一種のショートスリーパー。』


クーデレも好きなんですよね。なのでまずクーデレ要素をベースにして、あとはそれぞれのブイズのキャラクターを考えていくうちに「あれ?この家メシどうしてんだ?」と思ったので料理人属性を追加しました。
画廊で何故奪われたのか、ですが書いていた通りミキオの主力、オーロットの弱点であるため狙われたのと、ブイズであまり喋らない子なのでいきなりボールを盗まれてても気づかれなさそうだと思った作者の事情からですね。
カナタくんの事はもちろん心の奥底では好き好きなんですが、他にいい子がいるんだから……私みたいな冷徹ポケモンなんか……としり込みしているみたいですね。良きかな。

ゴールインは好感度を上げてった後、貝殻をプレゼントすることで生まれが海の近くであることが判明し、海に行くイベントになります。(貝殻フラグ全然機能しなかった……)
海岸で一匹と一人っきり(他のブイズ、人物がいるとアウト)になったあと花火イベントが起きるのでそこで告白すると迷った後OKしてくれます。自分の気持ちが恋なのに気づくのが遅そうだなぁこの子。
エンディングは一緒にウエディングケーキを作り、転んだカナタの鼻の頭にホイップがついてるのを見て思わず笑ってしまい、いい雰囲気になった後見つめあい、キスして終わりです。
無表情だった感情に乏しい子が笑えるようになるっていう物語のカタルシス、ちっちゃいころから好きなんすよね。

貝殻に耳を当てて故郷を思い出してリラックスしすぎて眠っちゃう無防備系クーデレなんすよ。
922 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2020/07/28(火) 04:08:30.20 ID:JKRdGmRl0
『リーフィア
きよわな きれいずき

非常にシャイで自己評価が低い。前の飼い主に捨てられた廃工場で出会った。
カナタの事はそこそこ好きではあるが、顔が赤くなっているのを誰かに見られるのが恥ずかしいらしくまだまだ道は長いようだ。

自分の事が嫌いで、徹底的に自分とカナタへの気持ちを押し殺している。
元々掃除は好きだが、実は「何かで役に立たなければこの家を追い出されてしまう」、「自分自身が汚いからせめてそれ以外は綺麗に保っておこう」という半ば強迫観念に近い思い込みがある。
また、部屋は整頓されつくしているように見えるが実は部屋には趣味の『オタクグッズ』が大量に眠っている。
「汚い部屋だとうっかり(そういうものを)他人に見られてしまう」という意識から意図的に掃除が好き、と自ら口にしているようだ。
ニンフィアとは気が合うが、根を詰めすぎていないかよく心配している。
しかし本人の性格上口に出すことは一生ないだろう。
絵は超ド下手。だが本人はめげずにそれ以外(文章等)で二次創作をこっそり行っているようだ。』

(裏設定)
飼い主はゆうか→しゅんぺい→(捨てられて野良)→カナタ の順。
そらをとぶ中に空中から捨てられたため頭を強く打ち記憶喪失に。
そのためイーブイだった頃の記憶は大部分がない。
最初の飼い主からソングロイドの記憶、次の飼い主からカレーのにおいの記憶を受け継いでいる。
ソングロイドを思い出せたきっかけはテレビCMで使われていた古い曲であり、それを齧るように見つめていたリーフィアに当時イーブイだったニンフィアが「君はソングロイドが好きなんだね?」と声をかけたため。
ニンフィアには感謝してもしきれない。一番はカナタだが、実はニンフィアにも友情以上恋愛未満の感情を持っている。

ソングロイドで一番好きな曲は『Cook lock works』。


はい、>>1の好きな要素として「過去のトラウマを引きずり、乗り越えられなかった子」です。強いて似ているキャラを探すとしたら『さよなら絶望先生』の加賀愛さんでしょうか。うつ病の描写は>>1の経験をベースにしつつアレンジしていきました。鏡に映った自分と会話するとこは前述のTISTAの主人公からですね。
ずっと悩みまくりです。現実にいるともれなく根暗扱いされちゃいますね……不憫な子ですわ。
それと隠れオタク要素も好きなのでぶち込んでます。前にSS速報VIPで私がやってた安価SSでもオタクっ子が人気でしたけど、そういう需要結構あるんですね。読者の方からはデ〇マスの森〇保と荒〇を足して2で割ったような子みたいな認識だったんでしょうか?
色々悩んでボカロ(作中での名称はソグロですが)オタクに設定しました。動画サイトはどうやって見てるのかですが、実はこっそりニンフィアが稼いだお金でPC買ってて、ニンフィアが勝手にカナタのネット回線を借りて引いて(もちろんネット回線なんてリーフィアにはちんぷんかんぷんです)見れるようにしてあげてます。
例の模様替えグッズ店のセールスマンから買えるもの、かわいいはな『以外』全部リーフィアとの交流時に新展開が来るやつなんですよね。(ジュークBOX→ソグロオタクと判明する展開、こくばん→お絵描き練習展開、くすだま→部屋に呼んでどっきり展開、イロいろライト→部屋の雰囲気を変えて遊んでいるうちに何気ない一言から動画サイトを見てることがばれる展開)
その中で「あー商品の数が少ないし適当に模様替えグッズの選択肢足しとくか」と思って適当に追加したかわいいはながまさかのまさか選ばれて>>1はひっくり返りました。まあこういう意外な方向に話が持っていかれるのも安価SSの醍醐味ですよね……ボディガードをつけるようになった展開とか……
ちなみに一番好きな曲で察してそうですが好きなプロデューサーは〇チさんです。
サンダースルートや安価で四天王が登場するコンマを踏むと出てくるのですが、四天王のしゅんぺいが元の飼い主こと彼女を虐待した相手です。(ちなみにこちらのキャラはですね、某配信者が元ネタ…これ元ネタ紹介いるんかな?いや元ネタ紹介いらないかもしれへんわ、紹介すんのやめとくわ、需要がないわ)
しゅんぺいは個体値絶対主義、ポケモンはバトルをするために存在しているという考えから過去にリーフィアを捨ててるんですよ。ただ、彼のおかげでソグロにも出会えたのでそこはよかったかもしれませんね。


ゴールインは好感度を上げきった後、一度リーフィアが自殺するBADEND(規定ルートなのでペナルティなし)が発生するのでそれを見るか、それを阻止する(成功はごく低確率)と進めるようになります。
飛び降り自殺をしようとした彼女を説得し、彼女が飛び降りた後を追って助けられれば成功になります。
エンディングはリーフィアと恋人同士になった後、リーフィアが「また私が死にたくなったら、その時はどうしますか?」という問いかけを答えてのエンディングとなります(選択肢は『そんなことは絶対にさせない』『この期に及んでもしようとするなら止めないけど、君が好きな私を残して先に死ぬな。私より後に死んでくれ』『この期に及んでもしようとするなら止めないけど、君が好きな私を残して先に死ぬな。死ぬなら一緒に死のう』というものです)
それぞれ微妙に展開は違いますがどの場合でも答えに納得し、死ぬことを思いとどまってハッピーエンドとなります。
彼女、こんな質問を投げかけてるのは「どんな自分でも受け止めてほしい」という思いからなんですよ。彼女こう見えて滅茶苦茶自分の考えだけには固執して頑固ですよね。

カナタと結ばれない世界線では滅茶苦茶ニンフィアに依存してます。付きまとっていちゃつきまくってます。
923 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2020/07/28(火) 04:09:09.92 ID:JKRdGmRl0
『ニンフィア

まじめな げいじゅつか

一人称はボク。へこたれないイーブイが進化した姿。マユから譲り受けた卵から孵した。
カナタの事も好きだが、カナタだけでなく自分とその作品を褒めてくれるものが総合的に好きである。


芸術に対しては寝食を忘れて取り組む程の熱中ぶりを見せるものの、それ以外にはあまり情熱的にならない。熱しやすく冷めやすいタイプ?
変な物ばかり作りそれをカナタが外で売ってくるが、最近はそれに美術商が目をつけたようだ。
「もっとボクの才能を見て!」と言わんばかりに絵、写真、石像など様々な物に手を出している。そろそろ誰かが「一本に絞った方がいい」と止めてあげるべきだろうが……。
自分の思うように予定が進まないとイライラする面もある。もちろんイライラは表情になるべく出さず作品にぶつける。
リーフィアのことは知識のある評論家であると評価しているが「もっと自分の長所である知識を売り出していけばいいのに」とも密かに思っている。
しかし相手が相手であるため強く言うと気にするかもしれないと心の奥底に封印している。
イーブイの悪戯にたまに乗る。

好物はチョコバー。昔見たアニメの主人公の好物だったため。』


>>1の好きな要素として僕っ娘要素を入れています。
割と喋らなかったりするのは四六時中芸術のことについて考えているからですね。寡黙という訳ではありません。
芸術家要素は「あれ?収入これで足りてるんかな……仕送りは?」と考えブイズたちが独自で稼げる手段を作りたかったというところからです。

エボルブ(一度BADになってから新しく組織の名前が決まらなかったため一時的にこの名称を使います)関連の伏線は全部この子のEDのために用意してました。
なんでこんな武闘派路線になったか……うーん、ミキオでしょうね。彼を登場させたのは元々贋作づくりがメインのキャラで、ニンフィアの贋作が売られてるのをカナタが見つけ、ミキオが「これが偽物という保証はないでしょう?なら芸術で戦ってみますか?」と挑発したところからエボルブと対決、となるためのキャラだったはずです。
(もしくは彼女のルートでないなら贋作作り+詐欺師+スリの犯罪者として発覚後警察に突き出して大金ゲットの流れになるつもりでした)

画廊でミキオが犯罪者なのバレる前に会っちゃったか……じゃあミキオの事だろうしブイズ一匹くらい掏っていなくなってるよな……じゃあブイズを奪われる→取り戻すために芸術バトルする、の展開にしよ→ 
……あれガチバトル展開コンマ描写の選択肢踏んでんな、じゃあカナタチヅル負けて奪われたブイズを助けるためにミキオの言う通りに芸術バトルする、もしくはBADENDデスルーラで物語修正するか。チヅルに強いトレーナーのクレスをあてとこ……→
ミキオには負けてくれたけどクレスには勝っちゃうの!?じゃあ逃げる途中イチオクに捕まってBADENDで→
その包囲網全部切り抜けんの!?嘘でしょデスルーラ展開だけ潰されてる!?

となり、画廊での展開は書いてる間「嘘でしょ全く収集つかんやん……」と絶望しきっきりでした。あそこで大分精神力削られました。
ポケモントレーナー案も殆どあそこで消費してしまいました。
確かシェフのマサミツに勝つあたりまでは「さっさとBADENDさせてデスルーラしてイチャイチャ展開に戻してやる……!」と意固地になってた気がします。
結局クソ長展開になってしまったので「じゃあエボルブボスの目的話させて、もうそれでもニンフィアルートに進みたいならそれでいいか」と開き直りました。不評みたいですね(そりゃブイズのイチャイチャ見に来てんのに関係ないバトル展開読まされたら嫌になるわ)
こういう予想外の展開を転がしてくのも醍醐味ですけど、前に書いてた作中作制作安価SSでも突っ走ってダブル主人公の一人を殺すような展開までして失敗してましたし、私はそんなに得意なタイプじゃないみたいです。

ニンフィアルートは「エボルブと芸術対決(大会に出品し、入賞)後、告白して結ばれるというものです。
彼女はリーフィアにも友達以上恋人未満の感情を持ってるので、多分告白した後「ボクだけが幸せになることなんてできない」となるのではないでしょうか。
でも、絶対悪い気はしていないはずです。内気主人公ですが抱き着いて、積極的にぐいぐい押して押して押しまくりましょう。
エンディングは主人公の自画像を描きつつイチャイチャして、二人で未来の一ページを作っていく流れとなっています。

カナタと結ばれない世界線では滅茶苦茶リーフィアと仲良くなります。付きまとってくるリーフィアをうっとおしいと邪険にしつつたまにデレたりしていちゃつきまくってます。
924 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2020/07/28(火) 04:10:11.12 ID:JKRdGmRl0
『イーブイ
むじゃきな いいこ

無邪気で天真爛漫なポケモン。数か月前マユから譲り受けた。
カナタの事もブイズのみんなのことも大好き。素直ないい子。今日も一日笑顔でおはよう!

カナタの前でいつもハイテンションで楽しそうにしているのは「そうしているとカナタが安心してくれる」から。
素直ないい子であるが友人から譲り受けたなりに気を使っているようだ。
いつも楽しげにするのは疲れるので、こっそり皆に隠れて静かにマフラーを編むことにはまっている。今のところの夢は「服屋さん!」だとか。
食べ物の好き嫌いが多い。ドリのみが特に嫌い。
いたずら好きで、よくシャワーズ(たまにニンフィア)と一緒にカナタに悪戯を仕掛ける。
実は病気を患っており、長くはない。本人も体の不調に気付いている節があるが、不安がらせないよう口を噤んでいる。』


はい、>>1の好きな天真爛漫っ子+病弱っ子要素の子です。悪戯好きは「なんか書いてて子供っぽくねぇな」と思ったので追加しました。
病弱っ子要素は今まで書いてなかったので気づいてない方が大半だったのではないでしょうか。
垣間見えるのは、クローゼットに敵がいると発覚するBAD展開のところの???の選択肢(???の部分は廊下に血の跡がある→イーブイが吐血した後だった→病気発覚 の流れ)と、「ブイズの中で誰かがいなくなっても〜」の台詞ですね。
自分が長くないことが薄々分かっているのでしょう。空元気でも頑張る姿、思わず応援したくなりますね。

ゴールインの方法は2種類あり、1つめが手芸好きをひょんなことから知ってそこから打ち明けて貰うルートと、吐血してるのを見て助けるよう奮闘するルートです。
自分の命が長くないことを知ってそれでも好きでいる主人公に「死んじゃうよ?」と泣きます。しっかり病も君も受け止めることを伝えてあげましょう。OKしてくれます。
エンディングは亡くなったイーブイの墓の前で、愛し合い、楽しかった時を思い出し、涙ぐみつつ回想するカナタです。
ごくごく低確率ですが彼女の生きるルートもありますが、ゾロ目5連発か00を2連発しないといけないくらい低確率なので狙うべきではないです。生きるルートは一緒に手芸店を開くエンドです。

自分が実は病を患っているのにめっちゃ健気に明るく振舞ってるのいいよね。
925 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2020/07/28(火) 04:11:31.59 ID:JKRdGmRl0
ちなみに、自由安価で決定したキャラの名前以外は大抵のトレーナーに名前とキャラの元ネタがあります。(しの→鬼滅の胡蝶しのぶさんのように)
キャラクターのプロフィールを思い出せる限りで書いていきます
今振り返って見ると、ケンジの名前で別のキャラが出てきたりインセクター羽蛾を元にしたキャラ2回も出してますね(どんだけ好きなんだ)

カホ:オリジナル?(不明。恐らくミニスカートってこんな感じかな……と模索しつつ描きました)
ヒカル:シバター キャタピー:オリジナル
デン:艦これ より 電 ピカチュウ:オリジナル
ピート:P(ピー)(ゲーム実況者) カイリュー:オリジナル?(不明)
キイス:遊戯王 より バンデッド・キース ギギギアル:時計仕掛けのオレンジ より アレックス
カツヤ:幸せならOKです!の人 フローゼル:すごい一体感を感じるの人
アキオ:パワプロ より 矢部 カポエラー:パワプロアプリ より 森河
ケンジ:遊戯王 より 羽蛾 ケムッソ:遊戯王 より 鯨田
シンコ:大山のぶ代っぽいキャラのイメージ ゴースト:スケットダンス より 結城さん
ライ:艦これ より 雷 ピカチュウ:オリジナル
トード:マッドマックス2 より トーディー ギアル:坂口安吾
カズネ:パワプロアプリ より 犬河和音 イワンコ:パワプロアプリ より 猫神優

ソウジ:遊戯王 より 騒々寺 バクオング:バキ より 烈海王
ジョア:スケットダンス より ジョアンナ ドードー:スケットダンス より ワイオミング州の白人選手
ユズコ:僕のヒーローアカデミア より 蛙吹梅雨 ニョロトノ:麗日お茶子
ケンジ:拳で抵抗する人 コイル:拳で抵抗する人の取り巻き
ジロウ:遊戯王 より 猪頭吾郎 コロトック:遊戯王 より 花咲
シンジ:伊藤真吾 カイリュー:森内俊之
マリオ:ギャグマンガ日和 より 松尾芭蕉 ストライク:ギャグマンガ日和 より 河合曽良
ダズモンド:スパイファミリー より ダミアン ビーダル:スパイファミリー より ダミアンの取り巻き
キンゾウ:スケットダンス より 武光振蔵 ヒトツキ:スケットダンス より 柿内仁
926 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2020/07/28(火) 04:12:24.80 ID:JKRdGmRl0
保育士A
髪をセミロングにしている。
カナタとはそれなりの距離感を保っているが、どうやら好意を持っているらしい

保育士B
背が高く髪にウェーブがかかっている。軽い口調で割と天然。
カナタに好意を抱いているようだ。

園長
メガネをかけた中年女性。一見普通だが睨みを利かせた時の眼光は鋭い。
幼少期にペラップを飼っていたこともあり、ポケモン全般が好きである。

副園長
ロングヘアのおっとりした女性。場を和ませるタイプ。

園関係はすべてオリジナルです。
唯一保育士Aの兄にハルトという名前がありますが、元ネタは遊戯王の本田ヒロトです。外見は一般的なヤクザの白スーツ系若頭のイメージです。
927 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2020/07/28(火) 04:13:15.40 ID:JKRdGmRl0
名前:ツクモ
性別:男
性格:厳格で自分にも他人にも厳しい
年齢:43歳
魅力:34(もう髪の毛が寂しいお年頃に差し掛かった)
チョウジタウン生まれの映画監督であり、25歳の時に舞台女優であったカナタの母親と結婚。翌年カナタが生まれる。
良くも悪くも厳格であり、それが作品に現れているからか正確な舞台背景、時代考証と精緻なキャスト選出で一時は映画監督としてそこそこの知名度を得ていた(今は後進に押されている模様)
現場ではミスを許さず何度もリテイクし、脚本家とは脚本家の中の完成した作品のイメージと一致するまで話し合う。仕事人間であり、それ故に始発から終電まで(時には何日も徹夜してまで)働く仕事人間。映画が好きでやっているので本人は苦ではない。
それなりに収入がある為息子が十八歳になるまでは仕送りするつもりであるが、(息子には言ってないが)『社会に出た以上十八歳で一人前として生きれるように』と意図的に仕送りはやめるつもりだ。
ポケモンについては理解がある(あくまで一般人レベル)。
エンジュシティで現在は時代モノを撮っている。殺陣の動き一つ一つに頭を悩ませている。

早くに母親を失ったカナタのためを思いイーブイを送ったが、これは生き物の生態を通して他の生き物(もっと言えば他者)への理解を深めてもらうため。
自身の厳格な性格はよく言えば『生真面目』で『一本気がある』、悪く言えば『冷徹』で『不愛想な頑固者』だと自己分析している。
そういった性格が息子に遺伝していた場合に生きるのに苦労するだろうと考え、早くから他の生き物への慈しみを持てるようイーブイを与えた。
「以前『イーブイ等の一部のポケモンとの触れ合いで人間はオキシトキンと呼ばれる脳内物質を分泌し、結果的に良好な対人関係が築けるようになる』と聞いていたため」「執事、メイドなど人を雇うより安上がりだったため」などの理由も存在する。

息子がポケモントレーナー、そして保育士という職を選んだことについて口には出していないが反対の立場である。
(ポケモントレーナーは収入が不安定、保育士は低収入な職であるため、息子が(父親である自分の収入に頼り)自立できなくなってしまうと考えているから)
ただ親がそういった反対をすると息子が意地になってなろうとする可能性を考えたため「十八歳までやってみなさい」と告げている。
好きなポケモンはダーテング(カナタの母親に「似ている」と言われたところから親近感を持っている)
928 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2020/07/28(火) 04:14:11.98 ID:JKRdGmRl0
名前:マユ
性別:女
トレーナーとしての職業:バトルガール
性格:明朗快活
年齢:18
魅力:37(容姿は整っているわけではない。しかし引き絞られた肉体は本物だ)
カナタとチャンピオンロードで出会った。
曲がった奴らが大嫌い。
カナタと共にポケモンリーグに挑戦し敗れた後、しばらく行動を共にする。
【裏設定】
カナタが保育士を目指し始める前に一度実家のキキョウシティに戻っていた。
兄が一人いるため、家業は兄に任せ気ままに各地を武者修行している。兄の名前はマグ。
現在シンオウにて裏組織が暗躍しており、一度関わってしまったために追われている。
その為カナタにも火の粉が降り注ぐようになってしまった。
手持ちはドクロッグ、ローブシン、ゴウカザル、コジョンド、カイリキー、ダゲキ等

外見イメージはもちろんバトルガール


名前:しの
性別:女
トレーナーとしての職業:おとなのおねえさん
魅力:30(あまり可愛いというわけではなく身長も低く胸もない。自身でも自覚しており愛嬌で補っている)
性格:人当たりがよく、抱擁感がある。ただし敵とみなしたものには非情になる一面も。
年齢:不詳(10代後半〜20代であると想定される)
補足:実力はカナタより少し上。主に毒タイプのポケモンを多く用いる。
真顔でいることが少なく笑みを絶やさない。マユの友人でありライバルでもある。
【裏設定】
理不尽な強さは元ジュンサーであるため。
ジョウト地方やアローラ地方でジュンサーをしていたが日々の業務に飽きてしまい、おとなのおねえさんとして再出発しようと決意しシンオウへ渡った。
毒タイプのジムリーダーになろうと決意し、全地方のジムを制覇しようと旅をしている。現在ジムバッチ18個。
手持ちはウツボット、クロバット、モルフォン、ペンドラー、ドラピオン、ベトベトン(アローラ)等

外見イメージは鬼滅の刃より胡蝶しのぶ

モルフォン元ネタ:栗花落カナヲ
929 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2020/07/28(火) 04:15:01.90 ID:JKRdGmRl0
名前:チヅル
性別:女性
トレーナーとしての職業:エリートトレーナー
性格:おっとりとした性格
年齢:25
魅力:90(背は高く胸もそこそこある。痩せぎすでないレベルのスレンダーな体でアヒル口と二重の眼が似合う美女。髪は水色でロングヘアー)
ツクモに雇われたボディガードのトレーナー。
実力はそこそこだが安い給料でいい仕事をしてくれる。口が固い。
こおりタイプのポケモンが好き。
【裏設定】
読者モデルや舞台女優をやっていたが、ポケモンが好きでトレーナーにもなる。
カナタの母と同じ劇団に所属しており、そのつてで何度かツクモの映画にもエキストラ出演している。
ポケモンが好き、は常識の範疇に収まる範囲内である。ポケモンが好きな自分も好き。
何故安い給料で受けてくれるかという理由は@ツクモの知り合いだからA今でも時々舞台に立っているから給料の心配がないからB親族にジムリーダー(ハチク)がおり、家がそこそこ裕福であるから。
おっとりなのは家が裕福であったことと、「余裕のある大人になりなさい」という幼少期の教えから。
手持ちはキュウコン(アローラ)、ユキノオー、フリージオ、ツンベアー、トドゼルガ、サンドパン(アローラ)。

外見イメージはBWのエリートトレーナー女

ユキノオー:オリジナル。適当に生きるタイプのチャラ男のイメージ
トドゼルガ:オリジナル。執事+役割論者風の喋り口調のキャラ
930 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2020/07/28(火) 04:15:30.63 ID:JKRdGmRl0
名前:マコト
性別:女性
職業:エリートトレーナー
性格:クール
年齢:19
魅力:33(落ち着いた黒髪。一重で糸目。中学生と見紛うほどの低身長と低い声。化粧には気を遣わないタイプ)
ツクモに雇われたボディガードのトレーナー。
なかなかの実力だが、値段を高く見積もり設定しているためあまりボディガードとしては人気がない(=経験がそれほどない)
地面タイプのポケモンをよく使う。
手持ちはバンギラス、ドリュウズ、カバルドン等。俗に言う砂パを使う。
【裏設定】
貧困家庭の次女として育つ。学生時代からスポーツは得意だった。
結婚に失敗して実家に戻り呆然自失の体である姉に代わり家計を支えようとボディガード会社に就職。
家計を支えるため、自分を安く見られたくないため、二重の理由で自身の値段を高く見積もっている。
だが値段が高い上に経験が少ない彼女にそう多く依頼が来るわけではなく……。
ライバル視しているチヅルに呼ばれ今回カナタの家に派遣されたのは、まさに砂を噛む思いであろう。

外見イメージはメダロット5 より サキ
顔をキツネ顔にしたイメージ。

チョロネコ:オリジナル。流行に敏感なパリピJKイメージ。
931 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2020/07/28(火) 04:16:43.87 ID:JKRdGmRl0
名前:ミキオ
性別:男
トレーナーとしての職業:研究員
性格:偏屈、卑怯
年齢:36
魅力:?
カナタと図書館で出会った。以後画廊に出没する。
自らを芸術館研究員と名乗る男。
【裏設定】
正体はスリ兼贋作作りが本業の犯罪者。ただし芸術館研究員をやめたがっている。
仲良くすると高値でニンフィアの物を買い取ってくれる。ただしその分後々要求がエスカレートする。
決別すると逮捕。懸賞金がかけられているため一度のみ大金を手にできる。
戦闘する場合の手持ちはラッタ、オーロット、ネンドール、イワパレス
ラッタ:オリジナル


名前:セイジ
性別:男
性格:目的(芸術)のためなら死ねる
年齢:40
魅力:?
一人称/二人称 僕/君
鑑定力:59(業界では中の上)
カナタの懇意にしている美術商。画廊で出会える。
低く落ち着いた声(イメージとしてはThe BOOMの宮沢さん)と持って回ったような言い回しが特徴の白髪のサングラス。
バツイチでアル中。夜は専らウィスキーを抱いて寝ている。
芸術家より芸術家然としている持って回った言い回しは
@顧客/芸術家の印象に残るため
A芸術家の刺激になってもらうため
B自らが気に入っているため
C煙に巻くような詩的な表現で『雰囲気』を感じてもらいたいから。(自身の使命は芸術の普及ととらえている)
の4点から。
他人を「〇〇さん」とはあまり呼びたくない主義。
イロモノとして、そこそこの目利きとして業界内でも有名だとかなんだとか。

台詞はTheBoomの『手紙』風にしています


名前:ヤヨイ
性別:女性
年齢:26
魅力:?
鑑定力:94(業界内でも指折りの審美眼を持っている)
カナタの懇意にしている美術商。画廊で出会えるが出張鑑定も行っている。
美術品だけでなくありとあらゆるものを取り扱っている美術商である。
真贋の見極めが非常にプロフェッショナルであり、『ヤヨイさんのような美術商になりたい』と憧れ業界に入る女性も少なくない。
そのため非常に多忙な毎日を送っている。
プライドが高く、気も強いが根は優しい。

キャラクターの外見イメージは万能鑑定士Q
932 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2020/07/28(火) 04:17:11.10 ID:JKRdGmRl0
エボルブ
人間ではなくポケモンの芸術品をとりわけ高く買い取り、展示する組織。
裏で芸術品を作れるポケモンを攫い、ポケモンたちに芸術品を無理やり作らせている。
ボス(名前安価)は天才画家ポケモンであるヤレユータンの飼い主。
カナタと同じくNの遠い親戚であり、ポケモンを『芸術品を描くための筆、彫刻刀』等と比喩するタイプで、価値ある道具として見ているようだ。
芸術家であるポケモンを奪い、監禁し芸術を作らせている。
ポケモンの芸術界への参入によって職を奪われた者や犯罪者が所属しており、規模はそこそこある。
資金面はドラッグを使った売買で得ているようだ。ドラッグは暴走族からの横流し品。そこそこ癒着しており暴走族のヘッドであるリョウは幹部も兼ねている。
名前の由来はポケモンの芸術を一歩先へ『進化させる』という意味から。
933 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2020/07/28(火) 04:17:47.74 ID:JKRdGmRl0
イエ
性別:男
トレーナーとしての職業:作業員
それなりに実力があるトレーナー。以前はライブペインティングを行なっていたがポケモンの台頭により廃業。
幹部格と一般トレーナーの橋渡し的存在。常に余裕がないように見えるのは性格。
元ネタは食糧人類の入江

クレス
性別:男
トレーナーとしての職業:エリートトレーナー
『毒霧』『霧のトレーナーキラー』という異名を持つトレーナー。
特筆すべきはそのバトルスタイルで、主力であるマタドガスを使った煙幕でバトル中にポケモンではなくトレーナーを直接狙う点にある。夜戦う時は細心の注意を払うべきだ。
ポケモンの腕はそこそこ〜強いレベル。 
実はしのの弟弟子である(しの、クレス双方ともその事実は知らない)
元ネタは はじめてのあく のクリス
ペンドラー:遊戯王の羽蛾

ボルグ
性別:男
トレーナーとしての職業:ポケモンはかせ
ポケモンはかせとして一時は名を馳せたが、論文が盗作であったことを一部の人間に見抜かれ学会から追放される。
その直後裏社会に引き抜かれ表舞台から姿を消した。
サイボーグ化手術によってポケモンを洗脳する音波発射装置が腹部に埋め込んである。
また(本人は知らないが)体内にダイナマイトが仕掛けられており、スイッチ一つで爆発できる。
元ネタはチャージマン研!のボルガ博士


マサミツ
性別:男
トレーナーとしての職業:シェフ
マサラタウン出身のドーピングにドーピングを重ねたトレーナー。
ジムバッチは一つも持ってないがドーピングした自らの肉体でポケモンに無理やりいう事をきかせている。一説にはイワークと力比べをして勝ったとか。
以前は『芸術家(アーティスト)』の名を持つ芸術的なセンスを持ったトレーナーだったが、薬物のドーピングにはまった現在は上半身が常軌を逸するほどビルドアップされた化け物シェフでしかない。
好物は串カツ。
元ネタは魔人探偵脳噛ネウロより至郎田正影
934 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2020/07/28(火) 04:19:00.52 ID:JKRdGmRl0
ウサエ(日和)
性別:女
トレーナーとしての職業:じゅくがえり
親のすすめによりエボルブで戦闘員として育て上げられた小学生。
遺伝子操作により身体の一部をポケモン化することができる(ミミロップ)。
なおその姿から「ウサエちゃん手ぇ毛深っ」の異名を持っている。
ポケモンバトルも喧嘩もそこそこ強いが、まだ発展途上。どちらも急所を積極的に狙うタイプ。
元ネタはギャグマンガ日和よりウサミちゃん

イチオクNo.007
性別:なし、ロボット
トレーナーとしての職業:
エボルブと繋がりのある裏組織から借りた戦闘員ロボット。ポケモンも弱くまた人ですらないため言う事をきかない。
ポンコツだがポケモンバトルではなくリアルの戦闘時にはその凶悪さを発揮させ、レーザー、牛乳爆弾、内蔵車両による突進など凶悪な攻撃方法を持っている。
敵と判断していない人間の事はよく聞くため、あらかじめポケモンバトルへ誘導させておくことが大切。
元ネタは……ここでは書かない方がいいでしょう。ローマ字にしてアナグラムにすれば分かる方もいると思います。


リョウ
性別:男
トレーナーとしての職業:ぼうそうぞく
エボルブと繋がりのある裏組織の構成員の統括役。ハイテンション且つGOTH趣味で、相手をいたぶるポケモンバトルを主体に戦う。
ポケモンバトルは強い。ただ事前情報を手に入れると呪いを使うゴーストポケモンを主体に戦うことがわかるため対策は可能。
元ネタは遊戯王の獏良了

エンドウ
カナタと遠縁にあたる男。ポケモンと話ができる。
ヤレユータンのために人類全体の進化をもくろむ男。
キャラクター造形の元ネタは外見がヒロアカの死柄木弔、言ってる事とドラッグ志向はA〇IS〇N兄貴
ピカチュウのようなポケモン(ミミッキュ):元ネタはペニーワイズ
935 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage saga]:2020/07/28(火) 04:21:30.49 ID:JKRdGmRl0
これで大体の設定は公表し終えたと思います
自己満足で書き始めたSSがまさか書き終わるのに4年かかるとは思いませんでした。
恐らく荒巻氏はサボってHTML化してくれないと思うので、数日たったらまだ埋まってない1スレ目とともにこのスレも埋め立てようと思います。
感想、質問もしありましたら(ないと思うけど)答えられる範囲で答えていきます。
最後までご精読いただきありがとうございました。
936 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2020/07/30(木) 22:41:26.30 ID:XSW3o9t60
完結乙でした
楽しかったです。ありがとうございます
937 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2020/08/19(水) 00:23:02.05 ID:MJVt+dm70
もう読んでた方は全員読んだものとして、こっちも埋め始めますね
938 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2020/08/19(水) 00:25:18.17 ID:MJVt+dm70
うめ
939 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2020/08/19(水) 00:27:57.41 ID:MJVt+dm70
うめ2
940 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2020/08/19(水) 00:58:19.01 ID:MJVt+dm70
うめ3
941 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2020/08/19(水) 01:20:02.03 ID:MJVt+dm70
うめ4
942 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2020/08/21(金) 23:26:46.17 ID:74we15tf0
うめ5
943 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2020/08/21(金) 23:37:25.02 ID:74we15tf0
うめ6
944 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2020/10/06(火) 12:41:53.13 ID:cNRn4wIH0
ume
945 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします :2020/10/06(火) 12:44:27.02 ID:cNRn4wIH0
ume2
946 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2020/10/06(火) 12:45:53.70 ID:cNRn4wIH0
u,me3
947 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2020/10/06(火) 12:47:52.35 ID:cNRn4wIH0
ume4
948 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2020/10/06(火) 12:49:48.86 ID:cNRn4wIH0
ume5
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うめ2
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うめ3
995 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2020/10/06(火) 23:13:54.82 ID:cNRn4wIH0
うめ4
996 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2020/10/06(火) 23:17:15.53 ID:cNRn4wIH0
うめ5
997 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2020/10/06(火) 23:20:22.43 ID:cNRn4wIH0
うめ6
998 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2020/10/06(火) 23:49:16.88 ID:cNRn4wIH0
うめ7
999 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2020/10/06(火) 23:57:14.37 ID:cNRn4wIH0
うめ8
1000 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2020/10/07(水) 00:02:50.54 ID:Nr566Kk+0
ご愛読ありがとうございました。ではまたどこかで。
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