【皆で】魔法少女まどか☆マギカ小ネタ投稿スレ4【更新】

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15 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(SSL) [saga]:2014/05/10(土) 10:59:52.67 ID:heWKSPUe0
遅くなりましたが、スレ立て乙です

「ほむらの心を救うカギになるのはなぎさ」っちゅう話を作ろうと思った時に思いついた小ネタです
16 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [saga]:2014/05/10(土) 11:01:05.25 ID:heWKSPUe0

★ほむら、外出中


子供達(……)

なぎさ「あの…」

子供達(ジロリ)

なぎさ「あ…あたし、百恵なぎさです。
    今日からここでお世話になるのです」

子供達(じぃ〜…)

なぎさ(うう…、気まずいのです…)

子供達(じぃ〜…)

なぎさ「あ、そうだ!」

(ポンッ!)

ベベ 「モジョモジョジュベベ?」

子供達(パァァ!)

ベベ 「ムジャマジョ、カマンベール」

子供達「Ou!Mosutelsrut jyudh daskn!」←適当です

ベベ 「ジュベッ、モニャア!」

子供達「Monyaaaaaaah!!」
17 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [saga]:2014/05/10(土) 11:01:48.16 ID:heWKSPUe0

★ほむら、帰宅


ほむら「ただいま…」ガチャ

ベベ・子供達「「「ワ〜ワ〜、キャ〜キャ〜」」」ドタドタドタ~

ほむら「な、何よ。ベベと子供達が仲良くなってる!
    まあいいわ、私もあの子達の相手しなくて済むし」

(ほむら、買ってきた本を開く)

ベベ・子供達「「「ワ〜ワ〜、キャ〜キャ〜」」」ドタドタドタ~

ほむら(……)

ベベ・子供達「「「ワ〜ワ〜、キャ〜キャ〜」」」ドタドタドタ~

ほむら(……)

ベベ・子供達「「「ワ〜ワ〜、キャ〜キャ〜」」」ドタドタドタ~

ほむら「もうっ、うるさああ〜〜〜い!!」

ベベ・子供達「モベ?」「「「Suit?」」」


     〜 おわり 〜
18 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2014/05/10(土) 11:48:57.54 ID:Sw4K1GzAO
乙です〜
こういうマスコットキャラ(?)同士がじゃれてる図って和む。
19 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(SSL) :2014/05/11(日) 14:19:47.45 ID:YKPhObDT0
レベル:96
武器:左手『エリュシデータ』 右手『ダークリパルサー』

・装備スキル
片手用直剣:1000
二刀流:1000
投剣:967
武器防御:1000
戦闘時回復:944
索敵:1000
追跡:963
隠蔽:1000
暗視:908
限界重量拡張:949
疾走:870
釣り:604

・ソードスキル(スキルスロット:12)
「シングルシュート」:投剣スキルの基本技。投擲用の武器を投げることが出来る

「エンブレイサー」:エクストラスキル<<体術>>のソードスキル。零距離で相手にイエローに輝いた腕で貫き手を繰り出す

「レイジスパイク」:片手剣の基本突進ソードスキル。突進と共にペールブルーの閃光と共に片手の剣で突きを繰り出す

「ソニックリープ」:片手剣上段突進技で、剣に黄緑色の光の帯を引きながら繰り出される

「シャープネイル」:片手剣三連撃ソードスキル。硬直が少なくすぐに次のスキルに移れる

「ヴォーパル・ストライク」:片手剣重単発攻撃ソードスキル。ジェットエンジンのような効果音と共に赤い光芒の演出と共に剣による強力な突きを繰り出す

「ホリゾンタル・スクエア」:片手剣水平四連撃ソードスキル。四回の連続攻撃の後、その正方形の軌跡が、水色の光に輝き拡がりながら消散する

「バーチカル・スクエア」:片手剣垂直四連撃ソードスキル。四回の連続攻撃の後、その面に描かれた正方形の軌跡が、青色と白色の光に輝き拡がりながら消散する

「メテオブレイク」:エキストラスキル<<体術>>と片手剣の複合技。強攻撃を連続で繰り出し、更にこれによって発生する隙をタックルで埋め、さらに強攻撃を繰り出すことが出来る大技

「ダブルサーキュラー」:二刀流突撃技で、右の剣が阻まれても、コンマ1秒遅れで左の剣が敵内部へ襲いかかる。二刀流特有の二段構スキル

「スターバースト・ストリーム」:二刀流上位剣技。連続16回攻撃。二刀流の俊敏さを以って、二刀による剣撃を敵の体に次々と叩き込む。星屑のように煌き飛び散る白光は空間を灼く

「ジ・イクリプス」:二刀流最上位ソードスキル27連撃。吹き上がる太陽のコロナのごとく相手に剣尖が全方位から殺到する
20 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(SSL) [saga]:2014/05/16(金) 07:45:47.90 ID:oW6ZEIgo0
投下します
21 :1/7 [saga]:2014/05/16(金) 07:47:06.77 ID:oW6ZEIgo0
QB「さやか、契約する決意が出来たみたいだね」

さやか「……」

QB「それじゃ」

さやか「……!ちょっと待って」

さやか「あんたと契約する前に、試したい事があるの」

QB「試す?」

さやか「うん」

QB「でも僕と契約する以外に上條恭介を助ける方法なんて」

さやか「……ずっと前に、親戚のおじさんから貰った物があるの」

さやか「それを試したい」

QB「?」

さやか「それでもダメなら、あんたと契約する」ガサゴソ
22 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [saga sage]:2014/05/16(金) 07:47:43.89 ID:LFdTU/5no
中キチ死ね
23 :2/7 [saga]:2014/05/16(金) 07:48:20.03 ID:oW6ZEIgo0
〜箱の魔女戦後〜

まどか「ありがとうさやかちゃん…でも今のは…」

さやか「へへへ、まあ何?心境の変化って奴?」

ほむら(……どうなってるの。美樹さやかに魔力を感じない)

ほむら(でもあの圧倒的な力は一体…今までの時間軸とは前々違う)

QB「彼女は契約をしてないよ」

ほむら「え!?」

まどか「QB!」

QB「全く参ったよ。この世にあんな物があるなんて」

まどか「さやかちゃん…どういう事?」

さやか「……」

さやか「私はね―――」
24 :2/7 [saga]:2014/05/16(金) 07:49:14.18 ID:oW6ZEIgo0
〜路地裏で杏子との闘い〜

杏子「まさかさ。人助けだの正義だの、その手のおちゃらけた冗談かます為にアイツと契約した訳じゃないよね?」

まどか「さやかちゃん…」

さやか「私はQBと契約なんかしてない」

杏子「はぁ?」

杏子(そういやコイツから魔力を感じられない…極限まで抑え隠してるの?)

さやか「それでも私は、使い魔も魔女も倒す」

杏子「ふーん…でもまあ、アンタみたいに正義ぶってるの見てるとイライラするから」

杏子「いまここで潰しておくわ。覚悟しな、トーシローが」ダダッ
25 :2/7 [saga]:2014/05/16(金) 07:50:01.90 ID:oW6ZEIgo0
〜〜

杏子「か、体が勝手に…!!」ググッ

杏子「テメエ!一体私に何をした!!」

さやか「他にいう事があるんじゃない?」クイッ

杏子「!!」

さやか「今ここで負けを認めるか、そのまま槍で自害するか」

さやか「どっちがいいの。アンタは」

杏子「……!!」
26 :4/7 [saga]:2014/05/16(金) 07:50:54.50 ID:oW6ZEIgo0
〜ワルプルギスの夜との闘い〜

ほむら(あれから美樹さやかと佐倉杏子が和解)

ほむら(私達は協力してワルプルギスと闘う事に)

ほむら(しかし…)

〜〜〜

ほむら「私の持てる武器、兵器はもう全て使い切ったわ…それでもまだ……」

ワルプルギス「アーッハハハハハハハ!!」ゴゴゴゴ

杏子「はぁはぁ…強い…」

さやか「でもダメージは確実に受けてるハズだよ。もうすぐだよ!」

杏子「さやか!無事だったか」

さやか「魔法少女と違って私は生身、体はメッチャもろい…」

さやか「相手はワルプルギスだし、流石のさやかちゃんもビビッてたけど…」

さやか「そろそろ覚悟を決めるよ。本気出す!」
27 :5/7 [saga]:2014/05/16(金) 07:52:51.05 ID:oW6ZEIgo0
さやか「風は強いけど雲も沢山ある…よし!!」ビュンッ

フワッ

杏子「っ!?アイツ飛べるのか!!」

さやか「ここまで来れば良いかな」

さやか「五色糸!!弾糸!!」

ズバッズバッ

ワルプルギス「っ!?」ガクッ

杏子「効いてる!」

さやか「これでトドメだぁぁ!!!」ギュゥゥン

ほむら「あれは…ぶ厚い糸!?」

さやか「オーバーヒート!!!」ビュンッ



杏子「ワルプルギスを倒しやがった…」
28 :7/7 [saga]:2014/05/16(金) 07:54:28.34 ID:oW6ZEIgo0
〜数週間後〜

恭介「実は今日、腕の調子が悪いんだ。ちゃんと演奏できるかな…」

さやか「大丈夫だよ!恭介ならきっとできる!」

恭介「でも…」

『続いて、上條恭介君の発表です』

さやか「弾けると思い込めば、勝手に体だって動くよ!」

さやか「ほら、自信を持って行ってきな!」ポンッ

恭介「うん……」

パチパチパチパチパチ

さやか「……パラサイト」ボソッ

〜♪〜♪

恭介(弾ける…本当に弾ける…!!)

恭介(さっきまでダメだったのに)

恭介(すごいや…この世には本当に、奇跡も魔法もあるんだね!さやか!!)


さやか「大丈夫だよ恭介。あんたはずっとバイオリンを弾き続ける事が出来る」クイクイッ

さやか「私がいる限りね」

終わり
29 :7/7 [saga]:2014/05/16(金) 07:55:13.17 ID:oW6ZEIgo0
以上です
元ネタはワンピース

終わりは若干ダーク(?)なオチにした
長編で書くにも微妙な気がしたので、小ネタで終わらせました

それとごめん、カウントは失敗しました…
30 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2014/05/16(金) 08:08:24.97 ID:0GixhUMAo
つまんね
31 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(SSL) [saga]:2014/05/16(金) 08:48:25.20 ID:OW9jTIBu0
お仕事前に小ネタ4本供養します。
南無南無…
32 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [saga]:2014/05/16(金) 08:49:26.57 ID:OW9jTIBu0

QB 「僕達の作り出した干渉遮断フィールドは君のソウルジェムを包んでる。既に限界まで濁りきっていたソウルジェムを、外からの影響力が一切及ばない環境に閉じ込めたとき何が起こるのか? 魔法少女を浄化し、消滅させる力、君達が円環の理と呼んでいる現象から隔離されたとき、ソウルジェムはどうなるのか? 確かに興味深い結果を観察させてもらったよ。独自の法則に支配された閉鎖空間の形成と、外部の犠牲者の誘導、捕獲。これこそまさしく、いつか君が説明してくれた魔女とやらの能力そのものだよね。遮断フィールドに保護されたソウルジェムがまだ砕けていない以上、君は完全な形で魔女に変化でき…」

杏子 「おい、いい加減にしろっ!」

ほむら「さ、佐倉さん! どうしてここが!?」

杏子 「てめえの話はいっつもクソなげえんだよ! イライラする!」

QB 「僕はこれでも簡潔に…」

杏子 「うるせぇ! 3行で説明しろ、3行で!」ジャキッ

QB 「わかったよ。
    1・そこは僕達が調整している。
    2・無意味な堂々巡りに付き合わされた。
    3・最終的な目標については否定しない。
    これでいいかい?」

杏子 「フムフム、なるほど」

ほむら「ぜんっっぜん、わからないよぉ〜〜〜!!」

33 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2014/05/16(金) 08:49:38.95 ID:wz4tl+wDO
想像以上に強かったよなあの能力…

てか恭介気づけよww
34 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [saga]:2014/05/16(金) 08:50:11.07 ID:OW9jTIBu0

― 今日も今日とてキュゥべえは、悩める少女相手に営業中 ―


QB「僕と契約して、魔法少女になってよ。
   その代わり、何でもひとつ願いをかなえてあげるよ」

少女「そう…、なら…私を死なせて…」

QB「そ、それは…」

少女「私はつまらない人間。生きる価値なんてないの…」

QB(うわぁ、これはダメなパターンだわ。何とかして希望を持ってもらわないと)

QB「ねえ、君はまだ若いんだから、結論を出すには早すぎるんじゃないかな。
   自分の本当の価値に気付いていないだけだよ」

少女「ほんと? ほんとにそう思うの?」

QB「そうさ。君に足らないのは価値なんかじゃない、希望だよ。
   希望を持って挑戦すれば、価値は自ずと付いてくる。希望を持って生きてみようよ」

少女「私…そんなこと言われたの初めて。だから…」グスッ

QB「分かってくれて嬉しいよ。じゃあ…」

少女「自分の力を信じてやり直してみるわ。ありがとう、キュゥべえ!」

QB「いや…だから…、何か願いを……」
35 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [saga]:2014/05/16(金) 08:50:54.79 ID:OW9jTIBu0

マミ 「なぎさちゃんが出てきたときのポロロロロ〜ンって、可愛いかったわよ〜」

なぎさ「エヘヘなのです〜」

まどか「いいな〜、わたしも登場SE欲しいな〜」

まどか「えっと、こんなんどうかな?」(シャララララランッ)

  <さすがまどか、乙女ね <こ…これが萌えなのか!

マミ 「私はアダルティなサックスで!」(チャ〜リ〜ラリラ〜)

  <お姉〜さま、セクシ〜! <男子にティロフィナーレなのです

杏子 「重厚なミサ曲ってどうよ?」(グロ〜リ〜ハレルヤ〜)

  <おおっ、戦闘能力高そう! <ラスボスって感じね

さやか「元気印、さやかちゃん登場!」(パンパカパ〜ン!)

  <アハハッ、バカッぽいよ〜 <いよっ、お調子者!

ほむら「なら私は、悪魔っぽく…」(ヒュ〜、ドロドロドロ)

  <キャ〜、怖い〜! <貞子出たぁぁぁ〜!

なぎさ「いや、色々と間違っているのです。だれか突っ込んであげるのです」
36 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [saga]:2014/05/16(金) 08:51:24.26 ID:OW9jTIBu0

さやか「それからさあ、あんた、そのリンゴどうやって手に入れたの?」

杏子 「うっ…」

さやか「言えないんだね。なら、そのリンゴは…」

杏子 「このリンゴは、オラが…」

杏子 「オラが精魂サ込めて作ったリンゴだぁ!」

さやか「ぜ〜ったい、ウソや」
37 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(SSL) :2014/05/16(金) 16:47:04.87 ID:S0ORSu/Q0
ワンピース読んでないので解説を頼む
38 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(SSL) :2014/05/22(木) 08:27:29.97 ID:JWDUAVaC0
39 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(SSL) :2014/05/22(木) 20:54:02.87 ID:jqHvAiPu0
だからアタシは好きになったんだ

「これはどこに運べばいいですか?」
「それはリビングの方に頼むよ」

 もうすぐ春休みも終わるぞとカレンダーが告げる中ごろ。 俺は今、ひたすらに荷物を運んでは戻るの作業を繰り返していた。 額には汗がにじみ足にも乳酸が溜まってきている……かれこれ2時間くらいは同じ作業を続けていただろうか。

「これで最後、っと」

 トラックに積まれた最後の荷物を運びきりふかふかのカーペットが敷かれたその場へと崩れ落ちる様に胡坐で座り込む。 額の汗を手で拭い疲労している手足を伸ばしつつそのまま後ろへと倒れ込んだ。 するとコツンと頭の後ろに何かが当たり、見えるはずの天井は見えず代わりに健康的な肌色が見えた。

「お疲れさん」

 そう言いながら指しのばしてきた彼女の手を握り――少し汗の滲んだ柔らかな感触を感じつつ、一気に起き上がる。

「疲れたー……これで終わりだよな?」
「残念でした、自家用車の方に積んである荷物がまだあるんだ。
 まぁそっちの方はアタシとモモの私物が殆どだから自分たちで運べるけど……手伝ってくれるよな?」

 「うへーい」と悲鳴か了解の意か分からない返事をしつつ彼女の横に着いて行く。
 並んで歩いている彼女の名前は佐倉杏子、この教会のシスターだ。 今は茶色のブーツを穿き青色のホットパンツに緑色のパーカーを着て、綺麗な赤色をしたロングの髪の毛をポニーテールで纏めている。 随分とボーイッシュな格好だがツリ目な彼女には大分似合っていた。
 ポニーテールを纏めている黒いリボンは実は俺が贈ったものだ……今更ながらつくづく自分はセンスが無いと思う。 さやかにあげた髪飾りもそうだが飾り気がなさすぎる。 しかし気に入ってる様なので俺としてはそれ以上何も言えなくなってしまったのだが。

「悪いな、引っ越しなんて手伝って貰っちゃってさ」

 そう言いながら杏子は「たはは」と笑い少し頬を人差し指でかく。 つまり、今日の自分は佐倉一家の引っ越しを手伝っている日雇いのあんちゃんなのだ。

「いつもお世話になってるしな、力になれるなら手を貸すよ――よっと」

 自家用車の荷台からダンボールを引っ張り出す。 これは大分軽いようなのでもう一つ持てるだろうと思い二つの段ボールを自分の胸の前まで持ってきて両手で運んでいく。

「さっすが男の子、アタシの分まで頑張ってくれよな!」
「いやいや、杏子も運んでくれよ」

 軽口を叩きつつ二人で杏子の部屋へと私物を運び込む。
 先ほど彼女の事をシスターと言ったが、シスターと言うからには勿論教会がある。 先ほどから荷物を運んでいるのは教会横にある神父さん一家の新しい家なのだ。 家族構成は神父さんに奥さん、姉の杏子に妹のモモの四人家族である。
 運んでいる最中視線を逸らせば横にはすぐ真新しいが、こじんまりした教会が見える。 前の教会は古くなってしまってかなり老朽化したので場所を移して建て替えたのだが――前の教会に比べれば敷地面積は大分狭くなっていることだろう、半分以下だ。
40 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(SSL) :2014/05/22(木) 20:54:42.27 ID:jqHvAiPu0

「ここから、新しく始まるんだ」

 教会を眺めていると横にいた杏子がボソッと、しかし透き通った声で呟いた。

「……そうだな」

 基本的にカトリックやプロテスタントでは妻帯を許されていない事からも分かると思うが、佐倉神父はカトリックとプロテスタントの中間的な教派である聖公会(アングリカン・チャーチ)の神父だった。 ただ《元は》という言葉が接頭に付くのだけれど。
 何故なら佐倉神父は聖公会からも破門されているのだ、理由は聖書の教えにない事まで説き始めたからである。 どうしてそんな事を始めたのかは他人である俺には分からない、しかし結果として信仰者は激減どころかほぼゼロになってしまった。
 一時期はお布施も無く辛うじて貯蓄で生きているような生活だったそうだが、今では持ち直し小さいとはいえ新しい教会を建てられるほどの信仰を再び得る事に成功している。
41 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2014/05/22(木) 21:22:58.53 ID:3/6D2x9do
>>39-40
しね
42 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(SSL) :2014/05/23(金) 21:35:36.34 ID:D+lRyZ9m0
いいね、続けて
43 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage saga]:2014/05/27(火) 14:53:20.72 ID:777Gz1S40
セヴァン「俺がどんな魔法少女なのか知りたい、だって?

      ふへへー♪ 物好きな奴も居たもんだなー

      んじゃ、この場を借りて色々と自己紹介させてもらうぜ!」


QB「それで、なんで僕まで居るんだい?」


セヴァン「そりゃアレだぜ、俺一人が喋ってるだけじゃ面白味に欠けるだろ?

      ていうか俺だけだとまどマギ要素ほぼゼロだしなー」


QB「そういう事なら仕方ないね、君に付き合ってあげるよ

   ついでに僕の自己紹介もしておこう。僕の名前はキュゥべえ

   俗に言う『魔女スレ』の世界での僕は感情が芽生えている。いわば欠陥個体なんだ」


セヴァン「なんで俺よりも先に喋ってるのさアンタは!ネチョるぞこんにゃろう!」


QB「理不尽だなぁ」
44 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage saga]:2014/05/27(火) 14:56:33.61 ID:777Gz1S40
セヴァン「こほん、じゃあ気を取り直して

      俺の名前は【セヴァン】、またの名を【世伴 優空(よとも ゆう)】

      "SSを書き続ける為の心の持ちよう"を願って契約した魔法少女だぜ。『今考えてる設定』ではね」


QB「と言いながらも君のSSは盛大にエタったけどね」


セヴァン「いずれ復活させるんだし! 余計な茶々入れないでくれよな!

      ……んで、固有魔法は『世界の改変』。

      あらゆる事象をまるでSSのように、自分の設定通りに書き換える事が出来るんだ

      魔法を使う際には指をパチンと鳴らして、マジカルキーボードを使って設定を作るのが通例だぜ

      誰が何を想ってどう行動をするのか、人とどんな関わりを持っていくのか

      どんな過去を抱えているのか、どのような未来が待ち受けているのか

      そんな事を自分の思うがままに操作してしまうトンデモチート魔法なんだぜ」


QB「この辺りの設定は色々と改良の余地があるね

   今のままでは原作のような話に出すのはほぼ無理だろうから、制限を付けるべきだよ」


セヴァン「あすみならともかく、こんな俺みたいな二次創作キャラをSSに出す勇気がある人が居ればの話だけどなー」
45 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage saga]:2014/05/27(火) 15:00:36.06 ID:777Gz1S40
QB「次は容姿について説明したらどうだい?」


セヴァン「そうだなー。口では説明するのが面倒だし、イラストを見て貰えばいいと思うぜ

      えーっと、たしか描いてもらった奴が……あー、あったあった」


絵・友人    http://i.imgur.com/Dpfyf.png
絵・スレ住民  http://i.imgur.com/bzQzbiD.jpg
絵・VIPPER  http://i.imgur.com/oOF6W5I.jpg


QB「随分と投げやりだね……

   彼女のソウルジェムは空色で、変身した際は左頬に付くようになっているよ

   この魔法少女らしくない衣装は、彼女が魔法少女である事を隠すためのカモフラージュに過ぎない。という設定のようだよ

   本来ならもっと魔法少女らしい服であるはずなんだけど、彼女はそういう衣装を着用した事が一度もないんだよね」


セヴァン「そんなに俺のフリフリカワイイ衣装が見たいって言うんなら、自分の手で描くがいいぜ!」


QB「催促しても無駄だと思うなぁ」
46 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage saga]:2014/05/27(火) 15:03:22.07 ID:777Gz1S40
セヴァン「あとは性格とか趣味みたいな事を話せばいいかなー

      ご覧の通りに俺はこんな喋り方だけど、その実態は可愛い女の子が大好きな百合美少女だぜ!

      イチャイチャするのも大歓迎だけど、まぁそれっぽく言うとAセク寄りのタチって感じかな!」


QB「君の性癖の話なんてされても困るよ

   それよりも君の行動理念とか、そういった事を話したらどうだい?」


セヴァン「んー、そうだなぁ。行動理念ねえ……

      とりあえずは他人と積極的に絡みたがるけど、決して深入りはしないし、深入りさせないんだよな

      そもそも俺は深みなんて物を持たないっていうか、表面上だけで物事を済ませようとするっていうか

      まあ言うなれば、気持ちが薄っぺらいんだよなー。楽しけりゃなんでもいいじゃん!って感じでさ」


QB「君の感情自体は豊かだけど、ボキャブラリーが乏しい上、悩むことにすぐ疲れるタイプだからね

   それ故にノリと勢いだけで話を進める……簡潔に言うと、アホの子だよね。君」


セヴァン「やかましいぜ!その耳毛もしゃもしゃされたいのかコラぁ!」
47 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage saga]:2014/05/27(火) 15:07:26.48 ID:777Gz1S40
セヴァン「あとは好きなものとか嫌いなものとかかなー」


QB「一気に話が単純なものになったね」


セヴァン「いいんだし!どうせ俺のキャラなんて薄っぺらいんだし!

      好きな色はセルリアンブルー! 好きな食べ物はうどんと可愛い女の子!

      あとハーレムよりかは純愛モノのが好きで、ご都合主義でもいいからハッピーエンドで終わる物語がいいな!

      それと、まどマギ世界のほぼ全ての物が大好きだぜ!魔女とかキュゥべえとか、設定そのものもね!」


QB「最後の行については君のSS内だとほぼ別モノになってる状態だけどね」


セヴァン「嫌いなものはトマトとかスイカとかイチゴみたいな赤い野菜!あとコシの弱いうどん!

      鬱展開とかNTRとか、バッドエンドで終わる物語が苦手だな。でもメリーバッド物はわりと好きだぜ!

      ……っと、これくらい言っておけばいいかな?」


QB「まあ、そうだね。これくらいの情報量があれば、キャラとしては十分立てるんじゃないかな」


セヴァン「他に質問があったら遠慮なく言ってくれよー! んじゃ、また逢う日までー♪」
48 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage saga]:2014/05/27(火) 15:10:22.83 ID:777Gz1S40
御目汚し失礼しました
あっやめて叩かないで、ガラスのハートは簡単に砕けちゃうのよ
49 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(SSL) :2014/05/28(水) 00:09:06.60 ID:LaL+CAKs0
いいね、つづけて
50 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2014/05/28(水) 00:38:51.81 ID:ui4nZuHS0
セヴァンちゃんは寂しがり屋さんなんだよね。
大丈夫、おじさんは分かってるよ。
おじさんはセヴァンちゃんの味方だよ。

セヴァンちゃんは本当はSSを書きたいわけじゃなくて、ただみんなに構ってもらいたいだけなんだよね。
他に居場所がないから、みんなとの交流を求めてここに来てるんだよね。
だからこうしてお馬鹿なふりをしてはしゃいで、
ちょっと皆が嫌がるようなこととかもしちゃうんだよね。

うん、安心して、おじさんは全部分かってるから。
おじさんはセヴァンちゃんがどんなことをしても味方でいてあげるよ。
これからもずっと可愛い寂しがり屋のセヴァンちゃんでいて良いからね。
これからもどんどん遊びに来てね、セヴァンちゃん。
51 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2014/05/28(水) 00:58:48.56 ID:h2Tbn0rEo
セヴァンちゃんがレイプされるのかと思った(薄本感)
52 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2014/05/28(水) 10:36:07.15 ID:ZqzvIho9o
>>50
セヴァンちゃん×おっさん
そんなSS読みたくなっちゃったじゃないか
53 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2014/05/28(水) 15:42:07.57 ID:xl4uNbtX0
ほむら「左頬にジェムがあるから、思いっきり顔面を殴りつけるとセヴァンは死ぬのよ」

セヴァン「やめろし!絶対試すなよ!フリじゃないからな!」

>>50
いやSSが書きたいから書いてるんだけど…
構ってもらうだけならVIPのほうがよっぽどウケがいいぜ

それと魔法を使えば汚いおっさんを美少女に変える事も容易い
実際にスレ住民の子持ちアラフォーおにいさんを少女化させてたからな!
54 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2014/05/28(水) 18:14:28.09 ID:XZ45CyJ90
セヴァンちゃんは自分の気持ちに気が付いてないんだね。
大丈夫、恥ずかしがる必要なんてないんだよ、本当の気持ちを出していいんだよ。
おじさんはセヴァンちゃんの味方だもの、ちゃんと分かってるんだよ。

でもセヴァンちゃんが本当の気持ちを隠したいっていうなら勿論それでも良いからね。
セヴァンちゃんとおじさんの二人の秘密しようね。
55 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2014/05/28(水) 18:20:54.27 ID:xl4uNbtX0
(なんか気持ち悪いのに絡まれてるぜ…)

そもそも俺はレズなのであって
おっさんには微塵も興味ありませんからね
56 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(SSL) [sage]:2014/05/29(木) 00:53:36.20 ID:RXiuL9UA0
もう散々既出だろうけど、もしほむほむの盾が、盾じゃなくデロリアンだったら、もうちょっとアクティブな性格になってたんだろうか?
57 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2014/05/29(木) 01:58:56.34 ID:Th/aFS2AO
逆にめがほむのままだったりして(笑)
「毎回時を超えるのにこんなにスピード出さなきゃいけないなんて怖いですよぅ、ドク(泣)」みたいな
58 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2014/05/29(木) 08:00:39.47 ID:Xm1fV1rgo
ドク(射精音)
59 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2014/05/29(木) 23:18:39.19 ID:Gaz1dgPv0
またほむらはふたなりにされてしまったのか
60 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(SSL) :2014/05/31(土) 18:39:45.64 ID:kmIgYlTG0
リクエストしたら誰かが書いてくれるかな
61 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2014/06/01(日) 02:55:48.81 ID:slR2aIWqo
私的にはいいと思うけど
問題も多そうだからなんとも言えない
62 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2014/06/10(火) 21:50:09.70 ID:gCDr21edO
中沢「中キチ?」
上条「うん。最近の創作モノのネット掲示板でね、何故かモブキャラの中沢くんに焦点を当てて投稿してる人がいて、」
中沢「そう呼ばれてる、と。しかし俺と同じ名字のモブに注目とか嬉しいんだか虚しいんだか」
上条「あ、その創作作品内では中沢くん最強状態で主人公やレギュラーのヒロイン達が皆ハーレム内にいるってさ」
中沢「マジか!?俺もモテ期来たか!?」
上条「あまりに無理すぎる設定のゴリ押しで、最近じゃ創作で中沢って名字のキャラが出てくるだけで読者が離れるどころか管理者が出てくるんだってさ」
中沢「風評被害ィィィ!!!」



???「……うふ、うふふ、中沢くん……今日も格好イイ……」
63 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2014/06/10(火) 22:00:26.81 ID:gCDr21edO
熱烈なストーカーが魔法少女化して全ての物語の主人公が中沢になる事件が発生し、風評被害に悩む中沢。中沢さん(三年の先輩、女性)と中沢くん(一年の後輩、男性)を味方につけ中沢先生(現文教師、ナイスミドル)と共に風評被害に立ち向かう!
一方の魔法少女組は〆切間際でやらかされた海香先生がブチ切れて見滝原へ。キリカは自分と似た雰囲気の馬鹿な魔法少女を見つけ「同類扱いされたくない」と攻撃をしかける。しかしそのストーカーな魔法少女の目的は中沢の隣の席に座るほむらで……
果たしてほむらは巻き込まれずに済むのか!? な話。即興で考えたから妄想爆発なストーカー娘のポテンシャルはようわからん。需要あればどぞ
64 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2014/06/10(火) 22:55:31.87 ID:m+jaGtcuO
ないから自分でやって、どうぞ
65 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(SSL) :2014/06/11(水) 19:03:03.04 ID:Ut1JwqK50
辛い過去を背負った少女
私はあなた物語で出会う
憎しみの裏には殺意の愛がある
自分の願いのために友達を殺せる?
誰かのために[ピーーー]るの?
どっちも同じことなんだよ

人生はサバイバルゲーム!
どんなふうに始めよう?
時も空間も思いのまま!どこにいこう?
あなたは永遠を求める
生きる必要は?
この世界がいつできたか知らないでしょ?
私たちは時間を飛び越えたの!!


あなたがいる限り世界は変えられない
世界のルールがそうさせてる
私達は愛を頼りに
過去と未来を旅している
こんな世界壊してやる!
全ての苦しみも元に戻しまた生まれ変わる
約束したから。一緒に星を見るって
奇跡を起こしてみせる
『DEAD END』を覆してみせる!


孤独な心を持つあなた
あなたを独り占めしたいの
憎しみの裏には独占欲がある
未来はもう終っている
だけど、私達はまだ続けてる
過去はまだ繰り返されていない
そう、違う世界の未来も
この世界の今は繋がっている

死は螺旋のように繰り返すもの
あなたはどう思う?
神も悪魔も私が利用しているに過ぎない
あなたは知ってる?
「君は何を企んでる?
君の手は握れないよ」
「君は私をどこに連れていく気?
私は君を信じないよ」
あたなは言う
あなたと同じ世界を生きれない


私の愛は何があっても変わらない
すべて私のために上手くいくの
私たちはこの瞳を頼りに
光と闇の中をさまよい続ける
こんな世界壊してやる!
真実を作り変え、それを事実にしてやる
あなたを騙すことになっても
あなたがいる今をもっと感じたい

私は傍にいてくれるあなたが好きなの…

生きるか死ぬか
生きるか死ぬか
戻ってきて………

あなたには読めない?見えないの?
私の言葉はあなたへの幻
私を助けて!あの人を救って!
なんでここに来たの?私は嘘つきなのに!?
間違ってる!気づかないの!
それは世界の崩壊の始まり
あなたの望みは止められない
だってあなたを忘れることはできないから

あなたがいる限り世界は変えられない
世界のルールがそうさせてる
私達は愛を頼りに
過去と未来を旅している
こんな世界壊してやる!
全ての苦しみも元に戻しまた生まれ変わる
約束したから。一緒に星を見るって
奇跡を起こしてみせる
『DEAD END』を覆してみせる!
66 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2014/06/12(木) 23:51:25.76 ID:/5L8fZNao
ほむら「あなたは本当に美樹さやかなの?」

さやか「ご挨拶だね。あたしはあんたが知ってる通りのあたしだよ。転校生?」

ほむら「………えっ?」

さやか「あれ、何その反応。もっとなんかこう……あれ?」

ほむら「わたしが知っている通りの美樹さやか……?えっ?」

さやか「なんか間違ったこと言った?何も間違ってないと思うけど?」

ほむら「わたし、言う程あなたのこと知らないのだけれど?」

さやか「………は?」

ほむら「だってあなた、いつもわたしに対しては冷たいと言うか、突き放したと言うか、そんな感じだったじゃない」

さやか「いや、まぁ……うん」

ほむら「それで自分を知ってもらったつもりなのだとしたら、軽くあなたの事を軽蔑してしまうけれど?」

さやか「え、あの、ちょっと」

ほむら「わたしが知り得ている範囲のあなたが、わたしが知っている通りのあなただと言うのなら、わたしにもそれなりの考えというものがあるけれど?」

さやか「ちょっ、ストップストップ。なんか話がこじれそう」

ほむら「あなたがこじらせているんじゃない」

さやか「あたしが悪いの!?」

ほむら「で、どうなの?あなたはわたしに対して、自分を知ってもらう努力はしたつもりなのかしら?」

さやか「………」

ほむら「美樹さやか?」

さやか「ごめん……なんか、その……ほら、あたし、一応さ、先に逝った立ち場だったから……なんか勝手にあんたのことを知ったつもりでいたと言うか……」

ほむら「………」

さやか「あたしのことも、あんたに知ってもらったつもりでいたと言うか……まぁ、うん」

ほむら「要領を得ないわね。はっきりしなさいよ」

さやか「あたしはあんたが知ってる通りのあたしじゃありませんでしたーっ!!すんません!!」
67 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします :2014/06/12(木) 23:53:02.12 ID:/5L8fZNao
小ネタですらない一発ネタ
これで一本書ける気がしないからここに供養
68 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(SSL) :2014/06/18(水) 16:58:04.86 ID:SX83Obsa0
だからアタシは好きになったんだ

「これはどこに運べばいいですか?」
「それはリビングの方に頼むよ」

 もうすぐ春休みも終わるぞとカレンダーが告げる中ごろ。 俺は今、ひたすらに荷物を運んでは戻るの作業を繰り返していた。 額には汗がにじみ足にも乳酸が溜まってきている……かれこれ2時間くらいは同じ作業を続けていただろうか。

「これで最後、っと」

 トラックに積まれた最後の荷物を運びきりふかふかのカーペットが敷かれたその場へと崩れ落ちる様に胡坐で座り込む。 額の汗を手で拭い疲労している手足を伸ばしつつそのまま後ろへと倒れ込んだ。 するとコツンと頭の後ろに何かが当たり、見えるはずの天井は見えず代わりに健康的な肌色が見えた。

「お疲れさん」

 そう言いながら指しのばしてきた彼女の手を握り――少し汗の滲んだ柔らかな感触を感じつつ、一気に起き上がる。

「疲れたー……これで終わりだよな?」
「残念でした、自家用車の方に積んである荷物がまだあるんだ。
 まぁそっちの方はアタシとモモの私物が殆どだから自分たちで運べるけど……手伝ってくれるよな?」
69 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(SSL) :2014/06/18(水) 16:58:55.84 ID:SX83Obsa0
 「うへーい」と悲鳴か了解の意か分からない返事をしつつ彼女の横に着いて行く。
 並んで歩いている彼女の名前は佐倉杏子、この教会のシスターだ。 今は茶色のブーツを穿き青色のホットパンツに緑色のパーカーを着て、綺麗な赤色をしたロングの髪の毛をポニーテールで纏めている。 随分とボーイッシュな格好だがツリ目な彼女には大分似合っていた。
 ポニーテールを纏めている黒いリボンは実は俺が贈ったものだ……今更ながらつくづく自分はセンスが無いと思う。 さやかにあげた髪飾りもそうだが飾り気がなさすぎる。 しかし気に入ってる様なので俺としてはそれ以上何も言えなくなってしまったのだが。

「悪いな、引っ越しなんて手伝って貰っちゃってさ」

 そう言いながら杏子は「たはは」と笑い少し頬を人差し指でかく。 つまり、今日の自分は佐倉一家の引っ越しを手伝っている日雇いのあんちゃんなのだ。

「いつもお世話になってるしな、力になれるなら手を貸すよ――よっと」

 自家用車の荷台からダンボールを引っ張り出す。 これは大分軽いようなのでもう一つ持てるだろうと思い二つの段ボールを自分の胸の前まで持ってきて両手で運んでいく。

「さっすが男の子、アタシの分まで頑張ってくれよな!」
「いやいや、杏子も運んでくれよ」
70 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(SSL) :2014/06/18(水) 16:59:35.33 ID:SX83Obsa0
 軽口を叩きつつ二人で杏子の部屋へと私物を運び込む。
 先ほど彼女の事をシスターと言ったが、シスターと言うからには勿論教会がある。 先ほどから荷物を運んでいるのは教会横にある神父さん一家の新しい家なのだ。 家族構成は神父さんに奥さん、姉の杏子に妹のモモの四人家族である。
 運んでいる最中視線を逸らせば横にはすぐ真新しいが、こじんまりした教会が見える。 前の教会は古くなってしまってかなり老朽化したので場所を移して建て替えたのだが――前の教会に比べれば敷地面積は大分狭くなっていることだろう、半分以下だ。

「ここから、新しく始まるんだ」

 教会を眺めていると横にいた杏子がボソッと、しかし透き通った声で呟いた。

「……そうだな」

 基本的にカトリックやプロテスタントでは妻帯を許されていない事からも分かると思うが、佐倉神父はカトリックとプロテスタントの中間的な教派である聖公会(アングリカン・チャーチ)の神父だった。 ただ《元は》という言葉が接頭に付くのだけれど。
 何故なら佐倉神父は聖公会からも破門されているのだ、理由は聖書の教えにない事まで説き始めたからである。 どうしてそんな事を始めたのかは他人である俺には分からない、しかし結果として信仰者は激減どころかほぼゼロになってしまった。
 一時期はお布施も無く辛うじて貯蓄で生きているような生活だったそうだが、今では持ち直し小さいとはいえ新しい教会を建てられるほどの信仰を再び得る事に成功している。
71 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(SSL) :2014/06/20(金) 11:17:47.11 ID:3EQzu3tF0
突然ですが宣伝です!
>>1が謝罪するまで続けます!
文句があればこのスレまで!

加蓮「サイレントヒルで待っているから。」
http://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/news4ssnip/1401372101/

>>1>>2>>3>>4>>5>>6>>7>>8>>9>>10>>11>>12>>13>>14>>15>>16>>17>>18>>19>>20>>21>>22>>23>>24>>25
>>26>>27>>28>>29>>30>>31>>32>>33>>34>>35>>36>>37>>38>>39>>40>>41>>42>>43>>44>>45>>46>>47>>48
>>49>>50>>51>>52>>53>>54>>55>>56>>57>>58>>59>>60>>61>>62>>63>>64>>65>>66>>67>>68>>69>>70>>71
>>72>>73>>74>>75>>76>>77>>78>>79>>80>>81>>82>>83>>84>>85>>86>>87>>88>>89>>90>>91>>92>>93>>94
>>95>>96>>97>>98>>99>>100>>101>>102>>103>>104>>105>>106>>107>>108>>109>>110>>111>>112>>113
>>114>>115>>116>>117>>118>>119>>120>>121>>122>>123>>124>>125>>126>>127>>128>>129>>130>>131
>>132>>133>>134>>135>>136>>137>>138>>139>>140>>141>>142>>143>>144>>145>>146>>147>>148>>149>>150
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>>295>>296>>297>>298>>299>>300>>301>>302>>303>>304>>305>>306>>307>>308>>309>>310>>311>>312
>>313>>314>>315>>316>>317>>318>>319>>320>>321>>322>>323>>324>>325>>326>>327>>328>>329>>330
>>331>>332>>333>>334>>335>>336>>337>>338>>339>>340>>341>>342>>343>>344>>345>>346>>347>>348
>>349>>350>>351>>352>>353>>354>>355>>356>>357>>358>>359>>360>>361>>362>>363>>364>>365>>366
>>367>>368>>369>>370>>371>>372>>373>>374>>375>>376>>378>>379>>380>>381>>382>>383>>384>>385
>>386>>387>>388>>389>>390>>391>>392>>393>>394>>395>>396>>397>>398>>399>>400>>401>>402>>403
>>404>>405>>406>>407>>408>>409>>410>>411>>412>>413>>414>>415>>416>>417>>418>>419>>420>>421
>>422>>423>>424>>425>>426>>427>>428>>429>>430>>431>>432>>433>>434>>435>>436>>437>>438>>439
>>440>>441>>442>>443>>444>>445>>446>>447>>448>>449>>450>>451>>452>>453>>454>>455>>456>>457
>>458>>459>>460>>461>>462>>463>>464>>465>>466>>467>>468>>469>>470>>471>>472>>473>>474>>475
>>476>>477>>478>>479>>480>>481>>482>>483>>484>>485>>486>>487>>488>>489>>490>>491>>492>>493
>>494>>495>>496>>497>>498>>499>>500
72 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [saga]:2014/06/21(土) 23:23:57.72 ID:4AltpERAo
書いてみたらスレ立てるほどのものでもなかったので、ここに投下します
73 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [saga]:2014/06/21(土) 23:24:31.98 ID:4AltpERAo
--さやかの家--

杏子「海老の尻尾もーらい!」ヒョイ

さやか「杏子!突然何すんのよ!」

杏子「あーうめぇうめぇ。やっぱ尻尾まで食べてこその海老だよなー」

さやか「……え? 杏子。あんた、いつも海老の尻尾何か食べてるの……?」

杏子「……え?」
74 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [saga]:2014/06/21(土) 23:25:24.10 ID:4AltpERAo
杏子「いや、普通食べるだろ。海老の尻尾」

さやか「食べないよ! 海老の尻尾まで食べるなんて、杏子! 意地汚い!」

杏子「……ハァ!? 意味わかんねーし! 尻尾食べないって海老への冒涜だろ! ちゃんと全部食えよ! 食い物を粗末にするんじゃねぇ!」

さやか「何をー! このお子ちゃま味覚!」

杏子「お子ちゃま味覚は海老の尻尾食べないあんたの方だろ! あーまさかさやかが海老の尻尾も食べれないお子ちゃまだったとはなー!」

さやか「うるさい馬鹿! あんたなんかもう知らない!!」

杏子「それはあたしの台詞だよ! 馬鹿さやか! バーカバーカ!」
75 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [saga]:2014/06/21(土) 23:26:00.97 ID:4AltpERAo
--次の日 学校--

まどか「さやかちゃーん。杏子ちゃーん。おっはよー」

さやか「……ねぇ、まどか。まどかは海老の尻尾って食べる?」

まどか「え? ……えぇと海老の尻尾は……食べない、かな?」

さやか「そうだよね! ほら見ろ杏子! 海老の尻尾なんか食べるのあんただけだよ!」

杏子「……なぁ、まどか。本当に食べないのか? もし、あんたが飢え死にしそうで目の前に海老の尻尾しかなかったら、どうする?」

まどか「えぇー……。まぁその状況なら、食べるかも……」

杏子「どうださやか! まどかは食べるってよ!」

さやか「どんだけ特殊な例あげてんのさ! 普通の生活おくってたら海老の尻尾なんか誰も食べませんよーだ!」

杏子「うぜぇ! 超うぜぇ!」

まどか「……えー……」
76 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [saga]:2014/06/21(土) 23:26:35.22 ID:4AltpERAo
--放課後--

まどか「……ということがあって」

ほむら「成程、それであの二人は今日一日中喧嘩してたのね……。……心底どうでもいい」

まどか「杏子ちゃんはもうさやかちゃんの家に泊まらないってマミさんの家にいっちゃうし……このまま仲直りできなかったらどうしよう?」

ほむら「私に言われても……」

まどか「海老の尻尾で喧嘩して別れちゃうなんて……別れる? 違う、今のわたしは尻尾のようなもので、もっと大きな海老そのもののような存在だったような……」

ほむら「さやかはまだ帰ってなかったわよね。少し話をしてみるわ」

まどか「……あれ? 今大切な何かを思い出しかけたのに……」

ほむら「気のせいよ。忘れなさい」

まどか「……うん。ごめんね、ほむらちゃん」
77 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [saga]:2014/06/21(土) 23:27:38.44 ID:4AltpERAo
--屋上--

さやか「……」

ほむら「美樹さやか、こんなところで一体何をしているのかしら」

さやか「!? 悪魔!! あんたどの面さげてあたしの前に何か……!」

ほむら「今、その話はどうでもいいの。あなた海老の尻尾の事で杏子と喧嘩しているようね」

さやか「……あんたには関係ないでしょ」

ほむら「大ありよ。こんな事がずっと続けばまどかが悲しむ事になるわ」

さやか「……ねぇ、悪魔。あんたは海老の尻尾って食べるの?」

ほむら「……昔は食べてなかったけど、海老の尻尾は体にいいって話を聞いてから、食べるようにしたわ」

さやか「……へぇ、そうなんだ」

ほむら「……私も軽蔑する? 佐倉杏子と同じように」

さやか「や、あんたは悪魔だから、杏子と同じという話ではないと思うんだけど……」

ほむら「鹿目まどかが海老の尻尾を食べるとしたら、あなたはまどかも軽蔑するのかしら」

さやか「それは……」

ほむら「……そろそろ気づかないかしらね。あなたがいかに愚かな理由で佐倉杏子と喧嘩していることに」

さやか「……杏子って今、どこにいるか知ってる?」

ほむら「まどかの話だと、今は巴マミの家に行ったそうよ」

さやか「ありがと、ほむら!」ダダッ!
78 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [saga]:2014/06/21(土) 23:28:07.13 ID:4AltpERAo
ほむら「……まったく世話のやける……」

さやか「……でも、忘れない」

ほむら「! まだ行ってなかったの?」

さやか「あたしは忘れない! あんたが……悪魔だってことは!!」

ほむら「いいから早く佐倉杏子のところに向かいなさい!!」
79 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [saga]:2014/06/21(土) 23:29:30.04 ID:4AltpERAo
--マミの家--

杏子「……ってことがあってさー。さやかの味覚音痴にも困ったもんだよなー!」

マミ「……ねぇ、知ってる? 海老の尻尾とゴキブリの羽は同じ成分が含まれているのよ」

杏子「……え?」

マミ「さらに言えば、海老の尻尾には細菌が多く含まれていて、健康を害する危険性があるという話も聞いたことがあるわね」

杏子「……なんだよ。マミも食べない派か?」

マミ「私は食べない派だけど……百江さんは食べる派ね。というか百江さんは、チーズをつければどんなものでも食べる子だけど」

杏子「はぁ? 何それ。食べない派のあんたが、食べる派のなぎさと仲良くしてるってわけ?」

マミ「えぇそうよ。仮にカブトムシやザリガニを生きたままムシャムシャ食べるような子だったとしても、私はきっと仲良くしていたと思うわ」

杏子「……」

マミ「だってそんな事、関係ないもの。私は百江さんが好きなんだから。……あなたにとっての美樹さんは、そうじゃなかったのかしら」

杏子「……あたしは」

バタン!

さやか「ハァ……ハァ……」

杏子「……さやか!?」
80 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [saga]:2014/06/21(土) 23:30:03.29 ID:4AltpERAo
杏子「ど、どうしたんだよさやか。そんなに息切れおこして……」

さやか「……買ってきた! スーパーのお惣菜コーナーにあった海老フライ!」

さやか「そして食べた! 尻尾まで!」

杏子「……さやか!? あんなに嫌がっていたのに……」

さやか「……正直、全然おいしいとは思わなかった。でも、これからはいつも食べるようにする! 海老の尻尾をもう残したりなんかしない! だから……」

だからあたしを、嫌いにならないで

杏子「……さやか!!」
81 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [saga]:2014/06/21(土) 23:30:39.70 ID:4AltpERAo
さやか「杏子、どうしたの突然抱き着いて……え? 泣いてるの?」

杏子「あんただって泣いてるじゃねぇかよ……」

さやか「え? あれ、本当だ。何で……」

杏子「……ごめん、さやか」

杏子「あたしがどうかしてた。海老の尻尾を食べても、食べなくても、さやかはさやかなんだ。……どうしてこんな事に気づかなかったんだろう」

さやか「……杏子。……うぅん、あたしの方こそごめん。海老の尻尾は食べないものと決めつけて、あんたを傷つけちゃった。あたし、悪い子だ」

杏子「さやか……」

さやか「杏子……う、うわぁあ……」

うわぁあああああん
82 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [saga]:2014/06/21(土) 23:31:29.63 ID:4AltpERAo
マミ『……どうやら、二人ともまた仲良くなれたようよ。暁美さん』

ほむら『……協力感謝するわ。巴マミ』

マミ『まったく世話の焼ける後輩ね。美樹さんも佐倉さんも……そして、あなたも』

ほむら『……何でそこで私が出てくるのかしら』

マミ『いつも用意しているのよ。あなたの分の紅茶とケーキ。悪魔気取りもいいけれど、そろそろ私のお茶会に参加しない? 暁美さん』

ほむら『……気がむいたら、顔を出すわ』

マミ『待ってるから』

ほむら『……面倒な先輩ね、あなたは』

マミ『あなたに言われたくはないわ。面倒な後輩さん』
83 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [saga]:2014/06/21(土) 23:32:08.46 ID:4AltpERAo
--次の日 学校--

杏子「やーいやーい馬鹿さやかー!」

さやか「こんのぉ! 待てー!」

まどか「良かった、二人ともすっかり仲直りして。ありがとうほむらちゃん」

ほむら「これで仲が良いのよね。この二人は……まぁ、いいけれど。マミにもちゃんとお礼を言うのよ。まどか」

まどか「うん!」

ほむら「……」
84 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [saga]:2014/06/21(土) 23:32:39.43 ID:4AltpERAo
ほむら「偽街の子供達ー! 集合!」

ほむら「海老の尻尾を食べる派と食べない派で分かれなさい!」

イバリ「タベルヨ。コノカンジョウハワタシラダケノモノ!」

ネクラ「タベナイヨ。ミットモナイ!」

ウソツキ「タベナイノ? デキソコナイハキミダヨ。ワレラガホコリ」

レイケツ「チイサクキリワケレバタベラレルワネ」

ワガママ「アンナノタベルノー? タベラレルヨウニレンシュウシヨウカシラ」

ワルクチ「アンナモノヲタベルナンテ、トンダタイヘンナキゲキシャネ」

ノロマ「オイシイトオモウケドナー」

ヤキモチ「ハコヲヨウイシマショウ。シッポノカガヤキヲエイエンニトジコメテオキタイワ」

ナマケ「シッポヲタベルナンテメンドウ」

ミエ「シッポデケープヲヨゴサレタラタイヘン!」

オクビョウ「オソラニツレテイカレタラ、エビノシッポモタベラレナイ!」

マヌケ「シッポハキットワタシタチノコトモアイシテクレルワ」

ヒガミ「トリアエズウメマショウ」

ガンコ「シッポコソワレラノブタイ!」

ワーワーギャーギャー

ほむら「はいストーップ!!」

ほむら「……たかが海老の尻尾。されど海老の尻尾ね」

おしまい
85 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [saga sage]:2014/06/21(土) 23:33:57.61 ID:4AltpERAo
以上で終了となります。

海老の尻尾、おいしいよ
86 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2014/06/21(土) 23:39:17.73 ID:VrnaMocpo


ガツガツ パキ!パキ!パキ! ゴクン

なぎさ「……うん すごく好きなのです…… 海老の尻尾」
87 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(SSL) [sage]:2014/06/22(日) 00:13:16.04 ID:wSSZo54q0
ドールズはなんでもバリバリ食べてるイメージだけどな。
とりあえず乙
88 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2014/06/22(日) 00:17:12.29 ID:HBiM6PNAO

和んだ。
悪ほむは良い子だなぁ。
89 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2014/06/22(日) 00:46:32.68 ID:M/qhiejSO
エビの尻尾
90 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2014/06/22(日) 21:30:03.65 ID:sUIsNR5kO
海老の尻尾でここまで書くとは
俺なんかの発想じゃ

和子先生「今日は皆さんに大切なお話があります!エビフライの尻尾は食べますか、食べませんか!?はい、中沢くん!」

中沢「どっちでもいいかと……」

和子「その通り!どっちでもよろしい!男子の皆さんはくれぐれも『エビフライの尻尾を食べるなんて意地汚い』なんて言う大人にならないように!女子の皆さんはそんな男性とは交際しないこと、良いですね!?」


ぐらいしか出ねぇ
91 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(SSL) :2014/06/29(日) 21:13:24.29 ID:ldmOa9KV0
保守
92 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(SSL) [sage]:2014/07/06(日) 01:25:58.01 ID:7ZnQVqei0
転校してきたその女の子はどうも奥手で引っ込み思案のようだ。
自己紹介の時もモジモジしてたし、その後のクラスメイトの女子たちに囲まれた時も戸惑っていた。

―――――そんな彼女が、自分の隣の席で、ある日消しゴムを落として―――――

「あ・・ありがとう・・その、あの、えーっと・・」
「ああ、俺は中沢。よろしく鹿目さん」
「あ・・う、うん」

 こっちに転がってきた消しゴムを拾い、彼女に渡す。
鹿目さんは申し訳なさそうに、少し手を伸ばしてそれを受け取った。

「うん、ありがとう。中沢君」

そう言って微笑んだ鹿目さんの顔を見て――― 一瞬、脳裡に別の何かの場景がよぎり――すごくドキッとした。

彼女が視線を前に戻した直後、自分もハッとして顔を正面にもどす。
今は授業中だが、早乙女先生はトンカツにはソースだの醤油だのまた脱線した話を熱心に語っていた。
先ほどまで、調味料の英単語をホワイトボードに書き連ねていたはずだったのだが、何かあったんだろうか。いやあったんだろう。主に男関連で。
しかし、そのおかげでいまの一連の光景は見られなかったようだ。よかった。きっと今の自分は顔を赤くしているだろう。

(うわ・・やっべー・・今のすごく可愛かった・・・)

クラスメイトの女子とも特に接点がないまま過ごしてきた自分には今の女の子の笑顔は不意打ちだった。
同年代の女の子と会話する事さえあまり多くないのにあんな顔を見せてくれるなん思いもよらなかったのだ。
いつか、志筑さんという彼女をもつ友人の上条恭介が、二人で仲睦まじく話している姿を羨望の眼差しでみていたことがあった。
あんな風に、自分も女の子と気さくにはなせないか、あわよくば彼女とかできてくれないかなあー、と。
ちなみに、そのようなイチャイチャぶりを見ていると、心の内で「あいつはヴァイオリンとつきあってたんじゃあないのかよ」とひがんで
つぶやいてたのはココだけの話である。
93 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(SSL) [sage]:2014/07/06(日) 01:26:43.43 ID:7ZnQVqei0
(いや、しかし、よかったなあ・・・今のは・・・)

そして、再び今しがたの光景を思い出す。顔が少しニヤついてることに本人は気づいてない。
ほんのわずかな出来事だったのだが、あの笑顔がかなり効いた。
何であれ、ただでさえ可愛らしい子が自分に向けて、あんな笑顔を向けてくれたのだから。
今まで、こんなことは一度も――――――――――――――。

(――――――あれ・・・?)

―――――――――――――なかった・・はずだ。
だがしかし、何故だろう。微妙な違和感――いや、既視感を感じた。
まるで同じようなことが前にもあったような。

(いや、そんなはずは・・・?)

あったとしても、きっと中学に入る前だろう。
だが、いま感じるそれはそんなに昔ではなく、むしろつい最近のものであるような気がする。

(だけど・・・でもあれは――――?)

浮かんでくる情景のなかに映ってるのは鹿目さんではない。

(――――そう、確か『その女の子』は黒髪で眼鏡をかけていて――――)

「ハイッ!どう思いますか!中沢君!!」
「えっ!?ハッ、ハイっ!別にどっちでもいいんじゃないかと・・!」


――――そんな疑念はこうしていつもの穏やか『日常』の中に埋もれていく。
94 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(SSL) [sage]:2014/07/06(日) 01:27:23.12 ID:7ZnQVqei0
「――――――――――――?」

少女はその光景を見ていた。
少女が求め、つくりだした日常。すべては『彼女』が再び人として生きられるようにするため。
そんな彼女の姿を今日も離れた席から少女は慈しむように見ていた。
そして見た。彼女が落とした消しゴムを隣の男子が拾い、それを受けとって照れながら微笑む彼女の姿を。

「・・・・・・・・・・・・・」

別に、何てことのない、いつも通りの学校のクラスの風景である。
しかし何故だろう?それとはなにか別に感じ取られるものがあった。
日常的な風景であることに間違いはない。だが、『本来あるべきもの』とは違う。そんな違和感がぬぐえない。

「・・・・・・・・・・・フッ」

何を考えているのだろう。この世界は、自身が望み、改変したものだ。
『元の世界』を知る自分には齟齬を感じてもおかしいことではない。
例え、何かあってもすぐに修正すればいい。自身の持つこの力を使って。
少女は、自身の手の甲にある紋様を見つめながら改めて思う。

――――――――もう決して壊させない。邪魔させない。例えその相手がどんなに神や悪魔のように強大でも無力なただの人間であったとしても。
95 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(SSL) :2014/07/06(日) 01:41:48.10 ID:o/JS6U1T0
96 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(SSL) :2014/07/12(土) 16:41:01.24 ID:c/twpd1e0
97 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(SSL) :2014/07/14(月) 21:26:40.45 ID:X0gtz2rh0
さやか「忘れんぼの私に朗報が来た」

中沢「へえ、どんな朗報だ」

さやか「一度聞いたことは絶対に忘れない方法だ」

中沢「どんな方法だ、俺にも教えてくれ」

さやか「いやそれが、忘れてしまって……」

中沢「忘れる前に実践しろよ」
98 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(SSL) :2014/07/15(火) 17:46:58.86 ID:xMkt54H30
ワロタ
99 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(SSL) :2014/07/16(水) 21:53:52.88 ID:qMhQUZOT0
100 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(SSL) :2014/07/18(金) 00:49:25.55 ID:e5xaKDen0
いいね
101 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(SSL) :2014/07/19(土) 01:06:13.29 ID:vjg6Ibgy0
一度目

中沢「半熟です」

先生「後で職員室に来なさい、説教したい事が山ほどあります」

二度目

中沢「堅焼き…です」

先生「まあとりあえずよろしい、ですが、一々変なポリシーを持つ男は嫌われますよ」

三度目

中沢「いや、……分かりません」

先生「はっきりしなさい! はっきりと!」

四度目

中沢「どっちでもいいです」

先生「そうです」

中沢「(あ、これが正解なんだ)」
102 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(SSL) :2014/07/19(土) 11:54:08.99 ID:UIbb/7kv0
記憶持ち越してるじゃないか
103 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2014/07/19(土) 12:18:08.06 ID:Afb+2hdDO
リディシュタ持ち?
104 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2014/07/19(土) 12:22:42.83 ID:iPWtoHnQo
同じような質問を何度もやってるのかと思った
105 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(SSL) :2014/07/19(土) 18:19:54.32 ID:+DE+T1zx0
これって中沢もループしてるのかよ
106 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(SSL) :2014/07/26(土) 17:01:13.17 ID:O2Gwuu800
どっちでもいいんじゃないかと
107 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(SSL) :2014/07/30(水) 23:14:58.46 ID:gmsJ/MiA0
いいね
108 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(SSL) :2014/08/03(日) 20:22:49.15 ID:49SmwZ3U0
だれか
109 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(SSL) [sage]:2014/08/04(月) 20:39:35.93 ID:TbdaZy7j0
私がついてるよ 私がついてるよ

辛い事ばかりでも キミには挫けないで欲しいな

思い出して 私の事 君のすぐそばに いつも私がいる


私がついてるよ 私がついてるよ

悩み抱えていても キミは秘密にしないで欲しいな

あてにしてよ 私の事 いつも君のそばに いつも私がいる

私よりも 凄い奴は 沢山いるよね 

だけど 私よりも キミの事 愛してるヤツは いないよ

時が流れても 変わらないもの それはキミへの愛情

キミは友達 いつも私がいる キミのそばに
110 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(SSL) [sage]:2014/08/04(月) 20:40:09.13 ID:TbdaZy7j0
――――――

マーゴット「…………」パキン…パラ…パラ…

織莉子「キリカ……うっ…うぅ…」ポロポロ

ほむら「美国織莉子、最後に言い残す事はある?」ジャキッ

織莉子「…どうして?」

ほむら「…?」

織莉子「…私達が何をしたというの!?キリカと出会えて…ようやく生きる意味を知れるところだったというのに!!」

織莉子「キリカをあんなになるまで傷めつけてッ…どうして私達の…」ドチュンッ

織莉子「えっ…?」ゴブッ… ドシャッ

ほむら「貴女が…私達の邪魔になるからよ…」

織莉子「何…を…」

ほむら「悪く思わないでちょうだい…あの時間軸以来、先手を打たせてもらっているのよ…」ジャコン! チャキッ

ほむら「こっちも譲れないのよ、さようなら…」タ―ン! パリィン…

織莉子「」ガクッ


ほむら「今度こそ……乗り越えて見せる…!」

                          to be continued…
111 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(SSL) :2014/08/05(火) 00:30:50.99 ID:6StHVXqw0
112 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2014/08/05(火) 00:34:53.01 ID:fNe5q57No


キリカと織莉子の事を知ったほむらがその後どう対処していたのかって妄想が膨らむよなー
個人的にはほむらちゃんは非常に徹しきれずキリカと織莉子とはうまく戦わない方法を探るような気がする
113 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2014/08/06(水) 08:24:51.12 ID:6dduyCx+o
なんだただのほむら厨だったか
114 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2014/08/06(水) 12:00:40.06 ID:pcA7p2teo
>>112
まあ可能性はあるかもね
[ピーーー]のって手っ取り早いけど露顕したときのリスク高いし
QBにバレてマミさんまどさやにチクられたらその時点でほぼ敵対確定だし
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