過去ログ - 【叫ぶような声も】能力者スレ【無痛になっていく】
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104: ◆S6ROLCWdjI[sage saga]
2018/08/11(土) 18:02:34.85 ID:L9UjceST0
>>101 >>ALL

【ずっと沈黙のさなかで待ち続けていた女がはっと息を呑む。誰かの声が、やっと自分を呼んでくれた】
【それで――――少女の質問の意味に、惑う。困惑の表情を浮かべて。……質問を、逆に、投げかける】

何処にいる、とは、…………どういうこと?
あなたたちビルの中に入っていったじゃない、……「そこ」にいないってこと?
はあっ? どういうこと、クソ――――おじさま!? それからえーっと……騙し絵!?
一体全体何が起きてるの、「この中で」! 僕は音しか拾えないんだよクソがっ……

【がり、と爪を立てて黒髪を掻き乱す。……こんな質問しか飛んでこないと言うことはつまり、】
【入っていった奴等の誰もが未だ「あの子」に会えていない、そういうことなんだって、理解して】
【苛立ちが瞬時に小さな身体を駆け巡る。ふうっと手負いの獣みたいな息を吐いて、それから】
【……深呼吸。落ち着け、落ち着け、と自身に言い聞かせて――熱を逃がしていく。そうしたら】


………………逆に聞きたい。あなたたちは今、「どんなところ」にいるの?


【通信機を受け取ってくれたすべての人に。問いかけていく。はあ、と大きく息を吐きながら】
【問いはするけど答えに期待はしていなかった。だってみんな死闘の最中だ。そんな余裕ないからって】
【無視されても構いやしなかった。誰一人とて損ねてほしくないのは本当だから。だから、けれど】
【誰でもいい。この声に反応できる誰かを、ひとりだけでも――――待っていた】


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