過去ログ - 【叫ぶような声も】能力者スレ【無痛になっていく】
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アルク=ワードナール&ラベンダァイス
◆auPC5auEAk
[saga sage]
2018/08/11(土) 18:01:57.47 ID:3gt90YRl0
>>100
っ、と、捉えた……さあ、どうだ……!?
【立っているのもやっと――――足首に深手を負わされてしまった以上、仕方がないだろう――――そんな状態のアルクは、十字架に捉えた男を、キッと睨みつける】
【自身のひらめきを確かめるべく、この技を仕掛け、そして成功したのだが、果たして目論見通りの結末を迎えるのだろうか】
【――――そんな期待と不安を飲み込むように、世界の様相が一変する】
なっ――――っく!
……奴の叫びを考えれば、的外れではないはずだ……なら、どういう事だ……ッ!
【突如として空間を満たす密林の緑と熱気。そして、先ほどまで確かに捉えていた男の消失】
【アルクは、悔しげに喉を鳴らす。キーワードはやはり『夢』。それ自体は間違っていなかった様だ】
【だが、世界と切り離すという手段では、どうやら及ばないらしい。アプローチの仕方を変えなければならない――――痛みに胸が締め付けられる思いを抱えながら、アルクは状況を受けとめ直す】
ッッ、ラベンダー!
「ッ――――『セイバー・フォース』!!」
【奇妙な沈黙の中で、アルクは再びラベンダーの身に危機が迫っている事を悟る】
【――――1つ所に意識を向けさせると、そこへの対応が難しくなる。軍隊における、実戦で最も注意すべきテクニックだ】
【つまり「同じところをいつまでも狙うな」「同じ手段で何度も攻撃を凌ぐな」という事だ】
【となると――――自分ばかりを狙い続ける筈もない。対象が、向こうへと移った可能性は高い――――アルクはそこに思い至ると、再び警句の叫びを放つ】
【果たして、木と同化した男のナイフが、今度はラベンダーを襲う。だが――――幸いだったのは、環境の変化を軸に、ラベンダーの方も「やり方」を変えようとしていた事だった】
【黒い身体に幾筋かの光線のラインが入った、細く歪んだ人型】
【右手は肘から先が光の剣となり、左手は肥大・硬質化し、爪のついた盾の様な形になる】
【何らかの機械の様な頭部には、ラベンダー色の髪が、束ねられたように幾筋かに分かれ、風もなくはためいている】
【伸ばされたナイフが、ラベンダーの硬質化した左手で防がれていた。偶然の一致を、最大限に活用する事――――ラベンダーもまた、実戦経験に裏打ちされたものを持つ戦士なのだ】
【そのまま、お返しとばかりに右手の刃で反撃を見舞うラベンダー。タフネスを誇るとはいえ、無抵抗のままでは何にもならないのだ】
(――――これが『夢』の故なら……どうする!? 眠らせる、或いは目覚めさせる――――『夢』を消すなら、そのどちらかだ……だが、本当にできるのか!?
ここはいわば、『夢』の辺域――――そこから、夢に直接アクセスする事が、本当に……!? だが、少なくともこのまま削り合っていても、恐らくは変わらないんだ……! ッ――――!!)
【周囲に十分な警戒を飛ばしながらも、アルクは現状の打開策を必死で探っていた】
【『夢』を媒介にする力である事は間違いない。なら『夢』を無力化しなければならない――――その方法を思索して。再び「試す価値はある1つの仮説」を組み立てる】
――――ラベンダー、そいつの『仮面』を砕き散らすんだ!!
「ッ!?」
【アルクはラベンダーへと怒号を飛ばす。「目覚めさせる」とは「目を開かせる」事――――即ち】
/すみません、食事に行ってきます……
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