43: ◆L6OaR8HKlk[sage saga]
2024/06/30(日) 00:22:07.24 ID:acICW3jd0
ビスマルク「これはあくまで伝承なのよ。最初から頼りに出来るような代物じゃなかったの」
初月「そうやぞ。徳川埋蔵金アテにするようなもんや」
瑞鶴「初月の姿で可愛くない関西弁やめて」
44: ◆L6OaR8HKlk[sage saga]
2024/06/30(日) 00:22:42.13 ID:acICW3jd0
初月「金玉を三つ集めたらどこに向かえばいいんだ?」
瑞鶴「提督アンタもう初月の間は喋んないで」
ビスマルク「もう一度ここに戻ってきて頂戴。最後に向かうのは、メスガキ王国地下のカタコンベよ」
45: ◆L6OaR8HKlk[sage saga]
2024/06/30(日) 00:23:13.23 ID:acICW3jd0
ビスマルク「来たわよ」
頭上からスッと影が差したかと思えば、大きな羽ばたきで風を巻き起こしながら、赤い『竜』がゆっくりと下降してきた
ファンタジーRPGお馴染みのドラゴン。その荘厳たる姿は、俺たちから容易く感嘆を引き出した
46: ◆L6OaR8HKlk[sage saga]
2024/06/30(日) 08:40:42.23 ID:acICW3jd0
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47: ◆L6OaR8HKlk[sage saga]
2024/06/30(日) 08:41:34.36 ID:acICW3jd0
初月「最初のウサギも卯月の声してただろ!?恐らく、番人や最悪の魔女もウチの奴らの姿をしてるんじゃねえかな!!」
瑞鶴「ねぇ!!それって強さまで模してたりしないわよね!?青葉やら天龍やらが出てきたら詰みよ!?」
初月「は???????負けないが????????」
48: ◆L6OaR8HKlk[sage saga]
2024/06/30(日) 08:42:26.91 ID:acICW3jd0
五十鈴「そもそも、皇女は信用していいのか!?」
初月「大いに疑ってかかるべきだろうぜ!!」
瑞鶴「根拠はあるの!?」
49: ◆L6OaR8HKlk[sage saga]
2024/06/30(日) 08:43:39.28 ID:acICW3jd0
シャッフルクエストに巻き込まれたのが、俺らが初とは限らない。当事者であれば、入れ替わりを把握していてもなんらおかしくは無い
ゲームに永遠に囚われた奴らが膝を寄せ合うコミュニティ。『皇女』を名乗るあいつは、そのリーダーなのかもしれない
五十鈴「なら、皇女はどうして仲間を切り捨てるような真似を!?僕らの信用を得たいからか!?」
50: ◆L6OaR8HKlk[sage saga]
2024/06/30(日) 08:45:23.42 ID:acICW3jd0
手綱を手繰り寄せ、サラマンダーをゆっくりと洞の辺へと着地させる。素直でええ子やホンマ。連れて帰りたい
洞の内部からは、『ゴオオ』と低い音が聞こえてくる。風か、もしくは水が流れる音が反響しているのだろう
<パリラ
51: ◆L6OaR8HKlk[sage saga]
2024/06/30(日) 08:46:39.00 ID:acICW3jd0
瑞鶴「何かマズイの?」
( T)「感覚遮断落とし穴の原作はかなりマズかったよ」
瑞鶴「具体的に説明しなさいよ。ちっともピンとこないんだけど?」
52: ◆L6OaR8HKlk[sage saga]
2024/06/30(日) 08:47:23.70 ID:acICW3jd0
初月「瑞、フッ……瑞鶴ーーーーーーーーーーーーーー!!!!!!!!!!アハハハハ!!!!!!」
五十鈴「笑うな!!」
瑞鶴「いやっ……面白すぎる……クフッ、フッ……!!」
53: ◆L6OaR8HKlk[sage saga]
2024/06/30(日) 08:49:44.88 ID:acICW3jd0
あいつが落ちてそう経っていない。いくらドジっ子の瑞鶴でも、泳ぎができないほどボンクラじゃない
洞内を照らしながら、どこかに変化が無いか見渡してみる。すると、少し先で大きなあぶくが浮き上がった
初月「あぶくが浮き上がったッ!!左後ろだァーーーーーーーーーーッ!!!!!」
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