瑞鶴「シャッフルクエスト」
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45: ◆L6OaR8HKlk[sage saga]
2024/06/30(日) 00:23:13.23 ID:acICW3jd0
ビスマルク「来たわよ」


頭上からスッと影が差したかと思えば、大きな羽ばたきで風を巻き起こしながら、赤い『竜』がゆっくりと下降してきた
ファンタジーRPGお馴染みのドラゴン。その荘厳たる姿は、俺たちから容易く感嘆を引き出した


ビスマルク「サラマンダーよ。飛行速度なら大陸でも屈指を誇るわ」


ちゃんとふーしそう


ビスマルク「人を乗せ慣れてるから、操縦は容易い筈よ。逆鱗には触れないで頂戴。呼び出す時はこの笛を吹いて」

初月「ああ、どうも……瑞鶴お前先頭に乗るな」

(;T)「上手くやるから!!今度は上手くやるから!!」

初月「しばくぞ」


皇女から笛を受け取り、三人がかりで瑞鶴をサラマンダーから引きずり落として鞍の先頭に乗った
珍妙なカバ車とは違い、革の手綱で操るようだ。全員が乗り込むと、サラマンダーは身体を起こして翼を広げた


瑞鶴「運転出来そう?」

初月「大丈夫、ガキの頃何度も模擬操縦してっから」

瑞鶴「コナンくんだってサラマンダーの経験はないんじゃない?」


なんで26年前のネタが通じるんだよ


「我々も残った戦力を掻き集めて決戦に備える。出来る限り速やかに回収を終えて戻ってこい」

( T)「簡単に言ってくれるじゃない……」

ビスマルク「それだけ信頼してるってことよ。幸運を祈ってるわ」

初月「ありがたく。よし、行くぞォ!!!!!!」


サラマンダーの脇腹を踵で軽く蹴ると、助走をつけて飛び立った。羽ばたきをする度にガクンガクンと身体が揺れたが、一度風を掴むと安定して飛ぶようになった
手綱を操って皇女と従者の頭上を旋回し、一つ目の目的地、『ラビットホール洞』へと針路を向けた


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