819: ◆OX0aJKbZO.0H[saga]
2024/07/06(土) 22:56:42.23 ID:kNx0CHnD0
マンティ「――――っ!」
820: ◆OX0aJKbZO.0H[saga]
2024/07/06(土) 23:28:50.53 ID:kNx0CHnD0
マンティ「――――あ、パピヨンさんに、皆……」
ライム「マンティさん……!」
――後日、アタシといつもの仲間でマンティのお見舞いに行くことにした。病院のベッドの上で、患者衣を着ているマンティをみて……アタシは、また血の気が引いていく感じがした。
821: ◆OX0aJKbZO.0H[saga]
2024/07/06(土) 23:30:26.39 ID:kNx0CHnD0
ライム「――」
シルフィー「は、半年、も……」
マンティ「だ、大丈夫です!半年頑張って休んで、リハビリもすれば――また走れるようになりますから!」
822: ◆OX0aJKbZO.0H[saga]
2024/07/06(土) 23:35:28.46 ID:kNx0CHnD0
――――:コンマ直下
コンマ3以上で。
823:名無しNIPPER[sage]
2024/07/06(土) 23:40:48.26 ID:xWxG7hcRo
なに怖いよ……
824: ◆OX0aJKbZO.0H[saga]
2024/07/07(日) 00:03:35.48 ID:5wtNQhHU0
パピヨン「――――忘れ物しちゃった、はぁやらかした」
帰り道の途中、マンティの病室に忘れ物したことに気がついてアタシ一人病院に戻ってきちゃった。
……忘れ物だけ取って、早く帰ろ。なんだか今、マンティの顔とかちゃんと見れない気がする。というかさっき会った時も……全然話せなかった。
825: ◆OX0aJKbZO.0H[saga]
2024/07/07(日) 00:32:22.80 ID:5wtNQhHU0
マンティ「――あ、パ、パピヨンさん……!ど、どうかしましたか?」
パピヨン「実は忘れ物しちゃって取りに来たんだ〜ごめんね、いきなり来ちゃって」
病室にはもうマンティしかいなくて、トレーナーさんの姿はなかった。アタシ的には嬉しいけど、何処行っちゃったんだろ……。
826: ◆OX0aJKbZO.0H[saga]
2024/07/07(日) 00:51:52.09 ID:5wtNQhHU0
パピヨン「――――」
ねえ、待って。待ってよ。そんな――肩の荷が取れたみたいな顔で自分語りしないで。自分だけで気持ちよくならないでよ。
マンティ「だから、この前の東京盃でパピヨンさんに勝った時は凄い嬉しくて!あ、でも抜くときにちょっと……あ、あんなことを言ってしまって……!ほ、本当にごめんなさい!けど、憧れてたあの走りを間近に見れてとても嬉しかったんです!」
827: ◆OX0aJKbZO.0H[saga]
2024/07/07(日) 01:03:09.59 ID:5wtNQhHU0
マンティ「ひゃぁ!?パ、パピヨンさん!?」
パピヨン「何その言い方、何その雰囲気!?まるで――もう走れないみたいな、もうアタシと走れないみたいな!何気持ちよく自分語りしてるの!」
――身を乗り出して叫ぶ。ああもうムカつく!全部全部、全部イライラする!
828: ◆OX0aJKbZO.0H[saga]
2024/07/07(日) 01:08:34.14 ID:5wtNQhHU0
マンティ「う、うぁ、う"ぅ"ぅぁぁぁぅあぁ……!」
パピヨン「マンティは諦めないでリハビリ頑張る!アタシも頑張る!――マンティが勝負したくなるくらい、憧れなくなるくらいアタシが強くなって――一年後に立ちはだかるから!それに挑んで!」
829: ◆OX0aJKbZO.0H[saga]
2024/07/07(日) 01:16:33.50 ID:5wtNQhHU0
パピヨン「お兄さん!!!」
『うわぁあ!?パ、パピヨン……?」
トレーナー室。バァンと勢いよく扉を開けると情けないお兄さんの姿が。こっちは色々やってきたばかりだというのに、呑気だと呆れてしまう。
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