826: ◆OX0aJKbZO.0H[saga]
2024/07/07(日) 00:51:52.09 ID:5wtNQhHU0
パピヨン「――――」
ねえ、待って。待ってよ。そんな――肩の荷が取れたみたいな顔で自分語りしないで。自分だけで気持ちよくならないでよ。
マンティ「だから、この前の東京盃でパピヨンさんに勝った時は凄い嬉しくて!あ、でも抜くときにちょっと……あ、あんなことを言ってしまって……!ほ、本当にごめんなさい!けど、憧れてたあの走りを間近に見れてとても嬉しかったんです!」
風を感じれました、初心を思い出せました。家族の期待じゃなくて、私が走りたいから走る――そのレースが、どれだけ楽しいのかを思い出せました。
待って、ストップ。止めて――そんな話、聞きたくない。口を閉じて、閉じてよ――!
マンティ「ですから、こんな風に脚がなっちゃう前にパピヨンさんと走れて私は――――
パピヨン「は――――?」
――こんな風に脚がなっちゃう前に?アタシと走れて――良かったって?
――ふざけんな、ふざけんなふざけんな!
パピヨン「――――ふざけないでよ!!!!!」
1002Res/560.61 KB
↑[8] 前[4] 次[6]
書[5]
板[3] 1-[1] l20