【安価】ようこそ実力主義の教室へ
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43: ◆yOpAIxq5hk[saga]
2021/09/04(土) 22:28:30.28 ID:aDnh4+ZCO
 地元の小学校や中学校と異なり、わたしが入学するのは東京都内に建てられた超特権的な国立高校。卒業時の『特典』を目当てに、全国から多数の入学志願者がこの高校の門を叩くようだがその合格ラインは厳しい。

 一学年あたり、わずか百六十名。

 そんな学校にわたしの地元の知り合いは一人も居ない。いや、正確に言うと同級生は居なかった。もしかしたら今年二年に進級した先輩や、三年の先輩に地元が同じ人が居るかもしれない。少なくとも、推薦の話を貰ったときはそんな話は聞いていませんでしたが。
以下略 AAS



44: ◆yOpAIxq5hk[saga]
2021/09/04(土) 22:33:53.39 ID:aDnh4+ZCO
【春宮 天音のクラス決めを行います。
 この学校では優秀な生徒はAクラス、不出来な生徒はDクラスと振り分けされます。勉強ができる一方、運動もできず協調生も低い場合はDクラスにもなります。また、成績優秀、品行方正でも中学時代に長期欠席などがあればBクラスになる可能性もあります。
 天音はステータスだけ見れば十分すぎるほどにAクラスですが、安価で決めたいと思います。

安価下のコンマ1桁
以下略 AAS



45:名無しNIPPER[sage]
2021/09/04(土) 22:46:56.28 ID:Ug24kWJo0



46:名無しNIPPER[sage]
2021/09/04(土) 23:15:25.69 ID:r4BL1/1RO
この能力と性格でDクラス
これは十中八九、学園の思惑が関わってそう


47: ◆yOpAIxq5hk[saga]
2021/09/04(土) 23:25:00.03 ID:aDnh4+ZCO
>>45 8:Dクラス】

 講堂前に置かれた巨大なディスプレイには、クラス分けの名簿が映し出されていた。ぱっと見る限り、やはりわたしの地元の同級生の名前はない。
 ここで立ち止まって顔も知らないクラスメイトの名前を必死に覚えたところで仕方がないので、わたしはDクラスの案内板が置かれた辺りの座席に着く。特に指定はなかったため、両脇が空いている席にした。
 しばらく待つと、続々と席が埋まっていく。当然、わたしの両隣も埋まる。
以下略 AAS



48: ◆yOpAIxq5hk[saga]
2021/09/04(土) 23:25:44.91 ID:aDnh4+ZCO

 何の変哲もない入学式が終了すると、新入生であるわたしたちはそれぞれ教室へと向かう。
 十時三十分からオリエンテーション開始と予告されており、それまでに着けば講堂で人混みがすくのを座って待つのも可能なようだ。
 しかしわたしは立ち上がり、人混みに流されるように校舎へと入り、そして一年Dクラスの教室の扉を開く。既に何人か席に着いていて、どこか落ち着きがないのは仕方がないことだと思う。
 席はあらかじめ決められており、なんとわたしの席は窓側の一番後ろだった。春宮の「は」は、単純に五十音順としたとき、どうしても廊下側になることが多かかった。しかしどうやらこの学校ではそんな常識にはとらわれない席決めが行われたらしい。
以下略 AAS



49:名無しNIPPER[sage]
2021/09/04(土) 23:28:32.95 ID:r4BL1/1RO
えい


50: ◆yOpAIxq5hk[saga]
2021/09/05(日) 00:02:52.85 ID:ZnAtS4a30
>>49 5:奇数:「みんな、少しいいかな」】

「みんな、少しいいかな」

 ちょうど真ん中辺りの席に座っていた男の子が立ち上がり、クラス中の注目を集める。彼はそのままゆっくりと教壇の方へ行き、電子黒板の前で振り向いた。
以下略 AAS



51: ◆yOpAIxq5hk[saga]
2021/09/05(日) 00:03:24.57 ID:ZnAtS4a30

「……」

 派手目な髪色をした男の子が教室を出て行く。何も言わず、教壇に立つ男の子の言葉を遮って教室を出て行ったことから、とても悪い印象を持つ。
 クラス内からもそんな声がぽつぽつと上がる中、教壇に立つ男の子はこう続ける。
以下略 AAS



52:名無しNIPPER[sage]
2021/09/05(日) 00:09:51.35 ID:2CxcblIG0
1


53: ◆yOpAIxq5hk[saga]
2021/09/05(日) 00:47:42.10 ID:ZnAtS4a30
>>52 1.後を追う】

 放っておくことはできなかった。
 そもそもこの自己紹介の場は、あくまでも生徒の提案によって作られた機会に過ぎない。この後のオリエンテーション、あるいは明日からの授業のどこかで先生が場を設けてくれるかもしれない。そんな期待を抱きながら、わたしは席を立つ。
 また一人、自己紹介に参加しないことに対して教壇に立つ男の子は悲しそうな顔をした。教室の前方に固まっている女子グループからは「ノリわる〜い」という声も聞こえてきたが、今はそれどころではない。
以下略 AAS



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