【安価】ようこそ実力主義の教室へ
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400: ◆yOpAIxq5hk[saga]
2021/10/07(木) 22:05:52.11 ID:KFWSPOjR0

◇◇◇

 東雲雪菜さんは良く目立つ。
 腰まで伸びた黒髪は手入れが行き届いていて、手足はスラっとガラスのように細く、儚げな雰囲気を纏っている。それでいて肌が真っ白なのだから、まるで和人形のような印象を受ける。
以下略 AAS



401: ◆yOpAIxq5hk[saga]
2021/10/07(木) 22:06:23.85 ID:KFWSPOjR0
 わたしは頷き、休憩所へと移動する。
 3人掛けのベンチに1人分のスペースを開けて座ると、東雲さんが小さな口を開いて話し始める。

「春宮様とは一度お話させていただきたいと、失礼ながらずっと思っておりました。今回の特別試験にあたり、こうしてお話させていただく機会があって非常に喜ばしく思います」

以下略 AAS



402: ◆yOpAIxq5hk[saga]
2021/10/07(木) 22:07:14.33 ID:KFWSPOjR0

「本日はお忙しい中、ご足労いただきありがとうございました。要件は以上となります」

「あ、もういいんですか?」

以下略 AAS



403: ◆yOpAIxq5hk[saga]
2021/10/07(木) 22:07:43.39 ID:KFWSPOjR0

「それでは、わたくしは寮に戻ります。春宮様もどうか夜道をお気を付けて。お誘いした身で申し上げにくいのですが、学校の敷地内とはいえ淑女が夜に外出するのは褒められた行為ではありませんからね」

「ご丁寧にありがとうございます。早めに帰宅することにします」

以下略 AAS



404: ◆yOpAIxq5hk[saga]
2021/10/07(木) 22:08:24.47 ID:KFWSPOjR0

◇◇◇

 翌朝。特別試験開始の日。
 わたしは5月1日以来、早めに登校した。
以下略 AAS



405:名無しNIPPER[sage]
2021/10/07(木) 22:23:54.09 ID:8dPtq1Cq0



406: ◆yOpAIxq5hk[saga]
2021/10/07(木) 23:38:13.91 ID:KFWSPOjR0
>>405
 9:一般人】

 8時ちょうどに1通のメールが届く。

以下略 AAS



407: ◆yOpAIxq5hk[saga]
2021/10/07(木) 23:38:54.52 ID:KFWSPOjR0
 メールを読み終えると、彼は微笑んだ。

「そっか。王様にはなれなかったんだね」

「額の大きいポイントは欲しいけど、追われない身っていうのは楽だからラッキーだと思ってるよ」
以下略 AAS



408: ◆yOpAIxq5hk[saga]
2021/10/07(木) 23:39:41.57 ID:KFWSPOjR0

 『ねずみ組』の件は、宮野さんと一色くんと協力してどうにかするとして…。
 ちょうど望月くんとは、望月くんのグループの件で話したいと思っていたところだ。ちょうどいい。

「望月くんは『いのしし組』だっけ」
以下略 AAS



409: ◆yOpAIxq5hk[saga]
2021/10/07(木) 23:40:12.48 ID:KFWSPOjR0
 なまじ先日の件が頭に残っていて、口から出る言葉が引っ張られそうになる。

「信じてもいいの?」

「もちろんだよ。こんなところで躓くわけにはいかない。それにさっき見せて貰ったメールで確信した。この試験はランダムではないってね」
以下略 AAS



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