385:名無しNIPPER[sage]
2021/10/05(火) 22:28:10.38 ID:n26V5qzF0
あ
386: ◆yOpAIxq5hk[saga]
2021/10/05(火) 23:40:21.45 ID:x+YhKm2i0
【>>385
8:気付かない】
……うん、特におかしいところは無いかな!
完全にランダムに決められたように見える。もちろんわたし達『ねずみ組』も、そこに集まった他クラスの生徒も含めて。
387: ◆yOpAIxq5hk[saga]
2021/10/05(火) 23:40:58.03 ID:x+YhKm2i0
◇◇◇
「あ、神宮くん。待っててくれたの?」
388: ◆yOpAIxq5hk[saga]
2021/10/05(火) 23:41:27.52 ID:x+YhKm2i0
屋上へ出ると1人の上級生がしっかりと固定されたフェンス越しに、興味津々といった表情で地面を見下ろしていた。……部活動に励む生徒を上から観察しているのかもしれない。
「先輩、危ないですよ」
「ん。だいじょうぶだいじょーぶ。ここのフェンス、去年度末に設置し直してるからさ。ちょっとやそっとじゃ壊れないよ。試してみる?」
389: ◆yOpAIxq5hk[saga]
2021/10/05(火) 23:42:12.73 ID:x+YhKm2i0
先輩はフェンスに寄り掛かり、数メートルの距離まで近付いたわたしに微笑みかける。
「上手くやったみたいだね、天音ちゃん」
「はい、なんとかなりました」
390: ◆yOpAIxq5hk[saga]
2021/10/05(火) 23:42:54.12 ID:x+YhKm2i0
実際はその通りだけど、ここでは肯定も否定もせず話を逸らすことにする。
「ところで、1年生に特別試験の案内が出たことについて先輩はご存知ですか?」
391:名無しNIPPER[sage]
2021/10/06(水) 13:03:46.02 ID:oZ/y3PLlO
4
392: ◆yOpAIxq5hk[saga]
2021/10/06(水) 21:45:45.65 ID:c+PYG1Pd0
【>>391
4:乙葉先輩から見た1年生について】
2粘性や3年生のことも気になるけど、今は目の前の試験の集中するという意味でも他級生から見た我々1年生の印象を訊いておくべきかもしれない。
393: ◆yOpAIxq5hk[saga]
2021/10/06(水) 21:46:42.87 ID:c+PYG1Pd0
どうしてわたしがDクラスなのかは置いておいて、学力・身体能力・素行、その他の要素を見てAクラスが優秀であることは間違いない。
「特に気になる生徒は居ますか?」
「んー。あんまり1年生とは絡んでないからなぁ」
394: ◆yOpAIxq5hk[saga]
2021/10/06(水) 21:47:18.13 ID:c+PYG1Pd0
12のグループの内、自然と1つのグループに割り振られたとは考えにくい。Cクラスの一色くんや宮野さん、Dクラスの辻堂くんと西野さんもリーダー的立ち位置だ。
あまりにも露骨に固まっている。
これが故意に仕組まれたものだと認識するのにそう時間はかからなかった。
「Cクラスは一色くん、宮野さん、倉敷さん、そしてそして何を隠そう天音ちゃん。みんなコミュニケーション能力高いよねー。単純にその観点で言えば、倉敷さんが一歩抜きん出てる感じはあるね。上級生にもいっぱい彼女と連絡先交換してる生徒いるし」
395: ◆yOpAIxq5hk[saga]
2021/10/06(水) 21:48:34.95 ID:c+PYG1Pd0
「と、こんなもんかな。わたしから見た1年生は」
「ありがとうございます。参考になりました」
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