379: ◆yOpAIxq5hk[saga]
2021/10/04(月) 22:08:46.42 ID:P4T3KZk70
仮に3人の『王様』が投票日前に当てられる、残り9グループにおいて投票日前に誤った『王様』を解答した場合、その合計は600クラスポイントを失う。
当てられるのは仕方がないが、こちらから先走って当てに行かない限りは150クラスポイントで済み、許容範囲か。
「それと最後に、今回の試験ではまとまったポイントが必ず誰かの手に渡ります。私や担任の先生に言ってもらえれば、ポイントを分割で支払うことも、半年の有効期限付きですが別の学生証端末を用意することも可能です。無論、期限が切れる直前で元の端末へポイントを送ればその後も利用は可能です」
380: ◆yOpAIxq5hk[saga]
2021/10/04(月) 22:09:17.92 ID:P4T3KZk70
残された10名の生徒は残り30分程度、自由に過ごすことが許可される。この場で自己紹介をし合うも良し、教室に戻るも良しと少し困る。
「ねぇ春宮さん、理解できた?」
1席空けて隣に座っていた宮野さんが小声で話しかけてくる。わたしは少し首を傾けながら頷く。
381:名無しNIPPER[sage]
2021/10/04(月) 22:17:33.18 ID:m3YAiVxmo
はい
382:名無しNIPPER[sage]
2021/10/05(火) 09:14:02.30 ID:UBLQLvJkO
久しぶり、おつ
383: ◆yOpAIxq5hk[saga]
2021/10/05(火) 22:19:31.55 ID:x+YhKm2i0
【>>381
8:Cクラスの教室へ】
教室に戻ると既に半数程度の人が戻っていた。
聞こえてくる話題は、やはり特別試験について。
384: ◆yOpAIxq5hk[saga]
2021/10/05(火) 22:20:05.09 ID:x+YhKm2i0
時折、わたしが自席から説明の補足をして一通りの説明を終える。
「〜と、以上が僕たちの受けた試験概要だ。僕たちの受けた説明と違っていた、というグループはあるかな?」
反応は肯定するものだけだった。
385:名無しNIPPER[sage]
2021/10/05(火) 22:28:10.38 ID:n26V5qzF0
あ
386: ◆yOpAIxq5hk[saga]
2021/10/05(火) 23:40:21.45 ID:x+YhKm2i0
【>>385
8:気付かない】
……うん、特におかしいところは無いかな!
完全にランダムに決められたように見える。もちろんわたし達『ねずみ組』も、そこに集まった他クラスの生徒も含めて。
387: ◆yOpAIxq5hk[saga]
2021/10/05(火) 23:40:58.03 ID:x+YhKm2i0
◇◇◇
「あ、神宮くん。待っててくれたの?」
388: ◆yOpAIxq5hk[saga]
2021/10/05(火) 23:41:27.52 ID:x+YhKm2i0
屋上へ出ると1人の上級生がしっかりと固定されたフェンス越しに、興味津々といった表情で地面を見下ろしていた。……部活動に励む生徒を上から観察しているのかもしれない。
「先輩、危ないですよ」
「ん。だいじょうぶだいじょーぶ。ここのフェンス、去年度末に設置し直してるからさ。ちょっとやそっとじゃ壊れないよ。試してみる?」
389: ◆yOpAIxq5hk[saga]
2021/10/05(火) 23:42:12.73 ID:x+YhKm2i0
先輩はフェンスに寄り掛かり、数メートルの距離まで近付いたわたしに微笑みかける。
「上手くやったみたいだね、天音ちゃん」
「はい、なんとかなりました」
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