390: ◆yOpAIxq5hk[saga]
2021/10/05(火) 23:42:54.12 ID:x+YhKm2i0
実際はその通りだけど、ここでは肯定も否定もせず話を逸らすことにする。
「ところで、1年生に特別試験の案内が出たことについて先輩はご存知ですか?」
391:名無しNIPPER[sage]
2021/10/06(水) 13:03:46.02 ID:oZ/y3PLlO
4
392: ◆yOpAIxq5hk[saga]
2021/10/06(水) 21:45:45.65 ID:c+PYG1Pd0
【>>391
4:乙葉先輩から見た1年生について】
2粘性や3年生のことも気になるけど、今は目の前の試験の集中するという意味でも他級生から見た我々1年生の印象を訊いておくべきかもしれない。
393: ◆yOpAIxq5hk[saga]
2021/10/06(水) 21:46:42.87 ID:c+PYG1Pd0
どうしてわたしがDクラスなのかは置いておいて、学力・身体能力・素行、その他の要素を見てAクラスが優秀であることは間違いない。
「特に気になる生徒は居ますか?」
「んー。あんまり1年生とは絡んでないからなぁ」
394: ◆yOpAIxq5hk[saga]
2021/10/06(水) 21:47:18.13 ID:c+PYG1Pd0
12のグループの内、自然と1つのグループに割り振られたとは考えにくい。Cクラスの一色くんや宮野さん、Dクラスの辻堂くんと西野さんもリーダー的立ち位置だ。
あまりにも露骨に固まっている。
これが故意に仕組まれたものだと認識するのにそう時間はかからなかった。
「Cクラスは一色くん、宮野さん、倉敷さん、そしてそして何を隠そう天音ちゃん。みんなコミュニケーション能力高いよねー。単純にその観点で言えば、倉敷さんが一歩抜きん出てる感じはあるね。上級生にもいっぱい彼女と連絡先交換してる生徒いるし」
395: ◆yOpAIxq5hk[saga]
2021/10/06(水) 21:48:34.95 ID:c+PYG1Pd0
「と、こんなもんかな。わたしから見た1年生は」
「ありがとうございます。参考になりました」
396:名無しNIPPER[sage]
2021/10/06(水) 21:54:49.13 ID:VR5Xap3M0
あ
397: ◆yOpAIxq5hk[saga]
2021/10/07(木) 22:04:12.30 ID:KFWSPOjR0
【>>396
3:東雲雪菜】
生徒会の業務終了後、生徒会の鍵を職員室に返したところで神宮くんが何か話したげな様子をしていた。
しばらく向こうから話してくるのを待つ心構えでいたが、昇降口で靴を履き替えたところでこちらから聞いてみることにした。
398: ◆yOpAIxq5hk[saga]
2021/10/07(木) 22:04:43.95 ID:KFWSPOjR0
もうこの段階からわたしを欺くための演技が始まっているとすれば本当によく出来ているけど、恐らくそれは考えすぎだ。
「実はね、Aクラスの東雲さんが春宮さんに会いたいみたいなんだ。この後、19時30分からなんだけど…」
「うん、大丈夫だよ。30分後だね」
399: ◆yOpAIxq5hk[saga]
2021/10/07(木) 22:05:23.90 ID:KFWSPOjR0
とりあえず向かってみることにし、神宮くんと別れてケヤキモールの方へと向かう。
期待半分、怖さ半分といったところか。
どちらにせよ、どんな話が出来るのか楽しみだ。
400: ◆yOpAIxq5hk[saga]
2021/10/07(木) 22:05:52.11 ID:KFWSPOjR0
◇◇◇
東雲雪菜さんは良く目立つ。
腰まで伸びた黒髪は手入れが行き届いていて、手足はスラっとガラスのように細く、儚げな雰囲気を纏っている。それでいて肌が真っ白なのだから、まるで和人形のような印象を受ける。
608Res/522.78 KB
↑[8] 前[4] 次[6]
書[5]
板[3] 1-[1] l20