259: ◆yOpAIxq5hk[saga]
2021/09/21(火) 23:55:13.01 ID:6iS857jM0
もちろん今の言葉には裏がある。
部活動をやっている人は、と前置きをした以上、放課後組に勉強会を拒否した人間が居ることは間違いない。彼なりに気を遣って遠回しに言ってくれたんだろう。
ここで変な駆け引きをしてその正体を探ることこそが無駄だ。わたしは直接聞くことにした。
260: ◆yOpAIxq5hk[saga]
2021/09/21(火) 23:55:41.31 ID:6iS857jM0
それでも一色くんよりは、同性であるわたしの方が話して貰える可能性は僅かに高い。アタックしてみる可能性はあるだろう。
「うん、わたしの方からも声をかけてみるよ」
「うん、そうしてもらえると助かるよ。難航するようだったら声をかけて。僕にも出来ることがあるはずだから」
261:名無しNIPPER[sage]
2021/09/22(水) 00:02:40.54 ID:V2U0yWVho
あ0
262:名無しNIPPER[sage]
2021/09/22(水) 00:42:50.68 ID:3JKs1XNy0
2連ピンポで草
263: ◆yOpAIxq5hk[saga]
2021/09/23(木) 10:28:38.47 ID:rlQZRnFe0
【昨日は出来ませんでした。
再開します。】
264: ◆yOpAIxq5hk[saga]
2021/09/23(木) 10:29:14.18 ID:rlQZRnFe0
【>>261
4:気が付かない】
その日の放課後、わたしはいつも通りAクラスの前で神宮くんを待つ。
半月前は外を眺めたり携帯を触ることが彼を待つことが多かったが、ほぼ毎日こうしてAクラスの前に立てば知り合いも増えてくる。色々な運動部に顔を出していることも手伝って、顔見知りの人は日に日に増して行った。
265: ◆yOpAIxq5hk[saga]
2021/09/23(木) 10:29:40.28 ID:rlQZRnFe0
そこでふと思い出す。
入学2日目に白髪の男子生徒、辻堂くんがわたしに提案してきた2000万ポイントを支払うことでクラス移動が可能だということを。普通に考えれば現実的ではないが、不可能ではない。
その手段を用いることで神宮くんと同じクラスになることは出来る。ただ、クラス移動をするなら卒業間際の時点でAクラスの教室に潜り込むのが確実だろう。
どちらにせよ現時点では2000万ポイントは夢のまた夢で、1年生が始まって間もないこのタイミングは他クラスの状況が把握できていない。力量も測れていない現状ではクラス移動のことを考えるだけ無駄だろう。
気が付けば職員室前まで来ていた。
266:名無しNIPPER[sage]
2021/09/23(木) 10:50:32.66 ID:p0U6kiCZ0
あ
267: ◆yOpAIxq5hk[saga]
2021/09/23(木) 11:46:53.19 ID:rlQZRnFe0
【>>266
6:生徒会室へ到着】
結局、その後一言も話さずに生徒会室へ到着した。
今日はわたしが生徒会室へと入る旨をチャットで送信した後、扉を開く。
268: ◆yOpAIxq5hk[saga]
2021/09/23(木) 11:47:20.02 ID:rlQZRnFe0
それにしても何年か前には本当に『1ヶ月0ポイント生活』を強いられた年があったと聞くと、そうならずに済んで良かったと思う。
『710クラスポイント』を残して5月を迎えられたことは重畳と言える。
「ま、上出来じゃねーの? 俺たちの代のDクラスは300ポイントくらいしか残ってなかったしな」
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