高木さん「もしもわたしが転校したらどうする?」西片「えっ……?」
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3
:
名無しNIPPER
[sage saga]
2021/07/23(金) 21:42:13.26 ID:sp1eyNH5O
「ジュース、飲みに行こうか?」
「いいよ」
しばらく2人で読み耽って、喉が渇いたので外の自動販売機でジュースを買うことに。
図書館から1歩出るとそこは別世界で、真上まできた太陽が地面を焼き焦がしていた。
以下略
AAS
4
:
名無しNIPPER
[sage saga]
2021/07/23(金) 21:44:17.50 ID:sp1eyNH5O
「西片は楽しい?」
訊かれて、オレは珍しく素直に返事をした。
「楽しいよ」
以下略
AAS
5
:
名無しNIPPER
[sage saga]
2021/07/23(金) 21:45:56.32 ID:sp1eyNH5O
「どうしてそんなことを訊いたの?」
別に怒っているわけじゃないけど、高木さんの動機が知りたかった。すると、自分の考えを整理するようにしばらく考えて、答えた。
「西片は昨日と同じ今日で幸せ?」
以下略
AAS
6
:
名無しNIPPER
2021/07/23(金) 21:49:12.35 ID:sp1eyNH5O
すみません。
誤記を訂正します。
一緒に、ではなく、一緒に、でした。
以下、本編です。
7
:
名無しNIPPER
[sage saga]
2021/07/23(金) 21:52:52.42 ID:sp1eyNH5O
「わたしは西片に不満なんてないよ」
高木さんは優しい目をして、励ますようにそう言ってくれた。それだけで、ほっと安堵してしまう自分がなんだか情けないと思った。
「でもね、西片」
以下略
AAS
8
:
名無しNIPPER
[sage saga]
2021/07/23(金) 21:55:46.82 ID:sp1eyNH5O
「それを伝えたくて、そのために転校するみたいなことを言ったのはごめんね」
「そういうことなら、謝らなくてもいいよ」
遠回しだったかも知れないけれど高木さんが突然居なくなって会えなくなる恐怖が前提にあったからこそ、オレは真剣に向き合えた。
以下略
AAS
9
:
名無しNIPPER
[sage saga]
2021/07/23(金) 21:58:29.01 ID:sp1eyNH5O
「それで、罰ゲームのことだけど」
「え?」
はて、罰ゲームとは。全く身に覚えがない。
以下略
AAS
10
:
名無しNIPPER
[sage saga]
2021/07/23(金) 22:02:21.13 ID:sp1eyNH5O
「熱いね」
「うん……熱いね」
小さな呟きが蝉の声に負けることなく耳に届いたのは、きっと手をつないでいるからだ。
触れ合っているだけで、齟齬が格段に減る。
以下略
AAS
11
:
名無しNIPPER
[sage saga]
2021/07/23(金) 22:23:07.53 ID:sp1eyNH5O
>>6
誤記訂正の筈が、またも誤記してましたね
正しくは一瞬に、ではなく、一緒にです
重ねてお詫び申し上げます
以下略
AAS
12
:
名無しNIPPER
2024/06/20(木) 07:03:33.85 ID:MtgnP4Lc0
2021年投稿って、未来人かな?
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