高木さん「もしもわたしが転校したらどうする?」西片「えっ……?」
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3:名無しNIPPER[sage saga]
2021/07/23(金) 21:42:13.26 ID:sp1eyNH5O
「ジュース、飲みに行こうか?」
「いいよ」

しばらく2人で読み耽って、喉が渇いたので外の自動販売機でジュースを買うことに。
図書館から1歩出るとそこは別世界で、真上まできた太陽が地面を焼き焦がしていた。

「暑いねぇ」
「そうだね」

プルタブを開けて冷たいジュースを2人で並んで飲みながら、なんとなく空に浮かぶ夏らしい入道雲を眺めて、暑さを共有した。

「西片」
「ん? なに?」
「西片のおかげで毎日楽しい」

不意打ちに思わずドキッとする。
息が詰まって、返事が出来ない。
そんなオレを、からかうように。

「毎日西片をからかうの、楽しい」

そう言って楽しそうに笑う高木さんの笑顔が見れただけで、からかわれた憤りが蒸発していくのを感じてしまう。ずるいと、思った。


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