みんな天使になってどっか飛んで行った
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19:名無しNIPPER[saga]
2021/02/27(土) 23:01:08.28 ID:2kLflUvfO

 ***


 十数分ほど歩き、暗くなる前に到着したのは似たような家が建ちならぶ住宅街で、
以下略 AAS



20:名無しNIPPER[saga]
2021/02/27(土) 23:03:33.01 ID:2kLflUvfO

 ギターを適当に床に転がして、彼女は僕の方を見た。

「お腹減ってるんだよね。なんか作ろうか?」

以下略 AAS



21:名無しNIPPER[saga]
2021/02/27(土) 23:08:46.73 ID:2kLflUvfO

 調理にそう時間はかからず、僕が待ちくたびれる前に彼女は料理を完成させた。
 ダイニングテーブルに配膳されたのはシンプルな山盛りの牛丼で、
 呼ばれて席に着くや否や、僕は一も二もなくがっついた。

以下略 AAS



22:名無しNIPPER[saga]
2021/02/27(土) 23:10:47.24 ID:2kLflUvfO

 フードファイターもかくやというスピードで飯を平らげて
 膨れた腹をさする僕に向かい、
 さて、と彼女は言った。

以下略 AAS



23:名無しNIPPER[saga]
2021/02/27(土) 23:14:00.08 ID:2kLflUvfO

「身体で、というと」
 僕はごくりと唾を飲んだ。

「エロい意味ですか」
以下略 AAS



24:名無しNIPPER[saga]
2021/02/27(土) 23:17:56.56 ID:2kLflUvfO

「さて、わかりやすい取引を提示しよう」

 彼女はどこからか一枚の紙を取り出して、僕に手渡した。

以下略 AAS



25:名無しNIPPER[saga]
2021/02/27(土) 23:22:48.95 ID:2kLflUvfO

「なんつーか」と僕は言った。「俗っぽい」

 俗で何が悪い、と彼女は憤った。

以下略 AAS



26:名無しNIPPER[saga]
2021/02/27(土) 23:24:48.03 ID:2kLflUvfO

「意味がわからない」と僕は正直に言った。
「それが天使化現象の正体だって?
 空を飛べると確信して、空を飛ぼうとすることが?」

以下略 AAS



27:名無しNIPPER[saga]
2021/02/27(土) 23:27:22.64 ID:2kLflUvfO

「人がやがて人ならざるものに進化するなんて、
 SFじゃあ定石の展開でしょ?
 それが思った以上に唐突で急速だったってだけだよ」

以下略 AAS



28:名無しNIPPER[saga]
2021/02/27(土) 23:30:19.71 ID:2kLflUvfO

 そういうわけで、と言いながら彼女は僕の手元の紙を取り返す。

「私には残されたミッションが山ほどあるから、手伝いなさい。
 なんか日々が充実してなさそうな鬱屈したツラをしているし、
以下略 AAS



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