【咲-Saki-】京太郎「たのしい宮永一家」【微安価】
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124
:
◆copBIXhjP6
[sage saga]
2021/02/10(水) 04:37:05.78 ID:kMGUxpud0
――― 準備室
久「汚い部屋でごめんなさいね。ささ、座って」
以下略
AAS
125
:
◆copBIXhjP6
[sage saga]
2021/02/10(水) 04:37:45.20 ID:kMGUxpud0
ガチャッ
「どうぞ。この前焼いたクッキーが残っとったんでご自由に」
久「ありがと」
以下略
AAS
126
:
◆copBIXhjP6
[sage saga]
2021/02/10(水) 04:38:28.41 ID:kMGUxpud0
【6月下旬】
――― 長野県内 県予選会場
以下略
AAS
127
:
◆copBIXhjP6
[sage saga]
2021/02/10(水) 04:40:17.79 ID:kMGUxpud0
生徒が三々五々に帰っていった後も、閉会式が終わった会場は誰とも知れない人々で溢れかえっていた。
自動販売機でコーヒーとジュースを買って、喧騒の隅にぽつんと取り残されたベンチに二人腰掛けた。
久「今日はお疲れ様。頭を使った後はちゃんと糖分補給しないとね」
以下略
AAS
128
:
◆copBIXhjP6
[sage saga]
2021/02/10(水) 04:40:53.21 ID:kMGUxpud0
なら彼女たちは?
オカルトが絶対的なものであればあるほど、牌が見えれば見えるほど、彼女たちにとって麻雀は確定された―――囲碁や将棋と同質のものになっていく。
そこに偶然性はなくて、オカルトという『力』への依存は過剰なまでに強まっていくのだ。
そして今、明はその拠り所を失っていた。
以下略
AAS
129
:
◆copBIXhjP6
[sage saga]
2021/02/10(水) 04:41:52.06 ID:kMGUxpud0
――― roof-top
カランカラン
以下略
AAS
130
:
◆copBIXhjP6
[sage saga]
2021/02/10(水) 04:42:26.91 ID:kMGUxpud0
真嗣「母ちゃん、今日はバイトさん足りよるんと違かったんか?」
まこ「ちぃと別件でな。顔見知りがええんじゃと」
真嗣「はぁ......それでこの面子ってことですか、先生」
以下略
AAS
131
:
◆copBIXhjP6
[sage saga]
2021/02/10(水) 04:43:28.02 ID:kMGUxpud0
正直言って、明がこの調子では全国なんて到底戦えない。
今の麻雀部は私が部長だったあの頃と違う。人数もそこそこ増えた上に二年生や三年生の練度は高く、トップ層ともなればかなりの実力者揃いである。
それにも拘わらず一年生の明が大将を任されているのは、彼女が『強い』ということを全員が認めているからだ。
彼女のオカルトへ依存しているのは彼女自身だけではない。部員のみんなも同じだった。
不安がチーム内に伝播させないためにも、何としてでもこの問題は今日中に解決しなければ。
以下略
AAS
132
:
◆copBIXhjP6
[sage saga]
2021/02/10(水) 04:45:37.42 ID:kMGUxpud0
まこ「ルールはどうする?」
久「今年の大会規定通りにお願い」
久「アリアリの一発赤裏あり。私たちの時と何も変わらないから安心して」
以下略
AAS
133
:
◆copBIXhjP6
[sage saga]
2021/02/10(水) 04:46:18.97 ID:kMGUxpud0
でも上手いだけじゃ麻雀は勝てない―――強い者は上手い者ではなく勝った者だ。
経験に裏打ちされた技術や技巧をも超越し、力によって卓上を支配する。それがオカルト。
明は俯き、落ち着かなさそうに何度も指を組み直していた。
以下略
AAS
134
:
◆copBIXhjP6
[sage saga]
2021/02/10(水) 04:48:32.43 ID:kMGUxpud0
【東三局】
まこ「聴牌」
以下略
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