32: ◆8TImjtGSKs[sage]
2021/01/01(金) 20:30:21.03 ID:yjJ7DZoqO
歩夢「えっ?」
突然、背後から割って入って来た声。
声の主である黒髪の少女は「ご一緒していいでしょうか」とカップ片手に隣の席へ。
その右手首にはアリーナバンド。つまり、彼女もポケモントレーナーということだ。
33: ◆8TImjtGSKs[sage]
2021/01/01(金) 20:31:13.42 ID:yjJ7DZoqO
【2番道路】
https://i.imgur.com/yiEEeMu.png
人の多い街中でバトルをするわけにもいかない。
ということで私たちは街の隣、小川の流れる2番道路へと移動した。
34: ◆8TImjtGSKs[sage]
2021/01/01(金) 20:32:08.33 ID:yjJ7DZoqO
愛「それじゃあ……試合、始めっ!」
せつ菜「先手は頂きます! ヒバニー、でんこうせっか!」
「ヒバッ!」
35: ◆8TImjtGSKs[sage]
2021/01/01(金) 20:33:29.25 ID:yjJ7DZoqO
せつ菜「貰いました、そこです!」
「ヒーバッ!」
──ダンッ!
「メッ!?」
36: ◆8TImjtGSKs[sage]
2021/01/01(金) 20:34:17.95 ID:yjJ7DZoqO
『ヒバニー うさぎポケモン タイプ:ほのお
走りまわって 体温を 上げると 炎エネルギーが 体を 巡る。
肉球が 高熱を 発し 戦う 準備が 整うのだ』
歩夢「……やっぱり。だから、でんこうせっかを続けていたんだね」
37: ◆8TImjtGSKs[sage]
2021/01/01(金) 20:35:42.00 ID:yjJ7DZoqO
「メ、メソ……」
メッソンは今にも泣きそうな様子。
そりゃあそうだ。たった今、追いつめられているんだ。
あの子は今、2度目の敗北を突き付けられようとしているんだ。
38: ◆8TImjtGSKs[sage]
2021/01/01(金) 20:36:42.73 ID:yjJ7DZoqO
せつ菜「川に……!」
歩夢「よし……行くよメッソン、みずでっぽう!」
返事はない。その代わり、川の中からみずでっぽうがヒバニーを狙い撃つ。
39: ◆8TImjtGSKs[sage]
2021/01/01(金) 20:37:35.10 ID:yjJ7DZoqO
せつ菜「なっ……!?」
「ヒ、バ……」バタッ
目を回して、倒れるヒバニー。
40: ◆8TImjtGSKs[sage]
2021/01/01(金) 20:38:35.86 ID:yjJ7DZoqO
せつ菜「おめでとうございます、歩夢さん」
歩夢「ありがとう」
スッと差し出される右手を握り返す。
41: ◆8TImjtGSKs[sage]
2021/01/01(金) 20:39:16.72 ID:yjJ7DZoqO
【ウパーホテル・愛の部屋】
愛「いやー、ビックリしたよ。久しぶりに涙出ちゃった」
「ウキャ……」
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