35: ◆8TImjtGSKs[sage]
2021/01/01(金) 20:33:29.25 ID:yjJ7DZoqO
せつ菜「貰いました、そこです!」
「ヒーバッ!」
──ダンッ!
「メッ!?」
歩夢「メッソン!」
ついには対応が追い付かず、でんこうせっかがメッソンを捉えた。
後方に吹き飛ぶメッソンの先の地面には小さな火が──火!? なんで!?
歩夢「っ、火を躱して!」
「メ……ソッ!」
指示が届き、どうにかメッソンも寸前で着地点を横にずらす。
確かにヒバニーはほのおタイプだと聞いていたが、今まで火を放つような技は繰り出されていなかった筈。
せつ菜「どうして炎が──そんな顔をしていますね?」
歩夢「……!」
思考を読まれている……いや、あの火はせつ菜ちゃんとヒバニーの策なんだろう。
仁王立ちでしたり顔のせつ菜ちゃんと、同じく得意げな表情で彼女のポーズを真似するヒバニー。
ヒバニーの足元をよく見ると……うっすらと、火花。
歩夢(……もしかして)
私の中で、ある仮説が生まれる。それを確かめるように、図鑑を開いた。
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