3: ◆Xz5sQ/W/66[saga]
2020/12/31(木) 21:48:35.11 ID:31ioHmBu0
「あ」
その時だった。
4: ◆Xz5sQ/W/66[saga]
2020/12/31(木) 21:49:45.49 ID:31ioHmBu0
「貴音さん、どうかしました?」
「しっ、静かに」
5: ◆Xz5sQ/W/66[saga]
2020/12/31(木) 21:51:26.83 ID:31ioHmBu0
「……うそば?」
思わず声に出して読んでしまった。
6: ◆Xz5sQ/W/66[saga]
2020/12/31(木) 21:52:31.84 ID:31ioHmBu0
スマホに時刻を表示させて寄り道が可能であることを確認する。
「えーっと……寄ってみます?」
7: ◆Xz5sQ/W/66[saga]
2020/12/31(木) 21:54:37.65 ID:31ioHmBu0
===
「ごめんください」
「こんばんわ」
8: ◆Xz5sQ/W/66[saga]
2020/12/31(木) 21:55:52.56 ID:31ioHmBu0
「貴音さん、メニューがありますよ。……って言ってもお饅頭とか、豆板醤とか、トッピングがメインみたいですけど」
「では、軽く一杯ということで――」
9: ◆Xz5sQ/W/66[saga]
2020/12/31(木) 21:57:30.48 ID:31ioHmBu0
2.静香の話
それは何でも、飲食業界に古くから伝わる噂話。
あるテレビ局で実際に起きた話。登場するのは一人のアイドル、それから彼女のもとへ出前を届けたアルバイトさん。
10: ◆Xz5sQ/W/66[saga]
2020/12/31(木) 21:58:51.65 ID:31ioHmBu0
それでね?
A子さんから事情を聞いた店員さんは、だったらどうして出前を頼んだんだって。
11: ◆Xz5sQ/W/66[saga]
2020/12/31(木) 21:59:51.67 ID:31ioHmBu0
それでね?
店員さんは中華料理のお店で働いていて、何とそこにはお客さん用の漢方って言うか、凄く良く効くって噂の胃薬が置いてあったんですって。
12: ◆Xz5sQ/W/66[saga]
2020/12/31(木) 22:01:14.93 ID:31ioHmBu0
3.後ほどの話
と、ここまで話を聞いた時点で、私は出されたお蕎麦の最後の一本を呑みこんだ所だった。
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